ホームページのサーバーって何?仕組みや種類、選び方まで解説|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

ホームページのサーバーって何?仕組みや種類、選び方まで解説

目次

「ホームページのサーバーってなに?どんな役割があるの?」という新米Web担当者の方に向けて、この記事ではサーバーの概要やホームページにおけるサーバーの役割について解説します。ホームページを公開するためには、サーバーが必要不可欠です。

ホームページの運営において重要な役割を果たすサーバーについて、基本的な仕組みから種類、選び方まで解説します。

ホームページ制作・運営に必要なサーバーとは?

サーバーとはデータの格納、管理が目的として運用されるコンピュータの一つです。パソコンと同じようにCPUやメモリ、HDDなどの要素で構成されています。もちろんスペックもサーバーによってそれぞれなので、自社の用途にあったサーバー選びが重要です。

サーバーは基本的に光回線でインターネットと繋がっており、サーバー内にホームページに必要な情報を構築することで、外部からインターネット経由で自社のホームページが格納されているサーバーへのアクセスが可能となります。

サーバーがないと外部からホームページへのアクセスができないので、サーバーはホームページを制作、運用していく上では欠かせない構成要素です。

ドメインとサーバーの違い

サーバーと同じくホームページの制作、運用に必要な構成要素が「ドメイン」です。ドメインは「〇〇.com」の〇〇に相当するもので、外部からインターネット経由で自社のホームページにアクセスする際、目印になる役割を果たします。

サーバーは例えるなら「たくさんの資材を保存できる大きな倉庫」であり、ホームページの情報は倉庫の中の棚の中に格納されているようなイメージです。このイメージでいくと、ドメインは倉庫の中の棚に貼り付けてあるラベルといえます。倉庫に情報を探しに来た人は、ドメインというラベルを頼りにホームページの情報を探すのです。

サーバーの種類とメリット・デメリット

サーバーの種類は、大きく次の4種類に分けられます。

  • 共用サーバー

  • 専用サーバー

  • クラウドサーバー

  • VPS

それぞれの概要とメリット、デメリットを紹介します。

共用サーバー

共用サーバーはいわゆる「レンタルサーバー」のことで、サーバーの提供会社が用意したサーバーの一部を間借りするタイプのサーバーです。倉庫の例えでいうと、大きな貸し倉庫を個人や法人みんなで分けあって利用するイメージとなります。

比較的低価格でサーバーを調達できる点や、サーバー周りのすべて運用をサーバーの提供会社に任せることができるので、運用コストを抑えて維持できる点がメリットです。

対して、他のサーバーの利用者の影響を受けやすいことが共用サーバーのデメリットとなります。安価でホームページを持ちたい場合には共用サーバーの利用が筆頭候補になる反面、同じサーバーの他のホームページのトラフィックが増えると自社のホームページの表示が遅くなるなどの影響が許容できない場合は、共用サーバーは向きません。

専用サーバー

専用サーバーは自社の専用サーバーを構築し、設置して使うタイプのサーバーです。自社しか使わない倉庫を自社で維持管理するようなイメージです。

他の利用者の影響を受けない点、自社の用途に合ったスペックを構築しやすい点がメリットである反面、構築や運用維持に手間がかかる点、比較的高額な初期費用がかかる点がデメリットとなります。他の利用者の影響を受けず、自社でサーバー周りを完全に管理したい場合におすすめです。

クラウドサーバー

クラウドサーバーはクラウド環境に構築されたサーバーを指します。仮想サーバーとも呼ばれ、データセンターの複数台のサーバーにまたがって一台のサーバーとして利用するため、必要なスペックを選択しての構築が可能な柔軟さがメリットです。またホームページへのアクセスが集中するなどしてサーバーへの負担が突発的に逼迫した際にも、柔軟さを活かしサーバーが落ちることなく対応できる「オートスケール」などの強みもあります。

柔軟さの反面、構築の手間がかかることや通信量に応じて従量課金されていく点がクラウドサーバーの弱点です。

VPS

VPSは共用サーバーと専用サーバーの真ん中に位置するようなサーバーです。

共用サーバー同様に同じ物理サーバーを共用するものの、物理サーバー上にそれぞれの利用者専用の仮想的なサーバーを構築するため利用者同士で干渉しにくい、専用サーバーほどでないにせよ共用サーバーよりも柔軟な運用ができるなどのメリットがあります。

VPSのデメリットとしては構築を自社で行う必要がある点、運用コストが掛かる点が挙げられます。

サーバーの用途による呼び方

サーバーは用途によって、呼び方が変わります。

  • Webサーバー

  • ファイルサーバー

  • メールサーバー

  • データベースサーバー

  • FTPサーバー

  • DNSサーバー

  • アプリケーション・サーバー

ただこれらに特別なサーバーが必要ということはなく、役割の名前となります。また同じサーバーが複数の役割となっていることも多々あります。

Webサーバー

Webサーバーはホームページを表示させるのに必要なHTMLやCSS、JavaScript、画像ファイル、PDFなどのファイルが格納されているサーバーです。ApacheやNginxが主に使われています。Webサーバーはユーザーの使用する端末からのリクエストを受けて、データを送信する役割があり、ホームページには不可欠です。

