IRサイト制作で参考にしたいデザイン9選!投資家から評価されるポイントも解説|Webサイト制作 / CMS・MAツール|LeadGrid(リードグリッド)

IRサイト制作で参考にしたいデザイン9選!投資家から評価されるポイントも解説

目次

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IRサイトとは、投資家や株主に向けて、企業が投資判断に必要な情報を発信するWebサイトを指します。

上場している企業のほとんどが保有しているとされるIRサイトですが、企業によってそのデザインはさまざまです。

本記事ではデザインの参考にしたい9つのIRサイトを「プライム市場」と「スタンダード/グロース市場」にわけて紹介します。

投資家や株主から一目置かれるデザインのポイントも紹介しますので、ぜひご覧ください。

なお、Webサイト制作で豊富な実績を持つ株式会社GIGのIRサイト制作事例集もご用意しております。下記より無料でダウンロードいただけますので、比較検討の際にご活用ください。


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IRサイトとは?

IRサイトとは、企業が運営するIR情報専用のWebサイトです。メインターゲットは「機関投資家」「海外投資家」「個人投資家」ですが、求職者や就職活動中の学生が企業研究のために訪問する場合もあります。

IRサイトでは次のようなコンテンツを掲載します。

  • 経営方針
  • 業績情報
  • 株式情報
  • IR資料
  • IR専用の問い合わせ窓口 など

近年、国内外の投資家や株主の多くはオンラインで情報収集を行います。したがって、上場している企業のほとんどは、IR活動の一環としてIRサイトを制作・運営しています。

IR活動およびIRサイトについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事:IRサイトとは?コーポレートサイトとの違いや掲載コンテンツを紹介

関連記事:IRサイトの制作方法を解説!評価されるIRサイトのポイントも

IRサイト制作で参考にしたいデザイン9選

IRサイト制作において参考にしたいデザインを東証プライム市場(3サイト)と東証スタンダード市場/グロース市場(6サイト)にわけて紹介します。

東証プライム市場上場企業のIRサイト

東証プライム市場に上場している企業のIRサイトについて、各IRサイトランキング結果を元に、とくにデザインが使いやすいと感じたサイトを紹介します。

株式会社セブン&アイ・ホールディングス

▲出典:株式会社セブン&アイ・ホールディングス|株主・投資家(IR)

コンビニエンスストアで有名な株式会社セブン&アイ・ホールディングスのIRサイトです。ロゴカラーのポイント使いで企業らしさを出しつつ、おおきな文字サイズで万人が見やすいサイトデザインです。

ファーストビューの目立つ位置に「サイト内検索フォーム」を配置しつつ、「人気ページランキング」で需要の高いページへの導線を作っています。

トップページがほぼコンテンツマップとなっているため、欲しい情報へほぼワンクリックで到達できる点もポイント。またスクロールするだけで「最新IR資料」「企業情報」「財務業績情報・株式情報」へ遷移できるので、欲しい情報から会社概要まで自然な流れで見ることができる点も便利です。情報の取得しやすさと充実した情報提供を両立するIRサイトです。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスのIRサイトはこちら

コニカミノルタ株式会社

▲出典:コニカミノルタ株式会社|株主・投資家情報


フォト・カメラ事業で培った技術をもとにデジタルワークプレイス事業やヘルスケア事業などを展開するコニカミノルタ株式会社のIRサイトです。

「サイト内検索フォーム」や「人気ページランキング」の設置、トップページからワンクリックで各ページへ移動できるサイト導線など、先述した株式会社セブン&アイ・ホールディングスと同じ工夫が見られます。

サポートメニューや画像コンテンツも用意されており、シンプルながら使いやすいIRサイトです。またトップページに現在の株価がリアルタイムで表示されるので、投資家にとって良い検討材料になるでしょう。

コニカミノルタ株式会社のIRサイトはこちら

ヤマハ発動機株式会社

▲出典:ヤマハ発動機株式会社|株主・投資家情報


バイク、電動アシスト自転車、産業用ロボットなど多様な製品を展開するヤマハ発動機株式会社のIRサイトです。全体的なデザインのポイントは先述した2社と同じですが、ヤマハはとくに個人の株主・投資家に向けた情報発信に注力しています。

ヤマハ発動機ファン株主クラブそうだったのか、ヤマハ発動機など、他のIRサイトにはない工夫が見られるコンテンツがあるのも特徴です。

「印刷」「文字サイズ変更」「英語切り替えボタン」も各ページに設置してあり、ユーザーの細かいニーズに応えることで誰でも見やすいサイトデザインとなっています。

企業をよく知らない状態で訪問しても迷子にならない丁寧な作りのIRサイトです。

ヤマハ発動機株式会社のIRサイトはこちら

スタンダード/グロース市場上場企業のIRサイト

スタンダード市場およびグロース市場に上場している企業のIRサイトのうち、情報が取得しやすいと感じたデザインを幅広く紹介します。

JFEシステムズ株式会社(東証スタンダード市場)

