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オウンドメディア制作事例集、無料配布中!
各企業の予算に応じた制作事例を一挙公開。オウンドメディア依頼前に費用相場を把握し、自社に最適なサイトを構築するためのアイデアやヒントが満載の資料を無料でダウンロードできます。ぜひご活用ください!
情報発信ツールの1つとしてオウンドメディアの立ち上げを考えている企業が増えています。
「オウンドメディアを運用したいが、作り方がわからない」
「失敗する例も多いと聞くけれど、対策方法は?」
と、悩む担当者の方も多いのではないでしょうか?
本記事では、オウンドメディアの作り方を5つのステップで詳しく解説します。合わせて制作費用の目安とよくある失敗例・対策方法も紹介していますので、オウンドメディア立ち上げを検討している企業担当者の方はぜひ最後までご覧ください。
また、無料配布資料「オウンドメディアが失敗する5つの原因とその対処法」では大々的に語られることのない失敗例を切り口にオウンドメディアを運用するためのコツを解説しています。下記より無料でダウンロードしオウンドメディアで成果を出すためのヒントをチェックしてください。
オウンドメディア立ち上げ前に知るべき役割と目的
オウンドメディアの立ち上げ前に知っておくべき役割と目的を解説します。
オウンドメディアの定義と役割
そもそもオウンドメディアとは、企業がユーザーに向けて情報を発信するメディア全般のこと。一般的には、Webメディアを指す場合が多いでしょう。
ユーザーが知りたい情報を発信して自社商品やサービスの認知度向上を図ることで、企業そのものにファンを増やせるというメリットがあります。
オウンドメディアの目的
オウンドメディアの役割を踏まえると、運用する上で次のような目的が果たせると言えます。
- 新規見込み顧客(リード)の獲得:今までに接点がなかった層に情報が届くことで、新たな見込み顧客(リード)の獲得につながる
- SEO強化(検索上位表示):検索上位に表示されることでユーザーの目に入る機会が増え、信頼獲得や認知度向上につながる
- 求める人材の採用:ファンとなったユーザーのうち、共に働きたいと熱意を持ってくれる人が集まってくる可能性がある
オウンドメディアへ上記のような目的を持たせることで指標を数値化でき、定期的な評価をして方向性を確認しながらの運用ができます。
オウンドメディアの作り方①企画・準備
まずは 「何を目的に、どんなオウンドメディアを、どのような体制で立ち上げるか」という企画・準備が必要です。具体的には、以下の手順で決定します。
目的・目標の設定
コンセプト・戦略設計
集客チャネルの決定
運用計画とリソース配分の決定
運営体制を整える
目的・目標の設定
オウンドメディアを立ち上げる目的と目標を決めます。よくあるオウンドメディアの立ち上げ目的としては、以下のようなものがあげられます。
集客からのブランディング
自社サービスの顧客獲得
自社商品の販売
採用活動
目的によって、コンバージョン(CV)とオウンドメディアが目指すべき目標(KGI)が変わります。
たとえば自社商品の販売が目的ならば、CVは「購入」や「資料ダウンロード」、KGIは「1ヶ月のCV数◯件」などになるでしょう。
一方、採用活動が目的ならば、CVは「応募・エントリー」、KGIは「昨年よりもエントリー数を◯%向上」のようになるはずです。
目標が決まると、次のように中間目標(KPI)が決まります。
半年以内に更新頻度1ヶ月◯回を維持できる運営体制を整える
1年以内に1ヶ月のPV数を◯万回にする
1年半以内にCV数を1ヶ月◯件にする
目的から数値目標を設定し、オウンドメディアの方向性を明確にすることがオウンドメディア立ち上げの第一歩です。
関連記事:WebマーケティングのKPIとは?考え方や施策別のKPI例を解説
コンセプト・戦略設計
設定した目的・目標を実現するため、「誰に向けて、どのような情報を提供するか」というオウンドメディアのコンセプトを考えます。
このときに重要になるのが、ペルソナ設定とカスタマージャーニーマップの策定です。
ペルソナ:オウンドメディアの具体的な読者像
