多言語サイトでのSEOのポイント5選|Google公式情報を元に解説|Webサイト制作 / CMS・MAツール|LeadGrid(リードグリッド)

多言語サイトでのSEOのポイント5選|Google公式情報を元に解説

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グローバルなビジネス展開を目指す企業にとって、多言語サイトの構築は避けて通れない課題となっています。しかし単に言語を追加して公開するだけでは不十分。SEO(検索エンジン最適化)に関する戦略が重要となります。あなたの自社サイトがGoogleの検索結果で上位に表示されることが、さらなる新規顧客獲得につながるからです。

本記事では多言語サイトのSEOの重要性とその戦略について5つのポイントで詳しく解説します。Google公式情報を基にした内容で、どのように多言語ウェブサイトがGoogleによって認識され、どうすればそれを最大限に活用できるのかについても紹介するので、ぜひ企業の更なるステップアップの参考にしましょう。

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多言語(英語サイト)サイトでのSEOが重要な理由

英語サイトを含む多言語サイトでのSEOが重要な理由は、主に次のふたつです。

  • 海外進出時のプロモーションになる
  • インバウンドの集客が期待できる

海外進出時のプロモーションになる

企業が海外市場に進出するとき、その市場に対応する言語にてWebサイトで情報を提供することは、プロモーションの強力な手段となります。消費者は自分の言語で情報を得られると、その企業に対する信頼感が生まれます。

とはいえ多言語でWebサイトを制作し公開するだけでは、なかなか新しい市場に認識されません。そこでSEOに注力することで、検索エンジン経由で市場に露出できるのです。つまり多言語SEOは企業のブランド構築と市場シェア獲得のための重要な戦略となりえます

インバウンドの集客がSEOで期待できる

企業の海外進出の反対、インバウンドマーケティングの観点からも、多言語サイトのSEOは重要です。外国人が自国語で情報を検索することを狙うものです。つまり多言語SEOを行うことで、異なる言語の日本にいる(来る予定の)ユーザーを自社サイトに引き付けることが可能になります。

多言語サイトの検索エンジン(Google)の認識の仕方

検索エンジンはクローリングの際、対象サイトがターゲットとしているのであろうユーザーを次の4つから判断します。

  • サイトの国別ドメイン
  • hreflang
  • サーバーのIPアドレス
  • その他ビジネスプロフィールなどの情報

つまりGoogleに対して「このURLは〜に向けてのページですよ」と伝えたいのであれば、国別ドメインの利用やhreflangタグの設定が重要になるということです。

クロールやインデックスの理解に不安がある方は下記の記事を参考にしましょう。

関連記事:クローラーとは?仕組みやSEOにおけるインデックス対策について

関連記事:SEOでのインデックスとは?仕組みやインデックスされない時の対処法も

またGoogleのクローラーにはさまざまな場所から多言語サイトにアクセスする、という特徴もあります。クローリング漏れが発生ないよう、IPアドレスによるリダイレクトは行わないようにしましょう。全く意図していない市場がターゲットだとGoogleに認識されてしまう可能性があります。

多言語SEOの具体的な方法

ここからはGoogleの多言語サイトに対する認識から考える、多言語サイトSEOの具体的な方法について、次の5つを紹介します。

  • 言語ごとに個別のURLを使用する
  • ページの言語を検索エンジンに明示する
  • ページをユーザーが切り替えられるようにする
  • 自動翻訳コンテンツは認識させない
  • 国内での一般的なSEOも並行すること

言語ごとに個別のURLを使用する

多言語サイト制作の際は、言語ごとにユニークなURLを使用しましょう。

パラメータなどによる多言語化を行うと、同じURLに複数の言語のコンテンツが設定されることになってしまい、ユニークなURLではなくなってします。検索エンジンのクローラーはさまざまな場所から多言語サイトにアクセスしますが、パラメータによる多言語化の可能性を踏まえて別の場所から試しにアクセスしてみる、といったことはしてくれません。そのためユニークなURLが必要なのです。

言語ごとにユニークなURLとなるサイト構造の作成方法は次のとおりです。

  • 国別のドメイン(例:https://sample.us) 
    • 国別ドメインのメリット
      • 地域ターゲティングが明確
      • 日本サイトのドメインに左右されない
      • サイトの分割が簡単(別ドメインなので)
      • サーバーの場所によらず、ターゲットを指定可能
    • 国別ドメインのデメリット
      • 取得、更新の手数料が高価
      • 取得要件が厳しい
      • 1カ国しかターゲット設定できず、英語圏全体をターゲットにしたい場合などはむしろ不利
  • gTLD を使用するサブドメイン(例:https://us.sample.com)
    • サブドメインのメリット
      • 導入が手軽
      • 複数の場所のサーバーが利用可能
      • サイトの分割が簡単
    • サブドメインのデメリット
      • ユーザーとしてはURLからターゲットがわからない可能性がある
      • 日本サイトのドメインが国別ドメイン(「.jp」「.co.jp」)だった場合、どのページも「日本向けの○語サイト」と判断される
  • gTLD を使用するサブディレクトリ(例:https://sample.com/en-us)
    • サブディレクトリのメリット
      • 導入が手軽
      • 管理しやすい
    • サブディレクトリのデメリット
      • ユーザーとしてはURLからターゲットがわからない可能性がある
      • サーバーの場所は1箇所になる
      • サイトの分割が難しい
      • 日本サイトのドメインが国別ドメインだった場合、どのページも「日本向けの○語サイト」と判断される

