サイトツリーとは?メリットと作り方やおすすめツールについても|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

サイトツリーとは?メリットと作り方やおすすめツールについても

目次

サイトツリーは、 わかりやすいWebサイトを構築するために不可欠な資料のひとつです。

しかし「サイトツリーをなぜ作るのか」「どうやって作ればよいのか」「サイトツリーを簡単に作れるツールが知りたい」などお悩みの方もおられるでしょう。

そこで本記事ではサイトツリーを作成する理由やメリット、作り方を解説します。

高品質なサイトツリーが簡単に作成できる便利なツールも紹介します。

サイトツリー(サイトマップ)とは

サイトツリーとはサイトの中にある コンテンツをツリー型構造にしたものを指します。

類似する言葉のサイトマップと役割は同じです。

一番上にトップページを配置し、次にカテゴリーといった順でツリー状に各ページが下や横方向へ展開します。

ツリー型構造にすることで、 トップページと各ページの繋がりが視覚的にわかりやすくなり、サイト全体を俯瞰できます。

サイトツリー作成のメリット3つ

サイトツリーを作成する主なメリットは以下の3点です。

  • Webサイト全体を把握しやすくなる
  • プロジェクトメンバー間で認識を共有できる
  • ユーザーやクローラーにサイト全体を認識してもらえる

1. Webサイト全体を把握しやすくなる

サイトツリーを作成すると、Webサイト全体が見渡せるため全体図を把握しやすくなります。

仮にサイトツリーを作成しない状態でWebサイトの規模が大きくなると、どのようなコンテンツがあるのかが分からなくなってくることも。

その結果、コンテンツが重複したり、必要なコンテンツの作成が漏れたりするケースが起こる恐れもあります。

全体を把握した上で、コンテンツを作成すると 無駄がなく効率的に作業が進められるため、サイトツリーはWebサイト制作時に作成する方が良いでしょう。

2. プロジェクトメンバー間で認識を共有できる

サイトツリーがあるとWebサイト制作のプロジェクトメンバー間で、認識を共有できます。

たとえばそれぞれ支店ページは独立しているのか1ページにまとまっているのか、ブログページのディレクトリ構造など、サイトツリーがあれば簡単に共有できます。

ページの統合、切り分けなどの際にも 現状や課題に対しての捉え方やサイトの方向性もブレが少なくなり、プロジェクトがスムーズに進められるでしょう。

3. ユーザーやクローラーにサイト全体を認識してもらいやすくなる

サイトツリーにはユーザーや検索エンジンのクローラーに、サイト全体を認識してもらいやすくなる役割もあります。

サイトツリーの公開によりユーザーは目当てのコンテンツにたどり着きやすくなります。

また検索エンジンのクローラーはサイトツリーがあることで、サイト構造を容易に把握できるようになるでしょう。

サイトツリーによりユーザーが使いやすいサイトになり、クローラーに正しく認識してもらいやすくなるため、 SEOの効果が期待できます。

サイトツリーの作り方4ステップ

サイトツリーの作り方は以下の順で行います。

  • サイトにとって必要なページを洗い出す
  • コンテンツをカテゴリ別に分類する
  • ツリー状に構造化する
  • 全体像を確認する

順番に詳しく解説します。

1. サイトにとって必要なページを洗い出す

サイトツリーを作るときは、必要なページを洗い出すことから始めます。

サイトに必要な要素を箇条書きで書き出していきましょう。

たとえば一般的な企業の場合は、以下のような要素が候補に上がります。

  • トップページ
  • 最新情報
  • 最新情報の詳細
  • 企業情報
  • 会社概要
  • 企業理念
  • 事業所住所
  • 代表挨拶
  • 役員・従業員紹介
  • プロダクト
  • プロダクト
  • プロダクトB
  • 採用情報
  • 募集要項詳細
  • 実績
  • お問合せ
  • ブログ

業種や目的によって必要な要素は変わります。

自社に必要な 要素を決めるコツは、競合他社のサイトを参考にすることです。

同業種であれば、必要な要素も似ているため参考にしましょう。

2. コンテンツをカテゴリ別に分類する

必要な要素を洗い出したら、次はコンテンツをカテゴリ別に分類します。

サイトツリーでページを階層ごとに分けて表示するためのカテゴリ分けです。

先ほどの例をカテゴリ別に分類すると以下のように分けられます。

第1階層

トップページ

第2階層

最新情報

企業情報

プロダクト

採用情報

お問合せ

ブログ

第3階層

最新情報の詳細

・会社概要

・企業理念

・事業所住所

・代表挨拶

・役員・従業員紹介

・実績

・プロダクトA

・プロダクトB

募集要項詳細

 

