内部リンクはSEOに必要?リンクの貼り方や注意点についても|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

内部リンクはSEOに必要?リンクの貼り方や注意点についても

目次

内部リンクは、ウェブサイトのSEOにおいて重要な要素の一つです。外部リンクはもちろん大切ですが、内部リンクをうまく活用することで、サイトのユーザー体験や検索エンジンに対する専門性を向上させることができます。

しかし適切に内部リンクを貼らないと、かえってユーザーの利便性を落としてしまうおそれも。そこで本記事では内部リンクの概要や外部リンクとの違いは、そして内部リンクの貼り方について紹介します。また内部リンクを貼る上で注意すべき4つのポイントについて解説しますので、SEOに関心がある方やWeb担当者の方はぜひご覧ください。

なお、内部リンクをはじめ、SEO施策に取り組みたい方は無料配布資料「SEOに強いサイトにするための制作・運用チェックシート36項目」もあわせてご活用ください。サイトの制作〜運用までの各フローにおいて必要なSEO施策を、漏れなく実行できているか確認できるチェックシートになります。下記より無料でダウンロードできます。


SEOに強いサイトにするための制作・運用チェックシート36項目|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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内部リンクとは?

内部リンクとは、同じサイト内へのリンクを指します。ちなみに「リンク」とは特定のWebページから「クリック」や「タップ」により別のWebページに移動できる、Webページに設定できるコマンドの一つです。

内部リンクと外部リンクの違い

内部リンクと同じくSEOに重要な役割を担うのが「外部リンク」です。外部リンクはクリックすることでサイト外部へ移動できるリンクのことで、外部リンクを貼ると、移動先となるWebサイトにSEO上プラスの評価があります。この「外部リンクの移動先となる」ことを「被リンクを獲得する」といい、被リンクの獲得はSEOにおいて重要な対策といえます。

関連記事:SEO外部対策とは?必要性や具体的な15の施策についても

内部リンクのSEOへの効果

内部リンクのSEOへの効果は主に次の3つです。

  • クローラーが巡回しやすくなる

  • 検索エンジンに対し重要なページを示すことができる

  • ユーザーが検索ニーズを満たしやすくなる

効果1:クローラーが巡回しやすくなる

検索エンジンがWebサイトを評価するとき、まず「クローラー」と呼ばれるBot(アルゴリズム)がWebサイトに訪れ、サイトの情報をGoogleなどのサーバーに持ち帰ります。このクローラーは私たちと同じように(クリックこそしないものの)リンクを経由してサイト中を駆け巡る仕組みです。

このとき内部リンクが適切に張り巡らされていると、クローラーが巡回しやすくなり、少ないパワーでサイトの巡回が完了します。もし内部リンクがあまりない、もしくは不適切に貼られている場合は、クローラーがサイトを巡回する際必要以上にパワーを使ってしまうため、SEO上マイナスの評価となるとされています。

クローラーの巡回しやすいような内部リンクの貼り方をし、SEOにプラスの評価を獲得しましょう。

効果2:検索エンジンに対し重要なページを示すことができる

検索エンジンは「内部リンクが集まるページは重要度が高い」と判断する傾向があります(なので構造的に内部リンクが集まりやすいWebサイトのトップページは、通常SEOにおける評価が高い)。

よってこの傾向を逆手にとって、Webサイトの運営側が上位表示を狙っていきたい、例えば検索ボリュームが大きいキーワードを狙っている記事や成約率が高そうな記事に内部リンクを集中させることで、検索エンジンに対し目的のページの重要性をアピールできます。

効果3:ユーザーが検索ニーズを満たしやすくなる

内部リンクは検索エンジンのためだけにあるわけではありません。内部リンクはユーザーに対してもフレンドリーに作用します。

というのも、記事に訪れる検索エンジンユーザー(検索ユーザー)の知識レベルはそれぞれです。ただ「もっと基礎の方から知りたいな」と思う検索ユーザーから「この記事の内容はわかったから、次のステップの情報を知りたい」と思うユーザーまで一つの記事だけで対応しようとすると、膨大な文章量の記事なってしまい、かえってユーザーへの利便性を下げてしまうことにも繋がります。

