Webマーケティングの仕事はサイトのデータ分析、検証や改善など、さまざまな業務が含まれます。効率よく業務をこなすには、ツールの活用が不可欠です。

しかしWebマーケティングツールはたくさんありすぎて、どれを選んだら良いかわからないと、お悩みの人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は今すぐ使えるWebマーケティングツールを紹介します。この記事を参考にして、課題解決へ導くツールを探してみてください。

Webマーケティングツール比較一覧

今回紹介するマーケティングツールを一覧で紹介します。比較検討する際にご活用ください。

アクセス解析ができるおすすめWebマーケティングツール

効果的なWebマーケティング施策には、アクセス解析が欠かせません。ユーザーの環境や属性、行動等を分析するために活用したいおすすめのツールは以下の3つです。

• Googleアナリティクス
• Googleサーチコンソール
• AIアナリスト

1. Googleアナリティクス

▲出典：Googleアナリティクス

GoogleアナリティクスはGoogle社が提供する、無料のアクセス解析ツールです。Googleアナリティクスでは、主に以下の情報が把握できます。

• ユーザーの属性
• サイトを閲覧しているデバイス
• 行動履歴
• サイトへの流入経路
• リアルタイムのアクセス状況
• コンバージョンレポート

サイトの状態が可視化できるため、Googleアナリティクスの情報をもとに 現状の問題点を把握できます。幅広い要素の数値が見られるので、サイト改善に役立てられます。

2. Googleサーチコンソール

• 流入キーワード
• サイトの問題点
• インデックス状況
• サイト順位の推移

Googleアナリティクスとの連携も可能です。連携すればGoogleサーチコンソールのデータがGoogleアナリティクスで確認できるようになります。より効率的なアクセス解析が可能となるため、ぜひ連携させておきたいツールです。

3. AIアナリスト

AIアナリストの機能は次の5つです。

• 実施後の予測値もわかる改善提案
• サイトの特性に合わせたレポート報告
• 目標を設定した成果予測
• チームでの共有もれを防ぐ施策管理
• 期間ごとに確認できる効果検証

使える機能が限られていますが、無料プランもあります。無料プランでは「人工知能の提案一覧」と「レポート画面」が利用できます。

サイト改善ができるおすすめWebマーケティングツール

サイト改善におすすめのツールは以下の2つです。

• PageSpeed Insights
• Rich EFO

4. PageSpeed Insights

PC・モバイル別に分析結果を抽出でき、それぞれの改善方法の提案を受けられます。

Google検索セントラルでも「ページ読み込み速度が検索結果に影響する」と公式見解を示しているので、SEOの一つとして取り入れたいツールです。PageSpeed Insightsから提案される方法を参考に、サイト改善していきましょう。

またPageSpeed Insightsでは、Core Web Vitals（コアウェブバイタル）の指標についても表示されるようになりました。Core Web Vitalsとは、LCP（Largest Contentful Paint：読み込み時間）、FID（First Input Delay：インタラクティブ性）、CLS（Cumulative Layout Shift：ページ表示までの視覚的な安定性）の3つの指標です。

Googleによると、これら3つが基準を満たしたページは離脱率がニュースサイトで22%、ショッピングサイトで24%低下するとのこと。Core Web VitalsはSEOの観点でもモバイル検索のランキングシステムに導入され、重要な要素といえます。PageSpeed Insightsにて自社のサイトのCore Web Vitalsについて確認してみましょう。

参考：Web Vitalsを支える科学

5. Rich EFO

2つ目は 分析機能です。項目別・期間別・OSブラウザ別に分析レポートを確認できるため、施策の改善策に役立てられます。

Rich EFOを使うことで離脱を減らす、コンバージョンを高められるなどの効果が期待できます。

SNS分析ができるおすすめWebマーケティングツール

効果的なサイト運用には欠かせないSNS。おすすめのSNS分析ツールは以下の3つです。

6. Social Insight

• Twitter
• Instagram
• Facebook
• YouTube
• TikTok
• Pinterest
• LINE
• mixi

Social InsightではSNSにおける ファンの分析や競合アカウント調査、口コミ調査が可能です。そのほかにもキャンペーンの自動化や複数のSNSの予約投稿、炎上リスクにも対応できます。

複数のSNSを管理している企業におすすめです。

7. SocialDog

• フォロー・フォロワーの推移
• フォロワー分析
• ツイート分析

フォロー・フォロワー数などの基本的な情報はダッシュボードで確認できます。レポートも見られるので、さまざまなデータが一目でわかるようになっています。

そのほかにも ツイートの予約投稿や、フォローバック、複数の担当者によるアカウント管理も可能です。

SocialDogの分析結果を活かすことで、Twitterにおける効果的なマーケティング施策が期待できるでしょう。

8. CCX social

▲出典：CCX social

CCX socialは「PowerPoint・エクセル・CSV・PDF形式」で、データをダウンロードできます。社内でのレポートにデータをそのまま利用できるため、業務の工数が減らせます。

