SEO効果測定とは?重要指標と測定時期、実施手順を徹底解説|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

SEO効果測定とは?重要指標と測定時期、実施手順を徹底解説

目次

SEOの効果測定を行うためには、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどのアクセス解析ツールを用いて、適切な指標を計測する必要があります。また計測する指標はサイトの性質やSEO施策の目的によって異なるため、実施前に自社サイトにとって必要な指標を整理しなければなりません。

そこで今回はSEOの効果測定における重要指標と測定時期を紹介した上で、実際の効果測定の手順を解説します。SEOの効果測定は、SEO施策の効果検証を行う上で前提となる作業のため、設定ミスがないようポイントを押さえておきましょう。

SEOの効果測定とは

SEOの効果測定とは、行った検索パフォーマンスの改善施策によって、サイトのアクセス数やコンバージョン数がどの程度改善されたかを定量的に評価することです。SEOの効果測定は施策の効果を確認するだけでなく、改善の余地がある部分を発見し、改善策を立てるためにも重要な作業といえます。

SEOの効果測定には自然検索からのアクセス数や、コンバージョン数、キーワード別の検索順位などのいくつかの指標があります。

SEOの効果測定の重要指標

SEOの効果測定の重要指標は以下の3つです。

  • 自然検索経由のセッション数

  • 自然検索経由のコンバージョン数

  • キーワード別の検索順位

サイトやSEO施策の目的によっては、上記の他に「直帰率」や「離脱率」、「ページ滞在時間」などを重要指標として設定する場合もあります。

自然(オーガニック)検索経由のセッション数

自然(オーガニック)検索経由のセッション数は、ユーザーがサイトにアクセスしてから離脱するまでの一連の行動を指し、自然検索経由で訪問したユーザーの数を意味します。

自然検索経由のセッション数が増加することは、そのままサイトへのアクセスが増加したことを意味します。そのため施策が効果的に行われているかどうかを測定する上で、自然検索経由のセッション数は重要な指標といえるでしょう。

セッション数を測定するためには、Googleアナリティクスなどのツールを用いて、アクセス解析を行う必要があります。またより詳細な分析を行うにはセッション数だけでなく、セッション時間やページビュー数などの指標も合わせて確認しましょう。

自然(オーガニック)検索経由のコンバージョン数

「自然検索経由のコンバージョン数」は、検索エンジンからのアクセスによって訪問者がコンバージョン(商品の購入やお問い合わせフォームの送信などの目標)を達成した数を表します。自然検索経由のコンバージョン数の増加はSEOが効果的に行われていることを示し、ビジネスにとって重要な指標となります。

自然検索経由のコンバージョン数を測定するためには、Web解析ツールの導入が必要です。Googleアナリティクスなどのツールを用いて、サイト上でのコンバージョン数を正確に計測しましょう。

関連記事:Webサイト分析・解析のおすすめツール10選|見るべきデータとわかること

キーワード別の検索順位

特定のキーワードに対して、自然検索結果でどの順位に表示されているかを確認することが重要です。こうしたキーワード別の検索順位を把握することで、SEO施策がどの程度効果を発揮しているかの判断ができます。

キーワード別の検索順位を把握するためには、GoogleサーチコンソールやsemrushなどのWeb解析ツール、SEOツールの使用が一般的です。これらのツールを使うことで、特定のキーワードに対する検索順位の変動を追うことができます。

関連記事:検索順位の調べ方とおすすめチェックツール7選|無料・有料とも紹介

SEOの効果測定の実施時期

SEOの効果測定の実施時期は、施策の規模や内容によって異なり、主に以下の3つのパターンに分かれます。

  • サイト全体に関わる施策を行った場合

  • 新規ページを追加した場合

  • 既存ページを修正した場合

サイト全体に関わる施策を行った場合

サイト全体に関わる施策を行った場合は成果が出始めるまでに3ヶ月はかかり、そこからさらに3ヶ月(施策開始から6ヶ月)ほどかけて様子を見ます。ちなみにサイト全体のコンテンツ改善や内部リンクの最適化を行った場合は、自然検索経由のセッション数やコンバージョン数が3~6ヶ月かけて増加するのが一般的です。