そこで内部リンクが活躍します。「この単語についてはこちらの記事で紹介していますので、知りたい方はどうぞ」「このテーマに関連する記事はこちらです」「比較対象のこのサービスはこちらの記事で解説しています」といったように、それぞれについて知りたいユーザーに対し順次内部リンクという形で記事を紹介することで、様々なユーザーの検索ニーズ(検索した目的)を解決することができるのです。

このように多くのユーザーにとって利便性の高い、使い勝手のいいサイトは巡り巡ってSEOにも高評価が獲得できるため、関連性のある記事には積極的に内部リンクを繋いでいきましょう。

内部リンクの貼り方

内部リンクの貼り方を以下の6つ、具体的な画像を用いて紹介します。

  • 記事本文

  • グローバルメニュー

  • サイドバー・フッター

  • パンくずリスト

  • 記事末の関連する記事

  • サイトマップ

記事本文

一番パッとイメージしやすい内部リンクの一つである記事本文の内部リンク。記事の内容に関連性のある記事に対し、自然な流れでリンクを設置しましょう。

記事の内部のテキストにリンクを設置する場合を「テキストリンク」といい、画像にリンクを設置する場合を「バナーリンク」といいます。

▲テキストリンク

▲バナーリンク

またCMSによっては「ブログカード」といい、特定のデザインとセットで設置できるリンクも設定可能です。

↓ブログカードの例


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グローバルメニュー

グローバルメニューはサイト上部(パソコンでの表示時)に表示されるメニューを指します。「グローバルナビ」「グローバルメニューナビ」など色々な名称がありますが、いずれもサイト上部のテキストリンク集を指しており、これも内部リンクの一つです。


ちなみにスマートフォンではサイト上部に表示されるのではなく、画面右上もしくは左上の横3本線(「三」の見た目)のボタンを押すと出現する「ハンバーガーメニュー」として実装されているケースも多いです。


この画面の3本線のボタンを押すと、メニューが展開されます。

サイドバー・フッター

サイドバーやフッターにも内部リンクはよく設置されます。サイドバーやフッターにはSEO記事以外にも、カテゴリページや訴求したいサービスのLP、ホワイトペーパーのダウンロードページにつながるリンクが多いのが特徴です。

テキストリンクやバナーリンクの両方がよく設置されます。

▲サイドバー

▲フッター

パンくずリスト

パンくずリストはWebページの本文上部もしくは下部にある、「Top<カテゴリ<記事タイトル」といったように表示されるテキストリンク集です。

パンくずリストは内部リンクの文脈からSEO効果を見込めることに加え、ユーザーがサイトの情報構造を理解する手助けをするため、積極的な実装がおすすめです。

記事末の関連する記事

記事の最後に設置される「関連する記事」欄も有用な内部リンクの設置場所となっています。


よく同じカテゴリの記事をランダムに、もしくは新着順に表示するような運用をよく見かけます。ただWebサイトを運用していく中でどうしても内部リンクがあまり集まらず、クローラーとしては孤立気味に見えてしまうような記事も出てきます。そのような場合に記事を孤立させないようにする用途でも「関連する記事」欄は有効に利用ができるのです。

サイトマップ

サイトマップは検索エンジン用の「XMLサイトマップ」とサイトに訪れたユーザー用である「HTMLサイトマップ」の2種類があるのですが、内部リンクに役立つのは「HTMLサイトマップ」です。

HTMLサイトマップは、サイトの全体構造が見えやすいように整理された「案内所」のような役割を果たします。

それぞれのページへはテキストリンクが設置されているので、内部リンクの設置場所の一つとして活用されます。なおWebサイトのフッターがサイトマップとしての役割を兼ねる場合もあります。

内部リンクを最適化する際の4つの注意点

内部リンクを最適化する際の注意点は以下の4つです。

  • 先にキーワード設計を行う

  • 内部リンクのアンカーテキストは遷移先がわかるように

  • URLの正規化を行っておく

  • 404ページを整備する

1. 先にキーワード設計を行う

内部リンクを最適化する際は、行き当たりばったりに記事同士を内部リンクで繋ぐことはせず、先にキーワード設計を行うことが理想です。

キーワード設計を行うことで孤立傾向のある記事がわかり対策が打てますし、似たような記事があった場合には統合するか片方を削除するかといった判断もできます。また新規の記事を設計するときにもモレやカブりを意識できるので、いいことづくしです。