カスタマージャーニーマップ:ペルソナがオウンドメディアを認知してからCVの行動をするまでの、感情や思考・課題といった態度変容プロセスをマップにしたもの
ペルソナ設定は「誰に向けて」、カスタマージャーニーマップの策定は「どのような情報を提供するか」を決める作業だと考えてください。
ペルソナ設定とカスタマージャーニーマップの策定、さらに競合他社のオウンドメディアの調査などを行い、自社が立ち上げるオウンドメディアの戦略を立てます。
ペルソナの設計について詳しく知りたい方は、無料配布資料「ペルソナ設計入門ガイド」をご覧ください。混同されがちなターゲットとの違いやペルソナの存在意義、設計方法などの戦略設計に活かせるペルソナ作成をするにあたって知っておくべき知識が掲載されています。下記より無料でダウンロードできます。
集客チャネルの決定
サイトコンセプト・ターゲットを決めたら、集客チャネルを決定します。
集客チャネルとは、アクセスの流入口のこと。オウンドメディアは自社が保有するメディア全般を指すため、ユーザーの流入口は「SNS」や「Webサイト」など多岐に渡ります。そこで、メインの集客チャネルを決めておくことで一番どのメディアに力を入れるべきかが決まります。
メディアの目的や方針によって集客チャネルを使い分けることが大切。たとえば、画像での訴求が多い場合は「SNS」。記事などのテキストでの訴求が多い場合は「Webサイト」と使い分けることで 効率的にユーザーを集められます。
Webサイトを集客チャネルとする場合は、自社サイトを制作し、コンテンツを発信することで集客につなげます。Webサイト運用では、SEO対策によって自然検索からの流入を増やしましょう。
SNSも、集客チャネルとして多くの企業が取り入れています。SNSでは、ユーザーの拡散行動による認知拡大が見込めるため、 Webサイトとの併用で集客効果を高められます。
「オウンドメディアの集客を成功させたいが何をすれば良いのかわからない……」といった悩みをお持ちの方は無料配布資料「Webサイト集客入門ガイド」をご活用ください。
集客に重要なストーリー設定の必要性や施策のステップについて分かりやすく掲載されています。下記より無料でダウンロードできます。
運用計画とリソース配分の決定
オウンドメディア運用は、長期的なマーケティング施策です。いつまでにどれくらいの成果を目指すのか、運用計画を立てリソースを配分しましょう。
運用計画を立てる際には成果が出るまでの時間を考慮する必要があります。運用途中にリソース不足による運用停止を避けるためには、余裕を持たせた運用計画を立てることが重要です。
運営体制を整える
オウンドメディアは立ち上げて終わりではなく、その後も定期的にコンテンツを追加して運営していく必要があります。
「オウンドメディアの構築は制作会社に委託して、コンテンツ制作や管理は自社で行う」というケースも多いですが、自社でコンテンツを内製するにはそれなりの社内リソースが必要です。
オウンドメディアの制作(構築)
コンテンツの企画・制作・メンテナンス
オウンドメディアの効果測定・分析
オウンドメディアの保守管理
上記について、自社で担当者を配置できる部分と、外注や外部サービスを利用したい部分とを準備段階で決めておきます。
オウンドメディアの作り方②サイト制作
オウンドメディアの制作は、以下の流れで進めます。
オウンドメディアに必要な機能を整理する
オウンドメディアの制作方法を決める
サイトマップの作成
デザインの制作
オウンドメディアに必要な機能を整理する
オウンドメディアの制作方法を決める前に、メディアに必要な機能を洗い出します。
といっても、ほとんどのオウンドメディアではCMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入します。よって、ここではCMSを選定する際の要件を整理すると考えてください。
どのような機能が必要かは、以下の2つの視点で考えるとスムーズです。
オウンドメディアの運営に携わる担当者の知識・スキル
オウンドメディアの運営で想定される作業
一例ですが、企業のオウンドメディア運営では以下のような作業が想定されます。
コンテンツ(記事)の作成・編集
