採用サイトに掲載したい10のコンテンツ|制作ポイント・成功事例も解説
採用サイトに掲載したい10のコンテンツ|制作ポイント・成功事例も解説
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採用活動の難化が進むなか、近年採用サイトを活用する企業が増加しています。
しかし今まで求人サイトや求人広告しか利用していなかった企業がいきなりサイト制作を進めるのは、ハードルが高く感じてしまうでしょう。
採用サイト制作では、まずは自社が掲載するべきコンテンツを知り、具体的な計画を立てていくことが重要です。
そこで本記事では、採用サイトに掲載したい10のコンテンツを紹介します。
制作のポイントや成功事例も解説しているので、採用サイト制作を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
なお、こちらの記事の内容を資料にまとめたものが採用サイトのつくりかたになります。社内で検討する際や手元にすぐ読める状態にしておきたい方はぜひご活用ください。
企業が採用サイトを持つ3つのメリット
企業が求人媒体だけでなく採用サイトを利用するメリットは下記の3つです。
求人サイトに掲載しきれない情報を発信できる
採用のミスマッチを防げる
応募者の増加が見込める
1. 求人サイトに掲載しきれない情報を発信できる
採用サイトを活用すれば、求人サイトに掲載しきれない情報を発信できます。
求人サイトや求人広告は掲載できる情報量に限りがあるため、自社の魅力を余すことなく伝えることは難しいでしょう。外部の求人媒体は募集職種や勤務地、給与などの条件しか伝えられないことも多く、自社の経営理念や文化などのソフト面を伝えにくいデメリットがあります。
採用サイトは型が決まっているわけではないため、自由な情報発信が可能です。テキストだけでなく画像やグラフ、動画などを活用することで、自社がどのような会社かを求職者に伝えられるようになります。
2. 採用のミスマッチを防げる
採用サイトで自社について発信を行えば、採用のミスマッチを防止できます。
採用におけるミスマッチとは、企業と求職者の間で認識や条件にズレが生じること。これは企業側が開示している情報が少ないことや、採用前に求職者の性格や志向を見極められていないことが原因として挙げられます。
採用のミスマッチで求職者が早期退職してしまえば、せっかくかけた採用コストが損失となってしまいます。事前にしっかりと情報を開示し、自社のことをよく知ってもらったうえで採用すれば、採用のミスマッチを防げるでしょう。
採用サイトを用いてミスマッチを防ぐには、正確なにターゲットを設定する必要があります。そのために、出来る限り詳細なペルソナを設計しておくと良いでしょう。
ペルソナの設計については「ペルソナ設計入門ガイド」をご覧ください。
3. 応募者の増加が見込める
採用サイトで採用活動を行うことで、将来的な応募者の増加が見込めます。
SNSからの流入や検索エンジンを通した流入など、採用サイトの流入経路はさまざま。複数のチャネルから流入を集めることで、より多くの求職者に自社をアピールできるようになります。
また採用サイトは、現時点で就職・転職活動をしている層だけでなく、将来的に就職・転職をする潜在層にもアプローチできます。潜在層へのアプローチはすぐの採用にはつながらないものの、彼らが本格的に活動を開始した際に「そういえば良い企業があった」と思い出してもらえるきっかけになるでしょう。
採用サイトに最低限必要なコンテンツ5つ
採用サイトには最低限必要なコンテンツがあります。下記5つのコンテンツは必ず掲載するようにしましょう。
職種ごとの募集要項
選考フロー
会社概要
事業内容・サービス概要
企業理念
職種ごとの募集要項
採用サイトにおいてもっとも重要なのが募集要項です。募集要項には下記の項目を記載しましょう。
職種
雇用形態
業務内容
給与・賞与・諸手当
福利厚生
勤務地
勤務時間
試用期間
就業場所
労働時間
採用サイトは求人サイトとは違い、テンプレートがありません。そのため、上記の項目に「求める人物像」「社内での役割」「社員同士の雰囲気」などを自由に加えてもかまいません。
求職者が自社で働くことを明確にイメージできるように配慮しましょう。
選考フロー
選考フロー(選考の流れ)は募集要項とセットで掲載すべき内容です。求職者は複数の企業の選考を受けていることが多いため、応募を増やすためには「いつまでに何をするべきか」を明確にすることが重要となります。
