メール配信システムおすすめ15選|料金・機能の比較や目的別の選び方
メール配信システムおすすめ15選|料金・機能の比較や目的別の選び方
WEBサイトの構築・運用を
もっと、効率的にしたい担当者の方へ
LeadGridは、1,500社以上のサイト制作・マーケティング支援の経験から生まれた、専門知識がなくても簡単に使える国産CMS・マーケティングツールです。上場企業から中小・ベンチャーまで様々な企業にご利用いただいております。
「メール配信システムは種類が多く、どれを選べばよいか分からない」「料金や機能を比較して自社に合うツールを見つけたい」と悩んでいませんか。
メール配信システムは、一斉配信やリスト管理、効果測定などを効率化できるツールです。ただし、料金体系や配信上限、ステップメール・分析機能などは製品によって異なります。
本記事では、おすすめのメール配信システムを比較し、料金・機能・選び方を解説します。自社の配信規模や運用目的に合う製品を見つける際の参考にしてください。
<本記事でわかること>
主要なメール配信システム15製品の特徴や違いがわかる
自社の配信目的や運用規模に適した製品の選び方がわかる
料金・配信性能・セキュリティなどの比較ポイントがわかる
メール配信システムとMAの使い分けがわかる
メール配信システムおすすめ15選の比較一覧
メール配信システムは、配信性能や料金だけでなく、自社の運用目的に適しているかを基準に選ぶ必要があります。大量配信、メールマーケティング、システム連携など、製品によって強みは異なります。
以下では、15製品の主な特徴に加え、初期費用・最安プランの月額料金・無料トライアルの有無を比較しました。
製品名 | 主な特徴・用途 | 初期費用 | 最安プランの月額 | 無料トライアル |
|---|---|---|---|---|
リード管理とメール施策の連携 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
大量配信、承認フロー、配信管理 | 30,000円〜 | 10,000円〜 | あり | |
大量・高速配信、エラー管理 | 30,000円〜 | 5,000円〜 | あり | |
メールマーケティング施策の運用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | あり | |
SMTP・APIを利用したメール配信基盤 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
システム連携によるメール配信 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
顧客データを活用したメールマーケティング | 要問い合わせ | 要問い合わせ | あり(14日間) | |
HTMLメール作成、効果測定 | 0円 | 4,000円〜 | あり(14日間) | |
BtoBのリード育成、営業連携 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
メール文章作成・配信業務の効率化 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
低コストでのメール配信 | 0円(1年契約)/10,000円(3・6か月契約) | 2,380円〜 | あり(14日間) | |
小規模からのメール配信運用 | 11,000円 | 2,934円〜(年払い換算) | 要問い合わせ | |
API・SMTPによるメール送信 | 0円 | 3,000円〜 | あり | |
メールマーケティング、自動化 | 0円 | 0円(Freeプラン) | あり(有料プラン14日間) | |
HTMLメール作成、マーケティング | 0円 | 0円(無料トライアル) | あり |
LeadGrid

LeadGridは、Webサイトで獲得した見込み顧客の管理からメール配信まで対応できるCMSです。
問い合わせフォームや資料ダウンロードを通じて取得した連絡先が自動で蓄積され、条件に応じた配信リストを作成できます。外部のメール配信ツールへ顧客情報を移す必要がなく、管理画面から予約配信や効果測定まで行える点が特徴です。
メール作成にはテンプレートを利用でき、HTML編集にも対応しています。開封率やクリック率のほか、受信者ごとの反応も確認できるため、メール配信後の営業活動にも活用できるでしょう。
特に、CMSとリード管理機能が一体化している点がLeadGridの強みです。Webサイトで獲得した顧客情報をそのままメールマーケティングに活用できるため、BtoB企業のリード獲得から育成までを効率化できます。
WEBCAS e-mail

WEBCAS e-mailは、大量配信に加えて、配信業務の管理体制を重視する企業に適したメール配信システムです。
承認フローや配信ログ、不達メールの管理など、複数担当者による運用で求められる機能が比較ポイントになります。メールの作成者と承認者を分けたい場合にも検討したい製品です。
特に、最大3段階の承認フローを設定できる「承認機能」が特徴です。メールの作成者とは別の担当者が配信内容を確認できるため、誤配信の防止や社内の管理体制強化に役立ちます。
配信規模だけでなく、社内の承認手順や運用ルールに合うかを確認する必要があります。
Cuenote FC

