IRサイトで活用できるIRサービスを紹介!サービス導入時の注意点も
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IRサービスとは、企業のIR(Investor Relations)活動を支援するサービスを指す用語です。IR活動の効率化や負担軽減を目的に、IRサービスを利用してIRサイトを運営する企業もあります。
本記事では、おもにIRサイト運用に便利なIRサービスを7種類にわけて紹介します。サービス導入における注意点も解説しますので、IRサービスの導入をお考えの方はぜひご一読ください。
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IRサービスとは?
IRサービスとは企業のIR活動を支援する次のようなサービスを指します。
- IRサイトに活用できる各種ツール
- 企業をIR活動を支援するコンサルティングサービス
- アニュアルレポートや株主通信などの制作支援サービス など
IRサービスの種類については次の項で詳しく解説します。
なお本記事におけるIRは、Investor Relations(投資家や株主向けに企業が財務状況や業績などの情報を発信する活動)の意味で使用します。インシデント対応や統合型リゾートの意味ではないため注意してください。
IRサイトに活用できるIRサービス7つ
IRサイト運営での活用を前提として、IRサービスを以下の7種類にわけて紹介します。
- IRサイト向けCMS
- TDnet/EDINET自動連携システム
- ハイライト情報の自動更新システム
- 自社株価・チャート表示サービス
- IRイベント動画配信サービス
- IRメール配信サービス
- その他のIR支援サービス
またIRサイトの掲載コンテンツなどについては以下の記事もご覧ください。
関連記事:IRサイトとは?IRの意味やコーポレートサイトとの違い、掲載コンテンツを紹介
IRサイト向けCMS
IRサイト向けCMSとは、IRサイト構築に特化したCMS(Contents Management System、コンテンツ・マネジメント・システム)を指します。
CMSはWebサイトのコンテンツ作成や管理を行うシステムであり、CMSを利用してサイトを構築すると、専門知識がない方でも簡単にWebサイトの更新や管理が可能になります。
IRサイト向けCMSの特徴は、次に紹介する「TDnet/EDINET自動連携サービス」や「決算ハイライトの自動更新サービス」といった便利な機能が標準装備されている点です。
近年の企業のIR活動において、IRサイト(またはIRページ)を使った情報発信がほぼ必須と言えます。「これからIRサイトを制作したい」または「既存のIRサイトをリニューアルしたい」といった場合には、IRサイト向けCMSの導入検討をおすすめします。
関連記事:IRサイト構築にCMSをおすすめする6つの理由!選定ポイントや制作事例も
TDnet/EDINET自動連携システム
TDnet/EDINET自動連携システムとは、IRサイトへの適時開示資料の掲載作業を自動化するシステムです。
企業がTDnetやEDNETへ情報を掲載すると、システム側が連携しているIRサイトの「IRライブラリー」や「決算ハイライト」を自動更新してくれます。IRサイトの掲載ミス防止や掲載作業負担の軽減に有効なIRサービスです。
またサービスの形態として、自動連携機能だけを提供するものとCMSの機能の1つとして提供するものの2種類あり、自社の状況にあわせて選択できます。
<代表的なサービス>
- 株式会社プロネクサス「E-IR」
- 株式会社マジカルポケット「IRポケット」
- 宝印刷株式会社「WizLabo Library」
ハイライト情報の自動更新システム
ハイライト情報の自動更新システムは、TDnetの情報をもとに「決算ハイライト」や「業績ハイライト」ページのグラフを自動更新するシステムです。
ハイライト情報は売上高や経常利益といった主要な経営指標の推移をグラフ化したもので、投資家や株主に自社の業績を視覚的に表現して伝えられます。
参照するデータが同じことから、前述のTDnet/EDINET自動連携システムとセットで提供されることもあります。またIRサイト向けCMSの機能の1つとして備わっていることも多いサービスです。
<代表的なサービス>
自社株価・チャート表示サービス
自社株価・チャート表示サービスとは、自社のリアルタイム株価やチャートをIRサイト上に表示するシステムです。
株価表示はIRサイトランキングの評価にポジティブな影響があるといわれており、とくにプライム市場上場企業のIRサイトでよく導入されています。
なおグロース市場やスタンダード市場上場企業のIRサイトでは、株価表示を導入せずにYahoo!ファイナンスの自社株式ページへのリンクを貼っているものもあります。
<代表的なサービス>
IRイベント動画配信サービス
IRイベント動画配信サービスとは、株主総会や決算説明会といったIR動画の制作・編集・配信をサポートするサービスです。
近年は決算資料と一緒に決算説明動画をIRサイトに掲載する企業が少なくありません。企業の代表が自分の声で決算説明を実施することで、事業への理解促進と企業の熱意・目指す姿をより強くアピールできます。
また動画にはライブ配信とアーカイブ配信があり、ライブ配信では視聴者との質疑応答が可能なものもあります。
<サービス例>
- 株式会社マジカルポケット「IRイベント動画配信」
- 株式会社 i-Cue「IR動画サービス」
IRメール配信サービス
IRメール配信サービスとは、メール配信サービスのうち、IR情報の配信に特化したものを指します。TDnetおよびEDINETと連携して情報を自動配信したり、海外投資家向けに英語版を配信したりといった施策が可能です。
とくにプライム市場上場企業では、最新IR情報を株主や投資家にタイムリー届けるため、IR専用メールマガジンを用意している企業が多くあります。
<サービス例>
その他のIR支援サービス
その他、以下のようなIRサービスがあります。
- IR専門の翻訳サービス:決算資料や株主通信などの翻訳サービス。IRサイトの多言語化にも利用できる。