どのように応募するのか
募集は何次選考まであるのか
エントリー開始時期はいつか
エントリーシートの締切はいつか
選考結果がわかるのはいつか
オンライン選考に対応しているか
募集要項を魅力的に感じてもらえても、選考の案内が不十分であればそれだけで離脱されてしまう可能性があります。求職者が選考のスケジュールを立てられるよう、選考フローは具体的に記載するようにしましょう。
会社概要
求職者は、応募する企業がどのような会社なのか詳しく知りたいと考えています。そのため会社概要もできる限り細かく作りこみましょう。
下記は会社概要で記載するべき具体的な項目です。
社名
代表名
本社所在地
創業年
企業の沿革
資本金
事業内容
主要取引先
取引金融機関
従業員数
社屋写真
事業内容・サービス概要
会社概要だけでなく、具体的な事業の内容も求職者に伝えるべきです。
求職者が自社の特定の事業から興味を持つことも考えられるため、各事業の内容を整理してまとめるとよいでしょう。製品やサービスの紹介では、画像を用いて説明すると内容が伝わりやすくなります。
また事業同士のつながりや、事業を横断した活躍をしている社員を取り上げるのもよいでしょう。
企業理念
会社の方針と求職者の考えが合わないとなれば、採用に至ったとしても早期退職につながる恐れがあります。採用サイトに企業理念やビジョン・ミッションを掲載すれば、自社とマッチ度の高い人材を採用しやすくなります。
企業理念を紹介する際は「なぜその理念を掲げているのか」を記載し、求職者の共感を得られるようにしましょう。
他社との差別化につながる採用サイトのコンテンツ例5つ
最低限のコンテンツを押さえたうえで、他社との差別化につながる採用サイトのコンテンツ例を5つ紹介します。
社員インタビュー
一日の流れ
研修制度・キャリアパス
SNSでの会社紹介
数字やグラフを使った会社資料
社員インタビュー
社員インタビューを掲載することで、実際に働いている社員のリアルな声を求職者に届けることができます。
代表や役員メンバーのメッセージは企業の方向性を確かめるには有効なものの、役職者と新入社員では当然働き方・考え方は異なります。社歴が浅い社員や若手社員をインタビューすれば、求職者が入社後の自分をイメージしやすくなるでしょう。
また社員インタビューは職種や働き方が違う複数の社員に実施し、さまざまなモデルケースを提示しましょう。
一日の流れ
求職者が自社で働くイメージを持てるよう、出社から退社までの一日の流れをコンテンツにすることも有効です。とくに新卒採用の場合、一日の流れを紹介することで就労経験のない求職者でも安心して応募できるようになるでしょう。
前述の社員インタビュー同様、職種や働き方の異なるケースを複数取り上げると求職者の不安解消につながります。
研修制度・キャリアパス
研修制度やキャリアパスは、求職者が入社後に理想の働き方・キャリアを実現できるか確かめるうえで必要なコンテンツです。
とくに転職希望者は「自分自身の今後のキャリアビジョン」を重視する傾向にあるため、キャリアパスについては明確に記載するべきでしょう。
新卒採用の場合は研修制度の充実をアピールすることで「新人育成に力を入れている会社」と良い印象を与えられます。
SNSでの会社紹介
近年、就職・転職活動でSNSを活用する求職者が増加しています。
SNSで会社紹介を行い、それを採用サイトと連携させることで多くの求職者に届かせながら、自社をアピールできるでしょう。企業アカウントとは別に、採用に特化したSNSアカウントを作成するのも効果的です。
このように、SNSを利用してサイトに人を集めることで、より多くのユーザーに効果的に情報を届けることができるでしょう。
一方、単にSNSを更新するだけではエントリーを促すことはできません。人を集めるという観点では集客と同様の考え方をしながら、求職者の動向をストーリで想定したサイトを作成する必要があります。
Webサイトの集客の考え方については「Webサイト集客入門ガイド」をご覧ください。
数字やグラフを使った会社資料
近年の採用サイトでは、数字やグラフを使った会社資料が多く見られます。
たとえば「数字で見る○○社」として社員の平均年齢や有給休暇取得率などをグラフ化すれば、応募前の不安払拭に加えて自社の強み・魅力のアピールにつながるでしょう。
参考:GIG採用サイト
採用サイトのコンテンツ設計/制作を行う際のポイント5つ
採用サイトに掲載するべきコンテンツは会社によって異なります。ここでは、コンテンツ設計を行う際のポイントを5つ紹介します。
