BtoBサイトとは、企業が企業に向けて制作・運営するWebサイトを指します。新規顧客の獲得やブランディングなどを目的にサイトを活用するBtoB企業は少なくありません。

本記事ではBtoBサイトの成功事例を9つ紹介します。事例からわかる成功のコツも解説しますので、ぜひご一読ください。

またBtoBサイト制作のポイントを以下の資料にまとめています。無料でダウンロードいただけますので、サイト制作を検討されている方はぜひご活用ください。

売上が伸びるBtoBサイト制作のポイント|Webサイト制作・CMS開発｜LeadGrid

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BtoBサイトとは

BtoBとは「Business to Business」の略で、企業を取引相手とするビジネスを指します。そしてBtoBサイトは、企業が企業をターゲットとして運営するWebサイト（ホームページ）を意味します。

自社に導入する製品・サービスを探している担当者にとって、企業のWebサイトは重要な情報源です。売上貢献度はBtoBサイトがBtoCサイトを上回るとされており、BtoB企業ほどWebサイトの有用性は高いと言えます。

とはいえ、価格帯の高いBtoB商材がWebサイト上で直接購入されるケースはほとんどないでしょう。BtoBサイトの役割は、Webサイトからの直接売上ではなく、資料ダウンロードや問い合わせによるリード獲得です。

「BtoBサイトを介して獲得したリード情報からインサイドセールスを展開し、商談につなげ、売上拡大を実現する」というのが、一般的なBtoBサイトの使い方になります。

BtoBサイトの成功事例9選

BtoBサイトの成功事例について、弊社（株式会社GIG）が制作したサイトを含めて9つ紹介します。

BtoBサイト制作におすすめの制作会社については以下の記事でまとめていますので、サイト制作をお考えのかたはこちらも参考にしてください。

関連記事：BtoBサイト制作に強い制作会社17選｜Web制作会社が解説！

株式会社GIG『LeadGrid』

『LeadGrid』は株式会社GIGが運営しているBtoB向けサービスサイトです。

LeadGridでは、『LeadGrid BLOG』とホワイトペーパー（お役立ち資料）施策を連携し、ブログ → ホワイトペーパーの流れを形成。ブログとホワイトペーパーの両方でユーザーのニーズに合致した情報を提供し、リード獲得につなげています。

運営開始からわずか半年で月間数十件のリード獲得を達成した実績もあります。

株式会社GIG『Workship Enterprise』

▲出典：WorkshipEnterprise

『Workship Enterprise』も株式会社GIGが運営するBtoB向けサービスサイトです。

『Workship Enterprise』の成功ポイントはホワイトペーパー施策です。フリーランスや副業人材を採用したい企業のさまざまな悩みに対し、豊富なホワイトペーパーで情報提供しています。

ホワイトペーパー施策に力を入れてから半年で、リード獲得数が10倍になりました。

竹田印刷株式会社『TS-BASE』

▲出典：TS-BASE

『TS-BASE』は竹田印刷株式会社のサービス情報を集約したブランドサイトです。

竹田印刷が展開する幅広いソリューションを課題別／目的別に整理。ユーザーのニーズにあわせた導線設計で、マーケティング施策が効果的に行える土壌作りに成功しました。

コラムによる認知拡大施策とホワイトペーパー施策も両輪で取り組んでいます。

竹田印刷株式会社様の制作事例はこちら

日機装株式会社『Bright』

▲出典：Bright

『Bright』は日機装株式会社が運営するオウンドメディアです。潜在顧客を意識した専門的な内容を、一般の人でも理解できる表現で発信しています。

理解が難しい事業内容をわかりやすい記事にすることで、就活生など幅広い層からの認知拡大に成功。同時に日機装の高い技術力の裏付けにもなっています。

日機装株式会社様の制作事例はこちら

XTech Ventures株式会社（コーポレートサイト）

▲出典：XTech Ventures株式会社

XTech Ventures株式会社のコーポレートサイトの成功ポイントは、考え抜かれた導線設計とデザインです。潜在顧客の「本当に知りたいこと」に沿った導線設計と、企業らしさを表現するデザインにより、サイト全体で「どのような企業か」をわかりやすく伝えています。

ユーザー視点でのサイト作りにこだわった結果、サイトリニューアル直後から問い合わせ数が2倍になりました。

XTech Ventures株式会社様の制作事例はこちら

株式会社フェズ（コーポレートサイト）

▲出典：株式会社フェズ

株式会社フェズのコーポレートサイトの特徴は、プレスリリースやメディア掲載といったサイト外の動きとコーポレートサイト内の情報をスピーディーに連動させている点です。

社内メンバーがコンテンツを手軽に追加・更新できるよう、扱いやすいCMSを導入。事業内容にあわせてコーポレートサイトの内容も自社で拡充できる体制を作り、企業としてのブランディングにつなげています。

株式会社フェズ様の制作事例はこちら

オムロン株式会社｜制御機器（コーポレートサイト）

▲出典：オムロン株式会社（制御機器）

オムロン株式会社（制御機器）のコーポレートサイトは、トライベック・ブランド戦略研究所が発表しているBtoBサイトランキングの常連です。BtoBサイトランキングは業務目的でのアクセス率とニーズ充足率で算出されるため、上位サイトはまさにBtoBサイトの成功事例と言えます。

