専門性と親しみやすさが両立したサイトデザインで、ユーザーへのアプローチを最適化した事例｜Webサイト制作 / CMS・MAツール｜LeadGrid（リードグリッド）

概要

株式会社かんき出版は、ビジネス書や自己啓発本など多岐にわたるジャンルの書籍を刊行する出版社です。また、出版事業で培った知見や人脈を活用した法人向けの研修事業も、同社の柱となっています。

その研修事業のサービスサイトのリニューアルを決定し、パートナーとしてGIGにご依頼。あわせてLeadGridを導入いただきました。

課題・目的

既存のサービスサイトは、以前のリニューアルから9年が経過していたこともあり、サイトのデザインや構造にいくつかの課題がありました。たとえば「どういった事業なのかがわかりづらい」というユーザーからの声があったり、UIがスマートフォン向けに調整されていなかったりなど、ユーザビリティが低く、重要度の高い情報を適切に発信できていない状態でした。

またSEO対策にも取り組んでいなかったため、狙ったユーザー層の獲得数も目標値には届いていませんでした。これらの課題を一挙に解決するため、サービスサイトの刷新を実行しました。

解決したこと

まずサイトのデザインについては、伝えたい情報をわかりやすく伝えられるように余白の使い方といった細部にまでこだわり設計。加えて、専門性の高さを伝えつつ、申し込みのハードルを下げるための親しみやすさも出したいというご希望も実現しました。

また、以前のサイトでは掲載するコンテンツを絞っていなかったこともあり、意味のないキーワードでの流入が大半を占めていました。そこで狙ったユーザーを獲得できるように掲載するコンテンツを精査。申し込みにつながる確度が高い潜在的なユーザーへのアプローチができるようになりました。

お客様からのメッセージ

以前のサイトリニューアルから時間が経っていたこともあり、デザインやサイトの構造をアップデートするため、新しくサービスサイトを作り直すことにしました。

弊社は、出版事業と法人向けの研修事業の2つを主軸としています。それぞれで別のサービスサイトを運用していましたが、どちらも同じ制作会社に依頼をしていました。しかし、出版事業はBtoC、研修事業はBtoBと顧客層が違うため、サービスサイトに求められるものも異なります。

今回のリニューアルを機に、それぞれの事業ごとに依頼する制作会社を再度検討することになり、6社で比較検討を実施しました。制作会社を選ぶ上で最も重要視していたことは、弊社の課題を正しく理解してくれること。見積もりを依頼した企業の中には「弊社の強みはこれです！」「弊社のシステムにはこんな機能があります」とひたすらアピールをしてくれた企業もありました。しかし我々としては、弊社の課題を理解し、それを解決するための提案を求めていました。

GIGさんは、最初のヒアリング時点でこちらの課題を正確に把握し、それに対する解決策を提案してくれました。またリリース後の運用を、できるだけ簡単に社内で行いたいという希望も持っていたんですが、それに対してLeadGridがぴったりだったという点もGIGさんに依頼するきっかけになりました。

何度かお話をするなかで、我々が目指すサイト像がはっきりとしました。まず法人向けの事業であるからには、専門性や信頼性をアピールするべき。しかし、そこだけを押し出しすぎると、サービスを利用するハードルも高くなってしまう懸念があります。そこで、専門性だけでなく親しみやすさも感じてもらえるデザインを目指すことにしました。

また以前のサイトはスマートフォンユーザーにとってのUIが不十分だったり、SEO対策がほとんどできていなかったりといった課題があり、それらの改善も今回の目標に定め、プロジェクトに取り組みました。

明確な目標を立ててからプロジェクトを開始したおかげもあり、結果として全ての課題を解決するサイトになったと思います。余白を活かした情報が伝わりやすいデザインになりましたし、狙ったユーザーにアプローチするためのSEO対策の土台も出来上がりました。

LeadGridの使い勝手も期待通り。できることがあらかじめはっきりと絞られているおかげで、HTMLなどの専門知識がない人でも、簡単に操作ができています。仮にわからないことがあっても、チャットで質問をすればすぐに回答してもらえる体制があるので、サイト運用についての不安は無くなりました。

しかし、まだサイトができただけの状態とも言えます。一社でも多くの企業の人材育成の支援ができるように、コンテンツの拡充やSEOの強化など、サイトをアップデートし続けていこうと思います。