ホームページリニューアルでドメインをそのまま使うメリット・デメリット|Webサイト制作 / CMS・MAツール|LeadGrid(リードグリッド)

ホームページリニューアルでドメインをそのまま使うメリット・デメリット

目次

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ホームページを運用していると、制作会社やCMSツールの変更に伴い、リニューアルが必要になることがあります。

そのときに気になるのが、

  • ドメインをそのまま使えるの?
  • ドメインをそのまま使うメリット・デメリットは?
  • ドメインを変更したほうが良いケースは?

という点ですよね。

そこで本記事では、ホームページリニューアルを考えている方に向けて、ドメインをそのまま使うメリットや注意点を解説します。

ホームページリニューアルでドメインはそのまま使える!

そもそもドメインとは「http://www.〇〇.com」の「〇〇.com」の部分を指しで、インターネット上の住所の役割を果たします。ドメインの重要性や選び方の詳細については、下記の関連記事で紹介されています。ぜひ参考にしてください。

関連記事:ドメインの選び方とは? 決められない場合のポイントも紹介 

ホームページをリニューアルする際、ドメインはそのまま利用することが可能です。またドメインをメールアドレスにも使用しており、ドメインを引き継ぐ場合はメールアドレスもそのまま使えます。

ホームページリニューアルの際には、基本的にドメインを引き継ぐことが推奨されています。ドメインをそのまま使用して得られるメリットが多いためです。

ホームページのリニューアルでドメインをそのままにするメリット3つ

ホームページのリニューアルにおいて、ドメインをそのまま継続して使うメリットは3つあります。

  • ドメインパワーを引き継げる
  • ドメインの取得コストがかからない
  • URL変更に伴うタスクがない

それぞれ詳しく解説します。

1. ドメインパワーを引き継げる

ドメインをそのまま使うことで、ドメインパワーも引き継ぐことができます。ドメインパワーとは、検索エンジンからそのホームページがどれだけ評価されているかを示すものです。つまりドメインパワーが強いと、検索エンジンで上位に表示されやすくなります。

Webマーケティングにおいて、検索上位に表示されることは閲覧数増加となり、認知度拡大やサービス・商品の成約率にもつながりやすくなります。

もしドメインを変更すると、ドメインパワーはゼロから構築することになり、その間競合性の高いキーワードで上位表示を目指すことが特に難しくなります。ある程度のドメインパワーがある場合はドメインの継続利用を前提とした上でリニューアルを検討しましょう。

またドメインを継続することで被リンクのURLも維持できます。他のポータルサイトやブログ、SNSの被リンクの効果をそのまま引き継ぐことができるため、リニューアルによるSEOへの悪影響も低減されます。

2. ドメインの取得コストがかからない

新しいドメインを変更するには、取得コストがかかります。

ドメインのなかでも、「.jp」や「.com」は人気があるため、取得するための費用が高額になりやすいです。また特定のドメインによっては、取得するのに条件が必要な場合があります。

ドメインをそのまま利用すれば、当然取得コストはかかりません。

リニューアルに伴いコンテンツ制作費やCMS費用が発生するため、ドメイン取得費用を抑えられる点はメリットと言えるでしょう。

3. ドメイン変更に伴う庶務が必要ない

会社のホームページのドメインが変更となると、取引先や顧客などに新しいドメインを周知する必要があります。特に取引先にドメイン変更を知らせる際、膨大な顧客リストの一つひとつに連絡を取るのはかなりの工数です。この他にも

  • URLが記載されている書類の更新
  • メールアドレスの再設定
  • 登録内容の変更

もあります。さらにホームページを分析しているGoogleアナリティクス、サーチコンソール、タグマネージャーなどのツールの再設定も必要です。

ドメインをそのまま引き継げばこれらのタスクを行う必要がないため、ホームページリニューアルの負担を軽減できます。

ホームページのリニューアルでドメインをそのままにするデメリット2つ

ドメインをそのまま利用するのは、場合によってデメリットも発生します。

下記2つのデメリットが当てはまるかどうか、確認しておきましょう。

  • ドメイン移管が必要な場合がある
  • DNS変更が必要な場合がある

1. ドメイン移管が必要な場合がある

ドメイン移管とは、ドメインの管理会社を切り替える手続きのことです。

ホームページをリニューアルする際に、ドメイン移管が必ず発生するわけではありません下記の場合は、ドメイン移管が必要となります。

  • リニューアルに伴い、サーバーも変更する
  • 複数ドメインを一括管理したい

ドメイン移管はドメイン取得日から60日が経過しないと移管できないため、注意が必要です。

2. DNS変更が必要な場合がある

ドメイン移管を行う場合は、DNSの変更が必要になります。

DNSとは、サーバーとドメインを紐づけるシステムです。

DNSの変更を行わないと、旧サーバーとドメインが紐づいた状況が続いてしまいます。

新サーバーとドメインを紐づけるために、DNS変更を行う手間はデメリットと言えるでしょう。

注意!ドメインを引き継げないケース2つ

ただし、下記の場合はドメインを引き継ぐことができないので注意しましょう。

  • ドメイン所有権がホームページ制作会社にある
  • ドメインの有効期限が切れてしまっている

それぞれ見てみましょう。

ドメイン所有権がホームページ制作会社にある

ホームページを制作する際にWeb制作会社に依頼した場合、ドメインの所有権はWeb制作会社にあります。ドメインの移管ができないという契約を締結した場合、文字通りドメインを引き継ぐことはできません。