問い合わせフォームやダウンロードフォームの作成・設定
セミナーやイベントの予約受付
リードの情報管理
外部ツールとの連携
編集・閲覧権限の変更・管理
アクセス解析ツールなどの設置・分析
担当者ベースで行いたい作業をリストアップし、必要な機能を決めるとよいでしょう。
関連記事:オウンドメディアで使うCMSとは?おすすめ5選や選び方
オウンドメディアの制作方法を決める
オウンドメディアの制作方法は以下の2通りあります。
法人向けブログサービスの利用
制作会社への委託(外注)
正確には、CMSを利用してすべて自社で内製する方法もあります。しかし、これは専門スキルを持つ人材がいる企業か、オリジナルデザインやCMSのカスタマイズを必要としない場合に限るため、ここでは省略します。
1つ目の法人向けブログサービスとは『note pro』や『はてなブログMedia』、『Ameba Ownd』などのサーバーとCMS機能を一緒に提供しているサービスです。個人向け無料ブログサービスを、法人向けにアップグレードしたものだとイメージしてください。
ブログサービスは、オウンドメディア構築から保守・管理まで、すべてオールインワンで済ませられる手軽さが魅力。カスタマイズ性をあまり必要としないならば便利です。
自社に合ったCMSサービスを分かりやすく比較したい方のためにLeadGridでは無料配布資料「CMSカオスマップ」をご用意しております。制作したいサイト種別ごとに得意とするCMSをマッピングしたものになるため、一目で自社に適したCMSをチェックすることが可能です。下記より無料でダウンロード可能です。
さらに、それらのCMSを詳細な機能面で比較してみたい場合は無料配布資料「CMS比較一覧表」も一緒にご覧ください。CMS選定で譲れない項目が要件がある方はこちらを活用いただくことでより自社にピッタリのCMSを選べます。下記より無料でダウンロード可能です。
2つ目の制作会社へ委託する方法は、CMSの開発(カスタマイズ)を含めて制作会社へ依頼するパターンです。WordPressなどのオープンソース型CMSをもとにオリジナルデザインを適用したり、CMSの開発から行ったりと、制作方法も費用もさまざまです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
関連記事:オウンドメディアの制作費用は?構築・運用の相場を解説
サイトマップの作成
サイトマップとは、「トップページ」以下にどのようなページを配置するかカテゴリー分類を図にしたものです。以下のように階層で表現されます。
サイトマップを作ると、オウンドメディアの規模や作成が必要なページデザインの数などが決まります。
デザインを制作
オウンドメディアのデザインを制作します。
CMSのデザインテンプレートを活用する
オリジナルデザインを制作する
方法は2パターンありますが、一番簡単かつ低コストなのはCMSの既存のデザインテンプレートを適用する方法です。
オリジナルデザインを使用したい場合は、制作会社へ依頼します。オウンドメディアの制作をお願いする会社へ、デザイン費込みで依頼するケースが多いでしょう。
オウンドメディアの作り方③コンテンツ(記事)制作
②のオウンドメディアの制作と同時並行で、オウンドメディアに掲載するコンテンツの制作も進めます。
最近では動画コンテンツを用意するオウンドメディアもありますが、ここでは記事コンテンツの制作方法について解説します。
記事コンテンツ制作の流れは以下の通りです。
コンテンツマップの作成
記事構成(骨子)の作成
記事の執筆
画像の作成・選定
入稿・公開
上記すべてを外注もできますし、「記事の執筆のみ」「画像の作成のみ」のように工程を絞っての依頼も可能です。オウンドメディアの運営体制にあわせて選択してください。
ここでは、記事コンテンツをすべて自社で内製する場合を想定して、制作の流れを解説します。
コンテンツマップの作成
最初にコンテンツマップを作成し、オウンドメディアに投下するコンテンツを整理します。
ここで役立つのが「①企画・準備」のところで作成したカスタマージャーニーマップです。
商品を認知した段階のユーザーに届けるべき情報は?
