コーポレートサイトとサービスサイトは分けるべき?それぞれの違いも解説
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企業の顔であり、製品やサービスの窓口であるコーポレートサイトとサービスサイト。しかし、これらを一つにまとめるべきか、それとも別々に運営するべきかは多くの方が悩まれているのではないでしょうか。この記事では、コーポレートサイトとサービスサイトの違いについて解説します。また、分けるべきかどうかの判断基準についても具体的なケースを紹介しご紹介します。
コーポレートサイトとは
コーポレートサイトは企業の基本情報や事業内容、理念、採用情報などを掲載するサイトです。企業のブランディングや、取引先や投資家向けのIR情報、求職者などへの採用情報を発信すること目的としています。
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ターゲットは、企業の事業やサービスに興味を持っている人や、企業の採用情報に興味を持っている人などです。デザインは、企業のCIやVIを反映した、信頼感や安心感を与えるものが一般的となります。
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サービスサイトとは
サービスサイトは、企業が提供する特定のサービスや製品の情報を掲載するサイトです。商品やサービスの購入や利用を促進することを目的としています。
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サービスサイトのターゲットは商品やサービスの購入や利用を検討している人や、既に商品やサービスを利用している人などです。コンテンツとしては、商品・サービス概要、特長、価格、利用方法、購入・利用方法などが挙げられます。デザインや設計については商品やサービスの特徴を訴求し、購買意欲を高めるものが多い傾向にあります。
コーポレートサイトとサービスサイトの違い4つ
コーポレートサイトとサービスサイトは、その目的や役割、コンテンツ、サイト管理者において大きく異なります。以下では、これら4つの違いについて具体的に解説します。
1. 目的の違い
コーポレートサイトは企業のブランドイメージを構築し、企業情報や経営理念を伝えることを目的としています。コーポレートサイトでは上記の通り企業の概要や歴史、経営陣についてやCSR活動などを紹介し、投資家やメディア、将来の従業員に向けた情報提供が中心です。
一方でサービスサイトは特定の製品やサービスを紹介し、販売促進を目的としています。製品の詳細や使用方法、顧客の声、購入方法など、消費者が製品やサービスを理解し、購入に至るための具体的な情報を提供します。
2. 役割の違い
コーポレートサイトは企業の信頼性や安定性を示すための、重要な役割を果たします。企業の価値観やブランディングをデザインに反映させ、対外的に意図した印象をもってもらえるようにします。
対してサービスサイトの役割は製品やサービスに特化し、顧客に対して直接的なアピールを行うことです。デザインもサービスのカラーやサービスのターゲットに合わせたものになり、設計についても顧客ニーズに応える情報提供や、購入への導線を明確にすることが求められます。
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3. コンテンツの違い
コーポレートサイトでは、企業の持つ総合的な強みや社会的責任、ニュースリリースなどを掲載し、企業の全体像を伝えるようなコンテンツが中心となります。ブログページのコンテンツも社員へのインタビューや社内での業務に関連したトピックスについての内容が中心です。
一方でサービスサイトは、製品やサービスの特長、利用方法、顧客の体験談など、具体的なサービス情報に焦点を当てたコンテンツが中心となります。顧客が即座に利用価値を感じられるような情報提供が重要です。ブログページもサービスに関連したトピックスについての内容が中心です。
4. サイト管理者の違い
コーポレートサイトの管理者は通常、企業の広報部門やマーケティング部門が担当し、企業の全体的な方針やイメージに基づいた情報発信を行います。対照的にサービスサイトは製品やサービスの専門知識を持つ部門、例えば製品開発部門や販売部門が管理することが多く、製品やサービスの詳細な情報更新や、顧客からの問い合わせに迅速に対応します。
コーポレートサイトとサービスサイトを分けるメリット3つ
コーポレートサイトとサービスサイトを分けるに得られる3つのメリットは以下の通りです。
- ユーザーの利便性が向上する
- 商品やサービスの魅力が伝えやすくなる
- サイトごとに柔軟な運用ができる
1. ユーザーの利便性が向上する
コーポレートサイトとサービスサイトを別々に運営することで、ユーザーは自分が求める情報により迅速かつ容易にアクセスできるようになります。
たとえばコーポレートサイトではビジネスパートナーや投資家、求職者向け、サービスサイトではサービスのユーザーや見込み客向けなどとわかりやすくターゲットを分けます。このように各サイトに明確な役割を持たせることで、違う目的をもったユーザーが同じサイトに訪れることを考えなくて良くなるため、全体的な設計がシンプルになり、ユーザー側としても使い勝手が向上します。
2. 商品やサービスの魅力が伝えやすくなる
サービスサイトを独立させることで、製品やサービスの特徴や利点を強調しやすくなります。サービスサイトでの統一された世界観・デザインの中で具体的な製品の使用例、顧客の声、デモビデオなどを豊富に紹介することで、サービスの魅力を直感的に伝えることができます。
また特定の製品やサービスに関連するキーワードを集中的に扱うことで検索エンジンに専門性を主張できます。その結果サービス関連の検索からのトラフィック向上も期待でき、ターゲットとなる顧客に対してより効果的にアプローチできるようになります。
3. サイトごとに柔軟な運用ができる
それぞれのサイトが独立していることで、運用面でも大きな柔軟性が生まれます。コーポレートサイトは企業のブランドイメージや経営方針に沿った内容の更新を行い、サービスサイトでは市場の動向や顧客のニーズに迅速に対応したコンテンツの更新やキャンペーンの実施が可能になります。