Cuenote FCは、大量・高速配信とメールの到達性を重視する企業向けのメール配信システムです。
大量の宛先への送信に加え、配信エラーの解析や到達率向上に関する機能が特徴として挙げられます。メールの配信件数が多く、安定した運用を求める企業に向いています。
独自開発の配信エンジンを採用している点も特徴です。送信先のプロバイダに応じた配信制御に対応しており、大量のメールを安定して届けるための仕組みを備えています。
また、配信速度や時間帯を調整できるため、メール配信直後のWebサイトへのアクセス集中を抑えたい場合にも活用できます。
比較する際は、送信速度だけでなく、不達アドレスの管理方法や配信状況の確認機能にも注目しましょう。
楽楽メールマーケティング

楽楽メールマーケティングは、メール配信を通じたマーケティング施策の運用を検討する企業向けのサービスです。
配信先の条件設定やステップメール、ABテストなど、継続的な施策改善に必要な機能を備えています。メールへの反応を分析し、見込み顧客へのアプローチに活用したい企業にも適しています。
特徴的なのは、「反応顧客のリスト化」や「業種業態・配信目的別スコア」などの分析機能です。メールを開封・クリックした顧客を抽出できるほか、同じ業種や配信目的のユーザー平均と自社の数値を比較できます。
メール配信後の結果をもとに改善を進めたい企業に適しています。導入前には、必要な機能を利用できるプランや料金条件を確認しましょう。
ベアメール

ベアメールは、SMTPやAPIを利用したメール配信基盤を求める企業向けのサービスです。
一般的なメルマガ作成ツールとは異なり、自社システムからメールを送信するための仕組みを重視する場合に比較候補となります。
SMTPリレーやAPIによるシステム連携に対応している点が特徴で、会員登録時の認証メールや購入完了通知など、アプリケーションから自動送信するメールの運用に活用できます。
Webサービスの通知メールなど、システム側から送信する用途を想定した選定が必要です。導入時には、接続方法や配信ログ、エラー処理などの対応範囲を確認しましょう。
Customers Mail Cloud

Customers Mail Cloudは、SMTP・API連携によるメール送信を検討する企業向けの配信サービスです。
自社システムと接続してメールを送る用途に加え、配信ログやエラー解析など、送信基盤としての機能が比較ポイントになります。
特徴として、SMTPに加えてHTTP-APIによるメール送信に対応している点が挙げられます。また、DKIMによる送信ドメイン認証やTLS暗号化にも対応しており、メール送信時のセキュリティ対策を支援します。
メルマガの作成機能よりも、既存システムとの連携性や配信状況の把握を重視する企業に適しています。
Synergy!

Synergy!は、顧客情報を活用したメールマーケティングを検討する企業向けのサービスです。
顧客データベースを中心に、メールなどを使ったコミュニケーション施策を設計できる点が特徴です。配信先の属性に応じた施策を検討している企業にとって、比較候補になります。
特徴的なのは、顧客の行動を起点にメールを自動配信する「リターゲティングメール」機能です。メールの開封やWebサイトへのアクセスなどに応じて、適切なタイミングでメールを送信できます。
また、kintoneとのデータ連携にも対応しており、営業部門が管理する顧客情報をメール配信に活用できます。大量のメールを送るだけでなく、顧客情報を日々のマーケティング活動に活用したい企業に適しています。
WiLL Mail

WiLL Mailは、HTMLメールの作成や配信後の分析を効率化したい企業向けのメール配信システムです。
メールの作成から効果測定まで、日常的なメルマガ運用を支援する機能が特徴です。定期的にメルマガを配信し、開封やクリックなどの反応をもとに内容を改善したい企業に向いています。
ドラッグ&ドロップによるHTMLメール作成と、クリック状況を可視化するヒートマップ分析に対応している点が特徴です。読者がメール内のどのコンテンツに関心を持っているかを把握でき、次回の配信内容の改善に役立てられます。
操作性も重要な選定基準となるため、デモやトライアルの提供状況を確認しましょう。
Salesforce Marketing Cloud Account Engagement