ファイルサーバー

ネットワーク上でのデータの共有を行う機能に特化したサーバーです。NASとほとんど同じ機能ですが、NASよりもファイルサーバーの方がセキュリティ設定やアクセス制限などのカスタマイズにおいては自由度が高く企業も安心して使いやすいといえます。

ファイル共有ソフトからの移行先としてもおすすめです。

メールサーバー

メールサーバーはメールの送受信の際に使われるサーバーです。受信側を「POPサーバー」や「IMAPサーバー」、送信側を「SMTPサーバー」とさらに分けて呼ぶこともあります。私たちが使用する端末のメールソフトにメールが届くのは、POPサーバーなどに保存されたメールが順次送信されてくるからなのです。

データベースサーバー

データベースサーバーは、データベースの構築に特化したサーバーです。SQLなどのコードによって格納されたデータを整理し、構造化することができます。他サーバーとの連携に強みがあり、Webサーバーと組み合わせて「ログイン情報に応じて購入履歴を表示する」「検索ワードに近い商品を表示する」などのシステムが構築されます。

FTPサーバー

FTPサーバーとは、「File Transfer Protocol:ネットワーク上でファイルを移送させるための通信方式」に対応したファイルサーバーの一種です。クライアントパソコンにインストールされたFTP対応ソフトからFTPサーバーにファイルがアップロードされ、別のパソコンからFTPソフトを通じてダウンロードが可能です。他の方針のファイルサーバーと比べ、FTPサーバーは低速ながらも確実にファイルの送受信が可能というメリットがあります。

DNSサーバー

DNSサーバーはIPアドレスとドメインを紐づける役割のあるサーバーです。倉庫の例でいうとドメインは棚に格納されている物品名であり、IPアドレスは棚の場所を指します。DNSサーバーは事前に棚の物品名と棚の場所を登録しておくことで、以降は棚の場所を物品名に変換する役割となるのです。

DNSサーバーはホームページやメールを使用する際にアドレス確認の役割を担うため、インターネットの利用ではなくてはならないサーバーです。

アプリケーションサーバー

アプリケーションサーバーはアプリケーションを動作させる機能に特化したサーバーを指します。Webサーバーから受けた処理の指令は直接データベースサーバーにいくのではなく、アプリケーションサーバーを一旦介してデータ要求の指令が飛ぶような構成です。

Webサーバーとアプリケーションサーバー、データベースの3つでWebシステムを構築することが一般的で、使用者側のフロントエンドに対しバックエンドやサーバーサイドと呼ばれます。

サーバーの選び方

サーバーを選ぶ際は、次の3つを意識しましょう。

  • 用途

  • マシンスペック

  • サポート体制

用途

まずサーバーをレンタルする目的、用途をはっきりさせどの種類のサーバーとするかを決定しましょう。目的、用途別におすすめのサーバーを次に紹介します。

  • レンタルサーバー:安価でホームページを持ちたい場合。用途としてはホームページのみでサーバーのカスタマイズは行わず、サーバーの運用リソースも割きたくない

  • 専用サーバー:ホームページを中心に大規模なシステムを組みたい場合。他社のサーバーの利用状況に影響を受けずに運用をしたい。初期費用や運用コストは許容できる

  • クラウドサーバー:用途や通信量などに縛られず、柔軟な運用を行いたい場合。サーバー設計や運用のリソースは社内にある

  • VPS:ホームページ以外の用途にも使いたいが、専用サーバーほどの初期費用や運用コストはかけたくない場合。

マシンスペック

サーバーの種類が決まれば、どの会社のどのプランのサービスを利用するか、といった具体的な部分を決めていくパートです。CPUの性能やメモリ容量などを選ぶ際には、ホームページのアクセス数やページの容量などを考慮して選ぶ必要があります。

ただ「ホームページを持ちたいだけで、特に他に目的はない」といった場合であれば、有名どころのレンタルサーバーの基本プランで問題ありません。

サポート体制

とくに社内にサーバーに関する知識がない場合は、サポート体制の充実したサーバー会社を選びましょう。具体的には電話やチャットでの問い合わせに対応している業者を選びましょう。メールの問い合わせしかできない場合、返信が来るまでの間ホームページにトラブルを抱えたまま放置することになってしまいます。

メンテナンス不要なサーバー込みのクラウド型CMSの利用も手

この記事ではホームページに必要なサーバーについて解説してきました。

ホームページに利用できるサーバーには「安価で手軽な共用サーバー」「ホームページ以外にも利用可能な、自由度の高い専用サーバー」「用途やスペックが柔軟性なクラウドサーバー」「比較的安価かつ自由度の高いVPS」の4種類があります。用途によってぴったりなサーバーを選択しましょう。

また ホームページを安価にサーバーの維持管理なしに持ちたいのであれば、サーバー込みのクラウド型CMSを利用するのもひとつの手です。

株式会社GIGがホームページ制作の際に利用するCMSであるLeadgridもクラウド型CMSの一つです。クラウド型のサーバーを使ったCMSではあるものの、 クラウドサーバーの環境構築や維持管理はGIG側が行うので、手軽にクラウド型サーバーのオートスケールなどのメリットを享受できます。

またLeadGridはデザイン性にも定評があり、綿密なヒアリングの上会社の方向性やブランディングを表現いたします。LeadGridの詳細はこちらからご覧ください。


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記事を書いた人

LeadGrid BLOG編集部

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