【2025年】CRMツールおすすめ10製品を比較|機能や選び方についても
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近年、顧客管理の煩雑さに頭を悩ませる企業が増えています。そこで注目を集めているのが、顧客管理から営業支援まで一元管理ができるCRMツールです。
本記事では、国内で定評のあるCRM10製品を比較して紹介。さらに、機能や導入時の注意点についても解説します。これから顧客管理の効率化を目指す企業の皆様は、ぜひ自社に合ったCRMツール選びの参考にしてください。
CRMとは
企業の規模を問わず、デジタル時代のカスタマーコミュニケーションを最適化する役割を担うのがCRMです。近年では、顧客情報の管理を中心に、見込み顧客の育成(リードナーチャリング)や営業進捗の可視化、マーケティング施策の効果測定までを一手に引き受けるものが増えています。
なぜ多くの企業が導入を急ぐのか。最大の理由は、「属人化した営業活動からの脱却」と「情報に基づく戦略的アプローチ」です。従来、営業担当者の経験や勘に頼っていたアプローチを数値化し、顧客へ適切なタイミングで情報提供を行う仕組みを作ることで、商談化・成約率を引き上げることができます。
さらに、AIやマーケティングオートメーション(MA)との連携が進んでいることも、CRMの注目度が高まっている理由の一つです。CRMは、単なる顧客管理システムにとどまらないツールへと進化を遂げており、多くの企業が導入を進めています。
関連記事:顧客管理(CRM)とは?重要性やシステム導入のメリット、選ぶポイントを解説
関連記事:CRMマーケティングとは?仕組みや戦略、成功事例を解説
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CRMの機能一覧
CRMの基本的な機能は、以下の通りです。
機能 | 概要 |
顧客情報管理 | 顧客の属性(氏名、会社名、役職、連絡先など)や購買履歴、問い合わせ履歴などを一元管理する。部署間でリアルタイムに情報を共有できるため、顧客接点での質が向上しやすい |
商談管理 | 見込み顧客との商談ステータスを管理し、受注見込みや進捗状況を把握する。予測売上の算出や、次のアクションプラン策定にも有効 |
営業活動管理 | 個々の営業担当者が行った連絡や訪問内容、結果などの活動履歴を記録する。属人化を防ぎ、営業全体の成果を分析する基盤となる |
リード抽出 | 製品やサービスに興味を持ちそうな顧客層を、条件検索で抽出する機能。フォローすべき見込み顧客を特定し、無駄のないアプローチがしやすい |
問い合わせ管理 | 顧客からの問い合わせ内容や対応状況を可視化する。対応漏れや重複対応を防ぎ、問い合わせ履歴を活用した改善施策を立案しやすい |
メール配信 | 新規顧客向けメールや既存顧客向けのキャンペーン告知など、メールマガジンやステップメールを自動配信する機能。個々の興味度に合わせたタイミングでメールを送れるシステムもある |
上記のように、近年のCRMには基本的な情報管理機能だけでなく、業務支援機能やコミュニケーション機能など、様々な機能が搭載されています。ツール選定の際は自社に必要な機能をリストアップし、希望の機能を備えたツールを選ぶようにしましょう。
関連記事:CRMの主要機能6つ|導入メリットや活用方法・成功のポイントについても解説
CRMの比較ポイント
CRMは製品数が多く、機能も多岐にわたるため、どの製品を選ぶべきか迷う企業も少なくありません。ここでは、自社に合ったCRMを選ぶためにやっておくべきことと、比較する際の重要なチェックポイントを紹介します。
自社が抱える課題を明確にする
第一に、何の目的でCRMを導入するのかを明確化しておく必要があります。例えば「営業担当者の属人化を解消したい」「問い合わせ履歴を見える化して顧客対応の質を高めたい」「見込み顧客を育成して商談数を増やしたい」など。企業ごとに、解決したい課題は異なります。目的や課題があいまいだと、多機能なCRMを導入しても成果に結び付かない恐れがあるため、製品の検討を開始する前に、必ずこれらを明確にしておきましょう。
必要な機能の優先度をつける
CRMは製品によって、機能面に違いがあります。たとえば、SFA(営業支援)機能を包括したタイプや、カスタマーサポートに強みを持つタイプ、マーケティング支援(MA連携)に注力しているタイプなどです。そのため、目的を達成するために必要な機能に注力している製品を選ぶことが重要です。
また自社にとって必要性の低い機能まで搭載された製品を選ぶと、オーバースペックでコストが増大する可能性があるため、まずは優先順位を決めましょう。
操作性やUIを確認する
管理画面が難解で現場が使いこなせないCRMを導入してしまうと、かえって工数が増えます。誰でも直感的に操作できるUIかをチェックしましょう。製品比較の際は、実際の画面キャプチャやデモ版を触ってみるのが望ましいです。