なおLeadGridならサイト構築時にご希望の独自ドメインで構築が可能です。ホームページリニューアルの際はぜひご検討ください。

ドメインの有効期限が切れてしまっている

ドメインは有効期限が定められています。そして有効期限が切れてドメインを再取得する際には一定の期間が必要になります。この期間に他の個人や団体が同様のドメインを取得してしまった場合、ドメインを引き継ぐことはできません。

ホームページのリニューアルでドメインを変更したほうが良いケース2つ

ホームページのリニューアルでは、ドメインをそのまま使うメリットの方が大きいです。

しかし下記の場合は、ドメインの変更をおすすめします。

  • 無料ドメインの場合
  • 会社の事業内容が大幅に変わる場合

1. 無料ドメインの場合

無料ドメインとは、運営会社のサブドメインなどを利用して作ったドメイン代が無料のものをいいます。

WixJimdoなどのホームページ作成ツールの無料プランで制作したサイトなどは、無料ドメインに該当します。

無料ドメインは利用料金がかからないメリットがある一方で、運営会社がサービスを終了すると、ドメインも消えてしまうデメリットもあります。

また会社のホームページの場合は、独自ドメインのほうが信頼性も高いため、今後も長くホームページ運用を行う場合は、無料ドメインではなく独自ドメインを取得することをおすすめします。

独自ドメイン取得のタイミングでサイトリニューアルを検討している場合、そのまま無料ホームページ作成ツールを活用するのではなく、CMSの導入がベターです。

BtoB企業向けCMS比較一覧表では制作したいサイト種別に主要CMSを機能別で比較できるようになっています。リニューアル時に実現したい要件を整理したい時にもぜひご活用ください。


BtoB企業向けCMS比較一覧表|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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2. 事業内容が大幅に変わる場合

事業内容が大幅に変わる場合、ドメインパワーの影響力を生かせないことがあります。

そのため上記のような大幅リニューアルの場合は、ドメインを新規取得することをおすすめします。

また事業にあわせたドメイン名に変えれば、視認性を上げることもできます。

なお、事業内容が大幅に変わる場合、ドメインだけでなくサイトに掲載する情報も抜本的に見直す必要があります。特に企業の顔ともいえるコーポレートサイトでは正確かつ迅速な情報発信が重要です。

特にコーポレートサイトは、きちんと段取りを踏まないとせっかくリニューアルしても期待した結果が得られないことがあります。そこで無料資料「失敗しない!コーポレートサイトリニューアル-費用、工期、制作の流れまで丸わかりマニュアルではコーポレートサイトをリニューアルする流れを紹介しています。ドメイン変更の検討と合わせてご一読ください。


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3. ドメインの所有者が委託先の場合

ドメインの所有者がホームページを制作したWeb制作会社である場合は、ドメインの変更を推奨します。ドメインはホームページの住所のようなものです。もしものことが起きないように、自分の住所は自ら管理するのが望ましいです。

例えば、委託先であるWeb制作会社が倒産したり、ドメインの更新に失敗した場合に、ドメインを継続できなくなってしまいます。

このような不測の事態を避けるためにも、独自ドメインに変更するのがおすすめです。

ホームページのリニューアルでドメインを変更にするデメリット2つ

ホームページをリニューアルする際にドメインを変更する場合、下記のデメリットが発生するケースがあるので注意しましょう。

  • 検索してもホームページが見つからなくなる
  • リンク・ブックマークが切れてホームページのアクセスが下がる

一つずつ見てみましょう。

検索してもホームページが見つからなくなる

Googleをはじめとする検索エンジンは、インターネット上を自動で巡回しながらWebサイトをインデックスに登録しています。そしてユーザーが特定のワードを検索した際、関連するWebサイトが表示されるよう設計されています。

しかし、ホームページリニューアル時にドメインを変更すると、検索エンジンは再度インデックスを登録することになります。その間に古いドメインのインデックスは消失するため、検索エンジン経由のアクセス数が減少してしまいます。

下記関連記事では、SEOでのインデックスの重要性と、インデックスされない際の対処法を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

関連記事:SEOでのインデックスとは?仕組みやインデックスされない時の対処法も

また先述した通り、ドメインを変更するとそれまで蓄積してきたドメインパワー(検索エンジンからの評価)も消失してしまいます。新たにSEO対策を行い検索順位を上げるには時間を要するため、その間はホームページリニューアル前よりもアクセス数は減少するでしょう。