▲出典:JFEシステムズ株式会社|IR情報

システム・インテグレーションをおもな事業とするJFEシステムズ株式会社のIRサイトです。情報量が多いものの、要所にアイキャッチ画像を配置することで流し見しても迷子になりません。

トップページのファーストビューで重要指標をおおきく表示。また直近の「決算説明会」や「個人投資家向けページ」への導線もわかりやすく作ってあり、必要な情報をスムーズに取得できます。

またサイドバーに「検索」や「英語表示」「アクセス」「ニュース・プレスリリース」など、ユーザーが最も見るであろうコンテンツが表示されているのも特徴の一つです。

ユーザーのニーズに沿った優れたデザインと言えます。

JFEシステムズ株式会社のIRサイトはこちら

アコム株式会社(東証スタンダード市場)

▲出典:アコム株式会社|株主・投資家のみなさまへ

ローン事業やクレジットカード事業を展開するアコム株式会社のIRサイトです。企業カラー+白黒で配色されたテキスト主体のシンプルなデザインを採用しています。

ファーストビューで最新IR資料が一括ダウンロード可能リアルタイムの株価情報も目立たせており、直近の主要な情報がファーストビューだけで取得できます。またIRカレンダーが見やすい表になっているのも特徴的です。

「印刷」「文字サイズ変更」「英語切り替えボタン」を各ページに設置していて、シンプルながら親切なデザインです。

アコム株式会社のIRサイトはこちら

カンロ株式会社(東証スタンダード市場)

▲出典:カンロ株式会社|IR情報

キャンディやグミで有名なお菓子メーカーのカンロ株式会社のIRサイトです。企業カラーで個性を出しつつ、バランス良くテキストと画像を配置しています。

ファーストビューに「IRニュース」を配置して、更新頻度が高い順に並べているオーソドックスなデザインです。

カンロ株式会社のIRサイトのポイントはスマホ画面の使いやすさです。画面下部で現在地が確認できるため、スマホでもサイト内をスムーズに移動できます。

カンロ株式会社のIRサイトはこちら

ライフネット生命保険株式会社(東証グロース市場)

▲出典:ライフネット生命保険株式会社|株主・投資家情報

オンライン生命保険を展開するライフネット生命保険株式会社のIRサイトです。スライド画像と「IRニュース」が並ぶ一般的とも言えるデザインですが、随所に工夫が見られます。

たとえば数字が出てくるページではグラフを多用し、データの見える化を徹底しています

トップのスライド画像から「個人投資家向けコンテンツ」や「サステナビリティ情報」へ導線を作るなど、アピールしたいポイントが明確に伝わるデザインです。

またサイドバーで主要な財務・業績情報を一括ダウンロードできるのも使いやすい点と言えるでしょう。

ライフネット生命保険株式会社のIRサイトはこちら

株式会社うるる(東証グロース市場)

▲出典:株式会社うるる|投資家の方へ

BPO事業やクラウドソーシング事業を展開している株式会社うるるのIRサイト。トップページに大きく配意された「決算説明会の動画」が印象的です。

最初に「トップメッセージ」と「経営方針」が目に入るようデザインされており、企業トップが前面に出てくるグロース市場の企業らしいIRサイトと言えます。

中小型株においてはIR資料以外にトップの人柄を確認する投資家が少なくありません。IRへの積極的な姿勢が伝わってくるデザインです。

株式会社うるるのIRサイトはこちら

note株式会社(東証グロース市場)

▲出典:note株式会社|投資家情報

メディアプラットフォーム事業を手がけるnote株式会社のIRサイトです。写真やイラストを使用しないテキストのみの非常にシンプルなサイトですが、掲載項目が必要十分な内容なので迷子にはなりません。

PDFや別タブなどはアイコンを付けたり、「トップメッセージ」のフォントを変更したりなど、細かい部分に配慮を感じます。

なお自社プラットフォーム内に「note IR」を開設し、個人の投資家や株主向けのコンテンツと見受けられる内容を投稿しています。

note株式会社のIRサイトはこちら

投資家・株主から一目置かれるIRサイトデザインのポイント

投資家や株主の多くは銘柄調査を目的にIRサイトを訪れます。よってIRサイトのデザインでは「ユーザーが求める情報をスムーズに取得できること」が重要です。

コーポレートサイトではアニメーションや画像を多用していても、IRサイトはテキスト主体のシンプルなデザインを採用している企業が多いでしょう。

とはいえ、ただシンプルにすれば良いわけではありません。一目置かれるIRサイトデザインにするには以下の点に配慮しましょう。

  • 文字サイズ変更やサイト内検索などの便利機能を導入する
  • 市場区分に相応しいコンテンツをわかりやすく掲載する
  • IRサイトランキングやIR優良企業の評価基準を参考にする