またシステムを入れ替える際にも、コーポレートサイトとサービスサイトが同じシステムの上に載っていると「サービスサイトのCMSを入れ替えたいが、コーポレートサイトのあの機能が使えなくなるから入れ替えられない」というトラブルを防ぐことも可能です。
コーポレートサイトとサービスサイトを分けるデメリット2つ
ここからはコーポレートサイトとサービスサイトを分けることで起こってしまう可能性のあるデメリット2つ、解説します。
1. サイト管理のコストが増加する
コーポレートサイトとサービスサイトを別々に運営するデメリットの一つは、時間的、金銭的な管理コストが増加することです。2つの異なるサイトそれぞれに対するメンテナンス、アップデート、セキュリティ対策が必要になり、それぞれのサイトのデザインを定期的に更新する必要があります。
結果的に運営コストが高くなるのです。
2. 企業の認知度を上げにくくなる
もう一つのデメリットは、企業の認知度を上げることが難しくなることです。コーポレートサイトとサービスサイトが分かれている場合、訪問者はそれぞれのサイトで得られる情報に制限があるため、企業全体のイメージやサービスの全体像を把握するのが難しくなります。たとえば、サービスサイトに訪れた顧客がその企業の他の事業や価値観について知る機会を逃す可能性があります。
またSEO(検索エンジン最適化)の観点からも、コンテンツが分散することで、それぞれのサイトの検索ランキングが低下するリスクがあります。
コーポレートサイトとサービスサイトを分けた方が良い事例4つ
コーポレートサイトとサービスサイトを分けることには、明確な理由と効果があります。以下の4つの事例では、その理由とその効果について具体的に説明します。
1. 企業名とサービス名が異なる場合
企業名とサービス名が異なる場合は、コーポレートサイトとサービスサイトを分けた上で、サービス名をサービスサイトのタイトルとすることで、ブランドの強化が期待できま す。たとえば、ある企業が複数のサービスを提供している場合、各サービスに特化したサイトを持つことで、それぞれのサービスの特徴や価値を効果的に伝えることができます。
2. 商品やサービスごとにターゲットが異なる場合
異なるターゲット層に向けた商品やサービスを提供している場合、それぞれのニーズに合わせたコンテンツとデザインを持つサイトが有効です。たとえば個人向けのハードウェア商品と、法人向けのソフトウェアサービスを展開している企業では、その両方に適したコンテンツを一つのサイトでカバーするのは困難です。そこでサイトを分けることで、よりターゲットに合ったメッセージを伝えることが可能になります。
3. 商品やサービスの種類が多い場合
商品やサービスのラインナップが多岐にわたる場合、それぞれの項目に十分な情報を提供するために独立したサイトとすることが有効です。サービスごとにサイトごとに分けると、ユーザーは自分が必要とする情報まで辿りつきやすくなります。またサービスごとにSEOを施すことで、検索エンジンからの集客効果を高めることも可能です。
4. 新機軸の事業でコーポレートサイトのカラーと相性が悪い場合
企業が新しいサービスを展開する際、そのサービスのブランドイメージやメッセージが既存のコーポレートサイトのカラーと相性が悪いことがあります。この場合、コーポレートサイトとサービスサイトを分けることで、新しい事業のための独自のブランディングを構築しやすくなります。
サイトを分けることにより、それぞれのブランドの個性を明確にし、特定のターゲット市場に向けて効果的にアピールすることが可能です。新しい事業に特化したデザインやコンテンツを用いることで、特定のターゲット層に対する魅力を高め、ブランドの全体像を豊かにすることが期待できるでしょう。
コーポレートサイトとサービスサイトを統合した方がいい事例3つ
サービスをインターネット上で展開する際には必ずサービスサイトを作るべき、というわけではありません。ここではコーポレートサイト内にサービスサイト(サービスページ)を作成した方がいい場合について、3つ例を挙げて紹介します。
1. 複数サイトを運用・管理するリソースが確保できない場合
複数のWebサイトを運用することは、時間とコストの面で大きな負担になります。特に小規模な企業やスタートアップでは、限られたリソースで最大限の効果を得る必要があります。 コーポレートサイトとサービスサイトを統合することにより、Webサイトのメンテナンスや更新作業が一元化され、運営コストが削減されます。
また内容の一貫性が保たれ、ユーザー体験が向上しやすくなることも。コーポレートサイト内でサービスサイトを展開した場合、企業の情報とサービス内容が一つのドメイン下で提供されるため、ユーザーにとっても探しやすくなります。
2.統一性のあるブランディングを行いたい
コーポレートサイト内にサービスサイトを設けることで、ブランドの統一感が強化されます。サービスサイトでも会社全体のブランドイメージや価値観と一致したデザインとしメッセージを発信することで、消費者に一貫した印象を与えることが可能です。
コーポレートサイトとサービスサイトのカラーが同じであるにもかかわらずサービスごとに新規サイト作成すると、ブランドが積み上がりにくくなるかもしれません。
3. SEOの効果を最大化したい場合
SEOはWebサイトへのトラフィックを増やす上で、非常に重要です。 複数のWebサイトを運営すると、検索エンジンからの評価が分散し、結果として効率が低下する可能性があります。一方コーポレートサイト内でサービスサイトを展開することで、コンテンツと被リンクの効果を一つのドメインに集中させることができ検索エンジンからの評価を最大化することが可能です。
ただこの方法はコーポレートサイトとサービスサイトの相性がいい(ターゲットが近いなど)ことが条件となる点には注意しましょう。
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この記事ではコーポレートサイトとサービスサイトの違いや、サービスサイトを立ち上げるべき場合と統合するべき場合について紹介しました。サービスの販促をどのように進めていくかについての参考にしましょう。
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