これらのメリット・デメリットを踏まえて、自社に最適なURL構造としましょう。

ページの言語を検索エンジンに明示する

ページの言語を検索エンジンに明示することも重要です。Googleは上記の通り、hreflangタグによりターゲットを判断している側面があるためです。

hreflangは日本語のページでは <html lang="ja">、英語のページでは <html lang="en"> といった記述を下記のどれかに記載します。

  • Headタグ内
  • HTTPヘッダー
  • XMLサイトマップ

ページをユーザーが切り替えられるようにする

ページはユーザーが切り替えられるようにし、IPアドレスなどから自動でリダイレクトしないようにしましょう。ユーザーのIPアドレスが必ずしも正しくない場合もあり、ユーザーに変更の手間をかける可能性があるためです。

また検索エンジンがクローリングする際にも、クローラのIPによって自動的にリダイレクトされることにより、サイトターゲットの認識を間違える可能性もあります。

自動翻訳コンテンツは認識させない

自動翻訳をプロの翻訳者による編集なしにそのまま公開しているようなコンテンツは、noindexなどによりGoogleに認識させないでおきましょう。

自動翻訳がそのまま公開されているようなコンテンツであってもクローリングは行われますが、インデックスされないケースが多いです。自動翻訳されたコンテンツは、検索エンジンから見ると、低品質なコンテンツと判断される可能性があるためです。

国内での一般的なSEOも並行すること

多言語SEOを行う際でも、一般的なSEO戦略を忘れないことが重要です。キーワードリサーチ、高品質なコンテンツの作成、リンク構築など、国内向けのSEO戦略も同時に行い、検索エンジンのランキングを向上させましょう。

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多言語サイトの作り方

多言語サイトを制作する際、多言語サイトとして新規制作する場合と(コーポレートサイトなどとしてのリニューアルを含む)、既存のサイトを多言語対応する場合があります。それぞれ以下のようなステップで多言語サイトが構築されます。

【新規作成の場合】

  1. 対応言語設定:まず自社の製品やサービスを提供したい市場で使われている言語を決定します
  2. ペルソナ設計:次にその言語を話す顧客のプロフィール(ペルソナ)を作成します。これにより、Webサイトのコンテンツとデザインが顧客のニーズに合致するようにします
  3. 競合調査・キーワード設計:同じ市場で活動している競合企業を調査し、自社が優位に立つための戦略を練ります。また検索エンジン最適化(SEO)の観点から見て重要なキーワードを特定します
  4. デザイン:ペルソナと市場調査に基づいてWebサイトのデザインを行います
  5. コンテンツ制作・翻訳:サイト上に掲載するコンテンツを作成し、それを対象言語に翻訳します
  6. 開発:Webサイトの開発を行い、すべての機能が正常に動作するか確認します
  7. 公開・運用・改善:サイトを公開し、運用を開始します。その後、ユーザーフィードバックやアナリティクスのデータを基に改善を繰り返します。

【既存のウェブサイトを多言語対応にする場合】

  1. 翻訳する言語、ページ設定:対応したい言語と、その言語で表示するページを設定します
  2. 翻訳:設定したページのコンテンツを新たな言語に翻訳します
  3. URL設定:各言語でのページに対して適切なURLを設定します。これにより検索エンジンが各ページを正しく認識し、ユーザーに対して適切な言語のページを表示することができます

これらの流れの詳細は下記の記事をご覧ください。

関連記事:多言語サイトの制作方法は?フローやポイント、おすすめツールも紹介

多言語サイトは使い勝手のいいCMSで制作しよう

この記事では多言語サイトに必要となるSEOについて解説しました。この記事の内容を参考に、新規顧客獲得を進めていきましょう。

また多言語サイトは使い勝手のいいCMSで行うのがおすすめです。多言語サイト向けのSEO Tipsがあるとはいえ、昨今のサイト全体での専門性の向上が重要であるSEOの傾向は変わりません。結局のところコンテンツを継続的に公開し続ける体制を構築することが重要になるので、コンテンツ制作・公開のサポートとなるような使いやすいCMSが望ましいのです。

そこでおすすめしたいのがLeadGridです。LeadGridとは株式会社GIGがWebサイト制作の際に利用しているCMSで、ブログ機能の使いやすさに定評があります。

またLeadGridはマーケティングにも強く、お役立ち資料の自動ダウンロードやフォームの生成・編集機能など、多言語サイトリリース後のWebマーケティングもサポート可能です。

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記事を書いた人

LeadGrid BLOG編集部
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LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。

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