- IRツール制作サービス:IRツール(アニュアルレポート、株主通信、統合報告書といった印刷物)の制作支援サービス。制作物のPDF版はIRサイトに掲載できる。
- 株主総会関連の支援サービス:株主総会のプランニング、会場・機材の手配、当日の進行管理などを支援するサービス。
- IRコンサルティング:IRサイトの運用を含め、企業のIR活動を総合的にサポートするサービス。
- 株主判明調査・動向分析:株主名簿には載っていない実質株主(機関投資家)を特定したり、議決権行使に関する動向を分析したりするサービス。IRコンサルティングに含まれる場合もある。
これらはIRサイトに直接導入できるサービスではありませんが、IR活動の一助になるでしょう。
なお一般社団法人 日本IR協議会のWebサイトにて上記サービスを展開する関連会社・団体のリストが掲載されています。
おすすめのIRサービスは「TDnet/EDINET自動連携システム」!導入メリットを解説
さまざまなIRサービスがあるなかで、とくにIRサイトへ導入をおすすめするのはTDnet/EDINET自動連携システムです。というのも、大きなメリットが2つあるためです。
- IRサイトの運用負担を大幅に軽減できる
- 掲載ミスや情報漏洩を回避できる
IRサイトの運用負担を大幅に軽減できる
そもそも上場企業は、フェア・ディスクロージャー・ルールに従って公平かつ適切に情報開示を行う義務があります。
フェア・ディスクロージャー・ルールとは、株価に影響を与えるような未公表の重要情報を特定の第三者に提供した場合、原則として同時に同じ内容を公表しなければならないとするルールのこと。よって、たとえば決算日にTDnetと自社IRサイトで決算短信を開示する場合、同じ情報を同じタイミングで掲載・公表する必要があるのです。
情報開示作業はタイミングを含めて正確性が求められるため、担当者の負担は小さくありません。さらに決算ハイライトの更新も必要となると、ますます手作業では限界があるでしょう。
自動連携システムを導入すれば、TDnetやEDINETにファイルをアップロードするだけで作業が終わるため、大幅な負担軽減につながります。
掲載ミスや情報漏洩を回避できる
適時開示作業を手作業で行うと以下のリスクが懸念されます。
- ファイルの取り違い
- IRサイトへの掲載ミス
実際、ある企業がTDnetより前に自社IRサイトで決算情報を開示してしまい、市場の信頼を損なった例があります。また、外部にIRサイトの更新作業を委託している場合、情報漏洩のリスクもゼロではありません。
スピーディーかつ公正な情報開示を維持するには、自動連携システムの導入が有効な解決策になるのです。
こちらのお役立ち資料で株式会社GIGが制作したIRサイトの制作事例を紹介しています。
IRサイトにIRサービスを導入する際の注意点
IRサービスは便利なものですが、闇雲に導入すれば良いわけではありません。IRサイトにIRサービスを導入する際の注意点を解説します。
IRサイトの運用方針と運用体制を明確にする
IRサービスの導入を検討する前に、自社IRサイトの運用方針と運用体制を明確にしましょう。
IRサイトのコンテンツ量や更新頻度は企業によって幅があり、積極的な情報開示で投資家や株主へ企業価値をアピールするIRサイトもあれば、最低限の情報開示にとどめるIRサイトもあります。また社内からIRサイトの運用リソースを割けない場合は、外部の運用会社を頼るケースもあるでしょう。
自社のIR活動におけるIRサイトの役割を整理してから、必要なIRサービスを検討すべきと言えます。
関連記事:IRサイトの制作方法を解説!評価されるIRサイトのポイントも
IRサービスは導入必須ではないと理解しておく
IRサービスを導入しなくてもIRサイトの制作・運用は可能です。
たとえばGIGで制作したケーユーホールディングスグループのIRサイトは、CMSにLeadGridを使用しています。LeadGridにTDnet/EDINET自動連携機能はありませんが、更新頻度が限られるIRサイトであれば問題なく運用可能です。
サイト管理・更新の効率化の面からサイト構築はCMSの利用をおすすめしますが、IRサイトに特化したCMSを利用すべきかは企業によります。費用対効果を考えて「あえてIRサービスは使わない」「コーポレートサイトと同じCMSを使う」といった選択も一案です。
IRサイト構築は実績のあるWebサイト制作会社へ相談する
IRサービスを提供しているベンダーのなかには、IRサイト構築まで依頼できるところも多くあります。しかし、IRサービスのベンダーだからといってIRサイトの制作まで得意とは限りません。
ベンダー以外のWeb制作会社でもIRサービスを使ったサイト構築は可能です。IRサイトを制作する際は、IRサービスのベンダーだけでなく、IRサイト制作の実績があるWeb制作会社もあわせて検討することをおすすめします。
制作依頼する際は、RFPに導入したいIRサービスを記載すると良いでしょう。RFPの作り方はこちらの無料お役立ち資料をご活用ください。
IRサービスを活用してIRサイトの運用を効率化しよう
IRサイト運営に利用できるIRサービスについて紹介しました。さまざまな種類のサービスがあるため、自社のIRサイト運用方針と運用体制を整理してから選ぶと良いでしょう。
「まずどれを検討すべきだろうか」とお悩みの方には、TDnet/EDINET自動連携システムがおすすめです。担当者の負担になりやすい適時開示作業を効率化できます。
株式会社GIGでは、各種CMSを使った豊富なIRサイト制作実績があります。IRサイトを制作したい・リニューアルしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
またIRサービスを使わないIRサイト構築をご検討の方は、クラウド型CMS「LeadGrid」もご検討ください。
LeadGridは、見たままページ編集機能、アカウントの権限管理機能、多言語対応など、Webサイト運営に不慣れなIR担当者でもスムーズに扱える機能がそろっています。
企業が利用するCMSとして十分な安全性を備えており、安心してIRサイトを運営いただけます。
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