Web広告の費用・料金の相場は?課金方式や費用対効果を高めるコツを解説
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Web広告は種類や課金方式が複雑なため、費用面で不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
Web広告費の毎月の目安は20〜50万円ほどと言われます。ただ、Web広告は少額からできるものも多く、たとえば「月5万円未満の予算で少しテストしてみる」といった施策も可能です。
本記事では、Web広告の費用相場、代表的な課金様式とWeb広告の種類について解説します。費用対効果を高めるコツも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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【一覧】Web広告の費用目安
下表は各Web広告の費用目安です。
BtoCとBtoB、商材のジャンル、利用する媒体などで単価に幅が大きいため、おおよその相場としてご覧ください。
広告の種類 | よくある課金方式 | 費用目安 |
---|---|---|
検索連動型広告 | クリック課金 | 数十円〜千円以上/1クリック |
ディスプレイ広告 | クリック課金 | 数十円〜100円程度/1クリック |
インプレッション課金 | 数十円〜数百円/1,000 lmp | |
アフィリエイト広告 | 成果報酬課金 | 商品価格の5%〜10%以上/1成果 |
SNS広告 | クリック課金 | 数十円〜数百円/1クリック |
インプレッション課金 | 数百円/1,000 lmp | |
エンゲージメント課金 | 数十円〜100円程度/エンゲージメント | |
動画広告 | 視聴課金 | 5円〜数十円/1視聴 |
インプレッション課金 | 数円〜数百円/1,000 lmp | |
クリック課金 | 数十円〜千円以上/1クリック | |
記事広告 | PV保証型 | 数十円〜数百円/1PV |
Web広告によくある課金方式
Web広告は課金方式によって課金タイミングが異なります。
課金方式 | 課金タイミング |
---|---|
クリック課金 | 広告がクリックされたら |
インプレッション課金 | 広告が表示されたら |
エンゲージメント課金 | 広告に対してユーザーが反応したら |
視聴課金 | ユーザーが広告を一定時間以上視聴したら |
成果報酬型課金 | 広告経由で設定したCVが発生したら |
PV保証型 | 広告の掲載が決定したら |
配信数型課金 | 広告の配信数が決定したら |
各課金方式についてそれぞれ紹介します。
なお、成果報酬型課金を除いて「Web広告の表示」と「LPでのCV」は無関係です。広告費を無駄にしないため、LPのCV率(CVR)改善も並行して考える必要があります。
なお、広告でLPに流入させた後のCVRを改善したい方は無料配布資料「CVR改善チェックシート」をぜひ下記からダウンロードしてみてください。チェックすべき項目ごとに改善案をまとめており、広告の費用対効果を高めるのに役立ちます。
クリック課金
クリック課金(CPC)は、広告がクリックされるごとに課金が発生する方式です。リスティング広告やディスプレイ広告でよく利用されます。
広告が表示されても、ユーザーがクリックしなければ費用は発生しません。「広告をクリックする=商品への興味関心があるユーザー」の式が成り立つため、広告費と成果が比例しやすい課金方式と言えるでしょう。
ただし、検索ボリュームの大きいキーワードや大手サイトで広告が表示されると、想定よりも多くクリックが発生し、あっという間に予算上限に達してしまう可能性もあります。
関連記事:運用型広告(リスティング、ディスプレイ)
インプレッション課金
インプレッション課金(CPM)は、広告が1,000回表示されるごとに課金が発生する方式です。SNS広告や動画広告でよく使われます。
表示回数だけで料金が決まり、広告を見たユーザーのアクションと広告費が切り離されているため、広告費を設定しやすい課金方式の一つです。
ただし、広告を見たユーザーがクリックしなければ、CVが発生せずに終わる可能性もあります。