操作しやすい製品を導入すると自然と現場に定着するため、「せっかく導入したのに、誰も使ってくれない」という事態を防ぐことができます。
導入形態とセキュリティ
クラウド型CRM(SaaS)かオンプレミス型かによって、運用負荷やセキュリティ対策が変わります。インターネット経由で利用するクラウド型は初期費用を抑えやすく、セキュリティ管理もベンダーが主体となる場合がほとんど。自社の内部規定や顧客データの機密レベルを踏まえて、最適な形態を選択しましょう。
他システムとの連携性
すでに名刺管理ツールやMAツール、会計システムなど、別のシステムを運用しているの場合、それらで管理しているデータを、CRMに連携する必要があります。
汎用性の高いCRMを選べばほとんど連携可能ですが、特殊なツールを使っている場合は対応可否を確認しておきましょう。
サポート体制と費用
CRMは継続的に利用する基盤なので、ベンダーのサポートが期待できるかどうかも重要なポイントです。初期導入時の設定支援だけでなく、運用中のトラブルや追加カスタマイズに対応しているかどうかを確認します。
また価格に関しては、初期費用と月額費用、オプション料金などを含めたトータルコストを比較することを忘れないようにしましょう。
【2025年版】CRMおすすめ10選を比較紹介
ここからは、2025年時点で注目度が高く、実績も豊富なCRMを10種類ピックアップします。マーケティング支援、営業支援、カスタマーサポート支援など、それぞれ特徴があるため、自社の目的に合ったものを探してください。
- Salesforce Sales Cloud
- eセールスマネージャー
- HubSpot CRM
- Microsoft Dynamics 365
- Zoho CRM
- GENIEE SFA/CRM
- Knowledge Suite
- Sansan
- Synergy!
- kintone
1. Sales Cloud
▲出典: Sales Cloud
世界シェアNo.1のCRMです。営業支援(SFA)機能とCRM機能を統合したプラットフォームで、企業規模を問わず導入実績が豊富。MAツール(Pardot / Marketing Cloud)との連携もスムーズなため、リード獲得から商談管理まで一気通貫で行えます。
圧倒的な拡張性が強みですが、機能が多岐にわたるぶん設定や運用には専門知識が必要になることもあります。コスト面もやや高めなので、運用体制を整えられる中~大規模企業向けと言えます。
2. eセールスマネージャー
▲出典:eセールスマネージャー
ソフトブレーン株式会社が提供する国産CRM。営業マンが日々使いやすいUIと万全の導入支援を強みに掲げており、定着率が高い点が特徴です。「営業日報の入力が簡単」「訪問計画や予実管理が可視化しやすい」といった実績から、様々な営業現場で評価されています。
営業支援に特化したCRMを探す企業に、おすすめのCRMです。会社規模についても、大企業~中堅企業まで幅広く対応しています。
3. HubSpot CRM
▲出典:HubSpot CRM
アメリカHubSpot社が提供するクラウド型CRM。マーケティングオートメーション(MA)機能やカスタマーサポート機能など、同社のサービスと統合しやすく、無料でも使い始められるハードルの低さが魅力です。
無料版であっても、データ管理や基礎的なレポート機能が備わっているため、お金ををかけずに試せます。有料版にアップグレードすると、高度なマーケティング機能やABM(アカウントベースドマーケティング)などが利用可能。海外製品ではありますが、日本語での無料のノウハウ資料やマニュアルも豊富に用意されています。
4. Microsoft Dynamics 365
▲出典:Microsoft Dynamics 365
日本マイクロソフトが提供する、エンタープライズ向けの統合ビジネスアプリケーションです。顧客管理や営業支援だけでなく、ERPやBI機能とも連動できるため、大規模なシステム統合を検討する企業に適しています。ExcelやTeamsとの親和性が高いのもメリットです。
導入コンサルティングが重要になる場合が多く、システム連携や要件定義に時間をかけられる大手企業に向いています。動作が重いと感じるケースもあるため、クラウド基盤や通信環境の整備が欠かせません。
Microsoft Dynamics 365の詳細はこちらから
5. Zoho CRM
▲出典:Zoho CRM
ゾーホージャパン株式会社が提供するクラウド型CRM。比較的低価格かつ多彩な拡張アプリを揃えており、中小企業であっても、導入がしやすいです。メールマーケティングやチャットbot、SFAなどZoho製品との連携がスムーズで、一通りのCRM機能を最小コストで利用できる点が特徴です。
多機能ゆえに設定が複雑になるケースもあるため、念の為トライアル期間中に操作感を確かめることをおすすめします。
6. GENIEE SFA/CRM
