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デジタルマーケティングの成功事例5選|戦略立案の流れや注意点も解説

目次

デジタルマーケティングは、インターネットやSNSなどのデジタルメディアを活用して顧客との関係性を構築したり、商品やサービスの価値を伝えたりするマーケティング手法です。

しかし「デジタルマーケティングを成功させるにはどのような戦略や手法が必要なのだろう?」とお悩みの企業担当者の方も少なくありません。

そこで本記事では、デジタルマーケティングの成功事例を5社紹介します。戦略立案の流れや注意点も解説しているので、デジタルマーケティングに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

関連記事:デジタルマーケティングとは|代表的な手法や成功ポイントも解説

デジタルマーケティングの成功事例5選

ここでは、デジタルマーケティングの成功事例を5社紹介します。

株式会社タイミー|リリースから約5ヶ月でPV数が9倍に増加

▲出典:タイミーラボ



株式会社タイミーは、スキマバイトサービス「タイミー」を2018年にローンチし、デジタルマーケティングを活用して認知を拡大しています。

株式会社タイミーが運用しているオウンドメディア「タイミーラボ」では、すでにタイミーを使っている人とスポットワークの存在すら知らない人という2つのペルソナに対し、それぞれのニーズに合致するコンテンツを提供。スポットワーク(雇用型かつ単発で仕事を受発注する働き方)の認知度を高めつつ、ポジティブな世論形成をめざしています。

メディアサイトリリース後は、約5ヶ月でPV数を9倍まで伸ばすことに成功しており、オウンドメディア運用を検討している企業に参考にしてほしい事例です。

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株式会社SHARE|Webサイトリニューアルで顧客獲得単価を35%削減

▲出典:スマートスタジオ


北海道札幌市を中心に、フィットネスクラブなどの健康事業に関わるサービスを展開している株式会社SHARE。自然検索流入の少なさによる広告費の増加を解消するため、フィットネススタジオ「スマートスタジオ」のサービスサイトリニューアルを行いました。

スマートスタジオは店舗型ビジネスということもあり、店舗ごとのSEOを強化することを意識しています。それぞれの店舗の強みを打ち出したり、店舗ごとにコラムを作成したりなど、店舗に行きたくなる工夫を凝らしたとのこと。

その結果、コンテンツ数は半年で140を超え、月間の自然検索流入数はリニューアル前の2,000から50倍の10万を記録。自然検索での流入が格段に増えたことで、2022年の顧客獲得単価は前年から35%削減しました。

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株式会社ウィルオブ・ワーク|オウンドメディアからのリード獲得件数が26~32.5倍に増加

▲出典:ウィルオブスタイル



派遣・正社員の転職支援サービス「ウィルオブ」を提供する株式会社ウィルオブ・ワークは、新規顧客開拓のためにオウンドメディア運用に注力するも、ノウハウや知見が不足しておりCVに繋がっていない状況でした。

改善に乗り出した株式会社ウィルオブ・ワークは、まず自社の認知獲得やリード獲得に繋がっていない「負債コンテンツ」の削除に着手。PV数を稼いでいた記事も削除し、PV市場主義から成果主義へシフトチェンジしています。

その結果、毎月4~5件ほどだった問い合わせ件数が毎月130件前後まで急増。26~32.5倍の成長を遂げ、売上増加に繋がりました。

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パナソニックホールディングス株式会社|Instagram施策で売上が2倍に増加

▲出典:Panasonic Cooking



パナソニックホールディングス株式会社は、2021年2月にトースターの新モデルとして発売された「オーブントースター ビストロ」のプロモーションにInstagramを活用しました。

Instagramアカウント「Panasonic Cooking」では、「ちょっと憧れで、真似してみたいキッチン空間の提案」を目指し、統一された世界観でキッチン家電や家電を使ったレシピを紹介。ユーザーニーズに合致した情報を発信することで、大きな注目を集めました。

戦略立案ではマーケティングのフレームワーク(JOBフロー)を採用していています。顧客の心理や認識してほしい内容などを言語化し、認識フェーズごとに認識変容を起こすためのアクションを組み立てていったとのこと。商品の売れ行きは前モデルに比べて2倍のペースで伸び、プロモーションは成功に終わりました。

