モバイルフレンドリーとは?SEOへの影響と最新のテスト方法、対応策を解説
							
						
					
				
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モバイルフレンドリーとは、Webサイトがスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で表示された際に見やすく、操作しやすい状態であることを指します。Googleはモバイルフレンドリーであることを検索順位の評価要因の一つとしており、SEO(検索エンジン最適化)対策の観点からも無視できません。
この記事では、モバイルフレンドリーの基本的な定義から、なぜ重要なのか、最新の確認方法、そして具体的な対応策までを分かりやすく解説します。
モバイルフレンドリーとは?
モバイルフレンドリーとは、Webサイトをスマートフォンなどのモバイル端末で閲覧したときに、ユーザーがストレスなく快適に利用できるデザインや設計になっている状態のことです。
PC用のWebサイトをスマートフォンでそのまま表示すると、文字が小さすぎて読めなかったり、リンク同士が近すぎてタップしづらかったりすることがあります。モバイルフレンドリーなサイトは、こうした問題を解消し、モバイル端末の画面サイズや操作方法(タップ、スワイプなど)に最適化されています。
具体的には、テキストが適切な大きさで表示され、拡大・縮小(ピンチイン・ピンチアウト)の操作なしでコンテンツを閲覧できること、タップするボタンやリンクが適切なサイズと間隔で配置されていることなどが求められます。
モバイルフレンドリーがSEOで重要な理由
Webサイトをモバイルフレンドリーに対応させることは、単にユーザーの利便性を高めるだけでなく、SEOの観点からも極めて重要です。ここでは、その理由をみていきましょう。
スマートフォンユーザーの増加
モバイルフレンドリーが重要視される背景にあるのは、インターネット利用におけるスマートフォンユーザーの圧倒的な増加です。多くのユーザーが、PCではなくスマートフォンを使って情報を検索し、Webサイトを閲覧しています。
スマートフォンで見づらい、使いづらいサイトは、ユーザーがすぐに離脱してしまう(直帰率が上がる)原因となりますし、ユーザー体験(UX)の悪化は、サイトの評価を下げる要因になり得ます。逆に、モバイル端末で快適に閲覧できるサイトは、ユーザーの満足度を高め、サイト内での回遊やコンバージョン(成約)にも良い影響を与えます。
Googleの評価基準「モバイルファーストインデックス(MFI)」
Googleは、2018年頃から「モバイルファーストインデックス(MFI)」を本格的に導入しました。これは、従来PCサイトのコンテンツを主軸に評価していたものを、モバイルサイトのコンテンツを主軸にインデックス登録し、検索順位を決定する仕組みに変更したものです。
つまり、GoogleはWebサイトを評価する際、スマートフォン向けの表示や内容を基準に見るようになりました。したがって、モバイルサイトが最適化されていない(モバイルフレンドリーでない)場合、たとえPCサイトが充実していても、Googleからの評価が上がりにくく、検索順位において不利になる可能性があります。
サイトがモバイルフレンドリーか確認する方法
自社のWebサイトがモバイルフレンドリーに対応しているかを確認するためには、Googleが提供するツールを利用するのが最も確実です。ただし、以前使われていたツールが終了するなど変更点があるため、最新の方法を把握しておく必要があります。
「モバイルフレンドリーテストツール」は提供終了
かつてはGoogleから「モバイルフレンドリーテストツール」という専用のツールが提供されていましたが、このツールは2023年12月1日をもって提供を終了しました。
現在、モバイルフレンドリー性を確認するためには、後述する別のツールを使用することが推奨されています。
推奨ツール①:Lighthouse(ライトハウス)
現在、モバイルフレンドリー性を確認するための主要なツールとして推奨されているのが「Lighthouse(ライトハウス)」です。Lighthouseは、Webページの品質を多角的に評価するためのオープンソースの自動化ツールで、Google Chromeブラウザの開発者ツールに標準搭載されています。
Lighthouseを実行すると、「パフォーマンス」「アクセシビリティ」「おすすめの方法」そして「SEO」といった項目でスコアが表示されます。モバイルフレンドリーに関するチェックは、主に「SEO」カテゴリや「アクセシビリティ」カテゴリに含まれており、Viewport(表示領域)の設定やタップターゲットのサイズなどが評価されます。
推奨ツール②:Google Search Console(サーチコンソール)
Google Search Console(サーチコンソール)は、自社サイトのGoogle検索におけるパフォーマンスを監視・管理できる無料ツールです。以前は「モバイル ユーザビリティ」というレポートが表示されていましたが、2025年現在は廃止されています。