▲出典:GENIEE SFA/CRM
株式会社ジーニーが提供するSFA/CRMツール。「操作が簡単」「初期費用が抑えられる」「サポートが丁寧」という評判があり、中小企業~ベンチャーを中心に、導入されています。入力支援機能を充実させることで社内定着率を高めている点が魅力のツールです。
データ分析やカスタマイズ性は平均的で、単純明快な営業支援を実装したい企業に適しています。営業担当が、外出先からスマホで情報を更新できるモバイルアプリの評判も良いです。
7. Knowledge Suite
▲出典:Knowledge Suite
ブルーテック株式会社のグループウェア機能付きクラウドCRM。スケジュール管理やメール、文書共有などを含むオールインワンツールであり、営業支援に特化したSFA機能も備えています。グループウェア+CRMを一体で使いたい場合は便利です。
「kintone」と比較すると、独自アプリの作成に関する自由度は低めですが、情報共有やナレッジ管理をシンプルに行いたい企業には適した製品です。
8. Sansan
▲出典:Sansan
名刺管理サービスで知られるSansan株式会社が提供している製品です。名刺情報を起点とした顧客管理ができ、社内全体で商談相手の関係性の把握がしやすくなります。営業部門が頻繁に名刺交換を行う業態では、有効的に活用できる製品です。
ただし名刺管理がメインの機能であり、一般的なCRMのようなリードナーチャリングやステージ管理の機能は限定的。別途、SFAツールやマーケティングツールとの連携が前提になる点は注意が必要です。
9. Synergy!
▲出典:Synergy!
メール配信や顧客分析に強みを持つクラウド型のマーケティングシステム。顧客データの集約とキャンペーン管理、メール配信などをシームレスに行えます。CRMとMAの中間的な製品と言えます。
シナジーマーケティング社が運用サポートも提供しており、「メールマーケティング強化の延長でCRMを活用したい」企業に向いています。
10. kintone×メールワイズ
▲出典:kintone
サイボウズ株式会社のクラウドサービス「kintone」と、同社のメール共有システム「メールワイズ」を組み合わせて顧客情報管理を構築する手法です。ノーコードで独自の顧客管理アプリを自由に作れるため、使い方を柔軟にカスタマイズできます。
初期設定や運用ルールを自社で作り込む必要があるため、自由度は高い一方で運用担当に一定のスキルが求められます。ほかのサイボウズ製品(Garoonなど)と連携して、業務全体を効率化したいケースには最適です。
CRMを使いこなすための注意点
上記のように多彩なCRMツールが存在しますが、導入すれば自動的に成果が上がるわけではありません。日々の運用体制や導入後の定着施策が欠かせない点を意識しましょう。
特に注意が必要なポイントは以下のとおりです。
- 導入前に運用ルールを徹底:顧客データの登録方法や項目定義、入力頻度などを明確化し、全員が同じフォーマットで使うルールを作る
- 現場の声を取り入れたUI設計:管理画面のカスタマイズが可能な場合は、営業担当やサポート担当が抵抗なく使える画面設計を実施する
- 定期的な棚卸し:顧客データが増えるほど重複や不要データが発生しやすい。定期的に精査してデータ品質を維持する
- 連携先システムとの整合性:メール配信やMAと連携するなら、インポートやエクスポートのフォーマット、同期タイミングを明確にする
こうした運用面を整えてこそ、CRMが本来の価値を発揮します。製品選定段階から運用体制までを一貫して考えることが成功のカギです。
CRMは企業の成長に不可欠
顧客情報を一元管理することで営業とマーケティングの連携を深め、顧客満足度と売上拡大を狙うCRM。多機能な海外製から国産の手厚いサポート型まで選択肢が豊富で、企業規模や目的に合わせて柔軟に選べます。
ただし、CRM導入だけではWeb上での見込み顧客獲得を最適化することは難しいかもしれません。例えば、資料ダウンロードやお問い合わせなどのリード獲得を効率化するには、Webサイト自体の構造やフォーム管理を整える必要があります。ここでおすすめしたいのが、操作性が高くマーケティング機能を備えたCMSの導入です。
LeadGridは純国産のクラウド型CMSであり、Webサイトの制作からリード(見込み顧客)の獲得・管理・分析までを一元的にサポートするツールです。「CMSなのにマーケ機能が充実している」点が特徴的で、以下のようなメリットがあります。
- 資料ダウンロードや複数のお問い合わせフォームをノーコードで追加しやすい
- リード情報を自動で一元化し、CRM/SFAとも連携可能
- 見たまま編集で誰でもサイト更新が可能
- マーケティングダッシュボードでリード獲得数やCV率を即座に把握
- 国産ベンダーによる手厚いサポートとセキュリティ体制
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