関連記事:SNS広告(Twitter、Facebook、Instagram、LINE)
エンゲージメント課金
エンゲージメント課金(CPE)は、広告に対してユーザーが反応(エンゲージメント)したら課金が発生する方式です。エンゲージメントとは、たとえばSNS広告であれば「いいね」「シェア」「RT」「コメント」などがあげられます。
成果よりも、ユーザーとのコミュニケーションや好感度向上を目的とした広告向けの方法と言えるでしょう。
視聴課金
視聴課金(CPV)は、ユーザーが広告動画を一定時間以上視聴したタイミングで課金が発生する方式です。動画形式の広告で利用されます。
動画をスキップした場合は課金されず、しっかり見てもらった場合にのみ料金が発生するので、商材に興味のあるユーザーに絞って広告費を投下できます。
成果報酬型課金
成果報酬型課金は、設定したCV(資料請求、購入、会員登録など)が発生したタイミングで課金が発生する方式です。おもにアフィリエイト広告で利用されます。
CVが発生しない限り広告費はかかりませんが、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)によっては初期費用や月額費用が必要になります。
PV保証型
インプレッション保証型とも呼ばれ、広告掲載期間中に一定のPV数が発生することを保証したうえで広告費を決定する方式です。もしPV数が未達であれば、掲載期間が延長されます。
必要な広告費が事前に把握しやすい一方で、一度掲載がスタートすると、原則として契約が終わるまで広告は取り下げられません。
配信数型課金
広告の配信先の数に応じて費用が決まる方式です。おもにメール広告で使われます。
事前に必要な広告費が想定しやすく、またリーチできる数や属性が予想しやすい点がメリットです。ただし、配信数を増やしてもクリックされない可能性はあります。
Web広告の種類
代表的なWeb広告についても簡単に紹介します。
- 検索連動型広告(リスティング広告)
- ディスプレイ広告
- アフィリエイト広告
- SNS広告
- 動画広告
- 記事広告(PR広告)
Web広告の具体的な運用方法についてはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:Web広告運用は何をする?具体的な運用方法や成果を出すコツを紹介
検索連動型広告(リスティング広告)
Google、Yahoo!、Bingといった検索エンジンの検索結果に表示されるクリック課金方式のテキスト広告です。
ユーザーの入力した検索キーワードに連動して広告が変わり、各キーワードで必要な予算が異なります。
ディスプレイ広告
Webページなどの広告枠に表示される画像、テキスト、動画広告です。バナー広告と呼ばれることもあります。課金方式はクリック課金かインプレッション課金です。
広告枠にはそのページのコンテンツ内容に近い属性の広告が表示されます。またリターゲティングも可能です。
アフィリエイト広告
ASPを介してブログやWebサイトといった媒体に掲載する広告です。費用は成果報酬型課金で決まり、成果が出なければASPへの初期費用・月額費用以外に広告費はかかりません。
ただし、広告を掲載するかは媒体側の判断で決まるため、ASPに登録しても必ず広告が出稿されるとは限りません。
SNS広告
InstagramやTwitterといった各SNSへ出稿する広告です。インプレッション課金やエンゲージメント課金など複数の課金方式があります。
プラットフォーム側が持つデータに基づき、広告を表示するユーザーのターゲティングが可能です。
動画広告
YouTubeやTikTok、SNSなどに流れる動画形式の広告です。インプレッション課金や動画視聴課金など複数の課金方式があります。
動画の検索キーワード、カテゴリー、プラットフォーム側の持つデータなどでターゲティングが可能です。ただし、動画広告の制作費用は画像やテキストより比較的高額になります。
記事広告(PR広告)
メディア内の「記事」として、商材に関する記事を制作・掲載してもらう広告です。PR広告やタイアップ広告とも呼ばれます。
記事制作費と一定期間の掲載料を含めたPV保証型で料金を決定する場合が多く、メディアの規模で広告費が変動します。多くのPV数が期待できる大手メディアになると、1か月の掲載で150万円〜300万円ほどです。
Web広告費の予算の決め方
