オウンドメディアでnoteを使うのはアリ?メリット/デメリットを解説|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

オウンドメディアでnoteを使うのはアリ?メリット/デメリットを解説

目次

2022年に会員数500万人を突破した人気メディアプラットフォーム「note」。

「企業アカウントを登録すれば、オウンドメディアとして使えるのでは?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際に、KIRINやカルビー、パナソニックなど、noteをオウンドメディアとして活用している企業は多数存在します。

そこで、本記事ではnoteをオウンドメディアに使うメリット・デメリットを解説します。最後にはnoteを使ったオウンドメディアを成功させるポイントを紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

なおLeadGridではBtoB向けに無料配布資料の「CMSカオスマップ」と「CMS比較一覧表」を作成しています。カオスマップでは制作したいサイト種別ごとにCMSをマッピングし、比較一覧表では詳細な機能ごとに比較できるような一覧にまとめています。noteを利用するか、CMSを導入しオウンドメディアを制作するか悩んでいる方は、ぜひ下記から無料でダウンロードして検討材料にしてください。


BtoB企業向け CMSカオスマップ|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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BtoB企業向けCMS比較一覧表|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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noteを活用したオウンドメディアとは

noteを活用したオウンドメディアとは、メディアプラットフォーム「note」を利用した企業のオウンドメディア戦略のことです。ここではnoteの基本知識やWordPressとの違い、有料プラン「note Pro」について解説します。

noteとは

noteとは、誰でも簡単に記事コンテンツを作成・発信できるプラットフォームです。2022年4月には会員数が500万人を突破しており、20~40代のビジネスパーソンにおもに利用されています。

noteの魅力は操作性の高さ。無料登録するだけで記事の執筆ができるうえに、HTMLやCSSなどのプログラミング言語も不要なため、手軽にブログを始めたい人に支持されています。

またnoteでは、コンテンツの投稿だけでなく、有料コンテンツの販売やユーザー間交流も可能。noteで収入を得ている人が10万人を突破したとの公式発表もあり、近年では「稼げるプラットフォーム」としても注目を集めています。

参考:note会員数が前年比30%増の500万人超に!クリエイターエコノミーの拡大へ。収益など数字公開

noteとWordPressの違い

オウンドメディア運営では、CMSでサイトを構築し、記事コンテンツを投稿する流れが一般的です。ここでは代表的なCMSであるWordPressとnoteの違いを下記表にまとめました。


note

WordPress

始めやすさ

専門知識不要ですぐに始められる

プログラミング知識が必要

操作性

直感的に操作できる

テーマやプラグインが多く、使いこなすのに時間がかかる

費用

無料 ※note proは有料

無料 ※一部のテーマ・プラグインは有料

メンテナンス

不要(note側が行う)

必要(自社で行う)

カスタマイズ性

デザインが固定

自由に調整できる

集客のしやすさ

共有ドメインかつアクセス分析が不可能 ※note proは可能

独自ドメインかつアクセス分析や対策が可能

コンテンツの所有者

note

自社

操作性や始めやすさ、メンテナンス面ではnoteが優れている一方、カスタマイズ性ではWordPressに軍配が上がります。

またnoteの通常プランでは独自ドメインとアクセス解析が不可能であり、集客力が高いとはいえません。しかし有料プランのnote proを使えばこれらの問題はクリアできるため「note=集客に弱い」とは一概にはいえないでしょう。(実際「noteはSEOに強い」といった声はSNSやネット記事で多く見られます)

noteとWordPressはどちらにも長所があり、自社のオウンドメディアの目的やかけられるコスト、リソースなどによって媒体を決定する必要があります。

なおWordPressの得意分野や不得意なことについては無料配布資料「WordPressの得意vs不得意」にてまとめています。より自社にあったツールを選びたい方は下記から無料で資料をダウンロードし、WordPressを導入する恩恵とリスクのどちらの方が大きいかぜひチェックしてください。


WordPressの得意vs不得意|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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noteとnote proの違い

noteには有料プランの「note pro」が存在します。企業がオウンドメディアとしてnoteを利用するなら、note proを契約する必要があるでしょう。note proの基本料金と、通常プランとのおもな違いをまとめました。

◆note pro 基本料金

  • 初期費用:0円

  • 月払いプラン:月額80,000円(税抜)

  • 年払いプラン:年額880,000円(税抜)


note通常プラン

note pro

無料記事の掲載

予約投稿機能

×

コメント欄のON/OFF

×

メンバー権限管理機能

×

他社ECサイト連携

Amazonウィジェット連携

×

独自ドメインの適用

×

独自ロゴの設定

×

認証マーク付与

×

テーマカラーのカスタマイズ

×

複数のソーシャルリンク追加

×

アクセス解析(note pro アナリティクスβ)