リンク・ブックマークが切れてホームページのアクセスが下がる

ドメインを変更すると、他サイトやSNSに掲載されていたリンクが切れてしまいます。またユーザーがホームページをブックマークしていた場合も、ブックマークが無効になります。これらの理由から、ユーザーがホームページを訪問しづらくなり、アクセス数も自ずと下がります。

ホームページリニューアルでドメイン以外で確認すべきこと3つ

ホームページのリニューアルでは、ドメインをそのまま使うか以外にも、確認すべき点が3つあります。

  • ドメイン管理会社
  • サーバー管理会社
  • CMS

ホームページのリニューアルを機に、まとめて検討してみましょう。

1. ドメイン管理会社

ドメイン管理会社とは、独自ドメインの登録や維持管理を行う会社を指します。ドメイン名はそのままの状態で、ドメイン管理会社だけ変更することも可能です。

ドメイン管理会社を変更するべきか検討したほうが良い場合は、以下4ケースです。

  • ドメイン管理会社の費用が高い
  • 別々の会社から取得した複数のドメインを一括で管理したい
  • サーバー管理会社とドメイン管理会社をまとめたい
  • 今のドメイン管理会社のシステムが使いづらい

ほかのドメイン会社の費用が安い場合や、より使いやすい管理方法がある場合は、ドメイン管理会社を変更したほうが良いでしょう。

ドメイン会社を移管する手順は下記の通りです。

  1. 変更前のドメイン管理会社に移管条件を確認する
  2. 変更前のドメイン管理会社に移管申請を出す
  3. 新しいドメイン管理会社に移管申請を出す
  4. 新しいドメイン管理会社に費用を支払い、移管作業を実施してもらう
  5. 移管完了

この際、ドメイン移管は60日を経過していないと移管作業ができないことを留意しておきましょう。また変更前のドメインの有効期限が少ない場合、新しいドメインに移管できないことがあります。ドメインの移管作業は数日から数週間かかるため、変更前のドメインの有効期限が迫っている場合作業が行えないためです。そこで移管の際は変更前のドメインの有効期限を延長することで対処しましょう。

2. サーバー管理会社

サーバーとは、ホームページのデータを保管しているものです。

サーバーの管理会社について変更を検討した方が良い場合は、以下3ケースです。

  • 利用しているレンタルサーバーでトラブルや不具合が多い
  • ホームぺージの表示速度が遅い、ホームページが重い
  • 他に高品質でお手頃なレンタルサーバーのサービスがある
  • CMSとの相性が悪い

ホームページの表示速度や費用、CMSとの相性に不満がある場合は、サーバー管理会社の変更を検討しましょう。

サーバーを変更する手順は以下の通りです。

  1. 移管先のサーバーと契約する
  2. ドメインを設定する
  3. 新しいサーバーにデータを移行する
  4. DNS(ドメイン名を管理するシステム)の変更作業をする
  5. 1ヶ月後に古いサーバーを解約する

新しいサーバーを選ぶ際は古いサーバーよりも高品質なものを選びましょう。品質が高くないサーバーではページの表示速度が低下し、SEOの評価も下がってしまうからです。

また古いサーバーの解約は、ホームページリニューアルの1ヶ月後に行いましょう。サーバーの移管には数日から数週間を要します。そこで時間を置かずに古いサーバーを解約すると新しいサーバーにデータが反映されないことがあります。このような不測の事態を避けるために、古いサーバーの解約は時間を置いて行いましょう。

3. CMS

CMSとは、Webページの作成や更新が簡単にできるシステムです。有名なCMSとしては、Wordpressがあります。

CMSを活用することで、ホームページの管理や更新が誰でも行えるようになるほか、SEOに強いコンテンツ制作も可能です。

CMSは自社のホームページリニューアルの目的にあったものを選ぶことが重要です。

  • Web集客に注力したい
  • 名刺代わりになるホームページを制作したい
  • 採用を強化したい

など、自社の目的にあったCMSを選ぶことで、ホームページリニューアルの効果を最大化させることができます。

下記関連記事では、CMSの利便性や自社に適切なCMSの選び方をご紹介しています。ぜひご確認ください。

関連記事:CMSとは?機能や導入するメリット、選び方のポイントと事例を解説

さらに下記資料では、CMS比較したものをまとめています。ぜひCMS選びにお役立てください。


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まとめ

ホームページをリニューアルするときは、ドメインをそのまま利用するほうがメリットが大きいです。

ただし、無料ドメインを使用している場合や事業を大幅に変更する場合は、ドメイン変更を視野に入れたほうが良いでしょう。

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LeadGridはWebサイト制作からコンテンツSEO、問い合わせ管理、LP制作などWebマーケティングに必要な機能を開発したCMSです。上場会社、スタートアップ企業を中心にWebマーケティングの強化やサービス立上げ時にご利用頂いています。サービスサイトやオウンドメディアなど見込顧客獲得に貢献できるWebサイト制作を得意としています。

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記事を書いた人

LeadGrid BLOG編集部
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LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。

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