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新卒向け採用サイトの成功事例10選！好感度ランキング順に解説

# Webマーケティング

2023.03.20

「採用サイトの制作を予定しているが、どのようなサイトにするか悩んでいる」
「他社の成功事例を参考にしたい」

このようにお悩みではありませんか？

採用サイトは各社の個性が表れるサイトです。ありきたりなサイトや、情報が不足しているサイトでは、応募者を大幅に増やすことは難しいでしょう。

そこで本記事では、新卒向け採用サイトの成功事例を株式会社ディスコが2022年に発表した「2023年卒採用ホームページに関する調査」の好感度ランキングからTOP10を抜粋して紹介します。

採用サイトで重要視される要素についても合わせて紹介しているので、新卒採用を強化したい企業担当者の方はぜひ最後までご覧ください。

またこれから採用サイトを制作する企業様に向けて、LeadGridでは無料資料「採用サイトのつくりかた」を公開中です。こちらの資料では、自社と相性が良い求職者からの応募が集まる採用サイトのつくりかたのポイントと制作事例を紹介しています。

新卒向け採用サイトの成功事例10選！好感度ランキング順に解説

株式会社ディスコによる「採用ホームページ好感度ランキング」では、下記の企業がTOP10に選ばれています。

ここでは、各企業の採用サイトで優れている点を、学生が良い印象を持った理由と一緒に解説していきます。

第1位株式会社ニトリ

▲出典：株式会社ニトリ

株式会社ニトリの採用サイトは、豊富な情報量と見やすさが魅力的です。

企業情報や事業紹介だけでなく社員の働き方や人材育成、採用のよくある質問など、さまざまな情報が掲載されているにもかかわらず、すべてが整理されてわかりやすく配置されています。

また各種SNSとの連携や採用案内デジタルブックの掲載など、さまざまな媒体を回遊できる仕組みも参考にしたいポイントです。

■良い印象を持った理由（学生のコメント）

とにかく豊富な情報量で、ニトリの理念やキャリアへの向き合い方などを一から説明していることが印象的。（文系男子）
会社の理念や仕事などがわかりやすく見やすい（文系女子）
仕事や社員が魅力的にアピールされており、情報量と見やすさが両立されていたと感じる（理系女子）

株式会社ニトリの採用サイトはこちらから

第2位(1) 株式会社三井住友銀行

▲出典：株式会社三井住友銀行

株式会社三井住友銀行の採用サイトは、銀行の堅いイメージを打ち破るような強いメッセージ性が特徴的です。2024年卒の採用サイトでは「挑戦者よ、世界を揺らせ」というコピーが大きく掲載されています。

サイトとしてのインパクトが強いだけでなく、充実した社員紹介など、コンテンツの質も高い採用サイトです。

■良い印象を持った理由（学生のコメント）

メッセージ性が強く、登場する社員が多かった。そのため銀行の業務の多様性が伝わった。（文系女子）
ホームページの見やすさとデザイン性が両立されていた。（文系男子）
社員紹介が充実していてコンテンツとして面白かった。（文系男子）

株式会社三井住友銀行の採用サイトはこちらから

第2位(2) 株式会社NTTデータ

▲出典：株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータの採用サイトは、スタイリッシュなデザインで学生の心を掴んでいます。

同社は営業やSE、R&D、コンサルタントなどさまざまな職種があるなか、すべての職種で個別のページを用意。仕事内容を詳しく紹介することで、採用のミスマッチを防ぐ狙いがあります。また関連社員のインタビューを職種ページに紐付けている点も見事です。