2. 内部リンクのアンカーテキストは遷移先がわかるように

テキストリンクにおいて、リンクが貼られているベースとなっている文字列を「アンカーテキスト」といいます。アンカーテキストは、遷移先(クリックした際の移動先)がわかるように記載しましょう。

「詳しくはこちら」などのアンカーテキストでは、ユーザーへクリックするメリットが伝わりづらく、場合によってはリンクを警戒すらされてしまいます。

アンカーテキストには遷移先のページタイトルや概要などの情報を書くなどして、ユーザーにどのようなページへのリンクであるのかを明示しましょう。

3. URLの正規化を行っておく

URLの正規化も内部リンク最適化において重要な要素です。URLの正規化とは、似たようなURLの遷移先を特定の一つのページに統一することを指します。

例えば「https://goleadgrid.com/XXX」と「http://goleadgrid.com/XXX」で別々のページを表示していては、検索エンジンからの評価が2ページにバラけてしまい、本来の評価を得ることができません。

そこでページの評価を一つにリダイレクトするように正規化をした上で、内部リンク最適化を行うことで効果を最大限受けられるでしょう。

4. 404ページを整備する

Webサイトを運営していると、サイト内のページが何らかの事情で非公開や削除となることがあります。その場合、閲覧不可になったページを遷移先としていた内部リンクは無効になってしまいます。

リンクが無効になることを「リンク切れ」といい、リンク切れはユーザーの利便性を損ねるためSEO上マイナス傾向です。内部リンク最適化をする際にはサイト内のリンク切れについてツールなどを用いてチェックし、リンク切れの解消を行いましょう。

しかし運用上リンク切れを起こさないようにするのも現実的に難しいので、リンク切れが起こった時ユーザーのWebサイトからの離脱を抑止するためにも、404ページの整備がおすすめです。

404ページとは存在しないページ、もしくは表示ができないページにアクセスしようとした際に表示されるページです。404ページにWebサイト内の「おすすめしたいページ」や「記事カテゴリ」などを表示させることで、ユーザーの興味を維持させられる可能性があります。


リンク切れは基本的に見つけ次第解消する一方で、404ページでしっかりユーザーを受けとめる磐石の体制を構築しましょう。

内部リンクが多すぎるとSEOに逆効果?

内部リンクが多いとSEO上マイナスになってしまう、と聞き「1ページにつき何本までならいいのだろう」とお悩みではありませんか?

結論としては、内部リンクの多さについて悩む必要はありません。昔は検索エンジン側のマシンパワーの都合上「リンクは1ページ100本まで」などと言われていたようですが、そもそも記事内での自然な流れでの内部リンク設置を行っている限り、内部リンクが100本を超える方が稀です。

また検索エンジンへ重要なページの伝達やユーザーの利便性向上が内部リンク目的なので、それらの目的に沿って、必要な場所に必要な情報へアクセスできる内部リンクを淡々と設置しましょう。

効果的に内部リンクを貼ってSEOの効果を狙おう

内部リンクはSEOにとって重要な役割を果たします。本記事では内部リンクの概要や外部リンクとの違い、内部リンクを貼る6つの方法、そして最適化の際の注意点について解説しました。この記事の内容を踏まえて内部リンクを適切に活用してSEOを進めていきましょう。

LeadGridは株式会社GIGがWebサイト制作の際に利用するCMSです。「内部リンクの貼り方」で紹介した6つの内部リンクの設置に対応しており、特段意識せずともクローラーが巡回しやすいWebサイトを実現します。またブログ機能の使いやすさも「ブログサービスのような使用感で使いやすい」と定評があるので、これから記事を増やしてSEOを高めていこうという場合にぴったりです。

さらに、LeadGridチームではキーワード設計や内部リンクを意識した記事の制作についても行っております。内部構造からSEOに強いサイトを制作、運用していきたい方はLeadGridチームまでお問い合わせください。

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記事を書いた人

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