Webマーケティングにかかる費用相場は?施策別に紹介
Webマーケティングにかかる費用相場は?施策別に紹介
「Webマーケティングを始めたいけど、全体でどれくらい費用がかかるのだろう」
とお悩みではありませんか?
この記事ではWebマーケティングの費用相場について、必要な施策別に紹介します。
Webマーケティング費用の節約方法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
Webマーケティング費用の前提知識
Webマーケティングの費用を考える際に押さえておきたい前提知識について、紹介します。
まずWebマーケティングは、Web上で行われるマーケティング活動全般を指します。
(「Web」の付かない)マーケティングの基本的な考え方は「誰に(どんなターゲットに)」「何を(どのような価値を)」「どうやって(具体的な商品・サービスや提供方法など)」売るかです。なおそれぞれを考える上で役に立つフレームワークを紹介します。
- 誰に:STP分析
- 何を:SWOT 分析・バリュープロポジションキャンバス
- どうやって:4P分析・7P分析
関連記事:Webマーケティングの戦略立案に役立つ 9 のフレームワークと考え方
Webマーケティングにおいても、この「誰に」「何を」「どうやって」の考え方は同じなのですが、Webマーケティングの費用を考える上では「どうやって」の部分、具体的には「どうやって」に含まれる「Webサイトを作って人を集め、売る」部分が影響します。
つまり「Webサイトを作って人を集めて、売る」にどれだけの費用がかかるかを考えれば、Webマーケティングの費用がわかることになります。
Webマーケティングにこれから本格的に取り組む方向けに、基本的な考え方を解説した「Webサイト集客入門ガイド」もご用意しておりますのでぜひご覧ください。
Webマーケティングの種類とその費用相場
Webマーケティングの費用相場を施策ごとに分けて紹介します。
上でWebマーケティングの費用に影響するのは「Webサイトを作って人を集めて、売る」部分とざっくり説明しましたが、具体的な施策面では次の4つのパートに分けることができます。
- 準備段階:Webサイトを整える
- 集客施策:人を集める
- 成約施策:売る
- リピート施策:一度購入した人に継続的に売る
それぞれにかかる費用相場を見ていきましょう。
準備段階
準備段階で必要な「Webサイトを作る」部分の費用相場を紹介します。
Webサイト制作
Webサイト制作にかかる費用は次のとおりです。
- コーポレートサイト:150万~1,000万円
- オウンドメディア:100万~1,000万円
- 採用サイト:150万~600万円
- ECサイト:200~3,000万円
- LP:30万〜100万円
上記の金額は「ある程度デザインにこだわり、Webマーケティングのツールとしての利用を想定しているWebサイト」前提となっています。
関連記事:Web制作の料金相場を紹介!サイト別・依頼先別でわかりやすく解説
なおWebサイトの維持にも多少の費用がかかる点にも留意しておきましょう。
Webサイトの一般的な維持費は以下の通りです。
- サーバー代:1万円~/年
- ドメイン代:1,000円~/年
- CMS利用料:3万円~/月
Webサイトリニューアル
Webサイトリニューアルにおいても、軽微なデザイン変更のみ、といった場合以外では基本的にWebサイト制作と同様の金額がかかると思いましょう。
なおデザインリニューアルの場合の費用相場は「30万~200万円」です。
「失敗しない!コーポレートサイトリニューアル-費用、工期、制作の流れまで丸わかりマニュアル-」では費用以外にも具体的な制作方法などの詳細も解説しておりますので、ぜひあわせてご活用ください。
集客施策
集客施策で必要な「人を集める」ための費用相場を紹介します。
SEO
SEOとは検索エンジンから集客をするための施策全般を指します。
代表的なSEOで費用のかかる部分は以下のとおりです。
- SEOキーワード設計:45〜70万円/30KW
- SEO記事作成:5万〜15万円/本
- SEOコンサルティング:15〜50万円/月
- SEO関連ツール(例):
これらはツール以外、外部に委託する場合の費用となります。自社で対応すれば費用はスタッフの人件費のみになるので、費用を抑えたい場合は求める成果や自社の人的・能力的なリソースを加味しつつ、自社対応の部分を増やしましょう。
Web広告
Web広告にかかる費用の内訳は次のとおりです。
Web広告の種類は多岐にわたり、種類によって費用の発生ポイントや単価が変わります。
たとえばリスティング広告(検索連動型広告ともいい、検索エンジンでの検索結果の上下に表示される広告)であればユーザーのクリックに対し費用が発生する「クリック連動型」です。
1クリックあたりの単価も自社で指定できるものの、オークション制なので競合との兼ね合いで掲載順位は変動します。費用の相場は表示させたいキーワードによって数円~数千円/クリックと開きがあります。
求める成果やLPの成約率から逆算して必要なクリック数を担保できるだけの金額を、リスティング広告の予算としましょう。
なお他のWeb広告であっても考え方は同様です。