実際にWeb広告を出稿しようと考えた場合、予算はどのように決めたら良いのでしょうか。
リスティング広告を例に、わかりやすい方法を2つ紹介します。
- 売上目標(ゴール)から逆算する方法
- 狙うキーワードのクリック単価から計算する方法
売上目標(ゴール)から逆算する方法
売上目標から予算をざっくり決める方法です。
<例>
|
上記の場合、30万円で設定するとギリギリすぎますので、20万円〜25万円くらいに設定するのが安全です。
狙うキーワードのクリック単価から計算する方法
リスティング広告の場合、1回のクリックでいくらかかるかはキーワードによります。各キーワードのクリック単価はGoogle広告やYahoo!広告の管理ページから確認できるため、キーワード候補が決まっていれば予算を算出できます。
<例>
|
LPのCV率はだいたい1%前後と言われます。もしLPのCVRが不明の場合は、ひとまず1%で計算するのがおすすめです。
ただし、LPのCVRが想定通りとは限りません。効果測定できる形で運用しつつ、翌月以降は実際のCVRで再計算すると良いでしょう。
Web広告の費用対効果を高める3つのコツ
Web広告の費用対効果を高めるため、実際に運用をスタートする前に、以下の3点をチェックしましょう。
- 「ターゲット」「発信する情報」「目指す状態」の3つを明確にする
- 目的にあった課金方式を選ぶ
- 撤退するラインを決めておく
1. 「ターゲット」「発信する情報」「目指す状態」の3つを明確にする
Web広告について「どのターゲットへ向けて、どのような情報を広告で発信し、その結果ターゲットにどうして欲しいのか」を明確にします。
最初に軸を決めておくことで、相性の悪い方法で広告費を浪費してしまう失敗を回避できます。
<例1> |
上記の場合、ニーズが顕在化している企業担当者が対象になるため、リスティング広告が効果的かも知れません。
<例2> |
上記の場合、ビジネス目的での利用者が多いFacebook広告や、英語勉強サイトへのディスプレイ広告が候補に入るでしょう。
このように相性の良い掲載媒体を決めるときは、ターゲット像をより具体的に設定するためにペルソナ設計を行うのもおすすめです。無料配布資料の「ペルソナ設計入門ガイド」ではLeadGridチームが実際にワークショップを開催するときのワークの内容をまとめております。ぜひ下記より資料をダウンロードし、成果につながる広告出稿の判断軸となるペルソナを設計してみてください。
2. 目的にあった課金方式を選ぶ
広告目的と課金のタイミングが近い課金方式を選択するのも大切です。成果から遠い位置で費用発生が増えてしまうミスを防げます。
目的 | 相性の良い課金方法 |
認知拡大 |
|
興味関心 |
|
成果 |
|
広告媒体の多くは複数の課金方式とそれにあった表示方法が用意されています。どれにするか迷った場合は、少額で各課金方式を試してみると良いでしょう。
3. 撤退ラインを決めておく
最初から広告運用がうまくいくとは限りません。成果が出ないと「もう少し期間を延ばしてみよう」「予算を上げてみよう」と考えがちですが、改善の糸口が掴めないまま続けても予算を無駄に消費してしまいます。
「期間」や「予算」で撤退ラインを決めておき、そのラインを越えても成果が出なかった場合は、いったん広告を停止して失敗理由を検証すべきです。
広告運用は、PDCAを繰り返してノウハウを蓄積した方が結果的にうまくいきます。
Web広告の運用とLP改善の両輪で成果を実現しよう
Web広告は課金方式や種類がいくつもあり、その多くは少額から出稿できます。実際にやってみないと理解が難しい部分もあるため、はじめて出稿する場合は少額でテストしてみると良いでしょう。
また、広告を成果につなげるには、広告の先に設置するLPも重要です。広告が狙い通りの働きをしても、LPに問題があるとなかなかCVに至りません。
広告運用とLP改善の両方でPDCAを回しつつ、成果につなげましょう。
LeadGridは、担当者ベースでLP作成が可能なクラウド型CMSです。
Webページの見たまま編集機能、フォーム作成機能、資料ダウンロード設定機能、各種MAツールとの連携など、理想のLP施策を展開する機能がそろっています。
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