Salesforce Marketing Cloud Account Engagementは、BtoB企業の見込み顧客育成や営業連携を支援するMAツールです。
メール配信に加えて、顧客情報や行動データを利用したマーケティング施策を検討する企業に適しています。Salesforceを活用している企業では、営業活動との連携も重要な比較ポイントになるでしょう。
特徴的なのは、見込み顧客の行動に応じて施策を自動化する「Engagement Studio」です。メール送信や営業担当者への通知などを組み合わせ、顧客の状況に応じたアプローチを設計できます。
また、リードスコアリングやグレーディングによって見込み顧客の関心度や適合度を評価できるため、営業部門と連携した顧客育成にも活用できます。
メール配信専用システムよりも機能範囲が広いため、料金だけでなく導入目的や運用体制を踏まえて検討する必要があります。
MAの基本的な機能については、MAツールとは?できることやメリット・代表的なツール4選を紹介も参考にしてください。
Salesforce Marketing Cloud Account Engagementの詳細はこちら
yaritori メール配信

yaritori メール配信は、メールの文章作成や配信業務を効率化したい企業向けのサービスです。
AIを活用したメール文章の作成支援が特徴で、メール作成にかかる作業時間を削減したい企業に適しています。
また、配信停止リストの管理にも対応しており、配信を希望しない宛先への送信を防ぐ運用を支援します。メルマガの作成から配信先の管理まで、日常的な作業を効率化したい企業にとって比較候補となるでしょう。
必要な機能の提供状況や利用条件は、導入前に公式情報で確認してください。
める配くん

める配くんは、費用を抑えてメール配信を始めたい企業向けのサービスです。
公式サイトの料金ページによると、最安のライトプランは月額2,380円(税別)で、登録アドレス数は最大5,000件、月間配信数は最大30,000通です。小規模からメルマガ配信を始めたい企業に適しています。
特徴として、登録アドレス数や配信規模に応じてプランを選択できる料金体系を採用しています。また、プランによってはHTMLメールの作成や予約配信など、メルマガ運用に必要な機能も利用できます。
料金を比較する際は、月額費用に加えて、登録できるアドレス数や配信上限、プランごとに利用できる機能まで確認しましょう。
AutoBiz

AutoBizは、メール配信の導入費用を抑えたい企業が比較候補にできる国産サービスです。
特徴的なのは、あらかじめ設定したシナリオに沿ってメールを順番に送信する「ステップメール」機能です。資料請求や会員登録を起点として、一定の間隔でフォローメールを自動送信できます。
そのため、少人数で継続的なメールマーケティングを行いたい企業や、見込み顧客へのフォローを自動化したい企業に適しています。
メール配信を継続して運用するための機能や料金プランを確認し、自社の配信規模に適しているか判断しましょう。特に小規模運用では、初期費用と月額料金だけでなく、配信数が増えた場合の費用も比較することが重要です。
SendGrid

SendGridは、APIやSMTPを利用してメールを送信するための配信サービスです。
Webサービスなどから送信する通知メールや認証メールをはじめ、システムと連携したメール送信を検討する場合に比較候補となります。
特徴的なのは、配信・開封・クリック・不達などのイベント情報を外部システムへ通知する「Event Webhook」です。メールの配信結果を自社のデータベースや分析システムに連携できるため、送信状況の監視や分析を効率化できます。
マーケティング担当者が直接メルマガを作成する用途とは必要な機能が異なるため、配信基盤としての性能や連携方法を中心に確認しましょう。
Mailchimp

Mailchimpは、メール配信やマーケティング施策の自動化を検討する企業向けの海外サービスです。
メールマーケティングに関する機能を備えており、配信だけでなく継続的な顧客コミュニケーションにも活用できます。
特徴的なのは、顧客の行動や登録状況に応じて施策を自動化できる「Customer Journey Builder」です。顧客がメルマガに登録したタイミングや特定のアクションを起こした際に、あらかじめ設定したメールを送信するフローを設計できます。
単発のメルマガ配信だけでなく、継続的な顧客育成を行いたい企業にも適しています。
国内企業が導入する際は、料金プランや無料利用の条件に加えて、日本語対応やサポート体制も確認しておきましょう。
Benchmark Email