プレスリリース
プレスリリースとは商品・サービスに関する情報を、報道機関(Webメディア・出版社など)に知らせるサービスです。プレスリリース配信の費用相場は1万~7万円/月です。
なお原稿の委託をすると別途費用が発生します。
成約施策
成約施策、つまり売るために必要な施策について紹介します。
Webサイトの分析・改善
Webサイトの分析・改善とは、ユーザーがサイトへの流入から成約、もしくは離脱するまでの間にどのような動線を辿ったのか、またどのページのどの部分がよく見られていて、どの部分が見られていないのかなどを分析し、数値を目標値に改善することです。
ここでは「Webコンサルティング費用」「ツール利用費」の2つで主に費用がかかります。ただツールは無料のものも多いので、まずは無料からはじめて、必要に応じて有料のツールに切り替えていくのが良いでしょう。
- Webコンサルタント:15万円~/月(Webサイトの解析データをもとに改善点の抽出)
- ツール(例):
- ヒートマップツール:Microsoft Clarity(無料)
- A/Bテストツール:Googleオプティマイズ(無料)
- アクセス解析ツール:Google Analytics、Google Search Console(無料)
- 競合分析ツール:Afrefs、semrush(SEOツールと共用)
EFO
EFO(エントリーフォーム最適化)とは、フォームページ(LPからのフォームページや資料請求ページなど)に訪れたユーザーのフォーム入力完了率を改善する施策です。
関連記事:EFOとは?入力フォーム最適化の重要性や具体的な10の施策を解説
EFOでも主に「Webコンサルティング費用」「ツール利用費」で費用がかかります。
- Webコンサルタント:15万円~/月(Webサイト改善と共通のケースが多い)
- ツール:
- EFOcats:3万円~/月・1フォーム(初期費用:別途30万円)
- EFO CUBE:5万円/月・5フォーム
- スマートUPフォーム:60万円(初期費用として。月額費用無料)
ただし、やみくもにコンサルティングを依頼したり、本来不要なはずのツールを導入してはコストがかさんでしまいます。
EFOに限らず、「CVRを改善したい!」とお考えの場合、まずはCVR改善チェックシートを活用して改善すべきポイントを特定し、自社で出来る改善施策を試すことをおすすめします。
リピート施策
リピート施策とは、商品・サービスのリピーターを増やすための施策です。
リピーターは新規顧客に比べて自社商品・サービス購入のハードルが低く、少ないコストで売上につなげることができるため、新規顧客獲得と並行して施策を進める必要があります。
メールマーケティング
メールマーケティングとは、ターゲットそれぞれにタイミングに適した内容のコンテンツをメールで配信することで、商品・サービスの購入や関連資料請求、問い合わせを促すマーケティング手法です。
メールマーケティングに必要な費用は主にツール関連で、メール配信システムとMAツールの2種類が必要になります。
マーケティングオートメーション
マーケティングオートメーション(MA)とはマーケティング施策を自動化する取り組み全般について指します。マーケティングオートメーション必要な費用は主にMAツールにかかる料金です。
MAツールとは、顧客やリードの情報の一元管理やスコアリング(購入意欲の数値化)を行うツールです。MAツールによりマーケティングが可視化されやすく、効率的な施策を打つことができます。
Webマーケティングにかかる費用を減らす3つの方法
この記事ではWebマーケティングにかかる費用について、Webマーケティングに必要な施策別に紹介しました。この記事を参考に、どれくらいの予算が必要になるのか一度検討してみましょう。
なおWebマーケティングにかかる費用を抑える方法は次の3つです。
- 自社で対応する範囲を決めて、すべてを外部委託しない
- コンサルティングは「いつまで」と決めて、いつまでも依頼しない
- 複数の役割をもつツールを導入して、ツールの絶対数を減らす
Webマーケティングにかかるコストは主に、外部委託とコンサルティング、ツールです。この3つを自社の目標達成に支障のない範囲での削減を検討しましょう。
ちなみに株式会社GIGがサイト制作の際に使用するCMSであるLeadGridも、複数の機能をもちWebマーケティングにかかるコストを減らすツールのひとつです。
LeadGridはリード獲得に関する様々な機能が実装されており、役割が同じツールを不要にします。
- リード情報管理・閲覧機能
- 資料の自動ダウンロード機能
- フォーム最適化
- イベント管理機能
- ソーシャル連携
- 解析ツールやMAツールとの連携
機能詳細はサービス資料もあわせてご覧ください。
またLeadGridはデザイン性にも定評があり、会社やサービスの方向性やブランドをデザインに落とし込みたい、Webマーケティングの母艦となるWebサイトにはこだわりたいという方におすすめです。
LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。
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