競合分析ができるおすすめWebマーケティングツール

サイト運用は競合のチェックも必要です。おすすめの競合分析ツールは以下の4つです。

• Ubersuggest
• Ahrefs
• Semrush
• Similarweb

9. Ubersuggest

自社サイトだけでなく、競合サイトの情報も把握できるのがUberSuggestのポイントです。キーワード選定をミスしないためにも、競合の流入キーワードチェックは必須といえます。

なおUbersuggestの無料版で検索できる回数は1日3回ですが、Chromeの拡張昨日は1日40回使えます。有料版の料金も月額2,999円から（買い切りプランあり）と比較的手頃なので、まずはUbersuggestから始めてみてもいいかもしれません。

10. Ahrefs

• サイトエクスプローラー：対象サイトのSEO調査をする
• コンテンツエクスプローラー：SNSで人気が高い記事を探す
• キーワードエクスプローラー：キーワードの検索ボリュームや難易度を調査する

Ahrefsは14兆のリンクデータを保有し、1.8兆のページURLを網羅しています。それらのデータから導き出された、独自のドメインパワーを測る指標「 ドメインランク（DR）」は多くのWebマーケターが競合分析の基準となっています。Ahrefsを用いることで 競合サイトの被リンク獲得数や流入キーワード、DRを詳細に把握でき、自社のサイト改善に役立てられるでしょう。

11. Semrush

競合サイトのアクセス解析からキーワードの発掘、サイトの被リンク調査もおこないます。さらに120以上の項目でサイトのSEOを診断します。

また競合のSNSアカウント分析にも対応。競合アカウントのオーディエンスの推移を可視化し、相手の戦略を洗い出すことも可能です。

12. Similarweb

有料プランでは、サイトを訪れたユーザーの興味やアクセス回数の多いサイトもわかります。ユーザーの詳細がわかるので、サイト設計に役立てられるでしょう。URLを入力するだけで、データが得られる手軽さも魅力です。

またSimilarwebが競合と判断したサイトも一覧で見られるので、サイト戦略に活かせられます。

ABテストができるおすすめWebマーケティングツール

ABテストはより良い結果を出すために、施策を比較検討することです。おすすめのABテストツールは以下の2つです。

13. Googleオプティマイズ

• A/Bテスト
• リダイレクトテスト
• 多変量テスト

A/Bテストでは同じURLでさまざまなパターンを用意します。ボタンや写真など、 一部分の変更によるテスト結果を見たい場合に向いているテストです。

一方リダイレクトテストは、異なるURLを比較します。LPの比較やページの 全体的な変更をしたい際に有効です。

多変量テストは複数のデザインを用意し、それぞれ ベストな組み合わせを探すテストです。

14. Optimizely

PCやスマホ対応サイトだけでなく、アプリでのABテストも可能です。多変量テストや複数ページのテストにも対応しています。Ptengineと連携させることで、 ヒートマップを使ったABテストもできるようになりました。

またチームでテスト結果の共有ができるため、PDCAが回しやすくなり、サイト改善のスピードアップが期待できます。

ユーザー行動分析ができるおすすめヒートマップツール

ヒートマップはサイトにおけるユーザーの行動を色で示したツールです。おすすめのヒートマップツールは以下の3つです。

15. User Heat

▲出典：User Heat

User Heatは月間30万PVまでなら 無料で使えるヒートマップツールです。User Heatでは5種類のヒートマップが確認できます。

• 熟読エリア：滞在時間の計測
• 終了エリア：ユーザーが読み終えた場所
• マウスムーブ：マウスの動き
• クリックエリア：クリックしたポイント
• 離脱エリア：離脱したポイント

同じ内容でも、デバイスによってクリックしたポイントが違うということもしばしばあります。PC用・スマホ対応サイトごとで分析できるのも大きなポイントです。

16. Clarity

Googleアナリティクスと連携することで、アクセス解析データとヒートマップをClarityで確認できるようになります。ユーザーの動きをレコーディングし、共有できるのが大きな魅力です。

また権限付与ができるため、複数の担当者での管理も可能。サービスが2020年に始まったばかりなので、今後の取り組みに期待できます。

17. Ptengine

有料プランではユーザーの属性ごとにデータ出力し、それぞれの行動を比較できます。新規ユーザーと2回目以降のユーザーなど、23種類のセグメントでチェック可能です。

そのほかにも2021年から機能追加され、ABテストやユーザーの行動分析などにも対応しています。ヒートマップとしてだけでなく 「アクセス解析→仮説→検証」まで、一気通貫でおこなえるツールです。

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Webマーケティングツールはさまざまな種類があります。自社の課題に合わせたツールを使うことで、より成果につながるサイト運営が可能です。

ちなみに「企業のリードを獲得して売上を拡大していきたい」という方におすすめしたいCMSが「LeadGrid」です。

LeadGridは リード獲得に強いCMSで、ホワイトペーパーの自動ダウンロード機能やセミナー管理機能、フォームの自由な編集機能など、リード獲得に必要な機能が揃っています。今回紹介したWebマーケティングツールと合わせてつかうことで、より効果的なサイト運用ができることでしょう。

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