MAツール「マルケト」でできることは?他のツールとの比較についても|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

MAツール「マルケト」でできることは?他のツールとの比較についても

目次

BtoBマーケティングの世界で、効果的なリード獲得や顧客エンゲージメントを実現するために、マーケティングオートメーション(MA)ツールが欠かせない存在となっています。その中でも、 Adobeが提供する「マルケト」は、Adobe製品群との強力な連携機能やターゲットへのパーソナライズが特徴的なMAツールです。

本記事では、マルケトがどのような特徴や機能かについて紹介します。また他のMAツールとどのように比較されるのかや費用面についても解説しますので、これからマーケティングオートメーションツールを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

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マルケトとはAdobeのMAツール「Adobe Marketo Engage」

Adobe Marketo Engage(マルケト)は、Adobeが提供するマーケティングオートメーション(MA)ツールです。BtoB企業を中心に、効果的なリード獲得や顧客エンゲージメントを実現するために活用されています。

マルケトの特徴

マルケトは、以下の5つの特徴を持っています。

  • Adobe製品群との連携

  • アカウントベースドマーケティング

  • クロスチャンネルエンゲージメント

  • 汎用性の高さ

  • 充実したサポート

Adobe製品群との連携

マルケトはそもそもAdobeの提供する「Adobe Experience Cloud」の一角であり、Adobe製品とのシームレスな連携が可能です(他のAbode製品については別途契約が必要)。Adobe Adobe Experience Manager Sites(CMS)でWeb集客を行い、マルケトでリードの管理を行い、Adobe AnalyticsとAdobe Targetを併用してA/Bテストやパーソナライゼーションの戦略立案を行うなど、効率的なマーケティング活動が可能になります。

アカウントベースドマーケティング(ABM)

マルケトはアカウントベースドマーケティング(ABM)に強みを持っています。特定のアカウントに対して効果的なマーケティング活動を行うための機能が充実しており、ターゲットアカウントのリスト作成やターゲティング、コンテンツ配信などが行えます。

クロスチャンネルエンゲージメント

顧客とのエンゲージメントを複数のチャネルを通じて最適化できます。メール、ソーシャルメディア、Webサイトなど、あらゆるチャネルを統合的に管理し、キャンペーンを連携させることで、精度の高いセグメンテーションやスコアリングができます。

汎用性の高さ

マルケトは、業界問わず幅広い企業に適用できる汎用性の高いツールです。BtoB企業はもちろんのこと、パーソナライゼーション分析のための母数が集まりやすいBtoCにも好相性。またAdobe Experience Cloud全体で様々な業界や企業規模に対応した機能も用意されており、ビジネスの成長や変化にも柔軟に対応できる構造になっています。

充実したサポート

導入から運用まで、充実したサポートも特徴です。マルケトには導入・運用のサポート会社が多数あり、また有償プレミアムサポート(価格よう問い合わせ)を申し込むことで平日12時間の電話サポートや担当者のアサインなどが受けられます。

ユーザーコミュニティや学習サイトもあるので、マルケトの使い方を学ぶ場所も充実しているといえます。

マルケトの機能10選

マルケトが持つ代表的な機能である以下10個を紹介します。

  1. SEO支援

  2. ソーシャルマーケティング

  3. パーソナライズされた広告の配信、管理

  4. イベント管理

  5. ランディングページとフォーム作成

  6. リード管理

  7. リードのセグメント化、ターゲティング

  8. メールマーケティング

  9. レポートと分析

  10. API連携

1. SEO支援

サイトがSEOに最適化されているのかをダッシュボードで確認ができます。マルケトでは独自の指標でSEOの具合をグラフ化されており、その数値を上げることで検索結果からの集客をサポートします。

2. ソーシャルマーケティング

ソーシャルメディアを活用したマーケティング活動が行えます。ソーシャルメディア上のリード獲得や、リスニング機能による顧客の声の収集、SNS上でのターゲティング広告の配信などが可能です。

3. パーソナライズされた広告の配信、管理

顧客の行動履歴や属性情報をもとに、パーソナライズされた広告を配信することが可能です。また広告のパフォーマンスをリアルタイムで分析し、最適化を行うことができます。

4. イベント管理

オフラインイベントやWebセミナーの運営を一元管理できます。スケジュールや参加者の管理やアンケート機能、イベント後のフォローアップなど、イベント運営に関わるプロセスを効率化します。

5. ランディングページとフォーム作成

簡単な操作でランディングページやフォームを作成できます。ランディングページにはデザインテンプレートが利用でき、リード獲得を促進することができます。またフォームのデザイン変更にはコーディングが必要です。

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6. リード管理

リードの情報を一元管理し、リードのステージに応じた適切なアクションを実行できます。リードのスコアリングやナーチャリングプログラムを用いて、リードの顧客への育成が可能です。

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7. リードのセグメント化、ターゲティング

リードの属性や行動履歴に基づいて、リードをセグメント化し、ターゲティングを行うことができます。これにより、個々のリードに適切なメッセージを届けることができ、エンゲージメントを向上させます。