代わりに、メニューバーの「エクスペリエンス」>「ウェブに関する主な指標」から「Core Web Vitals」レポートを確認できます。この項目では、ユーザー体験全体が「良好」「改善が必要」「不良」の3段階で評価され、モバイルを含む各ページの状態を一目で確認できます。
参考:Core Web Vitals レポート - Search Console ヘルプ
推奨ツール③:PageSpeed Insights
「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」は、主にWebページの表示速度を測定・評価するツールですが、Lighthouseの技術をベースにしているため、モバイルフレンドリーに関する一部のチェック項目も含まれています。
URLを入力するだけで、モバイル環境とPC環境それぞれのパフォーマンススコアとともに、改善提案が表示されます。表示速度はモバイルフレンドリーの重要な要素の一つであるため、LighthouseやSearch Consoleと併用してチェックするとよいでしょう。
モバイルフレンドリーに対応する具体的な方法
もし自社サイトがモバイルフレンドリーでないと判定された場合、早急な対応が必要です。ここでは、モバイルフレンドリーを実現するための代表的な技術やポイントを紹介します。
レスポンシブWebデザインを採用する
最も推奨される方法は「レスポンシブWebデザイン」の採用です。これは、PC、タブレット、スマートフォンなど、異なる画面サイズのデバイスでWebサイトを閲覧した際に、それぞれの画面幅に応じてレイアウトやデザインが自動的に最適化される手法を指します。
レスポンシブデザインを採用すると、URLは一つ(HTMLも共通)のまま、CSS(スタイルシート)の記述によって表示を切り替えることができます。これにより、デバイスごとに別々のページを作成・管理する必要がなくなり、Googleのクローラー(情報収集ロボット)にとっても効率的であるため、SEOの観点からも推奨されています。
関連記事:レスポンシブ対応とは? 5つの対応方法や注意点をWeb制作会社が解説
関連記事:レスポンシブデザインの作り方を解説! 初心者向けにテンプレートも紹介
Viewport(ビューポート)を正しく設定する
Viewport(ビューポート)とは、Webページがブラウザ上に表示される領域のことです。モバイル端末でPCサイトをそのまま表示すると、ViewportがPCの画面幅を基準にしてしまい、全体が縮小されて表示されます。
これを避けるため、HTMLの<head>タグ内に、Viewportをデバイスの画面幅に合わせるための「meta viewportタグ」を設定する必要があります。具体的には、「<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">」といった記述を追加し、ページの幅をデバイスの幅(width=device-width)に合わせるよう指示します。
コンテンツの表示を最適化する(文字サイズ、タップ要素)
モバイル端末の小さな画面でも快適に閲覧できるよう、コンテンツの表示方法を調整しましょう。まず、フォントサイズが小さすぎるとユーザーは拡大操作が必要になるため、判読しやすい適切なサイズ(一般的に16px程度が推奨されます)に設定します。
また、ボタンやリンクなどのタップ可能な要素は、誤タップを防ぐために十分な大きさと間隔を確保する必要があります。小さすぎたり、要素同士が近すぎたりすると、操作性が著しく低下します。
ページの表示速度を改善する
モバイルユーザーは、PCユーザー以上にページの読み込み速度に敏感です。特に電波状況が不安定な屋外などで利用されることも多いため、ページの表示が遅いとすぐに離脱されてしまいます。
ページの表示速度(コアウェブバイタルの一部)も、Googleのランキング要因に含まれています。画像のファイルサイズを圧縮する、不要なJavaScriptやCSSの読み込みを減らす、サーバーの応答速度を上げるといった対策を行い、ページの読み込みを高速化することは、モバイルフレンドリー対応の重要な一環です。
関連記事:Webサイトの表示速度を改善するには?10の方法と原因・ツールを解説
モバイルフレンドリー対応における注意点
モバイルフレンドリー対応を進める上では、単にレイアウトを最適化するだけでなく、ユーザー体験(UX)を損ねる可能性のある要素にも注意を払う必要があります。特にスマートフォンの小さな画面では、PCでは問題なかった要素がストレスの原因になることも少なくありません。
ここでは、対応時に見落としがちな注意点や、より使いやすさを高めるための工夫について解説します。
ユーザーの閲覧を妨げるポップアップは使用しない
スマートフォンでWebサイトを閲覧している際に、画面全体を覆うような大きなポップアップ広告(インタースティシャル広告)が表示されると、ユーザーは非常に強いストレスを感じます。特に、コンテンツが表示される直後や、スクロール中に突然現れるものは、ユーザーが本来の目的を達成するのを妨げます。
