Webサイト制作依頼で失敗しないための5ポイント|制作フローについても
Webサイト制作を依頼する際に失敗しないための5つのポイントについて紹介します。
Webサイト制作のフローやサイトの種類別の費用相場についても紹介するので、Webサイト制作依頼のポイントを押さえたい方はぜひご覧ください。
Webサイト制作依頼の5つの注意点
Webサイト制作依頼の際に気をつけたいポイントは次のとおりです。
- RFP(提案依頼書)を作成しておく
- RFPをもとに相見積もりを取る
- 見積もりの金額だけで判断しない
- 同業種のWebサイト制作実績があるかどうか確認する
- リリース後のサポートを確認する
ポイント1. RFP(提案依頼書)を作成しておく
まずはRFPを作成しましょう。
RFPとは“Request For Proposal”の略で、システム開発やサイト制作を導入・発注する際に依頼内容をまとめた提案依頼書のことです。基本的には発注側が作ります。
理想的なRFPの項目としては以下の12項目です。
- 背景
- 目的
- 方針(開発言語、開発環境、開発体制等)
- 予算
- スケジュール
- 提案依頼範囲
- ターゲット
- サイトの内容
- 発注範囲
- 制作期間における希望
- 体制
- 競合
それぞれの項目の具体例や書き方については、「BtoB企業向け RFPの書き方とは」をぜひご活用ください。

つまりRFPを事前に作成することで、Webサイトを制作するに至った背景やサイト制作の目的、ターゲットが整理されるきっかけになるのです。
また予算やスケジュールについても見積もりの際に制作会社に提示できるので、制作会社側としても、より正確な見積もりを提示できます。発注したあとで追加料金、となるようなケースは避けやすくなるでしょう。
なお、サイト制作の費用相場についてはサイトの種類・規模別の制作費用相場の資料でまとめております。自社が制作したいサイトには一般的にどれくらいの予算が必要なのか把握しておくことで、依頼の精度が高まるため予め目を通しておくことをおすすめします。

ポイント2. RFPをもとに相見積もりを取る
作成したRFPをもとに、3社以上の会社に相見積もりを取りましょう。同じRFPなので同条件で提案を比較できます。ただあまり多すぎても依頼や比較が大変になるので、多くても5社程度にしましょう。
ポイント3. 見積もりの金額だけで判断しない
制作会社の見積もりを比較するとき、金額の安さだけで選ばないようにしましょう。
企画から並走してくれる会社である、制作実績のデザインがイメージとあっているなど、金額だけではない部分も多々あります。
本記事の後半にもWebサイトの種類別費用相場を掲載していますが、あくまで目安にとどめ、Webサイト制作の目的が達成されそうかどうかの基準で制作会社を比較しましょう。
ポイント4. 同業種のWebサイト制作実績があるかどうか確認する
同業種のWebサイト制作実績があるかどうかも、比較の基準になります。
制作会社のサイトの事例ページを確認するか、担当者に直接聞いてみましょう。社内に事例の共有がなされていれば、答えてもらえるはずです。
同業種でなくとも、目的(ブランディングや集客など)が同じWeb制作事例について尋ねるのもおすすめ。
ポイント5. リリース後のサポートを確認する
Webサイトはリリースがゴールではありません。
CMSの操作マニュアルや勉強会の実施はあるか、トラブル時でもチャットや電話にてすぐに対応できる体制があるか、(希望する場合)アクセス解析や改善などを任せられるかなど、リリース後のサポート体制が充実度合いについても確認しましょう。
Webサイト制作のフローについて
Webサイト制作は基本的に以下の流れで進みます。
- 要件定義
- デザイン作成
- 実装
- 表示・動作テスト
- 検収、リリース
ステップ1. 要件定義
要件定義では「誰にどんな情報を伝えて、どうなってもらうようなサイトにするか」を中心にサイトの仕様を決定します。
具体的には必要な機能の設定やサイトマップの設計、ワイヤーフレームの作成などを行います。
関連記事:Webサイト制作に必要な要件定義とは?必要項目や進め方についても
ステップ2. デザイン作成
確定したワイヤーフレームをもとに、デザインカンプを作成します。
要件定義の際に固めた企業のブランディングイメージやペルソナに基づいてデザインが進みます。発注側の確認が多く発生するパートです。
ステップ3. 実装
要件定義にて固めたインフラ要件のもとバックエンドの実装を、デザインカンプをもとにフロントエンドの実装を行っていきます。この部分では発注側の確認はあまり発生しません。
ステップ4. 表示・動作テスト
制作会社側にて表示崩れはないか、要件通りの動作をしているかをさまざまなブラウザで確認します。不具合がある場合は随時修正を行います。
ステップ5. 検収・リリース
発注側で注文通りのデザイン、挙動、機能かどうかを確認します。
不具合があれば修正、なければ制作会社側と作業スケジュールを合わせながらリリースの運びになります。
リリース後にはサイトに埋め込んだタグの挙動が確認が必要になる場合があります。
Webサイト制作料金の種類別費用相場
Webサイト制作料金について、Webサイトの種類別の費用相場を紹介します。
- コーポレートサイト
- ランディングページ
- オウンドメディア
- 採用サイト
- ECサイト
なお、こちらの章で紹介する費用相場は駆け出しフリーランスや中小制作会社を中心とした相場となっています。予算を抑えて制作したい場合の依頼先としては最適ですが、オリジナリティあるデザインや要望に沿った機能を実装した大規模なサイト構築がしたい場合は別の依頼先を検討する必要があります。
実績豊富な制作会社への依頼相場を確認したい場合はサイトの種類・規模別の制作費用相場をご覧ください。