採用サイトのコンセプトを明確にする
新卒採用サイト/中途採用サイトでコンテンツを分ける
情報量と見やすさを両立させる
インフォグラフィックを活用し、印象に残る採用サイトデザインを作る
アクセス解析を行い、定期的にコンテンツを見直す
採用サイトのコンセプトを明確にする
採用サイトのコンテンツ設計を行う前に、サイトコンセプトを明確にしましょう。採用サイトのコンセプトとは、求職者にどのようなメッセージを発信するかを定めた方針です。
たとえば大手出版社の小学館では「あつまれ、変集者」をコンセプトに採用サイトを制作しています。
採用サイトでは、社員の「変」なスキルやエピソードを通して社風を表現しているほか「変化を大切にする」という企業理念を伝えています。
このように明確なサイトコンセプトがあれば、自ずと取り入れるべきコンテンツが見えてくるでしょう。
新卒採用サイト/中途採用サイトでコンテンツを分ける
新卒採用と中途採用では、求められている情報が異なります。それぞれ独立したコンテンツを用意して、どちらにも適切な情報発信を行うようにしましょう。
たとえば新卒採用では78%の就活生が「働きやすさ」「仕事のやりがい」を重視しているのに対し、中途採用では半数近くの求職者が「仕事内容」「今後のキャリアビジョン」を重視しているという調査データがあります。
そこで新卒採用コンテンツには「社員インタビュー」を、中途採用コンテンツには「キャリアパス」を加えるなど、コンテンツを分けることで求職者の志望度向上を期待できます。
情報量と見やすさを両立させる
採用サイトは自社の採用情報や魅力発信を行うためのサイトですが、情報量が多いからといって応募者が増加するわけではありません。むしろ情報量が多すぎる採用サイトは求職者が求める情報を探せず、離脱してしまう可能性もあります。
採用サイトのコンテンツを検討する際は、情報量と見やすさを両立させる工夫が必要でしょう。何でもコンテンツにするのではなく、見やすさを考えてコンテンツ数を減らすことも大切です。
インフォグラフィックを活用し、印象に残る採用サイトデザインを作る
インフォグラフィックとは、情報やデータを視覚的に表現することです。イラストやチャート、グラフ、表などが使用されます。
「他社との差別化につながる採用サイトのコンテンツ例」で紹介した「数字で見る○○」もインフォグラフィックを取り入れたコンテンツです。
参考:GIG採用サイト
このように視覚的に訴える情報は印象に残りやすいうえ「採用活動に力を入れている企業」と求職者に認識してもらえるようになります。
またインフォグラフィックを活用した独自性の高い画像コンテンツは、SEOにも良い影響をもたらします。検索エンジンからの評価が高まれば、上位表示とアクセス数の向上が見込めるでしょう。
アクセス解析を行い、定期的にコンテンツを見直す
採用サイトはアクセス解析を行い、定期的にコンテンツを見直すようにしましょう。Googleアナリティクスを使えば、サイトのPV数だけでなく訪れたユーザー数、流入経路などを把握できます。
採用サイトのアクセス解析で重要なのは、PV数にとらわれないことです。たとえアクセスが多いとしても「応募につながらない」「希望に沿う応募者がいない」といった問題は起こり得ます。
つまり、採用サイトでは「量(PV数・応募数)」と「質(応募者の人物像)」の両方を見ながら効果測定を行うことが重要です。
たとえば、エントリーをCVとする場合、PVに対するCV率が高いほど効果的な採用サイトであると言えるでしょう。CVRの改善については「CVR改善チェックシート」をご覧ください。
また、このような採用サイトの分析を行うためには、社内にメディア運用〜分析をするリソースが必要です。サイト運用に関してのインハウス化を検討中の方は「オウンドメディア運用インハウス化マニュアル」をご活用ください。
【好感度ランキングより抜粋】採用サイトの成功事例4選
最後に、採用サイトの成功事例を「採用ホームページ好感度ランキング」より抜粋して4つ紹介します。
参考:キャリタス就活2023「採用ホームページに関する調査」
第1位 ニトリ
ニトリの採用サイトでは「ニトリについて」「事業について」「私たちの働き方」「人材育成」「SDGsの取り組み」「採用情報」と情報が豊富に掲載されています。
また豊富な情報量のなかでもすべての情報がわかりやすく配置されている点や、シンプルかつ親しみやすいデザインも好印象。
情報のまとめ方や見せ方が秀逸で、採用サイトのお手本となるサイトです。
■良い印象を持った理由(求職者のコメント)
