オウンドメディアのPV数の目安とは?PV数を上げるコツも解説!
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「オウンドメディアのPV数の目安を知りたい」
「上司にPV数を上げるよう指示されたが、なかなか上手くいかない」
オウンドメディア運用において、PV数を上げることは認知度向上に欠かせない施策です。しかし、PV数だけにとらわれると運用が失敗に終わる可能性も……
そこで本記事では、オウンドメディアのPV数について、目安や調べ方、目標の設定方法を解説します。PV数を上げるポイントも紹介しているので、オウンドメディアのPV数が伸び悩んでいるWeb担当者の方はぜひ最後までご覧ください。
また無料配布資料「メディアの目的はPVではない!?オウンドメディア収益化で本当に重要なのは〇〇の数」では、オウンドメディアを運営するうえで知っておきたい重要な指標についてまとめています。ぜひ下記より無料でダウンロードしてPV以外にも追うべき重要な指標のチェックにご活用ください。
PV数(ページビュー数)とは
PV数(ページビュー)とは、Webページが表示された回数のことです。Webページを1回表示させるごとに1PVが観測されるため、同一ユーザーが複数回ページにアクセスすれば、その回数分のPVがカウントされます。
たとえばトップページを訪問したユーザーが「A」の商品ページと「B」の商品ページを開き、再度トップページに遷移した場合のPV数は下記のとおりです。
トップページのPV数:2
「A」の商品ページのPV数:1
「B」の商品ページのPV数:1
Webサイト全体のPV数:4
またPV数と混同しやすい指標としてセッション数(SS数)、UU数(ユニークユーザー数)などが挙げられますが、それぞれの違いは下記表のようになります。
意味 | 用途 | |
PV数 | ユーザーがWebページを閲覧した回数 | Webサイト全体の人気度調査やサイト内で人気が高いページの分析 |
セッション数 | ユーザーがWebサイトにアクセスした回数 | サイト内の回遊率調査や改善ページのあぶり出し |
UU数 | 計測期間中にWebサイトに訪問したユーザーの実数 | 純粋なユーザー数(=サイトの人気度)の調査 |
そのほかWebマーケティングで設定されるKPI項目は下記の記事でも解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
関連記事:WebマーケティングのKPIとは?考え方や施策別のKPI例を解説
オウンドメディアにおけるPV数(ページビュー数)の目標設定方法
オウンドメディア運営では、前述のとおり自社の商材に合わせた目標設定が重要になります。ここではオウンドメディアにおけるPV数の目標設定方法を2通り紹介します。
1. CVR(コンバージョン率)をもとに目標を設定する
一つ目は、CVR(コンバージョン率)をもとにPV数の目標を決める方法です。CVRとは、Webサイトに訪問したユーザーのうち、どれくらいがコンバージョンに至ったかの割合を表す指標のこと。
CVRは「成約数÷問い合わせ数」で求められるため、ここから逆算して“Webサイトにどのくらいの訪問者がいれば成約につながるのか”という考え方で目標となるPV数を決定します。
【前提条件】
1ヶ月の目標成約件数:80件
1件の成約獲得に必要な問い合わせ件数:10件
1回の問い合わせに必要なセッション数:15セッション
1セッションあたりの平均PV数:10PV
【目標PV数】
1件の成約に必要なPV数:10PV×15セッション×問い合わせ10件=1,500PV
1ヶ月の目標PV数:1,500PV×目標成約件数80件=120,000PV
上記のように計算式に当てはめた目標設定を行うためには、日々のデータ解析が重要となります。とくにCVRの測定はPV数の目標設定だけでなく、Webサイトの課題点や改善点の抽出にも役立つため、メディア運営を行うなら必ずチェックするべき指標です。CVRの詳しい計算方法や目安、改善におすすめのツールを下記の記事で解説していますので、CVRの理解度を深めたい方はぜひご覧ください。
関連記事:コンバージョン率(CVR)を改善する方法は?10の施策を原因別に解説
関連記事:コンバージョン率(CVR)改善におすすめのツール10選! 改善のコツも解説
またLeadGridの無料配布資料「CVR改善チェックシート」では、CVRの改善ポイントを15個リストアップして紹介しています。ぜひ下記より無料でダウンロードし、自社の改善ポイントの洗い出しにご活用ください。
2. 競合他社の平均アクセス数(セッション数)をもとに目標を設定する
二つ目は、競合他社の平均アクセス数(セッション数)から目標PV数を設定する方法です。自社と近い規模の企業がオウンドメディアを運営していれば、そのサイトの平均アクセス数を算出することで目標値を設定できます。