8. メールマーケティング

トリガーメールやダイレクトメールなど、さまざまなタイプのメールマーケティング活動が可能です。パーソナライズされたメールを送信することで、顧客とのコミュニケーションを効果的に行うことができます。また、メールの配信効果を分析し、改善策を見つけることもできます。

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9. レポートと分析

マルケトでは、各種マーケティング活動の成果を詳細なレポートで確認できます。ROIやコンバージョン率などのKPIを把握し、最適化のための施策立案が可能です。また、データを視覚的に分かりやすく表示するダッシュボード機能もあります。

10. API連携

マルケトはAPI連携が容易であり、他のシステムやアプリケーションとのデータ連携がスムーズに行えます。CRMやCMSなど、さまざまなツールと統合して効率的なマーケティング活動を展開することが可能です。

マルケトの費用

マルケトの費用プランは以下の通りです。

  • Select

  • Prime

  • Ultimate

それぞれのプランで、行える施策が異なります。実際の費用についてはヒアリング内容をもとに見積もりを行うため「要問い合わせ」となっています。月額利用料は企業の規模や、連携するAdobe製品に応じて変動するので、詳細についてはAdobeの営業担当への問い合わせが必要です。

Adobe Marketo Engageの価格とパッケージについてはこちらから

マルケトを導入する際の注意点

マルケトの導入を検討する際には以下の注意点に気をつけましょう。

  • 費用が比較的高額

  • 運用が難しい

  • サポートが英語

費用が比較的高額

マルケトは他のMAツールに比べて導入費用や運用費用が高額で、特に中小企業にとっては費用負担が大きいと感じることがあるでしょう。ただし費用に見合うほどの効果が得られる場合もありますので、顧客単価やLTVと合わせて検討することが重要です。

運用が難しい

マルケトは機能が豊富でパーソナライズに強みのあるMAツールですが、それゆえに設定の変数が多く、設計が複雑になり走り出しまでの工数がかなり膨らむことが予想されます。また運用時にも多くの変数を最適化していかなくてはならないため、ある程度豊富にマーケティングにリソースをかける必要もあります。

導入・運用のサポート会社やプレミアムサポート(有料:価格要問い合わせ)の利用も一つの手段でしょう。

サポートが英語

マルケトのチャットサポートは主に英語で提供されるため、不便さを感じることがあります。他のユーザーやコミュニティと情報交換やプレミアムサポート(有料)、サポート会社への問い合わせにより解決が必要です。Adobeは日本市場にも力を入れているため、今後日本語サポートが充実する可能性もあります。

マルケトと他のMAツールの違いや選び方について

マルケト以外にも、セールスフォース「Pardot」やHubSpot Marketing Hubなど、さまざまなMAツールが存在します。それぞれの違いや選び方について解説します。

マルケトとセールスフォース「Pardot」の違い

マルケトとPardotはどちらもBtoB向けのMAツールであり、多くの機能が共通しています。しかし、マルケトはAdobe製品群との連携が強みであり、ABM(アカウントベースドマーケティング)にも力を入れています。一方、Pardotはセールスフォースとの統合が非常に強固であり、営業からのアウトバウンドを重視する企業向けのMAツールです。

関連記事:Pardotでできることは?特徴や導入の注意点について解説

マルケトとHubSpot Marketing Hubの違い

マルケトとHubSpot Marketing Hubも両方とも優れたBtoB・BtoC両方に対応するMAツールですが、ターゲットや特徴が異なります。 マルケトはABMやAdobe製品との連携が強みで、設定難易度の高さや運用時の変数の多さがマーケティング陣営の厚い企業向けの印象です。

一方HubSpot Marketing HubはHubSpot製品群との連携が強力で、CRM、カスタマーサービス、CMSなどを含むオールインワンのプラットフォームが魅力です。視覚的にわかりやすいインターフェースや比較的低価格である点からも、はじめてのMAツール導入を検討している企業にぴったりでしょう。

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マルケトでターゲットに最適なアプローチを

マルケトを活用することで、ターゲット企業や顧客に対して最適なマーケティングアプローチを実現できます。 顧客ごとに最適なコンテンツを出し分けるパーソナライゼーションやAdobe製品群との連携など、他のMAツールとは一線を画す特徴が魅力です。

ただし、ツール選びは自社のニーズや目的に応じて慎重に行うことが重要です。マルケトだけでなく、他のMAツールとの違いも比較検討し、最適なツールを選びましょう。

LeadGridは株式会社GIGがWeb制作の際に利用する、デザイン性に優れたCMSです。ブログ機能の使いやすさにも定評があり、継続的な情報発信のしやすい環境を整えWeb集客をサポートします。

またLeadGridはマルケトをはじめとするMAツールとの連携も可能で、LeadGridから獲得したリードをAdobe製品群で管理する、といったことも可能です。

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