とにかく豊富な情報量で、ニトリの理念やキャリアへの向き合い方などを一から説明していることが印象的。(文系男子)
会社の理念や仕事などがわかりやすく見やすい(文系女子)
仕事や社員が魅力的にアピールされており、情報量と見やすさが両立されていたと感じる(理系女子)
第2位(1)三井住友銀行
三井住友銀行の採用サイトは「いい子になるな、いい個になれ」というコピーが印象的。「いい個たち」として個性豊かな社員インタビューを多数掲載しています。
社員紹介が充実していることで「求職者が入社後のイメージを持ちやすい」「業務の内容や他行との違いをアピールしやすい」といった良い声が挙がっていました。
また黒を背景としたデザインはスタイリッシュで、銀行のイメージを覆すとして新たな層の獲得に成功しています。
■良い印象を持った理由(求職者のコメント)
メッセージ性が強く、登場する社員が多かった。そのため銀行の業務の多様性が伝わった。(文系女子)
ホームページの見やすさとデザイン性が両立されていた。(文系男子)
社員紹介が充実していてコンテンツとして面白かった。(文系男子)
第2位(2)NTTデータ
NTTデータの採用サイトはスタイリッシュなデザインでありながら情報量が多く、求職者が知りたい情報が過不足なく網羅されています。
「はじめに」ではIT業界ならびにSI業界について説明することで、求職者の理解を深めています。またそれぞれの職種についても表や画像を用いて丁寧に説明してあるうえ、各ページに関連社員のインタビューページがリンクされており導線がスムーズです。
業界知識や企業の歴史をわかりやすく伝えたい企業は参考にするべき採用サイトです。
■良い印象を持った理由(求職者のコメント)
採用メッセージが入ってきやすいレイアウトが印象的。(文系男子)
情報が過不足なく記されていた。(理系男子)
スタイリッシュな感じがかっこいい。(理系男子)
第2位(3)楽天グループ
楽天グループの採用サイトは見やすさと華やかさが両立したデザインが特徴的。コーポレートカラーの赤を上手く使った、印象に残るサイトです。
事業紹介では新入社員・若手社員が取り組んできた事業を取り上げており、自主性のある求職者にアピールしています。また新入社員へのインタビューが豊富な点も求職者から好評でした。
動画やSNSを積極的に活用しているところも企業が参考にできるポイントです。
■良い印象を持った理由(求職者のコメント)
非常に見やすく華やかに構成されており、社員インタビューの量が非常に多い。(文系男子)
さまざまな内容が盛り込まれていて、インターンシップ応募の際に参考にできた。(文系女子)
知りたい情報がすべて記載してあった。オフィスの充実度や福利厚生など。(文系女子)
採用サイトのコンテンツは戦略設計に基づいて作成するべき
採用サイトに掲載するべきコンテンツは企業の求める人材や、アピールポイントによって異なります。まずは自社の強みや採用サイトのコンセプトを明確にすることで、作成するべきコンテンツが見えてくるでしょう。
また採用サイトは制作するだけでは応募は集まりません。採用サイトの運用では、定期的なコンテンツ投稿と効果測定・改善が成功の鍵となります。コンテンツを編集・管理しやすいCMSを導入し、PDCAサイクルを最速で回していきましょう。
LeadGridは見たまま編集に対応したクラウド型CMSです。ドラッグアンドドロップのマウス操作とキーボード入力でコンテンツを編集できるため、Webの知識がない人事担当の方でも簡単に採用サイトの運用を行えます。
ちなみに、GIGの採用サイトもLeadGridで制作されています。採用サイト制作をお考えの方はぜひ一度参考にしてみてください。
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採用サイト制作をご検討中の担当者様へ。採用サイトの成功事例や効果的なデザイン、コンテンツのポイントを詳しく解説した資料を無料でダウンロードしていただけます。
LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。
Interview
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採用力強化を目的に更新性の高いCMSを導入し、自社で自由に情報発信できる体制を実現した事例
株式会社ボルテックス 様
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