Googleは、こうした「煩わしいインタースティシャル」を使用しているモバイルページに対して、評価を下げる(検索順位を下げる)可能性があると言及しています。モバイルフレンドリーを目指す上では、クーポン配布やメールマガジン登録の案内であっても、画面を過度に占有するポップアップは避け、バナー形式にするなど、ユーザーの閲覧を邪魔しない控えめなデザインを心がけるべきです。
モバイル端末でサポートされていない技術に依存していないか確認する
かつてWebサイトで多用されていた「Flash」は、現在ほとんどのモバイル端末(iOS、Android)で標準サポートされていません。もしサイトの重要なナビゲーションやコンテンツがFlashで作成されている場合、モバイルユーザーには表示されず、情報が伝わらないか、サイトの操作自体ができなくなってしまいます。
モバイルフレンドリー対応を行う際は、こうした古い技術に依存している箇所がないかを確認し、HTML5、CSS3、JavaScriptといった現在の標準技術に置き換える必要があります。同様に、特殊なプラグインを必要とする動画フォーマットなども避け、標準的なMP4形式などを使用することが推奨されます。
モバイルフレンドリーなサイトで検索順位とユーザー満足度を向上させよう
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンでWebサイトを快適に閲覧・操作できる状態を指します。スマホユーザーの増加とGoogleのモバイルファーストインデックス(MFI)の導入により、モバイルフレンドリー対応は現代のSEO対策において必須の施策となりました。
レスポンシブWebデザインの採用、Viewportの適切な設定、コンテンツの最適化、表示速度の改善といった具体的な対策を進め、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても評価されるWebサイトを目指しましょう。
ただし、本記事で紹介した対応策の多くは技術的な知識が必要であり、実装には時間とコストがかかります。そこで活用いただきたいのが、モバイルフレンドリーを標準装備したCMS「LeadGrid」です。
 LeadGridは、1,500社のサイト制作・マーケティング支援のノウハウを活かし、モバイルフレンドリーなサイト運用を実現します。
LeadGridは、1,500社のサイト制作・マーケティング支援のノウハウを活かし、モバイルフレンドリーなサイト運用を実現します。
- レスポンシブデザインを標準採用:スマートフォン、タブレット、PCのすべてで最適な表示を自動実現 
- 運用のしやすさを重視した設計:プロの制作会社が開発した、使いやすいCMS 
- SEO対策機能を標準装備:パンくずリスト設定や構造化マークアップなど、検索エンジン対策に必要な機能を搭載 
モバイルフレンドリー対応に悩むことなく、成果を生み出すサイト運用を実現したい方は、ぜひLeadGridの導入をご検討ください。
よくある質問
モバイルフレンドリー対応にはどれくらいの費用と期間がかかりますか?
レスポンシブデザインへの改修は、サイト規模により10〜50ページで50万円〜200万円、期間は1〜3ヶ月が一般的です。新規制作時に対応する場合は追加費用はほとんどかかりません。部分的な修正(文字サイズやボタンの調整)なら数万円から対応可能ですが、根本的な解決にはレスポンシブ化が推奨されます。
モバイルフレンドリーに対応しないとペナルティはありますか?
直接的なペナルティはありませんが、検索順位が下がる可能性が高いです。Googleはモバイルファーストインデックス(MFI)を採用しているため、モバイル非対応サイトは評価が低くなります。また、スマホユーザーの直帰率が上がり、コンバージョン率も低下します。競合サイトがモバイル対応している場合、相対的に不利な状況となります。
既存のPCサイトをモバイル対応する最も簡単な方法は?
最も推奨される方法はレスポンシブWebデザインへの改修です。URLを変更せずに、CSSの追加・修正でモバイル対応できるため、SEOへの影響も最小限です。WordPressなどのCMSを使用している場合は、レスポンシブ対応のテーマに変更するだけで対応可能な場合もあります。一時的な対策として、Viewportタグの追加と文字サイズの調整だけでも改善されます。
PCサイトとモバイルサイトを別々に作るのはダメですか?
別々に作ることも可能ですが、推奨されません。管理の手間が2倍になり、URLが異なるとSEO評価が分散する可能性があります。また、Googleもレスポンシブデザインを推奨しています。別サイト方式では、リダイレクト設定やcanonicalタグの設定など、技術的な配慮が必要になり、メンテナンスコストも高くなります。
モバイルフレンドリー対応後の効果はどう測定すればいいですか?
Google Search Consoleの「モバイルユーザビリティ」レポートで問題が解消されたか確認します。また、Google Analyticsでモバイルユーザーの直帰率、滞在時間、コンバージョン率の変化を測定しましょう。対応後1〜2ヶ月で検索順位の改善が見られることが多いです。PageSpeed Insightsで定期的にスコアをチェックすることも重要です。
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