■良い印象を持った理由（学生のコメント）

採用メッセージが入ってきやすいレイアウトが印象的。（文系男子）
情報が過不足なく記されていた。（理系男子）
スタイリッシュな感じがかっこいい。（理系男子）

株式会社NTTデータの採用サイトはこちらから

第2位(3) 楽天グループ株式会社

▲出典：楽天グループ株式会社

楽天グループ株式会社の採用サイトは、コーポレートカラーの赤と白を使った華やかな作りです。

情報量が多く、なおかつわかりやすく配置されているため、学生からは「ほしい情報がどこにあるかわかりやすかった」「応募の際に参考になった」との声が挙がっています。

40名近い社員にインタビューを行っており、自分が気になる事業のインタビューを読める点も素晴らしいです。

■良い印象を持った理由（学生のコメント）

非常に見やすく華やかに構成されており、社員インタビューの量が非常に多い。（文系男子）
さまざまな内容が盛り込まれていて、インターンシップ応募の際に参考にできた。（文系女子）
知りたい情報がすべて記載してあった。オフィスの充実度や福利厚生など。（文系女子）

楽天グループ株式会社の採用サイトはこちらから

第5位(1) アクセンチュア株式会社

▲出典：アクセンチュア株式会社

アクセンチュア株式会社の採用サイトは、外資系らしいスタイリッシュで合理的なデザインが目を引きます。

同社が運営するキャリアブログでは、選考フローに沿ったアドバイスや、エントリーシートの書き方など、応募者がスムーズに応募できるように支援する情報を発信。ブログの記事は社員が担当しているため、求人サイトでは知り得ない情報を取得できます。

■良い印象を持った理由（学生のコメント）

社員へのインタビュー記事などが提供されており、また更新頻度も⾼かった。（理系男子）
求める人物像や、職種ごとの仕事内容が記載されていた。（文系男子）
デザインが非常に⾒やすく、動画コンテンツも充実していたため。（理系男子）

アクセンチュア株式会社の採用サイトはこちらから

第5位(2) Sky株式会社

▲出典：Sky株式会社

Sky株式会社の採用サイトは、明るい色合いとキャッチーなコピーが印象的。同社はお互いに“あたたかな日射し”のような気持ちを送り合える「太陽社風」を目指しており、採用サイトにも明るい社風が表れています。

動画やマンガなど、文字だけでなくさまざまなコンテンツで情報発信を行っている点も特徴的です。

■良い印象を持った理由（学生のコメント）

明るい色合いで太陽社風の名称は伊達ではないと思った。（文系男子）
採⽤ホームページを開くと動画が流れつい⾒てしまう。「好働⼒」と⼤きく書いてあり印象に残る。（理系男子）
他の企業に比べて多くのコンテンツがあり、文字だけでなく動画や写真も多かった。（文系⼥子）

Sky株式会社の採用サイトはこちらから

第7位(1) 株式会社講談社

▲出典：株式会社講談社

株式会社講談社の採用サイトは「本の表紙のようなファーストビューが出版社らしい」と好評を集めています。

デザインもさることながらコンテンツの質も高く、職種紹介や過去のプロジェクト紹介はつい目を通してしまうほど完成度が高く仕上がっています。アニメを活用した会社紹介もオリジナリティがあり秀逸です。

■良い印象を持った理由（学生のコメント）

出版社らしくユーモアに富んでおり、社風が伝わった。（文系男子）
採⽤に関するFAQが載っていて、疑問を解消しやすかった。（文系⼥子）
各職種別の情報量が多く、業務内容を深く知ることができた。（文系⼥子）

株式会社講談社の採用サイトはこちらから

第7位(2) トヨタ自動車株式会社

▲出典：トヨタ自動車株式会社

トヨタ自動車株式会社の採用サイトは、シンプルな構成ながら随所にトヨタらしさを感じるデザインが魅力的。

動画や読み物の量が多く、企業の理念や方向性を理解するのに役立ちます。各コンテンツが整理されており、ほしい情報がどこにあるか一目でわかる点も、就活生にとってうれしいポイントですね。

また職場環境や福利厚生も写真をふんだんに使って紹介しており、就職後の自分をイメージしやすいよう制作されています。

■良い印象を持った理由（学生のコメント）

情報量が多く、且つ内容が分かりやすかった。メッセージ性、デザイン性の⾼さも相まって入社意欲をくすぐられる。（文系⼥子）
若⼿社員や社⻑の意⾒など分かりやすく具体的に述べられていた。（理系男子）
コース別の説明動画やホームページがあった。（理系男子）