×

Googleアナリティクスの設置

×

運営サポート

×

セキュリティ設定

×

noteとnote proの機能一覧(2023/3/1更新)より抜粋)

note proは月額8万円の料金がかかるものの、オウンドメディア運営に不可欠の独自ドメイン取得やアクセス解析機能が利用できるようになります。そのほか有料オプションの「Googleアナリティクスの設置(月額1万円)」「スマートニュースへの外部配信機能(月額2万円)」を契約できるなど、オウンドメディアをより効率的に運用できる仕組みが備わっています。

noteをオウンドメディアに活用する5つのメリット

noteをオウンドメディアに活用するメリットは、下記の5点です。

  • サイト立ち上げのコストや労力がかからない

  • SEOに強く潜在層にアプローチしやすい

  • noteの集客の仕組みを利用できる

  • note proで独自ドメインを取得できる

  • 連携しているECサイトが多い

1. サイト立ち上げのコストや労力がかからない

オウンドメディアを立ち上げる際、一般的には100~300万円、大規模サイトなら300~1,000万円の費用がかかります。しかし、なかにはこれだけの予算を確保できない……と運用を諦めていた企業も多いでしょう。

noteを活用したオウンドメディアなら、初期費用を8万円~に抑えることができます。年払いプランを選択したとしても1年で88万円の出費となるため、新たにサイトを制作するよりも格段に低いコストでオウンドメディアを始められます。

また基本設定やカスタマイズも簡単に行えるので、アカウント登録後すぐに運用を始められる点も大きなメリットといえるでしょう。

2. SEOに強く潜在層にアプローチしやすい

以前は「SEOに弱い」という認識が強かったnoteですが、2018年に「note.com」のドメインを取得したことや、コロナ禍で利用者数が増加したことをきっかけに徐々にドメインパワーを強めています。現在では「SEOに強いプラットフォーム」と評価されることも多く、良質なコンテンツを配信することで多くの自然検索流入を期待できるでしょう。

立ち上げ直後のオウンドメディアはドメインパワーも低く、自然検索流入数もなかなか伸びないのが現状です。しかしnoteのドメインパワーを借りれば、立ち上げ直後から上位表示できる可能性もあります。

3. noteの集客の仕組みを利用できる

noteはサイト内でも集客の仕組みが作られており、回遊性が高い点が特長です。たとえば閲覧履歴から近い属性の記事を紹介してくれる機能や、編集部のおすすめ記事をメールマガジンで紹介する機能など、note会員の回遊を促す機能が充実しています。

noteでは「note外での集客(SEO)」と「note内での集客」の2つの軸が強化されているため、より効率的にアクセスを伸ばすことができるのです。

4. note proで独自ドメインを取得できる

法人向け有料プラン「note pro」を利用すれば、独自ドメインを取得できます。ブログサービスの中には独自ドメインを設定できないものもありますが、note proなら「https://note.○○.jp/」のように、独自ドメインを設定可能です。

note proは月額8万円(税抜)の料金がかかりますが、オウンドメディア運用において、独自ドメインを取得することは信頼性や利便性の観点から必須条件といえます。そのためnoteをオウンドメディアとして運用するなら、note proの契約は不可欠でしょう。

note proを契約すると、独自ドメインのほかにも個別の運営サポートやセキュリティ機能を利用できるようになります。

5. 外部のECサイトと連携できる

noteに連携できる外部ECサイト一覧▲出典:note株式会社

noteには、外部のECサイトと連携できる「ストア機能」が備わっています。連携できるECサイトは下記の16種類です。

  • EC CUBE

  • イージーマイショップ

  • iichi

  • ebisumart

  • おちゃのこネット

  • KATALOKOOO

  • カラーミーショップ

  • Creema

  • Shopify

  • SUZURI

  • STORES

  • futureshop

  • BASE

  • minne

  • MakeShop

  • YAHOO!ショッピング

※上記に加えてAmazon商品ページのカート表示にも対応

note上に商品を掲載することで、note内のユーザーにお店やブランドをアピールしやすくなります。ストアタブに商品URLを貼り付けるだけで商品を追加できるため、WordPressのように特別なプラグインをインストールする必要もありません。

noteをオウンドメディアに活用する4つのデメリット

noteをオウンドメディアに活用する際は、次の4つのデメリットについても理解しておきましょう。

  • 有料プランの利用が必須条件

  • カスタマイズ性に劣る

  • サービスが終了する可能性がある

  • 基本的に広告を掲載できない

1. 有料プランの利用が必須条件

前述の通り、note通常プランでは独自ドメインやアクセス解析を利用できません。そのためnoteをオウンドメディアとして活用するなら、有料プラン「note pro」の契約が必須となります。

note proは月に8万円(税抜)のコストがかかるうえに、Googleアナリティクスの設置には月1万円(税抜)のオプション料金がかかります。月々9万円、年間108万円の出費は一般的なオウンドメディア運営では低コストに分類できますが、この料金には記事制作費やマーケティング費用などは含まれていません。

つまり、note proを契約してオウンドメディアを運用する場合、年間108万円の利用料に加えて記事制作費用やマーケティング費用、分析・改善費用などが別途発生するのです。これらの費用は月に100万円以上かかることもあるため「noteを利用すればコストを抑えられる」とは言い切れません。

