Pardotでできることは?特徴や導入の注意点について解説
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BtoBマーケティングの世界で高い評価を受けている「Account Engagement(旧Pardot)」は、Salesforceが提供するマーケティングオートメーション(MA)ツールです。しかし、多機能であるが故に導入や運用に悩む企業も少なくありません。そこで、この記事ではPardotの特徴やできること、導入の際の注意点について解説していきます。
この記事を参考に、Pardotがあなたのビジネスに最適なツールかどうか判断しましょう。
Account Engagement(旧Pardot)とはBtoB向けのMAツール
Account Engagement(旧Pardot)は、BtoB向けのマーケティングオートメーション(MA)ツールで、「顧客開拓におけるマーケティング活動を可視および自動化するツール」のことです。
具体的にはリード管理やメールマーケティングなど、BtoBマーケティングに特化した機能が豊富に揃っています。この章では、Account Engagement(旧Pardot)のもつ、次の5つの特徴について紹介します。
Salesforceとの親和性が高い
BtoBマーケティングに特化している
カスタマイズ性が高い
サポート体制が充実している
拡張性がある
関連記事:MAツールとは?できることやメリット、選び方から最新シェアランキングまで紹介
Salesforceとの親和性
Account Engagement(旧Pardot)はSalesforceが提供するツールであり、Salesforce CRMとの連携が非常にスムーズです。営業とマーケティングが一体となった活動を展開でき、情報の一元化や効率的なリード・顧客管理が可能になります。
BtoBマーケティングに特化
Account Engagement(旧Pardot)はBtoBマーケティングに特化した機能を提供しており、リードスコアリングやアカウントベースマーケティングなど、BtoB企業にとって有益な機能が充実しています。これにより、ターゲットへの効果的なアプローチが可能になります。
高いカスタマイズ性
Account Engagement(旧Pardot)は機能のカスタマイズが可能であり、企業ごとのマーケティング戦略に応じて機能追加や変更が行えます。また、APIを利用して他のシステムとの連携も柔軟に対応可能です。
サポート体制
Salesforceは世界中で幅広いサポートを提供しており、Account Engagement(旧Pardot)の導入や運用に関する支援を行うサービスも数多くあるため、サポート体制が充実していると言えるでしょう。またインターネットで検索して得られる情報やコミュニティも充実しており、情報収集やトラブルシューティングが容易です。
スケーラビリティ
Account Engagement(旧Pardot)は豊富なアドオンや、自由なプラン変更が特徴です。この特徴により顧客の増加や、Pardotでやりたいことの変化に合わせてスケールできるツールとなっています。
Account Engagement(旧Pardot)でできること
この章では、Account Engagement(旧Pardot)でできることを具体的に紹介します。各機能を活用し、効果的なBtoBマーケティングを展開しましょう。
リード管理
Account Engagement(旧Pardot)では獲得したリードの管理が可能です。リードのステータス管理や実行試作のログを残せたり、成約後のフォローまでできるので、セールスへの営業サポートが簡単に行えます。
また、リード管理によって見込みの低い顧客に対してもリードナーチャリング(育成)を行えます。なぜならWeb上の行動をトラッキングし、顧客の確度やニーズに応じて、アクションを出し分けて適切な訴求ができるからです。
ランディングページ作成
Account Engagement(旧Pardot)には、サーバを持たずに効果的なリード獲得用ランディングページを簡単に作成できる機能が用意されています。ドラッグ&ドロップ式のエディタでデザインを自由にカスタマイズできるため、初心者でも直感的に操作が可能です。またレスポンシブデザインにも対応しており、デバイスに応じた最適な表示が可能です。
そして利用者自身でランディングページを公開できるので、頻繁にリード獲得施策を行われている方には使い勝手の良い機能と言えるでしょう。さらにAccount Engagement(旧Pardot)でランディングページを作成すれば、顧客情報や行動ステータスを一元管理できるので、より効果的なマーケティング活動に貢献できます。
例えば
- キャンペーン用ページ
- セミナーやイベントの受付ページ
- 展示会出展の報告ページ
など、様々な用途のランディングページ作成が可能です。
フォーム作成
Account Engagement(旧Pardot)では、問い合わせフォームや登録フォームなど、さまざまなフォームを作成できます。フォームに入力された情報は自動的にリードデータとして取り込まれるため、手間を省くことができます。またフォームのデザインやフィールドのカスタマイズが容易であり、A/Bテストの結果など合わせてフォーム編集ができます。
広告管理
Account Engagement(旧Pardot)では、広告キャンペーンの管理が一元化されており、広告のパフォーマンスをリアルタイムで確認することができます。これにより、広告効果の最適化や予算配分の調整が容易に行えます。
メールマーケティング
Account Engagement(旧Pardot)では、ターゲットに合わせたメールマーケティングが行えます。テンプレートのカスタマイズや、リードの属性や行動に応じた配信条件の設定が可能です。また、メールの配信結果やクリック率などの指標を確認できるため、効果的なメールマーケティングが展開できます。
セグメンテーション
Account Engagement(旧Pardot)では、リードデータを基にセグメンテーションを行い、ターゲットを絞り込むことができます。属性情報や行動履歴を元にしたセグメント作成が可能であり、効率的なターゲティングが実現できます。
このセグメンテーションにより、ターゲットに的確なメルマガなどのコンテンツを配信することも可能です。このように的確なタッチポイントを保つことで、商談のアプローチに貢献できます。
トラッキング・スコアリング