商品の購入を検討しているユーザーの悩みに答える情報は?
など、カスタマージャーニーマップに従って考えることで、漏れや重複なく必要なコンテンツを整理できます。
必要なコンテンツが整理できたら、下記の項目でコンテンツリストを作っておくと、リリース後のコンテンツ管理に便利です。
仮タイトル
コンテンツの種類(記事、動画など)
コンテンツの内容(キーワード、企画など)
メインの集客チャネル(検索エンジン、SNSなど)
CVポイント(問い合わせページへの送客、資料ダウンロードなど)
公開後にURLやCV率、リライト履歴などを追加していきます。
また、オウンドメディアのSEOキーワードもここで選定します。オウンドメディアのSEO対策については以下の記事をご覧ください。
関連記事:オウンドメディアのSEO対策|制作から運用まで徹底解説
記事構成(骨子)の作成
立ち上げ初期に入れるべきコンテンツがリストアップできたら、それぞれについて記事構成を作成します。
記事構成とは、記事の設計図です。記事の見出しを作ると考えるとイメージしやすいかもしれません。たとえば次のようなイメージです。
タイトル(H1)記事構成の作り方 大見出し(H2)SEO記事の作り方 小見出し(H3)SEOキーワードを選定する 小見出し(H3)検索ニーズを調べる 小見出し(H3)情報の流れを考える …… |
HTMLの見出しタグのH2〜H4くらいまでを使って入れ子構造で考えます。
各見出しに記述する内容までメモしておくと、全体の流れやリサーチすべき情報が把握しやすくなるでしょう。
SEOコンテンツで多くのアクセスを集めるためには、競合と比較してユーザーにとってわかりやすく価値のあるコンテンツでなければいけません。
以下の資料では、複数のメディアを運営する株式会社GIGが、上位表示を目的としたSEOコンテンツを作成する際に使用している「SEOコンテンツ構成作成シート」をダウンロードいただけます。
今後SEOコンテンツの量産をお考えの方や、上位表示によるアクセスの獲得を目指したい方はぜひ無料配布資料の「SEO記事構成案 穴埋めシート」を下記よりダウンロードしてご活用ください。
記事の執筆
記事構成に沿って、各見出しの内容を執筆していきます。
記事のトンマナ(トーン&マナー)はオウンドメディアによりさまざまです。ただし、執筆者によってクオリティや記事のカラーに差がありすぎるとオウンドメディアに統一感がでません。
そのため、記事のレギュレーションや表記ルールはあらかじめ用意しておくことをおすすめします。
GIG運営メディアで実際に使用しているレギュレーション(クオリティチェックシート)や表記ルールについては、下記から無料でダウンロードできます。ぜひご活用ください。
無料お役立ち資料:メディア担当者向け記事クオリティチェックリスト40
無料お役立ち資料:オウンドメディア表記ガイドライン制作事例
画像の作成・選定
記事に使用する画像を用意します。
オリジナル画像の場合、簡単なものであれば「Canva」などの画像編集サービスで作成可能です。きちんとしたものを用意したい場合はデザイナーに依頼します。
また「pixabay」や「写真AC」のようなフリー素材サイト、「PIXTA」や「Adobe Stock」のような有料素材サイトを活用するケースもよくあります。
入稿・公開
執筆した記事と画像を、CMSを使ってオウンドメディアに入稿します。太字やマーカーなどを使った文字装飾もここで行います。
ここで作業の効率化に寄与するのが、CMSの使いやすさです。
多くのCMSでは直感的な操作で入稿作業が行えるように工夫されていますが、なかには使い勝手が悪いものも存在します。
オウンドメディアは頻繁にコンテンツを追加・修正するため、入稿作業をスピーディーに行えるかは重要な選定ポイントです。お試し体験をして、CMSの使い勝手を確認してみることをおすすめします(『LeadGrid』の無料体験はこちら)。
記事を入稿し、PCとスマホ両方のプレビューで表示に問題がなければ、公開日まで下書き状態で待機させましょう。