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大京警備保障株式会社|TikTokで300万人のフォロワーを獲得

▲出典:大京警備保障株式会社



大京警備保障株式会社は、TikTok運用で成功した警備会社です。

50代の社員が多いなか、若年層に警備業界の魅力を伝える方法としてTikTok運用を開始。当時TikTokで流行していた「棺桶ダンス」動画がバズった後も、「上司にシャボン玉マシンガン浴びせてみた」「タピオカミルクティーじゃないけど部長にあげてみた」などのバズ動画を生み出し続け、現在では300万人のフォロワーを獲得しています。

大京警備保障株式会社がTikTok運用に成功したポイントは、宣伝感を払拭したことや、トレンドを意識したこと。社員の自然体な姿を発信することで社内の温かい雰囲気が伝わり、人材不足の警備業界で新卒から応募が来るほどの人気企業へと成しました。

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株式会社USEN|広告運用の最適化でCVが2.3倍に増加

▲出典:株式会社USEN


株式会社USENは、広告運用を見直したことでコンバージョンの増加に成功しています。

2021年当時、株式会社USENは一つのリードに対して複数商材からアプローチをする形を取っており、リードに対してのアップセルやクロスセルができていない状況でした。そこで媒体別の広告クリアイティブの見直しと、各アカウントの状態改善を実施。ユーザーごとにクリエイティブの訴求軸やコピー、表現を切り分けて数値化しながらバナー作成を行うなど、訴求の勝ちパターンを発見していきました。

結果として半年でコンバージョン数を約2.3倍に増やすことに成功しており、さらにリードの質向上にも繋がっています。

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株式会社ロジクエスト|メルマガ配信でテレアポ獲得率が3倍に増加

▲出典:株式会社ロジクエスト


配送代行サービスやバイク便・緊急配送サービス、国際輸送サービスなどを展開する株式会社ロジクエストでは、テレアポや飛込営業など属人的な営業活動が課題となっていました。

そこでMAツールを導入し、見込み顧客を一元管理。さらにインサイドセールス部門を立ち上げることで営業体制の改善に成功しました。

マーケティング施策として稼働を開始したメルマガ配信施策では、アポイントの獲得率が平均6.5%という結果に。架電によるアポの獲得率は2%だったことから、3倍以上の効果が出ていることがわかります。

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デジタルマーケティングの戦略立案方法

デジタルマーケティングの戦略立案方法は、大きく分けて以下の4つのステップになります。

  1. 目標を設定する
  2. 自社のポジショニングを決める
  3. カスタマージャーニーマップを作成する
  4. 目的を達成できる施策を検討する

1. 目標を設定する

デジタルマーケティングの戦略を立てる前に、まずは目標を明確にする必要があります。「来年度の売上を前年比20%増やす」「ECサイトの売上を15%伸ばす」など、具体的な目標を設定しましょう。

目標を設定したら、達成度合いを把握するための指標としてKPIを定めます。KPIを設定する際は、達成見込みがある現実的な数値を指標としましょう。

オウンドメディアの場合、例えばUU数やセッション数、PV数などがKPI例として挙げられます。

関連記事:WebマーケティングのKPIとは?考え方や施策別のKPI例を解説

2. 自社のポジショニングを決める

次に、自社のポジショニングを決めます。

ポジショニングとは、自社の製品やサービスが市場や競合と比べてどのような特徴や価値を持っているかを明確にすることです。ポジショニングを決めることで、自社の強みや弱み、ターゲット層や差別化要因が明らかになります。

ポジショニングを決める方法としては、SWOT分析や4P分析などがあります。

3. カスタマージャーニーマップを作成する

カスタマージャーニーマップとは、顧客が製品やサービスに出会ってから購入・利用・離脱するまでの一連のプロセスを可視化したものです。カスタマージャーニーマップを作成することで、顧客のニーズや課題、感情などを理解し、顧客満足度やロイヤルティを高めるための施策を考えることができます。