コーポレートサイト制作
コーポレートサイトとは、会社概要や企業理念、商品・サービスなどを紹介するWebサイトのことです。
関連記事:コーポレートサイトとは|必要な構成要素や失敗しないポイントを解説
コーポレートサイトは作りたい内容によって、費用は大きく異なります。中小企業向けの必要な情報を掲載するサイトなら20万円〜30万円程度が目安です。デザインや内容にこだわりがあり、ページ数を100ページ以上で作りたい場合などは300万円以上かかることもあります。
費用目安 | Webサイトの特徴 |
10万円以下 |
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10万〜50万円 |
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50万〜100万円 |
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100万円以上 |
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オウンドメディア制作
オウンドメディアとは、自社が保有するメディアのことです。一般的にはブログやWebマガジンを指しますが、広義ではホームページやパンフレットなども含まれます。
関連記事:オウンドメディアとは|作り方や運用のコツを解説【事例についても】
費用を安く済ませたいなら、サーバー・ドメイン費用だけでも始められます。費用の目安は数万円〜300万円程度です。オウンドメディアはページ数が多く、費用の幅も広くなっています。
運用を制作会社に任せる場合は、さらに月20万円程度の運用費がかかることもあります。
費用目安 | Webサイトの特徴 |
〜20万円以下 |
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20万〜100万円 |
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100万〜300万円 |
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採用サイト制作
採用サイトとは名前のとおり、採用情報に特化したサイトのことです。
関連記事:求める人材が集まる採用サイトとは|デザインの前に押さえるべきポイント
採用サイトの費用目安は数万円〜150万円以上。中小企業向けのシンプルなデザインの採用サイトなら、30万〜50万円程度が目安です。デザインにこだわるほど価格は上がります。
費用目安 | Webサイトの特徴 |
10万円以下 |
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10万〜50万円 |
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50万〜150万円以上 |
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ランディングページ制作
ランディングページとは商品やサービスの販売において、ユーザーのアクションへつなげることを目的としたWebサイトのことです。
関連記事:ランディングページ(LP)とは?作り方やWebサイトとの違いについて解説
おおまかな費用の目安としては数万円〜数十万円程度。LPは縦長の1ページのサイトなので、大量のページを必要とするコーポレートサイトよりも安価です。
費用目安 | Webサイトの特徴 |
10万円以下 |
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10万〜30万円 |
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30万〜50万円 |
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50万円以上 |
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ECサイト制作
ECサイトは電子商取引するWebサイトのことです。狭義ではネットショッピングを指しますが、広義ではネットオークションやオンライントレードなども含まれます。
ECサイトの費用目安は数万〜500万円程度。システム開発機能によって価格が大きく変わります。
費用目安 | Webサイトの特徴 |
10万円以下 |
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10万〜100万円 |
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100万〜500万円 |
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500万円以上 |
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Webサイト制作依頼ではRFPの準備が重要
RFPに記載すべき事項や項目ごとの補足、具体例について解説しているので、Webサイト制作の際はぜひご確認ください。
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