WordPressを導入するメリットは?デメリットの対処方法も紹介
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WordPressは、無料で使用できるオープンソース型のCMSのひとつです。
CMSとは、(Contents Management System)の略で、Webコンテンツを簡単に作成・管理できるシステムのこと。
CMSを使用すればHTMLやCSSなどの 専門知識がなくても、簡単にWebサイトを運営できます。これからWebサイトを構築する上で、CMSの導入は欠かせないでしょう。
関連記事:CMSとは?機能や導入するメリット、選び方のポイントと事例を解説
数多く存在するCMSのなかで、WordPressは圧倒的なシェアを誇っています。
WordPressの市場シェアは世界中の全CMSの64.3%。それだけではありません、全Webサイトの43%がWordPressで作られているのです。
関連記事:国内外のCMS市場シェアランキング|トレンドや推移も解説
この記事ではWordPressでできることやメリット・デメリットについて紹介します。デメリットの対処方法も解説するので、ぜひサイト制作の参考にしましょう。
WordPressでできること
WordPressは誰もが無料で使える、オープンソース型のCMSです。ソースコードが公開されているため、誰でも自由にカスタマイズできます。
自由にカスタマイズできるため、 あらゆるデザインや機能を実現したサイトの制作ができる点が特徴です。WordPressで制作できるサイトの例は以下のとおりです。
- ECサイト
- 採用サイト
- コーポレートサイト
- サービスサイト
- オウンドメディア
またWordPressは機能としても、会員制機能や予約カレンダー、クレジット決済などの機能を、プラグインで追加が可能です。プラグインに加えCSSやPHPなどの知識により、思い当たる大体の機能が実現できる柔軟さや汎用性の高さが、WordPressの強みと言っていいでしょう。
またWordPressは、複数のメンバーでサイトを管理できます。5種類のユーザー権限が設定されており、役割に応じた権限の付与が可能です(ユーザー権限自体もプラグインで編集、追加が可能)。企業サイトなど複数人でサイトを運営する場合に便利な機能でしょう。
WordPressでサイト作成するメリット
WordPressでWebサイトを作成するメリットは、次の5点です。
- WordPressは無料! 費用を抑え作成・運用できる
- 自由にカスタマイズできる
- プラグインやテンプレートが豊富で様々なサイトの作成が可能
- カスタマイズしなくてもSEOに強い構造
- 世界中に開発者・利用者が多く情報に困らない
1点ずつ紹介します。
WordPressは無料! 費用を抑え作成・運用できる
WordPressの最大のメリットは、 費用を抑えWebサイトを作成・運用できることです。
オープンソース型のWordPressは、無料でシステムの導入ができます。WordPress自体の更新や運用の費用も、一切かかりません。
無料のプラグインやテーマを利用すれば、かかる費用はサーバー代と独自ドメイン代くらいでしょう。
希望するWebサイトの機能が標準機能の範囲内であれば、WordPressの利用はもっとも費用を抑えWebサイトの作成ができる選択肢なのです。
自由にカスタマイズできる
WordPressが圧倒的なシェアを誇る理由のひとつは、その自由度の高さにあります。
ソースコードが公開されているため専門的な知識やスキルがあれば、 自由自在にカスタマイズが可能です。コーポレートサイトやオウンドメディア、ECサイトなどあらゆるサイトを制限なく作成できます。
ただし自由にWordPressをカスタマイズするにはHTMLやCSS、PHPなどの専門的な知識やスキルが必要です。
制作会社などに依頼する場合は通常のホームページ制作と同等の費用が必要になるので、サイト制作の際は留意しましょう。
プラグインやテンプレートが豊富で様々なサイトの作成が可能
WordPressはプラグインやテンプレートが豊富に用意されています。無料・有料があり、無料のものだけでもその数は膨大です。
既存のテンプレートを使えば、簡単におしゃれなデザインのWEBサイトを作成できます。ただ既存のテンプレートをそのまま使うだけでは、独自性を演出することは難しいでしょう。独自性のあるデザインとするには、別途の開発が必要です。