カスタマージャーニーマップは、以下のステップで作成していきます。

  1. 目的とゴールを決める
  2. ペルソナを設定する
  3. ペルソナの感情と行動を決める
  4. 行動をフェーズに落とし込む
  5. 自社の対応方法を決める

一度作成したカスタマージャーニーマップはPDCAサイクルを回してブラッシュアップさせていきましょう。

関連記事:BtoBカスタマージャーニーとは?メリットや作成方法を詳しく解説

4. 目的を達成できる施策を検討する

最後に、目的を達成できる施策を検討しましょう。デジタルマーケティングの施策には、以下のような種類があります。

  • SEO(検索エンジン最適化)
  • SNSマーケティング
  • メールマーケティング
  • コンテンツマーケティング
  • 動画マーケティング
  • Web広告
  • MA(マーケティングオートメーション)

デジタルマーケティングは、複数のチャネルを組み合わせることで相乗効果をもたらします。自社に合うチャネルを選択し、組み合わせながら運用していきましょう。

関連記事:デジタルマーケティングとは|代表的な手法や成功ポイントも解説

デジタルマーケティングを行う際の注意点

最後に、デジタルマーケティングを効果的に行うための注意点を紹介します。以下の3つの注意点を押さえておきましょう。

戦略は社内での共通認識として浸透させる

デジタルマーケティングを行うにあたって、まずは戦略を明確にすることが重要です。戦略が曖昧だと施策がバラバラになり、効果が出にくくなります。

また戦略を立てたら、それを社内での共通認識として浸透させることが大切です。社内の関係者が同じ方向性を持って一致団結してデジタルマーケティングに取り組むことで、より高い成果を得ることができます。

効果測定のためにKPIや目標値を設定する

デジタルマーケティングでは、施策の効果を測定することが必須です。効果測定をするためには、KPIを設定することが必要です。KPIとは施策の成果を数値化した指標で、例えばWebサイトの場合はアクセス数やコンバージョン率などが挙げられます。

KPIを設定することで、施策の効果を客観的に評価することができます。またKPIは定期的に見直すことで、施策の改善点や課題を見つけることができます。

施策の実施と評価をPDCAサイクルで行う

デジタルマーケティングは、一度施策を行ったら終わりではありません。施策の実施と評価をPDCAサイクル(Plan:計画 Do:実行 Check:評価 Act:改善)で繰り返すことで、より効果的なデジタルマーケティングに近づけることができます。

下記はデジタルマーケティングにおけるPDCAサイクルです。

  1. Plan:戦略やKPIや目標値を設定する
  2. Do:施策を実施する
  3. Check:KPIや目標値に対する達成度や問題点を分析する
  4. Act:施策の修正や改良を行う

このサイクルを継続的に回すことで、デジタルマーケティングの品質を高めることができます。

デジタルマーケティングの成功事例を参考に導入を進めよう

デジタルマーケティングにはさまざまな手法があることから、どのような策を講じればいいか分からないと悩むこともあるでしょう。そのような場合、自社と似た業界や規模の成功事例を参考にすることで、活路を見出せるでしょう。

しかしデジタルマーケティングを自社のみで実行するのは簡単ではありません。「デジタルマーケティングをプロに依頼したい」とお悩みなら、株式会社GIGにご相談ください。

株式会社GIGは、大手企業を中心としたDXコンサルティングサービスを展開するWeb制作会社です。サービスデザイン、コンセプト設計等のUXデザイン領域から、MA導入、分析等のデータ活用及びWebコンサルティングまで、デジタル領域の課題を包括的にご支援いたします。


また自社開発CMS「LeadGrid」では、リード獲得を目的としたWebサイトの構築・リニューアルが可能です。下記のように豊富なマーケティング機能を備えており、貴社のデジタルマーケティングをアシストします。

  • 顧客管理機能
  • 資料ダウンロード機能
  • フォーム最適化機能
  • ランディングページ管理機能
  • MAツール連携機能

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記事を書いた人

LeadGrid BLOG編集部

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