競合他社の平均アクセス数はGoogleアナリティクスのベンチマーク機能で確認できます。また後述する「競合サイトのPV数を調べる方法」でおおよそのPV数を算出し、目標を設定する策も有効です。
PV数(ページビュー数)の調べ方
ここからはPV数の調べ方を「自社サイト」「競合サイト」に分けて解説します。それぞれの計測方法を知り、自社メディアの立ち位置を把握しましょう。
自社サイトのPV数を調べる方法:Googleアナリティクス
自社サイトのPV数はGoogleアナリティクスで確認できます。GoogleアナリティクスはGoogleが提供するアクセス解析ツールで、無料で利用可能です。
◆Webサイト全体のPV数を確認する手順
Googleアナリティクスにログイン
「ユーザー」から「概要」を選択
「ページビュー数」の項目からPV数を確認
◆WebページごとのPV数を確認する手順
「行動」から「サイトコンテンツ」を選択
「すべてのページ」を選択
GoogleアナリティクスはPV数だけでなく、セッション数や平均セッション時間、直帰率、ユーザーの属性・流入経路、サイト内でのユーザーの動きなども確認できます。
競合サイトのPV数を調べる方法①:Similarweb
競合サイトのPV数は無料から使えるマーケティングツール「Similarweb」で計測可能です。調べたいサイトのURLを入力すれば、競合サイトのアクセス数や検索流入の内訳などを確認できます。
ただしSimilarwebで表示されるアクセス数は実際のPV数と乖離している傾向にあります。そのためSimilarwebのアクセス数を鵜呑みにするのではなく、相対的な比較として複数のサイトを検証する際に活用することをおすすめします。
競合サイトのPV数を調べる方法②:ahrefs
より精度の高い分析を行いたい方は有料SEOツール「ahrefs」が向いています。ahrefsは世界60万人が導入するSEOツールで、競合サイトのアクセス数や被リンク分析、上位表示しているキーワードなどの分析が可能です。
月額$99~と有料ではありますが、本格的に競合サイトを分析したい場合にはおすすめできるツールです。
オウンドメディアのPV数(ページビュー数)を見るときの3つの考え方
オウンドメディアのPV数は、ただ計測するだけでは改善しません。計測後は仮説を立て、改善策を実行することが重要となります。
ここではオウンドメディアのPV数で大事な3つの考え方を解説します。
PV数は多ければ良いというわけではない
達成見込みが薄い数値を目標にしない
PV数の改善には中長期的な視点が必要
1. PV数は多ければ良いというわけではない
大前提として、PV数は多ければ多いほど良い、というわけではありません。たくさんのアクセスを集めたとしても、それがCVにつながらなければ利益にはならないからです。
たとえばPV数を稼ぐために話題性の高いコンテンツをねつ造したとします。この場合、多くのアクセスは集まりますが「低品質な情報を発信する企業」として信頼性が低下してしまいます。また自社のターゲット層ではないユーザーばかりを集客してしまい、結果的に成約につながらない、というケースもあるでしょう。
PV数を増やすことだけに注力するのではなく、「いかに見込み度の高いユーザーを集客できるか」という視点で施策を実行することがオウンドメディア成功のポイントです。
2. 達成見込みが薄い数値を目標にしない
オウンドメディア運営では、最終的なゴール(KGI)とその過程(KPI)を設定することが重要となります。オウンドメディアのKPI項目としてPV数が設定されることも多くありますが、このとき達成見込みが薄い数値を目標にしないようにしましょう。
そもそもKPIはKGIを着実に達成させるための中間指標であり、KGIから逆算して設定されます。そのためKPIの目標が高すぎる場合、KGIが適切に設定されていないといえます。
達成見込みが薄い目標はプロジェクトの成功を遠ざけるうえに、メンバーのモチベーション低下にもつながります。PV数をはじめ、オウンドメディアのKPIを設定する際は具体的かつ実現可能な数値にするよう意識しましょう。
KPI設計のプロセスやポイントは下記の記事でも解説しています。
関連記事:WebマーケティングのKPIとは?考え方や施策別のKPI例を解説
3. PV数の改善には中長期的な視点が必要
「PV数を上げたい」と悩むWeb担当者も多いですが、基本的にオウンドメディアのPV数を増やすには年単位の時間がかかります。「SNSでバズった」「著名な人やサイトに取り上げられた」などの要因がない限り、爆発的にPV数が伸びることはないと考えましょう。
PV数が伸びるのに時間がかかる=改善施策にも中長期的な視点が必要になるということです。継続的なコンテンツの積み上げや内部施策の実行はもちろんのこと、「成果が出るまでに時間がかかる」という社内認識の定着もオウンドメディア運用には欠かせません。
短期間で成果を求めることは、オウンドメディアが失敗する原因となります。「オウンドメディアが失敗する5つの原因とその対処法」では、オウンドメディアが失敗してしまう要因と解決方法を紹介しているので、こちらもぜひご活用ください。