オウンドメディアの作り方④公開作業
オウンドメディアに必要な初期コンテンツがすべて入り、テスト環境で不備がなければ、いよいよオウンドメディアの公開です。
といっても、オウンドメディアをただ公開しただけでは誰にも認知してもらえません。SEO記事の効果もすぐには表れないため、 立ち上げ初期はSNSやプレスリリースでPRします。
正式にPRする前に、以下を確認してください。
複数のデバイスで動作確認する
効果測定ツールが正しく動いているか確認する
また、メディア公開後にトラブルが起きないように事前に要素をチェックしておきましょう。無料配布資料「Webサイト公開前チェックシート」には、確認すべきポイントを15にまとめて掲載しています。
下記より無料でダウンロードし、自社のメディアに抜け漏れが無いかを確認してみると良いでしょう。
複数のデバイスで動作確認する
PC、スマホ、タブレットでオウンドメディアの動作を確認します。
各デバイスで表示にズレや見にくい点はないか
画像は適切に表示されるか
表示スピードは遅すぎないか
リンクやSNSシェアボタン、動画は正しく動くか
上記のようなポイントをチェックしましょう。
本番環境で公開後、思わぬ不備が見つかることも珍しくありません。とくにPCだけで制作作業していると、スマホやタブレットでの不備を見過ごしやすいので留意してください。
効果測定ツールが正しく動いているか確認する
設置した効果測定ツールが正しく動いているか確認します。
オウンドメディアを含め、Webサイトでまず必須となるツールがGoogle AnalyticsとGoogle Search Consoleの2つです。
Google Analytics:オウンドメディアのPV数やユーザー数、直帰率、CV率など、サイトを訪問したユーザーの行動を分析できる
Google Search Console:各ページのインデックス状況や検索順位、クローラの巡回状況など、SEOの観点からサイト状況を確認できる
アナリティクスとサーチコンソールはどちらも無料で使用できるため、設置しておいて損はありません。このほか有料の検索順位チェックツールもよく使用します。
オウンドメディアの作り方⑤効果測定
オウンドメディアの効果を最大化するために、サイト公開後には次のことに取り組みましょう。
ツールを用いた効果測定を行う
効果測定をもとにリライトを行う
ツールを用いた効果測定を行う
④の公開作業で設置したGoogle Analytics、Google Search Console、有料の検索順位チェッカーを活用し、検索順位やアクセス数、離脱率、CTRなどのデータを収集しましょう。
オウンドメディアの効果測定は、下記の3段階で行われます。
立ち上げ期:サイトリリースから半年
成長期:ある程度流入獲得ができた段階
成熟期:継続的に一定のPV・見込み顧客を獲得できた段階
とくに立ち上げ期では、いかにメディアへの流入を獲得するかが鍵となります。記事を投稿したあとは、PV数(記事が読まれた合計数)、UU数(訪問ユーザーの数)、SS数(ユーザーが訪問した数)などを調査し、現状の課題を把握しましょう。
効果測定をもとにリライトを行う
効果測定を元に、リライトを行います。リライトを行う際には、成果が出ている記事と出ていない記事を確認した上で、優先順位をつけて対応することが重要です。
たとえば、前年に比べて大きくアクセス数が下がっているコンテンツや、3位以上を狙えそうなコンテンツは優先して対応しましょう。
適切にリライトを行うことで、長期的にSEO効果を高められます。SEOに有効な効果測定についての詳細は、次の記事をご覧ください。
関連記事:SEO効果測定とは?重要指標と測定時期、実施手順を徹底解説
オウンドメディア運用を成功させるポイント
オウンドメディア制作を成功させるためには、次の事項を意識することがポイントです。
- SNSなどの拡散力を利用して伸ばす
- SEOを意識したニーズを捉えたコンテンツを作成
- 中長期を想定したKPIを設定
- 常に最新の情報へアップデート