またプラグインを導入すれば、必要な機能を簡単に追加できます。プラグインとは、WordPressの機能を拡張するものです。
「お問い合わせフォーム」「SNS連携機能」「予約システム」など、その種類は多岐にわたります。プラグインをインストールするだけで、これらの機能を簡単に追加できるのです。
ただしインストールするプラグインは、必要最小限にとどめましょう。
- 表示速度が遅くなる
- プラグインを経由したハッキングの対象にもなる
- 他のプラグインやテーマとの相性が悪いとトラブルが発生する
このようなリスクがあるので、インストールするプラグインには注意が必要です。
カスタマイズしなくてもSEOに強い構造
WordPressは、 SEOに強いCMSです。元Googleで検索品質グループの責任者を務めたマット・カッツ氏も以下のように述べています。
WordPress takes care of 80-90% of(the mechanics of)Search Engine Optimization (SEO)
(編集部訳:WordPress は検索エンジン最適化 (SEO) の 80 ~ 90% (のメカニズム) を処理します)
WordPressはもともとからトップページ→カテゴリ→個別記事と、検索クローラーが巡回しやすい構造になっています。さらにテーマを入れることでパンくずリストやある程度の構造化マークアップにも対応する場合もあり、カスタマイズ不要でSEOに強くなる土台が作られているのです。
さらに プラグインを導入するだけで、簡単にSEOの強化が可能。
WordPressにはSEOに有効なプラグインが、豊富にそろっています。プラグインを導入・設定することで、よりSEOに強いサイトとできるでしょう。
世界中に開発者・利用者が多く情報に困らない
WordPressは、圧倒的なシェアを誇る CMSです。海外はもとより、日本国内にも多くの利用者がいます。
利用者が多いため書籍やWeb、動画などで簡単に情報を収集できるのです。トラブルが発生しても、Web上の情報だけで解決できる場合もあります。
ある程度の専門知識があり、調べる時間や労力がしっかり取れるのであれば、情報に困ることはないでしょう。
WordPressでサイト作成するデメリット
WordPressでサイト作成するデメリットを、5点紹介します。
- 無料で使えるため公式なサポートはない
- サイバー攻撃で狙われやすい
- 自社でのシステムのアップデート作業が必要
- 構築やエラーの対処には専門知識が必要なことも
- サーバーの用意や維持管理が必要
無料で使えるため公式なサポートはない
WordPressは無料であるがゆえに、ベンダーのサポートがありません。公式のサポートは『サポートフォーラム』と呼ばれる、ユーザー同士の掲示板のようなものがあるだけです。そのためトラブルが発生しても、自力で解決しなければなりません。
WordPressは無料で使用できるぶん、すべてが自己責任になります。ある程度の専門知識と労力が、必要とされるのです。
制作をWeb制作会社に依頼した場合は別途契約することで、サポートを受けられることもあります。社内に保守運用の担当者などがいない場合は、制作会社などに依頼したほうが安心でしょう。
サイバー攻撃で狙われやすい
WordPressは、サイバー攻撃の標的になりやすいCMSです。
おもな理由は、以下の3点があげられます。
- ソースコードが無償で公開されているオープンソース型だから
- WordPressは世界で圧倒的なシェアを誇るので、ユーザー数が多いから
- セキュリティが脆弱になりやすい独自開発のプラグインやテーマなどを標的にしやすいから
WordPressが抱えるセキュリティリスクには不正アクセス、Webサイト改ざん、情報漏えいなどがあげられます。サイバー攻撃による、個人情報漏えいなどのリスクは無視できません。企業の信頼を、失う可能性もあります。
WordPressを導入するのであれば、万全のセキュリティ対策を施しましょう。
WordPressのセキュリティ対策は、多岐にわたります。近年増え続けるWordPressへのサイバー攻撃を考えると、セキュリティ対策は欠かせません。社内に運用保守の担当者がいない場合は、WordPressのセキュリティ対策に知見のある保守会社に依頼しましょう。
関連記事:CMSのセキュリティは大丈夫?脆弱性を狙ったサイバー攻撃事例6選と対策方法も解説