Benchmark Emailは、HTMLメールの作成やメールマーケティングに利用できるサービスです。
メールのデザイン作成や配信後の効果測定を重視する企業にとって比較候補となります。メルマガを定期的に運用する場合は、作成画面の使いやすさも選定基準の一つです。
特徴的なのは、AIによる文章作成を支援する「スマートコンテンツ機能」や、Webサイトの情報からメールのデザインを提案する「スマートデザイン機能」です。文章作成やデザイン制作の負担を軽減しながら、メルマガを作成できます。
また、HTMLコードエディタにも対応しており、生成AIなどで作成したHTMLコードを貼り付けてメールを制作することも可能です。
導入前には、日本語での利用環境やサポート内容、プランごとの機能制限を確認しましょう。
【目的別】おすすめのメール配信システム5タイプ
メール配信システムは、導入目的によって適した製品が異なります。大量配信の性能を重視する場合と、メルマガの作成・分析を効率化したい場合では、必要な機能も変わります。
主なタイプは以下の5つです。
大量・高速配信を重視するタイプ
API・SMTP連携を重視するタイプ
メールマーケティングを改善したいタイプ
低コストで始めたいタイプ
Webサイト・フォームと一体で運用したいタイプ
自社が優先したい条件を明確にし、目的に合う製品から比較を進めましょう。
大量・高速配信を重視するタイプ
短時間で多くのメールを送信したい企業には、大量・高速配信に強みを持つシステムが適しています。代表的な比較候補は、WEBCAS e-mail、Cuenote FCです。
大量配信では、送信速度に加えて、メールを安定して届けるための機能も重要になります。配信エラーの検知や不達アドレスの管理、SPF・DKIMなどのメール認証への対応状況を確認しましょう。
また、配信速度と到達性は異なる評価項目です。大量のメールを短時間で送信できても、受信者のメールボックスへの到達が保証されるわけではありません。
API・SMTP連携を重視するタイプ
自社のWebサービスや業務システムからメールを送信したい場合は、API・SMTP連携に対応した配信基盤が候補になります。
ベアメール、Customers Mail Cloud、SendGridなどが代表的です。通知メールや認証メールなど、既存システムからの送信を想定した用途に適しています。
比較時には、API・SMTPの接続方法や配信ログ、エラー解析機能などを確認しましょう。一般的なメルマガ運用とは異なり、メールのデザイン作成機能よりも、システムとの接続性や配信状況の把握が重要です。
メールマーケティングを改善したいタイプ
メルマガの開封率やクリック率を改善したい企業には、メール作成や効果測定、顧客の行動に応じた配信に対応するシステムがおすすめです。
代表的な比較候補は、Synergy!、WiLL Mail、楽楽メールマーケティング、Salesforce Marketing Cloud Account Engagement、yaritori メール配信、Mailchimp、Benchmark Emailです。
例えば、Synergy!は顧客情報を活用したメール施策、WiLL MailはHTMLメールの作成やヒートマップ分析に強みがあります。楽楽メールマーケティングは配信結果の分析、Mailchimpは顧客の行動に応じたメール配信の自動化を検討する際の候補になります。
また、yaritori メール配信はAIによる文章作成支援など、メール制作・配信業務の効率化を重視する企業に適しています。Benchmark EmailもHTMLメールの作成や効果測定に対応しており、継続的なメルマガ運用に活用できます。
BtoB企業では、メールへの反応を営業活動に活用できるかも重要なポイントです。見込み顧客の育成まで取り組みたい場合は、Salesforce Marketing Cloud Account EngagementのようなMAツールも選択肢に入ります。
メールを活用した施策については、効果的なBtoBメールマーケティングの方法は?成果を出すコツを解説!も参考にしてください。
低コストで始めたいタイプ
メール配信の件数が少ない企業や、初めてメルマガを運用する企業には、低価格帯のシステムが適しています。
める配くんやAutoBizなどが比較候補です。初期費用や月額料金を抑えながら、自社に必要なメール配信機能を利用できるか確認しましょう。