1. SNSなどの拡散力を利用して伸ばす
オーガニック検索を利用した集客のみでは、検索エンジンの仕様により上位表示されるまでに複数の工程を要するため、より時間がかかってしまうでしょう。
このときSNSなどの拡散力を利用すると、一気に集客が効率化される場合も。オウンドメディアとSNSを連携させることで、効果的な集客とファン作りに繋げることも可能です。
メディアとSNSの連携について詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
関連記事:ホームページとSNSの連携メリットは?目的や埋め込みの方法を解説
2. ニーズを捉えた一貫性のあるコンテンツを作成
ユーザーに価値を感じてもらえるコンテンツ作成をしましょう。このとき、メディアとして一貫性のある情報をコンスタントに発信することがポイント。
ニーズを捉えた価値あるコンテンツを掲載することは、ユーザーとの信頼関係を築いてリードを獲得するためにも有効です。
3. 中長期を想定したKPIを設定
オウンドメディアの運用では、中長期的なスパンでゴールまでの道筋を想定してKPIを設定することが重要です。ゴール到達に必要な途中目標として具体的な数値を設定することで、ブレのない運用ができます。
KPIの考え方などについて詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
関連記事:WebマーケティングのKPIとは?考え方や施策別のKPI例を解説
4. 常に最新の情報へアップデート
メディアに掲載しているコンテンツは最新の情報を維持することを心がけましょう。そのためには、アンテナを張って情報収集を心がけ、定期的なリライトを行うことがポイントです。
常に最新の情報とすることでメディアに対する信頼度を上げることができます。
オウンドメディア運用における3つの失敗事例と対策法
成功事例を紹介しましたが、じつはオウンドメディアは失敗事例も多くあります。
とくによくある失敗例が以下の3つです。
外注したコンテンツのクオリティが低い
アクセス数はあるのに収益化できない
社内の理解が得られない
外注したコンテンツのクオリティが低い
コンテンツ制作部分を外部の制作会社へ丸投げしたケースでよくある失敗例です。
オウンドメディアのコンテンツは、企画から公開するまでさまざまな工程にわかれます。そのため、依頼した制作会社が別の下請けへ、その下請けがさらに別のフリーランスへ、と多重下請け構造になりがちです。
高額な制作費用で発注しても、実際に納品直前まで仕上げた下請け会社が安い費用で制作していれば、元の発注金額に見合わないクオリティのものが納品されてしまいます。
コンテンツ制作を外注する場合は、企画や構成段階まで自社で舵取りできるようにするか、信頼できる制作会社を選定すべきといえます。これまでの実績や制作の仕組みをきちんとヒアリングした上で、クオリティを担保してくれそうな制作会社を選定しましょう。
アクセス数はあるのに収益化できない
アクセス数は増加しているのに、収益につながるようなCVが発生しないというのもよくある失敗例です。原因は以下が考えられます。
ペルソナやカスタマージャーニーマップが現状からズレている
CVにつながらないコンテンツばかり入れている
CVまでの導線が整理されていない
オウンドメディア内の導線設計を見直したり、各コンテンツのパフォーマンスを分析したりして、何がボトルネックになってCVを阻んでいるか調査しましょう。
またオウンドメディアの収益化につながる施策は、記事や動画コンテンツだけではありません。こちらの資料で解説していますので、ぜひご一読ください。
無料お役立ち資料:メディアの目的はPVではない!?オウンドメディア収益化で本当に重要なのは〇〇の数
社内の理解が得られない
社内の理解不足で閉鎖に追いやられたオウンドメディアも少なくありません。オウンドメディアに短期的な効果を期待しすぎたときによくある失敗例です。
オウンドメディアは、半年程度は対費用効果が悪い状態が続きます。