 

階層を深くしすぎると、ユーザーが何度もクリックしないと目的のページに辿り着けなくなり利便性が悪くなるため、3階層程度に留めましょう。

3. ツリー状に構造化する

コンテンツのカテゴリ分けのあとは、ツリー状に構造化する作業です。

以下のように トップページを一番上に設置し、階層ごとに枝分かれするように配置します。

ツリー状に構造化する方法はXmindやEdrawMaxなどサイトツリーが簡単に作れるツールや、Microsoft Excel、Microsoft PowerPointなどOffice系ソフトの活用がおすすめです。

ツールの紹介は後述します。

4. 全体像を確認する

ツリー状に構造化を終えたあとは、全体像を確認します。

コンテンツの ダブりや欠如がないかを見返す作業です。

サイトツリーのコンテンツに問題がある場合は、追加や削除を行い過不足のない状態にしましょう。

サイトツリーを見るまで問題に気付かないケースもあるため、最後に全体像を見直す作業は不可欠です。

サイトツリー作成ツールおすすめ7選

ツールを使用すると 視認性の高いサイトツリーが短時間で作成できます。

サイトツリー作成のおすすめツールは以下の7種です。

  • Microsoft Excel
  • Microsoft PowerPoi
  • Xmind
  • Cacoo
  • EdrawMAX
  • FlowMapp
  • Lucidchart

1. Microsoft Excel(マイクロソフト エクセル)

▲出典:Microsoft

 表計算ソフトを代表するMicrosoft Excelは、多くのページを作成する中規模以上のサイトに向いています。

多くのビジネスパーソンが既に導入しているため、 追加コストがかからない点も魅力の一つです。

Microsoft Excelには買い切りの永年版とサブスクリプションが用意されています。

永年版を購入した場合、取引先の都合などでアップデートのたびに最新版の購入を要するケースもあるため、常に最新バージョンを利用できるサブスクリプションがおすすめです。

料金(1ユーザー)

Microsoft 365:月額1,284円(Excel・PowerPoint・Word・Outlook・OneDriveストレージ1TB利用できる)

特徴

・すでにソフトをインストールしている場合はコストがかからない

・作り方の自由度が高い。シンプルなものではページを行、階層を列にするやり方がある

・ページ数が多くなっても全体を把握しやすい

どのような方に向いているのか

50ぺージ以上の中規模〜大規模サイトの担当者

2. Microsoft PowerPoint(マイクロソフト パワーポイント)

▲出典:Microsoft

プレゼンテーションや資料作りで活躍するMicrosoft PowerPointは、小規模から中規模サイトに向いています。

プレゼンテーション資料と並行してサイトツリーも作成できるため、クライアントやチーム内での情報共有に便利です。

料金(1ユーザー)

Microsoft 365:月額1,284円(Excel・PowerPoint・Word・Outlook・OneDriveストレージ1TB利用できる))

特徴

・すでにソフトをインストールしている場合はコストがかからない

・図や表の作成が容易にできる

・画像やイラストが挿入しやすい

・プレセンテーションとセットでサイトツリーを作ると効率的に情報が共有できる

どのような方に向いているのか

50ページ以下の小規模〜中規模サイトの担当者

3. Xmind(エックスマインド)

▲出典:xmind

マインドマップツールのXmindは、情報の整理だけでなくサイトツリー作成にも役立ちます。

ツリーテーブルやカラーテーマを選択し、 入力するだけというシンプルな操作性が人気です。

マインドマップツールであることからそれほど多機能ではありませんが、サイトツリー作成に必要な機能は十分に有しています。

料金

・無料プランあり

・6か月プラン:4,400円(税込)

・12か月プラン:6,800円(税込)