料金を比較する際は、以下の項目を確認する必要があります。
比較項目 | 確認する内容 |
初期費用 | 導入時に発生する費用 |
月額料金 | 毎月の基本料金 |
登録アドレス数 | 管理できるメールアドレスの上限 |
配信通数 | 月間・1回あたりの送信上限 |
利用可能な機能 | HTMLメールや効果測定などの対応範囲 |
無料プラン | 利用期間や機能・配信数の制限 |
月額料金が安くても、配信数の増加によって追加費用が発生する場合があります。無料プランを利用する際も、有料プランへの移行条件を確認しておくと安心です。
Webサイト・フォームと一体で運用したいタイプ
Webサイトで獲得した見込み顧客の情報を、そのままメールマーケティングに活用したい企業には、CMSやフォーム機能とメール配信機能を一体で利用できるシステムが適しています。
代表的な比較候補は、LeadGridです。
LeadGridは、Webサイトの制作・運用に加え、問い合わせフォームや資料ダウンロードを通じて獲得した見込み顧客の情報を管理できるCMSです。取得した顧客情報をもとに配信リストを作成し、管理画面からメールの作成・予約配信・効果測定まで行えます。
Webサイトでのリード獲得からメール配信、配信結果の分析までを一元管理できる点が特徴です。外部のメール配信ツールへ顧客情報を移す手間を減らし、マーケティング業務を効率化できます。
特に、問い合わせや資料ダウンロードで獲得した見込み顧客に対して継続的に情報を届けたいBtoB企業に適しています。
比較する際は、フォームで取得できる情報や顧客管理機能、配信リストの作成方法、メールの効果測定機能などを確認しましょう。
メール配信システムを比較する7つのポイント
メール配信システムを選ぶ際は、料金だけでなく、導入目的や配信規模、到達性、必要機能、操作性、外部連携、セキュリティを確認する必要があります。自社の運用に必要な条件を明確にしたうえで、複数製品を同じ基準で比較しましょう。
主な比較ポイントは以下の7つです。
導入目的に合うか
配信数・登録アドレス数に対応できるか
到達性を高める仕組みがあるか
必要な配信・分析機能があるか
担当者が使いやすいか
MA・CRMなどと連携できるか
セキュリティ・サポート体制は十分か
1.導入目的に合うか
メール配信システムの選定では、最初に導入目的を明確にする必要があります。大量のメールを送信したい企業と、メルマガを通じて見込み顧客を育成したい企業では、適した製品が異なるためです。
例えば、配信業務の効率化が目的なら、一斉配信や予約配信、リスト管理などの機能が重要になります。一方、メールへの反応を営業活動に活用したい場合は、効果測定や顧客情報の管理機能も欠かせません。
BtoB企業でリード獲得から商談化まで取り組む場合は、MAツールも比較対象になります。必要以上に高機能な製品を選ばないよう、導入目的と利用予定の機能を照らし合わせましょう。
MAツールの選定基準については、MAツールの選び方|導入前のチェック項目と選定時の注目ポイントも参考にしてください。
2.配信数・登録アドレス数に対応できるか
メール配信システムは、製品や料金プランによって管理できるアドレス数や配信通数が異なります。導入前に、現在の配信規模を把握しておきましょう。
確認したい項目は、登録アドレス数、1回あたりの配信数、月間配信数の3つです。また、登録アドレス数に応じて料金が変わる製品と、送信通数を基準に課金される製品では、同じ運用規模でも費用が異なる場合があります。
将来的に配信先が増える可能性も考慮し、上位プランの料金や配信上限まで確認しておくと安心です。
3.到達性を高める仕組みがあるか
メールを安定して届けるには、配信速度だけでなく、エラー管理や送信ドメイン認証への対応も重要です。大量のメールを短時間で送信できても、受信側で迷惑メールと判定される可能性は残ります。
特に確認したいのは、SPF・DKIM・DMARCへの対応状況です。SPFは送信元サーバーの正当性を確認する仕組みで、DKIMは電子署名によってメールの送信元や改ざんの有無を検証します。DMARCは、認証に失敗したメールの取り扱い方針などを送信ドメイン側で指定する仕組みです。
加えて、不達アドレスの自動除外や配信エラーの解析機能も確認しましょう。メールの到達性は配信システムだけで決まるわけではないため、自社の送信環境や運用方法も含めた確認が必要です。
4.必要な配信・分析機能があるか