制作費用・運用費用ともに初期からコストと労力はかかるため、オウンドメディアの企画段階で社内から十分な理解を得ておく必要があるでしょう。
オウンドメディア作成に役立つCMS・サービス
オウンドメディアの作成に役立つサービスをご紹介します。そのほか、さまざまなCMSを比較・検討したい方は、お役立ち資料「BtoB企業向けCMS比較一覧表」をご覧ください。
1. LeadGrid
LeadGridはリード獲得に特化したCMSです。
顧客管理機能やフォーム作成機能、外部MAツール連携などWebマーケティングに必要な機能を兼ね備えています。また、見たまま編集で直感的な操作も可能。
デザインの自由度とマーケティング機能の両立を実現したツールとして上場企業を含む100社以上に導入されています。
LeadGridでは「最短1週間 15万円〜でメディアを立ち上げられるプラン」を提供しております。数多くのSEOコンサルティング実績とオウンドメディア運用の経験を活かしたノウハウをパッケージ化させることで、良質なサービスと低コストを実現させました。
LeadGridを利用した企業の制作事例について詳しく知りたい方は、「サイト制作事例集」をご覧ください。Webサイトの種類ごとに制作事例を紹介しています。
またLeadGridについて詳しく知りたい方は、サービス資料を参考にしてください。
2. ShareWith
ShareWithは、多くの上場企業で導入されているクラウド型CMSです。
デザインのシンプルさが選ばれやすい要素で、製品サイトや採用ページ、IRサイト、会員制サイトなどほぼすべての企業サイトに適応可能です。一括でページ編集ができるため、公開を一つのプラットフォームで完結できます。効率的なWebサイト運営に役立つでしょう。
さらにMA・CRMツールとの連携が容易な点も魅力の一つです。
3. Blue Monkey
Blue Monkeyは、1,800社以上で導入されている国産クラウド型CMSです。企業サイトでの利用を前提としており、徹底した使いやすさや高いセキュリティ水準、包括的なサポート体制が特徴です。
HTMLの専門知識がなくても更新作業が可能で、officeソフトのような操作性で編集ができます。加えてCloud CIRCUS製品群の連携により、MAツール連携や電子ブック作成、チャットボット設置などさまざまな機能を備えています。
4. Ameba Ownd
Ameba Owndは、スタイリッシュなデザインのWebサイトを簡単に作れるツールです。更新作業もブログ感覚でできるなど、専門知識がなくても、簡単に更新が行えます。
またSNSとの連携機能も充実。SNSで上げた画像コンテンツをWebサイトにそのまま利用でき、複数種類のSNSを一括してWebサイトに表示させることもできます。
5. Movable Type
Movable Typeは幅広いコンテンツ運用ができる、国内では有数のサイト制作ツールです。5万サイト以上の実績があり、パッケージ型とクラウド型から選べるのが特徴です。
静的なサイト制作ができるため、 表示速度が早く、構造的にセキュアです。また、1つのアカウントで複数のサイトが運用できる、サポートが充実している、プラグインが豊富などのメリットがあります。
オウンドメディアの他にも、コーポレートサイトやECサイト、社内ポータルまで、幅広いWebサイト制作に活用されています。個人利用は無償ですが、商用利用では有償です。
オウンドメディア代行におすすめの会社
オウンドメディアの制作・運用のリソースが社内にない場合は、包括的に外注するのも1つの方法です。
株式会社GIGはシステム開発やマーケティング、Webサイト制作など、一気通貫のデジタルコンサルティングを行う制作会社です。戦略的なマーケティング施策の実施をサポートします。
GIGのサイト制作はWebサイト制作を中心とした戦略フェーズからの提案に強みがあり、費用対効果の高いサイト制作が期待できます。集客はできてもCVにつながらないといったお悩みがある企業におすすめです。