なお、セキュリティに堅牢なサイト制作を行いたい場合は、改ざん検知やWAFといった最高レベルのセキュリティ基準に対応した国産CMS「LeadGrid」がおすすめです。インスタンス・データベースなどのコンポーネントは全て監視しており、異常があれば即時サポートチームが対応します。
LeadGridの機能詳細はサービス資料にて紹介しております。
自社でのシステムのアップデート作業が必要
WordPressのシステムやテーマ、プラグインは定期的にアップデートする必要があります。最新の状態にすることは、セキュリティ対策にもなるので欠かせない作業です。
アップデート作業は、クリックひとつで終わる簡単なものです。しかしアップデートによってサイトが表示されなくなるなど、エラーを誘発する恐れがあります。
上述したとおり、WordPressにはサポートがありません。このようなトラブルが発生した場合も、自力で解決する必要があります。
保守管理のできる担当者が社内にいない場合は、制作会社に依頼したほうがよいでしょう。
構築やエラーの対処には専門知識が必要なことも
WordPressは導入やテーマ・プラグインのインストールそのものは、少し調べれば誰もが簡単に可能です。ですがWordPressの拡張性を活かしカスタマイズや独自の機能をもたせようと思うと、難易度が突然上がってしまうのが難しいところでもあります。
またWebにあまり詳しくない担当者が更新する、となった際にはWordPressのカスタマイズ性が仇となり、画面の中に情報量が多すぎて「何をどうすれば更新できるのかわからない」といった状況に陥りやすいのもWordPressのデメリットです。WordPressの投稿画面自体はブログサービスのようでも、その画面に行き着けないケースも。
さらにエラーが起こった際、自社で解決する必要がある点も考慮し運用体制を構築する必要があります。
エラーが起こった際、解決方法自体はネット上に情報の掲載があるものの、そもそも「いまサイトに何が起こっているのか」といった現状の把握や「トラブルの原因の可能性として、どういった事がありえるのか」などの原因の絞り込みは自社である程度行った上で検索を行わないことにはトラブルシューティングにかなりの時間を要してしまいます。FTPソフトなどからHTMLファイル・CSSファイルなどを調整するようなフロントエンドや、テーマ・プラグインのコードを見ればある程度構造がわかるくらいのバックエンドの専門知識が必要な場合も。
これらの対処に自信がない場合は保守を会社に依頼するか、そもそもWordPressではなくサポートのしっかりしたCMSを選択しましょう。
なお、直感的な操作性に優れ、リード獲得に特化した国産CMS「LeadGrid」はサイト制作支援だけでなく、サポートサービスもご用意しております。管理画面のUIはマニュアルを見なくても直感的に操作できると好評のわかりやすさですが、初めてWebツールに触れる担当者であっても安心して使用できるよう、オンボーディングのご要望にお応えすることが可能です。また、導入後の運用時に不明点やトラブルが発生した際はチャットで迅速にサポートいたします。
LeadGridの機能詳細はサービス資料にて紹介しております。
サーバーの用意や維持管理が必要
WordPressは自社で用意したサーバー上に構築してはじめて、インターネット上での露出が可能です。WordPressだけでシステムが完結するわけではない点に注意しましょう。
また設計段階でサーバーの選定が必要な点も留意が必要です。制作するサイトがどれくらいのアクセスを見込むのか、ほかの機能としてサーバーに何を求めるのかをはっきりさせておかなければサーバーが選べません。
また自社でサーバーを管理する場合、維持管理にかかる人的・金銭的コストも考慮に入れる必要があります。「サーバーについてあまり考えなくてもいい方法」をお探しであれば、サーバーも込みでサービス展開をしているLeadGridなどの「クラウド型(SaaS型)CMS」の利用を検討してみましょう。
WordPressの弱点をカバーするための対処方法
上で紹介したWordPressの弱点をカバーするための対処法について、以下3つを紹介します。
- 攻撃を受けそうな穴を作らない
- アップデートには優先度をつける
- レンタルサーバーから小さく始める
攻撃を受けそうな穴を作らない
まずは攻撃を受けそうな穴を作らないよう、入れるプラグインの数は最低限に絞りましょう。