メール配信システムを比較する際は、日々の運用で使用する機能が揃っているか確認しましょう。製品によって対応範囲が異なるため、機能数の多さだけで判断するのは適切ではありません。
主な配信・分析機能と用途は以下のとおりです。
機能 | 主な用途 |
一斉・予約配信 | 指定した宛先への一括送信や日時指定 |
セグメント配信 | 顧客の属性や条件に応じたメール配信 |
ステップメール | 設定した順序やタイミングでの自動配信 |
HTMLメール | 画像やレイアウトを活用したメール作成 |
差し込み機能 | 宛名などの顧客情報を本文に反映 |
ABテスト | 件名やメール内容などの比較検証 |
開封・クリック分析 | 配信後の受信者の反応を確認 |
BtoBのメールマーケティングでは、配信後の反応を把握し、次の施策につなげる視点も重要です。開封率やクリック率だけでなく、受信者単位で反応を確認できるかも比較しましょう。
5.担当者が使いやすいか
メール配信システムは継続的に使用するため、担当者が無理なく操作できるかも重要な選定基準です。
メール本文の作成や宛先リストの登録、配信予約、効果測定まで、日常的な作業を担当者自身で進められるか確認しましょう。操作に専門知識が必要な場合は、配信準備に時間がかかる可能性があります。
操作性は機能一覧だけでは判断しにくいため、無料トライアルやデモを活用するのがおすすめです。あわせて、操作マニュアルや問い合わせ窓口などのサポート体制も確認してください。
6.MA・CRMなどと連携できるか
すでにMAやCRM、SFAを利用している企業では、既存システムとの連携性も確認しましょう。顧客情報を複数のツールで管理する場合、データの更新や移行に手間がかかる可能性があります。
比較時には、API連携の有無だけでなく、連携できる情報の種類や更新方法まで確認する必要があります。メール配信後の開封・クリック情報を営業活動に活用したい場合は、分析結果の連携範囲も重要です。
なお、フォームで獲得した連絡先をそのままメール配信に利用できる製品もあります。外部連携を前提とせず、現在の運用に必要な機能を一つのシステムで管理できるかも検討しましょう。
MAとの連携や導入条件を詳しく確認したい方は、MAツールの選び方|導入前のチェック項目と選定時の注目ポイントをご覧ください。
7.セキュリティ・サポート体制は十分か
メール配信システムでは、メールアドレスをはじめとする顧客情報を扱います。情報漏えいや不正アクセスのリスクを考慮し、サービス事業者のセキュリティ対策を確認する必要があります。
主な確認項目は、管理画面へのアクセス制御、認証方法、データ保護、障害発生時の対応などです。IPAが公開する中小企業向けの情報セキュリティ対策ガイドラインも、確認項目を検討する際の参考になります。
セキュリティ機能の有無に加えて、自社の運用ルールに適した設定ができるかも確認してください。導入後のトラブルに備え、サポート窓口や障害時の連絡方法も把握しておくと安心です。
出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)|中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン
自社に合ったメール配信システムを比較して選ぼう
<本記事の内容まとめ>
メール配信システムは、導入目的や配信規模によって適した製品が異なる
大量配信を重視する場合は、配信性能や到達性、エラー管理機能を確認する
メルマガ運用の改善には、HTMLメール作成やセグメント配信、効果測定機能が重要
料金を比較する際は、登録アドレス数や配信上限、追加費用も考慮する
BtoBのリード育成や営業連携まで取り組む場合は、MAツールも比較対象になる
メール配信システムは、価格や知名度だけで選ぶのではなく、自社の運用目的に合う製品を見極める必要があります。まずは導入目的を明確にし、必要機能や配信規模、料金、セキュリティ、外部連携などを比較しましょう。
また、メール配信に加えて高度なリードナーチャリングを実施したい場合は、MAツールの導入も選択肢になります。MAツールの選び方やMAツール導入の9ステップと費用も参考に、自社に必要な機能を検討してください。
Webサイトでのリード獲得からメール配信までを効率化したい企業は、LeadGridのメール配信機能をご確認ください。
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