文字サイズ変更やサイト内検索などの便利機能を導入する

どのデバイスから閲覧しても見やすいよう、IRサイトのデザインはレスポンシブ対応が当たり前になりました。近年では、さらに以下のような配慮を盛り込んだサイトが増えています

  • 文字サイズが変更できる
  • 言語切り替えができる
  • パンくずリストがある
  • 印刷ボタンがある
  • PDFや動画などにアイコンが付いている

たとえばスマホで閲覧している際、ボタンをクリックしたら突然PDFのダウンロードが始まるようなサイトは煩わしく感じます。情報取得の先の「見やすさ」「使いやすさ」まで配慮したデザインが大切です。

市場区分に相応しいコンテンツをわかりやすく掲載する

各市場にはコンセプトがあり、たとえば東証では次のように明言されています。またこのコンセプトを受け、各市場のIRサイトの傾向も変化しつつあります。

市場区分

コンセプト

IRサイトの傾向

プライム市場

  • 多くの機関投資家の投資対象になり得る流動性を持っている
  • 高いガバナンス水準がある
  • 投資家との建設的な対話が可能である
  • 多様な投資家との対話の活性化
  • 国際社会に向けた投資家へのコンテンツ増加
  • SDGsやESG関連の情報増加


スタンダード市場

  • 一定の流動性を持っている
  • 上場企業として基本的なガバナンス水準がある
  • プライム市場上場を目的とした企業活動の訴求
  • 個人投資家に向けたコンテンツの増加


グロース市場

  • 事業計画とその進捗の適時・適切な開示を行っている
  • 一定の市場評価が得られている
  • 高い成長可能性・将来性・競争力をアピール
  • 事業規模や企業成長に応じたガバナンスの提示


(参考:日本取引所グループ「新規上場基本情報」)

各市場に上場している企業のIRサイトを見比べると明らかですが、IRサイトの情報量は「プライム市場>スタンダード市場≧グロース市場」の傾向があります。これは、上記のような格付けによって「その市場に上場している企業として期待される情報開示のレベル」に違いが生まれるためです。

IRサイトでは、市場区分に相応しいコンテンツをユーザーが迷子にならないデザインで配置することが求められます。

IRサイトランキングやIR優良企業の評価基準を参考にする

IRサイトには次のようなランキングがあります。

評価は掲載コンテンツも重視されるためグロース市場やスタンダード市場の企業がこのランキングに入ることは容易ではありませんが、デザイン面は参考になります。

たとえばGomezのIRサイトランキングにおける「ウェブサイトの使いやすさ」の上位サイトを開いてみてください。ほとんどのサイトが、トップページからワンクリックで求める情報に移動できるデザインとなっています。

また大和IRのランキングでは、上位サイトの多くがトップページにリアルタイムの株価情報を表示しています。

IRサイトランキングをチェックすると、IRサイトデザインのトレンドやユーザビリティ向上の具体策が把握できるでしょう。

IRサイトは見やすさ重視でデザインを選ぼう

IRサイトの善し悪しは、掲載コンテンツの充実度、情報開示の積極性、アクセシビリティなどさまざまな面から判断されます。ただし、それは使いやすいサイトデザインがあってこそです

IRサイトの目的は、自社の株主や投資家とコミュニケーションをはかり、適正に企業価値を評価してもらうことです。コンテンツを活かすサイトデザインで自社の価値を株主や投資家へアピールしましょう。

なおIRサイトを制作する場合、ほとんどの企業がCMSを導入するはずです。IRサイトは比較的更新性の高いサイトになるため、専門知識がないIR担当者でも操作しやすいCMSで制作することをおすすめします。

IRサイトの制作/リニューアルをお考えなら、ぜひクラウド型CMS「LeadGrid」をご検討ください。

見たままページ編集機能、アカウントの権限管理、多言語対応など、Webサイト運営に不慣れな担当者でもスムーズにサイト運営できる機能がそろっています。

クラウド型なのでネット環境とブラウザさえあれば操作可能。企業が利用するCMSとして安全性を確保しつつ、使いやすいIRサイトを制作できます。

なお、Webサイト制作で豊富な実績を持つ株式会社GIGがIR CMSやLeadGridを導入したIRサイト制作事例集もご用意しております。下記より無料でダウンロードいただけますので比較検討の際にご活用ください。


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記事を書いた人

LeadGrid BLOG編集部
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LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。

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