プラグイン自体を減らすことで、セキュリティの脆弱なプラグインが紛れ込む確率を抑え込みます。またプラグインの数が少ないとサイトの表示速度が遅くならないので、SEOにも好影響です。
「自動で画像を圧縮してくれるプラグイン」や「いろんな機能が詰まったオールインワンプラグイン」などを入れているサイトも多いですが、セキュリティやプラグイン自体の動作の軽さも踏まえて外部ツールでカバーすることも考えましょう。
アップデートには優先度をつける
WordPress周りのアップデートは優先度に気をつけましょう。
プラグイン→テーマ→WordPress本体の順番に頻繁にアップデートが発生する事が多いのですが、 特に気をつけるべきはWordPress本体のアップデート。新しいバージョンのWordPressにプラグインやテーマが対応しおらずサイトが壊れる可能性があるからです。
WordPress本体のアップデートを行うときは、使用中のプラグイン・テーマの詳細ページから対応バージョンを確認し、動作確認が取れている状態でアップデートしましょう。
なおアップデートの際は、 直前にサイトのバックアップを取るようにしましょう。もしアップデート後にサイトが壊れることがあっても、バックアップがあれば復旧が簡単になります。なおバックアップは「All-in-One WP Migration」などのプラグインで簡単に作成可能。
バックアップはアップデート前だけでなく、定期的に取るようにしましょう。
レンタルサーバーから小さく始める
「サーバーについてあまり考えなくてもいい方法」をお探しであれば、サーバーも込みでサービス展開をしているLeadGridなどの「クラウド型(SaaS型)CMS」の利用がおすすめです。
ただ「WordPressの使用は決定しているのだけど、要件がきちんと決まっておらずサーバーの探し方もわからない」場合は、レンタルサーバーの一番小さなプランから始めるのがおすすめ。レンタルサーバーであればサイト公開後にトラフックが増えた際もプラン変更により対応も簡単ですし、料金や管理の手間も比較的かかりません。
サイトが大きくなるに従って、専用サーバーやVPNサーバーを検討しましょう。
WordPressのデメリットを補う有料CMSも検討しよう
無料で使用できるWordPressは、 自由にカスタマイズでき拡張性にも優れています。
社内に専門知識のある人材が豊富であれば、費用を抑えWebサイトの構築・運用ができるでしょう。ですが制作会社に依頼すれば、通常のホームページ制作と同等の費用がかかります。
WordPressは操作がわかりにくく、Webの知識がない人にとっては扱いにくいデメリットがあります。
「WordPressの操作に不安がある」「社内の誰もが簡単に操作できるCMSを利用したい」
といった場合は、 HTMLやCSSなどの専門知識を必要としないCMSを検討しましょう。
とはいえ、CMSと一口にいっても多種多様です。「自社に適したCMSをまずはざっくりチェックしたい!」という場合は制作したいサイト種別に向いているCMSがわかるBtoB企業向けCMSカオスマップをご活用ください。
機能などで比較検討を行うときはBtoB企業向けCMS比較一覧表が便利です。
デザインの自由度が高いのに専門知識不要!セキュリティ万全でサイト制作・更新をしたいならLeadGrid
専門知識がなくても簡単に操作できるCMSを検討している方には、LeadGridがおすすめです。LeadGridは別途のサーバー契約が不要なクラウド型で、運用上もHTMLやCSSなどの知識がなくとも簡単に操作ができるCMSです。
ページを見たまま編集できる「ページ管理機能」やドラッグ&ドロップで簡単にフォームを作成できる「フォーム管理機能」が標準機能として備わっています。
ページの更新も直感的に操作できるため、 Web制作会社に依頼することなく社内の担当者だけでサイトの更新をはじめ、さまざまな施策が可能です。
「 シンプルで使いやすく直観的に操作できる 」
「 Web運用にかかる工数を大幅に削減できた 」
という声をお客様から多数いただいています。
またLeadGridはWebサイトに求められる セキュリティ対策が万全で、自動でアップデートするので保守運用に工数を取られることはありません。
LeadGridの使いやすさや機能を無料で14日間お試しできる無料デモも提供しております。ぜひお気軽にご相談ください。
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