オウンドメディアのPV数(ページビュー数)を上げる5つのコツ
最後に、オウンドメディアのPV数を上げる5つのコツを解説します。
戦略的にキーワードを選定する
クリックされる魅力的な記事タイトルをつける
記事のオリジナリティを高める
内部リンクでサイト内回遊率を上げる
既存記事のリライトを行う
1. 戦略的にキーワードを選定する
オウンドメディアのPV数を上げるには、戦略的なキーワード選定が不可欠です。「検索ボリュームが大きいから」という理由だけでキーワードを設定してしまうと、強豪サイトに勝てずに検索上位に表示されない、結果的にPV数が伸びない、ということにもなりかねません。
検索ボリュームが大きいキーワードを狙うことも大事ですが、ボリュームが小さくても「自社に興味を持つ人が検索しそうなキーワード」でコンテンツを作成することで、PV数とCVRの改善が期待できます。
2. クリックされる魅力的な記事タイトルをつける
どれだけ有益なコンテンツを作っても、タイトルがわかりにくいと「自分が探している情報はなさそう」とユーザーに感じさせてしまいます。ユーザーが思わずクリックしたくなるような魅力的なタイトルを付ければ、PV数も改善するでしょう。
また記事タイトルにはキーワードを含める、PC・スマートフォンに表示される字数に収めるなど、SEOの視点も重要となります。
◆魅力的な記事タイトルの付け方
キーワードを盛り込む
文字数は28~40字に収める
具体的な数字・データを入れる
記事の内容が一目でわかるようにする
インパクトのある言葉を使う
情報の権威性を示す
対象者を絞る
3. 記事のオリジナリティを高める
PV数を増やすためには、記事のオリジナリティを高めることも有効です。
たとえば自社で実施した調査結果や著名人への独自インタビューのようなオリジナル要素の強い記事は、SNSや同じテーマのWebサイトで紹介されやすくなります。SNSでバズれば一気にPV数が上がることも期待できますし、同じテーマのWebサイトで取り上げられれば(=外部リンクを獲得すれば)SEOにも良い影響をもたらします。
競合サイトとの差別化を図れるメリットもあり、PV数増加に役立つでしょう。
4. 内部リンクでサイト内の回遊率を上げる
オウンドメディアの記事同士を内部リンクでつなげば、複数の記事にアクセスしてもらえる可能性が高まります。関連するテーマの記事はリンクを貼り、サイト内の回遊率を上げることを心がけましょう。
また内部リンクを最適化することでクローラーがサイト内を循環しやすくなるため、SEOにも良い影響をもたらします。
5. 既存記事のリライトを行う
公開済みの記事は定期的にリライトを行うことで、PV数の増加を期待できます。
既に検索上位にいる記事であっても、記事内の情報は時間が経てば古くなってしまいます。リライトを行い、常に最新の情報を掲載することで、上位表示をキープしPV数を稼ぎ続けることができるでしょう。
また上位表示されていない記事でも、リライトを重ねることで検索順位が向上することもあります。一度公開した記事は放置せず、分析とリライトを繰り返してPV数を増やしていきましょう。
無料配布資料「リライトの手順と見るべき12のポイント」では、LeadGridを運営する株式会社GIGのメディア事業部が部内で実際に活用している「リライトすべき記事の見つけ方」と「具体的なリライト方法」をまとめています。無料で下記よりダウンロードいただけますので、リライト実行時にぜひお役立てください。
オウンドメディアのPV数(ページビュー数)改善には適切な目標設定と効果測定が必須
オウンドメディアのPV数の目安は業界や商品、サービスによって大きく異なるため、一概にいくら、とはいえません。この記事を参考に、自社に合わせた目標設定を行いましょう。
またオウンドメディアのPV数を改善するには、適切な目標設定だけでなく効果測定も必須条件となります。日々PV数の動向をチェックし、分析と改善策の実施を繰り返していきましょう。
自社サイトのPV数はGoogleアナリティクスをはじめとする解析ツールで確認できますが、より効率的にサイト分析・改善のサイクルを回すなら、解析ツール連携が可能なCMSを導入することをおすすめします。
LeadGridはGoogleアナリティクスをはじめ、多様な解析ツールと連携可能なクラウド型CMSです。CMS上でサイト解析を行えるうえ、担当者ベースでコンテンツを編集・投稿できるノーコード型を採用しているため、分析後の施策実行もスムーズに行えます。
またLeadGridは資料ダウンロード機能やフォーム最適化機能などのリード獲得機能を多数搭載しているほか、獲得したリードはCMS上で管理も可能。
なお、LeadGridで制作したオウンドメディアを予算別にまとめた無料配布資料「予算別オウンドメディア制作事例集」もご用意しております。
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