特徴

・シンプルなすっきりとしたサイトツリーが作成できる

・簡単に操作ができるため学習コストは最小限で済む

・グループ内の意見や思いついたことなど、次々と書き込める

どのような方に向いているのか

サイトツリーと並行して、意見やアイデアをまとめたい方

4. Cacoo(カクー)

▲出典:Cacoo

Cacooはオンライン型の作図ツールです。 リアルタイムで共同作業ができるため、複数人でサイトツリーを作成する場合に最適です。

複数人で作業をするとき、チャットに加えビデオ通話もできるためチーム内でのやり取りがスムーズに行えます。

料金

・プロプラン:月額660円

・チームプラン(3ユーザー):月額1,980円

特徴

・リアルタイムで共同作業ができる

・編集履歴を残せるため後から修正できる

・画面共有を行いながら会話ができるためテキストでのやり取りより効率的に作業ができる

どのような方に向いているのか

チームで同時にサイトツリーを作成したい方

5. EdrawMAX(エドラマックス)

▲出典:EdrawSoft

EdrawMAXは作図や製図業務に特化したオールインワン・ドローイングソフトです。

豊富なテンプレートや膨大なベクター素材を使用すれば、 キストだけでなくページに応じた図形を取り入れることが可能になり、視認性に優れたサイトツリーが作成できます。

料金

個人:1年間プラン9,800円(税込)・永久ライセンスプレミアム25,800円(税込)※2022年9月現在24%OFFセール価格19,600円

法人:永続ライセンス:13,800円(税込)・永久ライセンス18,500円(税込)

特徴

・豊富なテンプレートを利用すれば短時間でわかりやすいサイトツリーが作成できる

・ワンクリックでファイル形式をエクスポート可能。HTMLリンクを介してSNSでデータを共有することもできる

どのような方に向いているのか

テンプレートを利用して短時間で高品質なサイトツリーを作成したい方

6. FlowMapp(フローマップ)

▲出典:FlowMapp

FlowMappは直感的にサイトツリーが作成できる高機能なオンラインツールです。

UX、戦略、設計などWebサイト制作に関わる作業の大半が、機能として網羅されています。

Webサイト制作の手順をステップで案内してくれるため、 Webサイト制作が不慣れな担当者でも安心して使用できます。

料金

・無料プランあり

・プロプラン:月額18ドル

・チームプラン(5名):月額58ドル

・エージェンシープラン:月額199ドル

※年払いは40%オフ

※タイミングによっては50%オフキャンペーン等あり

特徴

・Webサイト構築のチュートリアルが用意されている

・サイトツリーをはじめフローチャートやユーザーフローの作成も並行して行える

どのような方に向いているのか

一つのツールでWebサイト制作の作業をまとめたい方

7. Lucidchart(ルシッドチャート)

▲出典:Lucidchart

Lucidchartは業務の見える化に力を入れている作図、資料作成サービスです。

スマートな作図と資料作成機能で複雑な業務のプロセスをわかりやすく可視化してチーム内で共有できます。

アイコンのようなイラストを使用して作図できるため、 ビジュアルで内容を把握できるサイトツリーが作成できます。

料金

・無料プランあり

・Individualプラン:月額900円

・Teamプラン(1ユーザー):月額1,100円

・法人向けプラン:要問い合わせ

特徴

・複雑な内容をシンプルに表現できる

・ビジュアルという共通言語を活用することでコミュニケーションが円滑になる

どのような方に向いているのか

サイトツリー作成に特化したツールを導入したい方

サイトツリーとディレクトリマップの違い

サイトツリーと似た意味を持つ用語で「ディレクトリマップ」があります。

サイトツリーとディレクトリマップは サイト全体を把握する点で同じ機能を有していますが、下記の点で違いがあります。

両者の違いを理解できると、Webサイト構築が円滑に行えるでしょう。

サイトツリー

・ツリー図で表現する

・全体を見渡してページ同士の繋がりを把握する

・すべてのページを網羅する必要はない

ディレクトリマップ

・テキストで表現する

・すべてのページをリスト形式で網羅している

・ディレクトリ名やファイル名が記載されており、コーディング作業に必要

・制作の進捗管理表としての役割も果たす

サイトツリーを作成し能率的にWebサイトを運営しよう

サイトツリーの作成はWebサイト制作において重要な意味を持ちます。

サイトツリーがあればサイト全体を俯瞰できるため、 コンテンツの過不足を防ぎ効率的にWebサイト制作を進めることが可能です。

またユーザーが求める情報に辿り着きやすくなることから、CV向上も期待できます。

SaaS型CMSのLeadGridを提供している株式会社GIGでは、サイトツリーの作成を含めたWebサイト制作に関わるさまざまな支援が可能です。

支援の詳細やお見積はこちらからお気軽にお問い合わせください。

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記事を書いた人

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