トヨタ自動車株式会社の採用サイトはこちらから

第9位(1) 富士通株式会社

▲出典：富士通株式会社

富士通株式会社は、カラフルながらも洗練された採用サイトを制作しており、パーパスである「イノベーション」を体現しています。

社員インタビューや働き方紹介など、社員に焦点を当てたコンテンツが豊富で、働いている人のリアルな意見を知ることができるサイトです。募集要項にはよくある質問がまとめてあり、応募に関わる疑問を解消できるようになっています。

■良い印象を持った理由（学生のコメント）

理念が表れていた（文系⼥子）
カラフルながら⾒やすく、重要な情報が入ってきやすいホームページだった。（文系⼥子）
量が充実していた。（理系男子）

富士通株式会社の採用サイトはこちらから

第9位(2) アイリスオーヤマ株式会社

▲出典：アイリスオーヤマ株式会社

アイリスオーヤマ株式会社の採用サイトは、ファーストビューの動画と「チャンスは今にある」というコピーが印象的。社員がいきいきと働く姿を動画にすることで、企業のイメージアップにつながっています。

職種が多い同社では、職種紹介に「比較一覧」のコンテンツを設け、向いている学部や向いているタイプを掲載しています。自分の適性が一目でわかるため、学生からも好評です。

■良い印象を持った理由（学生のコメント）

圧倒的な職種の数や、採⽤コンセプトがはっきりしていて魅⼒的に感じた。（文系男子）
⾃分に合う職種診断など、コンテンツが豊富。（文系⼥子）
「チャンスは今にある」という採⽤テーマが⼼に響いた。また、とても⾒やすかった。（理系⼥子）

アイリスオーヤマ株式会社の採用サイトはこちらから

採用サイトで重要視される要素

「2023年卒採用ホームページに関する調査」によると、採用サイトにおいて重要視されている要素は「見やすさ」「情報量」「操作性」「デザイン性」であることがわかっています。

▲出典：2023年卒採用ホームページに関する調査｜株式会社ディスコ

なかでも「見やすさ」と「情報量」は群を抜いており、学生の多くが「どこに何の情報があるかわかりやすく、コンテンツが充実している採用サイト」を評価していることが読み取れます。

企業側の対応としては、コンテンツを拡充することはもちろん、各コンテンツへのボタンをわかりやすいデザインにすることや、視線誘導を考えたボタン配置にすることなどが求められるでしょう。

またコンテンツの作成には時間とリソースがかかるものですが、応募者増を狙うなら更新頻度も気にしたいところ。長らく更新されていない採用サイトでは「採用に積極的でない」「サイトの更新に手が回っていない」と認識されてしまいます。

メディアの更新を定期的に行うためには、社内の運用体制を整える必要があります。メディア運用のリソースがなくお困りの方は「オウンドメディア運用インハウス化マニュアル」をご覧ください。

また、「どんなコンテンツを作成すればよいかわからない」という方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。

関連記事：採用サイトに掲載したい10のコンテンツ｜制作ポイント・成功事例も解説

関連記事：採用サイトの応募者数を爆上げする3つの戦略

魅力的な採用サイトで応募者の「質」と「量」を確保しよう

株式会社ディスコが2022年に発表した「2023年卒採用ホームページに関する調査」の好感度ランキングより、大手企業の採用サイト成功事例を紹介しました。

どれだけ魅力的な企業でも、魅力が伝わらない限り応募者が増えることはないでしょう。またせっかく採用サイトを作っても「ほしい情報が見つからない」「応募の方法がわからない」ようなサイトでは応募が遠のいてしまいます。採用サイトを制作するなら、あなたの会社の魅力が正しく伝わり、なおかつ応募をアシストできるようなサイトを制作しましょう。

また採用サイトでは、コンテンツ発信や、募集要項の修正などを定期的に行う必要があります。現場の負担を軽くするために、CMSを導入することをおすすめします。