オムロンのコーポレートサイトの特徴は、多岐にわたる商品・サービスを各ページに設置された検索ツールで探せるようになっている点です。課題や事例でも検索できるため、ユーザーは検討段階にあわせてオムロンの製品を調べられます。問い合わせや技術相談へつながりやすいサイトと言えます。

株式会社キーエンス（コーポレートサイト）

▲出典：株式会社キーエンス

株式会社キーエンスのサイトもBtoBサイトランキングの常連です。

キーエンスのコーポレートサイトの特徴は、膨大なお役立ち情報とホワイトペーパー（技術資料）です。現場担当者の課題に沿ったキーワードで記事を用意し、さらにホワイトペーパーで技術情報を提供。さまざまな業界の潜在顧客に接触でき、かつ取り扱い商品の幅広さと信頼性を示すサイトとなっています。

東海バネ工業株式会社（コーポレートサイト）

▲出典：東海バネ工業株式会社

東海バネ工業株式会社のコーポレートサイトの特徴は、はじめての顧客、リピーター、リサーチ中の潜在顧客といった各導線を、トップページの最初で明確にわけている点です。

いますぐ発注したい人向けの窓口をわかりやすく用意しつつ、検討段階の顧客の参考になる技術情報を幅広く提供しています。顧客分析を徹底したサイト事例と言えるでしょう。

成功事例からわかるBtoBサイト成功のコツ

成功事例として9サイトを紹介しました。これら成功事例から、以下のようなBtoBサイト成功のコツが見えてきます。

• お客様の課題解決につながるコンテンツを用意する
• サイトの運用体制を整えておく
• お客様の購入プロセスに沿って情報提供する
• リード獲得後の対応を決めておく

お客様の課題解決につながるコンテンツを用意する

成功しているBtoBサイトは、「お客様（ターゲット企業）の課題に対して自社ができること」を明確に示しています。

BtoBビジネスでは、サイト閲覧者と決裁者が異なるケースがよくあります。しかし、情報収集をしているサイト閲覧者が「この商品・サービスは弊社の課題解決に役立ちそうだ」と思わなければ、決裁者へ提示する候補には選ばれません。

• 製品・サービスの紹介ページ
• 導入事例や活用事例
• 技術力が伝わるコラム、ブログ、ホワイトペーパー

上記のようなコンテンツで自社の課題解決力をわかりやすく示すことが、BtoBサイト成功の第一歩と言えます。

関連記事：BtoB企業での導入事例の書き方6ステップ｜リード獲得のポイントも

なお、コンテンツはターゲットとなるお客様像（ペルソナ）を分析して作る必要があります。ペルソナ設計についてまとめた資料を用意していますので、ぜひご活用ください。

ペルソナ設計入門ガイド|Webサイト制作・CMS開発｜LeadGrid

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BtoBサイトの運用体制を整えておく

Webサイトは完成してからがスタートです。サイト公開後は、新情報の発信、古い情報の削除・リライト、効果測定・分析といった“運用”をしていく必要があります。成功事例を見ても、頻度はまちまちながら、長期で更新が停滞しているサイトはありません。

「作ったは良いが、他の業務が忙しくて誰も更新できない」とならないよう、BtoBサイトの運用体制はサイト制作が始まる前に整えておくことをおすすめします。もしサイト運用の内製化が難しい場合は、外注化も視野にいれてサイト制作を進めると良いでしょう。

お客様の購入プロセスに沿って情報提供する

BtoBビジネスでは、BtoCのようにその場で購入・契約とはならず、多くの企業が複数回の社内検討を行います。

購入に向けた検討が進むにつれて「スペックや導入事例を知りたい」→「自社に導入可能か知りたい」→「デモ機を試したい」のようにお客様の求める情報が変わるため、購入プロセスにあわせた適切な情報提供が重要です。

成功事例にあげたサイトを見ても、ユーザーの購入プロセスにあわせて「資料ダウンロード」「問い合わせ・相談」など複数のCTAを設置しています。

リード獲得後の対応を決めておく

前述した通り、BtoBビジネスにおいてすべてWebで完結できるケースは多くありません。問い合わせや資料請求でリードを獲得したあとは、電話やメールでのインサイドセールスを実施し、営業メンバーによる商談へと進めるのが一般的です。

成功事例のサイトの多くも、資料ダウンロードや問い合わせがWebサイトでのゴールになっており、低価格帯の商品を除いて購入ボタンは設置されていません。

つまり、リード獲得後の流れを担当部署間であらかじめ決めておく必要があるのです。マーケティングと営業が連携できていないと、苦労して獲得した見込み客を逃してしまいます。

部署間の連携については以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

関連記事：営業とマーケティングが連携して成果を生み出すコツは？違いから解説

成功事例を参考に、BtoBサイトで事業成長を実現しよう

BtoBビジネスを展開する企業にとって、BtoBサイトは有用なビジネスツールです。成功事例を参考に、BtoBサイトを活用して事業成長を目指しましょう。

売上貢献度の高いBtoBサイトをお求めの方は、ぜひ『LeadGrid』をご検討ください。LeadGridは株式会社GIGがWeb制作の際に使用するCMSです。

• マーケティング機能とWebサイトのデザイン性を両立できる
• ページや問い合わせフォームの編集が簡単
• 各種外部ツールとの連携が可能

「会社のホームページのデザインを一新したい」「マーケティングに活用できるホームページが欲しい」という方は、ぜひLeadGridへお問い合わせください。

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