実績例では採用サイトの応募数をほぼ0→15件にまで増加させたり、サイトのPVを9倍にさせたりと、多くの業種において成果を挙げています。
なおGIGはリード獲得に強みのある自社開発のCMS「LeadGrid」を使って、サイトを制作します。マーケティングに必要な機能が多数搭載されているLeadGridは、さまざまなサイトに対応しており、あらゆる場面で活用できるでしょう。
株式会社GIGのオウンドメディアの制作実績を予算別にまとめた無料資料「予算別オウンドメディア制作事例集」もご用意しております。予算感ごとにどのようなメディアを構築できるか知りたい担当者の方必見の内容となっております。ぜひ下記より無料でダウンロードして貴社のオウンドメディア立ち上げにお役立てください。
オウンドメディアの立ち上げにかかる費用
オウンドメディアの制作費用は、おおまかに次の3つがかかります。
企画・設計にかかる費用:約100,000円〜300,000円
デザイン・コーディングにかかる費用:約150,000円~800,000円
コンテンツ制作にかかる費用:記事コンテンツ約10,000円〜100,000円/個、動画コンテンツは約30,000〜300,000円/個
オウンドメディアの規模にもよりますが、集客や企業のブランディングに活用できるようなしっかりしたオウンドメディアを作ろうとすると、制作費用は3,000,000円以上が目安です。もちろん、WordPressのような無償で利用できるオープンソース型CMSを使い、ほかをすべて自社で制作する場合は無料です。
「300,000円は予算的に厳しいが自社制作のリソースがない……」とお悩みの方へご紹介したいのが、Leadgridの「最短1週間 15万円〜でメディアを立ち上げられるプラン」。制作費15万円から、最短1週間で最高品質なオウンドメディアの立ち上げが出来ます。
さらに、自社メディアの運営と多角的なコンサルティング経験を活用して、戦略的なメディア運営のサポートが可能。詳細を知りたい方は、ぜひ無料でご相談ください。
加えてオウンドメディアは、CMS利用料やサイト維持費用などの運用コストや、運用代行を利用するなら代行費用もかかります。運用代行を利用する場合の相場は月額200,000円以上。運用代行会社の質もさまざまですので、依頼先の見極めはしっかり行ってください。
オウンドメディアの制作費用・運用コスト、おすすめの運用会社については下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事:オウンドメディアの制作費用は?構築・運用の相場を解説
関連記事:オウンドメディア運用代行を利用すべき?おすすめのサービスを紹介
オウンドメディアの立ち上げは戦略が大事
マーケティングや採用活動など、成長したオウンドメディアはさまざまなシーンで価値を生み出してくれます。
しかし、期待した成果が得られずに短期で終了してしまうオウンドメディアも少なくありません。「なんとなく」や「流行っているから」だけでオウンドメディアを始めても成功は難しいといえるでしょう。
オウンドメディアの立ち上げは戦略が重要です。
目的と目標(KGI・KPI)を明確にする
「誰に向けて、どのような情報を、どうやって提供するか」というコンセプトを設定する
目指す方向と道筋の明確化がオウンドメディア成功につながります。
オウンドメディア制作で利用できるCMSをお探しなら、『LeadGrid』をご検討ください。
『LeadGrid』は企業のオウンドメディア運用に必要な機能を備えたSaaS型CMSです。
ドラッグ&ドロップの簡単操作で記事の作成や編集が可能
SNS連携も簡単
企業サイトに求められるセキュリティ基準に対応
ランディングページや問い合わせフォームの作成も担当者ベースで可能
マーケティングコンサルや施策実行サポートも充実しています。
予算別でわかる!
オウンドメディア制作事例集、無料配布中!
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