さらにオウンドメディア運営は中長期的な運用が前提となるので、5年後、10年後を見据えると、CMSで構築したオウンドメディアのほうが低コストになるケースも十分に考えられます。

2. カスタマイズ性に劣る

WordPressをはじめ、CMSを利用したオウンドメディアでは、サイトのデザインや文字装飾などのカスタマイズを行えます。一方、noteには最低限の装飾機能しか搭載されていないため、他社との差別化をしにくいデメリットがあります。

装飾がない分読みやすいといったメリットもあるものの、個性を出したい企業には不向きといえるでしょう。

3. サービスが終了する可能性がある

仮にnoteがサービスを終了した場合、掲載したコンテンツが削除される可能性があります。オウンドメディアにとってコンテンツは資産であり、積み上げてきた資産が失われるのは大きな打撃です。

その点、CMSでオウンドメディアを構築すれば、初期費用はかかるもののコンテンツの所有者は自社となります。

4. 基本的に広告を掲載できない

オウンドメディアでは、アフィリエイト広告やGoogleアドセンスなどを掲載して収益化を狙う方法がありますが、noteには基本的に広告を掲載することができません。Amazonアソシエイトの広告掲載は可能となっているものの、広告料だけで多くの収益を得ることは難しいでしょう。

noteのみで収益化をめざすなら、有料記事やWebマガジンの販売など、質の高いコンテンツを作って販売することが必要となります。

noteを使ったオウンドメディアを成功させるポイント3つ

noteはオウンドメディアに活用できる魅力的なプラットフォームですが、ただ記事を投稿するだけでは成果を挙げられません。次の3点のポイントを押さえ、戦略的に運用を行いましょう。

  • 発信の目的やターゲットを明確化する

  • noteへの流入経路を作る

  •  他社の成功事例や過去のコンテンツを参考にする

1. 発信の目的やターゲットを明確化する

noteをオウンドメディアとして活用するなら、まずは発信の目的やターゲットを明確化しましょう。

noteは他のプラットフォームよりもコンテンツの質を求める傾向があります。発信の目的やターゲットが曖昧だとコンテンツにもブレが生じるため、ユーザーからの評価を得にくいのです。

「何のために発信を行うのか」「解決したい課題は何か」を抽出し、目的・ターゲットを定めることで、ユーザーに刺さる発信を行えるようになります。

2. noteへの流入経路を作る

noteはSNSやホームページ、採用サイトなど、他のチャネルとも相性が良いプラットフォームです。外部からnoteへの流入経路を設計すれば、より多くのアクセスを見込めるでしょう。

SNSシェアボタンも充実しているため、バズるコンテンツを生み出すことができれば、SNSで大きく取り上げられる可能性もあります。

3. 他社の成功事例や過去のコンテンツを参考にする

noteは、カルビーやヤマハ発動機、花王などの大手企業にも利用されています。note pro 公式サイトでは法人の導入事例や活用ヒントが充実しているため、運用のヒントとなるでしょう。

他社の成功事例や、競合他社のコンテンツを確認することで、運用の方向性や差別化の方法を模索することができます。

noteは手軽にオウンドメディア運用を始めたい企業におすすめ

noteはオウンドメディアにも活用できるメディアプラットフォームです。手軽に始められて、誰でも簡単に記事コンテンツを投稿できるため、「まずはお試しで情報発信してみたい」という企業に向いています。またSEOに強く、集客の仕組みが整備されている点も評価されるポイントです。

一方で「本格的にオウンドメディア運営を始めたい」と考える企業にとっては物足りなさを感じる可能性があります。本格的な運用を視野に入れているのなら、CMSでサイトを構築する方法をおすすめします。

そこでご紹介するのがリード獲得に特化したCMS「LeadGrid」。一般的にオウンドメディアを制作するには最低限でも30万円以上が必要だと言われる中、15万円から最短1週間で制作〜公開ができる「最短1週間 15万円〜でメディアを立ち上げられるプラン」をご用意しております。

note同様に直感的な操作が魅力のCMSで、専門知識がない担当者でも、コンテンツの制作や編集が行えるのも魅力です。

また、noteにはない顧客管理機能や資料ダウンロード機能、MAツール連携機能を備えており、「リードを集める・貯める・分析する」の流れをワンストップで支援します。

コスト・質・スピードを両立したいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


LeadGridでメディアサイトを構築する

【最短1週間、15万円〜で最高品質のメディア立ち上げ】LeadGridは、自社メディアの運営と多角的なコンサルティング経験を活用し、戦略的なメディア運営でリードを創出します。

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なお、LeadGridで制作したオウンドメディアを予算別にまとめた無料配布資料「予算別オウンドメディア制作事例集」もご用意しております。ぜひ下記よりダウンロードし、貴社の予算感で具体的にどのようなオウンドメディアを構築できるかイメージするのにお役立てください。


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記事を書いた人

LeadGrid BLOG編集部

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