Account Engagement(旧Pardot)では、リードの行動履歴をトラッキングし、スコアリングができます。スコアリングとは、顧客が自社のサービス導入に対してどれくらい意欲があるのかを数値化したものです。例えば配信したメルマガへの反応や、Web上での行動からスコアリングを設計できます。あるいはスコアリングの基準を自社に合わせてカスタマイズが可能です。
リードの関心度や購買意欲の評価ができるため、営業チームが優先的にフォローアップすべきリードを見極められます。さらに、スコアが低いリードに対しては、定期的なキャンペーンメールを送ることでタッチポイントを維持することも可能です。
Engagement Studio
Account Engagement(旧Pardot)には、見込み客の育成のためのメール送信、そしてメールに対するアクションなど、顧客の属性に応じたPDCAのシナリオを自動化する機能(Engagement Studio)もあります。
顧客の関心度によって複数のゴールを設定することで、適切で効果的な営業活動が可能になります。さらに自動化されているので、作業効率化とフォロー漏れを防ぐことができます。
レポーティング
Account Engagement(旧Pardot)では、各種マーケティング活動の効果を分析するためのレポーティング機能が用意されています。
- キャンペーンのパフォーマンス
- リードの状況
- ABテストで得られたメール配信の効果
- ランディングページの貢献度
- 検索連動型広告の費用対効果
など、さまざまな指標を確認できます。これにより、今後の効果的なマーケティング戦略の構築や改善が可能になります。
CRM連携
Account Engagement(旧Pardot)はSalesforce商品群との連携が強化されており、営業とマーケティングの情報共有がスムーズに行えます。リードの状況や取引の進捗など、リアルタイムで情報が共有されるため、営業チームとマーケティングチームが連携して効果的なアクションを取ることができます。
Account Engagement(旧Pardot)を導入すべきケース
この章では、Account Engagement(旧Pardot)導入がおすすめのケースを紹介します。企業の状況やニーズに応じて、Account Engagementの導入を検討してみてください。
Salesforce商品群を既に利用している企業
Salesforce CRMやその他のSalesforce製品を既に導入している企業にとって、Account Engagement(旧Pardot)は非常に相性が良いです。システムの連携がスムーズであり、情報共有が容易になるため、効率的なマーケティング活動が展開できます。
BtoBマーケティングに特化した企業
Account Engagement(旧Pardot)は、長いセールスサイクルや複雑な商談プロセスを持つBtoB企業に特におすすめです。このような企業では、リードの獲得から成約までに時間がかかることが一般的であり、顧客との関係構築が重要となります。Account Engagement(旧Pardot)は、リードのナーチャリングや段階的なプロスペクト対応、営業チームとの連携強化など、BtoB企業が抱える課題に対応する機能が充実しています。
高いカスタマイズ性を求める企業
Account Engagement(旧Pardot)は、高いカスタマイズ性により独自のマーケティング戦略や業務フローに合わせてシステムを構築したい場合にもおすすめです。ランディングページやメールテンプレート、フォームなどのデザインや機能を自由にカスタマイズできます。
Account Engagement(旧Pardot)の費用
Account Engagement(旧Pardot)は、主に4つの料金プランが提供されています。それぞれのプランには、機能や容量が異なります。以下に各プランの料金を紹介します。
Growth:月額150,000円
Plus:月額300,000円
Advanced:月額480,000円
Premium:月額1,800,000円
Pardotを最大限に活用できるという理由から、一番人気はAdvanceのようです。また上記は年間契約であり、ユーザーごとではない点に注意しましょう。追加のアドインは別途費用がかかります(それぞれのプラン位は一部組み込まれます)。
Account Engagement(旧Pardot)の料金についての詳細はこちらから
Account Engagement(旧Pardot)導入の際の注意点
Account Engagement(旧Pardot)を導入する際には、いくつかの注意点があります。これらを理解し、適切な導入計画を立てましょう。
導入・運用コスト
Account Engagement(旧Pardot)の導入や運用には上記の通り、それなりのコストがかかります。運用開始までの費用やライセンス料を含む継続的な運用費用などを事前に把握し、企業の予算に合った導入計画を立てることが重要です。
学習コスト
Account Engagement(旧Pardot)は多機能であるため、操作方法や活用方法を学ぶための学習コストが発生します。サポートへの問い合わせや社内での研修、外部のセミナーを活用し、適切な知識・スキルを習得することが求められます。
CRMとの連携
Account Engagement(旧Pardot)の効果を最大限に発揮するためには、CRMとの連携が不可欠です。Salesforce CRMとの連携が容易ですが、他のCRMを使用している場合は、連携方法や金銭的・工数的コストを事前に確認しておくことが重要です。
BtoBマーケティング特化
Account Engagement(旧Pardot)はBtoBマーケティングに特化したツールであるため、BtoC企業には適していない場合があります。企業のビジネスモデルやマーケティング戦略に応じてツールを選択することが重要です。
独自機能への依存
Account Engagement(旧Pardot)には独自の機能が多く、他のツールとの乗り換えが難しくなることがあります。自社の周辺ツールや将来的なシステム変更や拡張を考慮し選択しましょう。
Account Engagement(旧Pardot)でマーケティングの効率をあげよう
Account Engagement(旧Pardot)は、BtoB向けのマーケティングオートメーションツールとして高い評価を受けています。本記事で紹介したSalesforceとの連携やカスタマイズ性の高さを活かし、効果的なマーケティング・営業活動を展開していきましょう。
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