新規ページを追加した場合

新規ページを追加した場合は、成果が出始めるまでに早くて1ヶ月、長くて3~6ヶ月の期間を要します。

単一のキーワードや検索ボリュームの大きいキーワードは、ユーザーの検索意図が1つに絞りきれないことも多く、検索結果にも複数の検索意図が混じるため、成果が出て順位が安定するまでにある程度期間が必要となるためです。

対して3語以上のキーワード(ロングテールキーワード)をターゲットとした記事では、比較的競合となる記事が少ないこと、ユーザーの検索目的がわかりやすいことなどから、効果が出やすい傾向となります。

既存ページを修正した場合

既存の記事コンテンツを修正した場合は、その既存ページの状態によって成果が出るまでの時期が異なります。たとえば、ある検索クエリで検索7位を獲得しているキーワードがあった場合は、その記事の修正を行うことで約1~2週間程で順位変動が起こるかもしれません。

また既存ページが全くランクインしていない場合は、ターゲットキーワードの検索ボリュームや競合性によっても異なりますが、1~3週間程で順位が付く傾向にあります。

既に検索上位を取得しているページを修正する場合は慎重に改良を進め、現状評価されているコンテンツは残しつつ、不足しているニーズを補完していくようなイメージで調整することが重要です。

具体的なリライト方法については無料配布資料「リライトの手順と見るべき12のポイント」にまとめています。具体的なリライトの方法がわからずに困っている方はぜひ下記からダウンロードし、資料内で紹介している方法でコンテンツの改善に取り組んでみましょう。


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SEOの効果測定の手順

SEOの効果測定の手順として、以下の4つの工程があります。

  • ツールの導入

  • 計測環境の整備

  • 指標の数値確認

  • データ分析と改善策の策定

ツールの導入

SEOの効果測定においては、ツールの導入が欠かせません。具体的には、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどが挙げられます。これらのツールを導入することで、サイトのアクセス数や検索順位などの情報を収集し、効果測定に役立てることができます。

Googleアナリティクスでは、サイトのアクセス数やセッション数、コンバージョン数などを計測することができます。また、どのようなページが一番アクセスされているか、どのようなキーワードでアクセスされたかなど、詳細な情報を取得することも可能です。

関連記事:Googleアナリティクス(GA4)の見方を徹底解説|設定やデータの活用方法も

一方Googleサーチコンソールは、サイトの検索順位やキーワードのクリック数などを確認することができます。また、サイト内のエラーを確認し、改善することができます。

関連記事:Googleサーチコンソールの設定方法|使い方や見方についても

計測環境の整備

SEOの効果測定を行うには、正確なデータの収集が必要です。そのためには、計測環境の整備が欠かせません。具体的には、以下の点について検討していく必要があります。

  • アクセス解析ツールの導入
  • タグの設置
  • 正確な設定

アクセス解析ツールの導入

アクセス解析ツールを導入することで、自然検索によるセッション数やコンバージョン数、キーワード別の検索順位などを把握することができます。GoogleアナリティクスやAdobe Analyticsなど、多くのツールがありますが、事前に目的に合わせたツールを選定しましょう。

タグの設置

アクセス解析ツールを正しく活用するためには、Webページにタグを設置する必要があります。具体的には、Googleアナリティクスの場合は「トラッキングコード」、Adobe Analyticsの場合は「ビジターID」などを設定します。

正確な設定

アクセス解析ツールの設定には、注意点がいくつかあります。たとえば、トラッキングコードが重複していたり、Eコマーストラッキングが正しく設定されていなかったりすると、データの収集が正確に行われません。そのため、設定内容を確認し、修正が必要な場合は迅速に対応することが求められます。

指標の数値確認

施策の効果を測定するために、指標の数値確認が必要です。先述した以下の指標を確認しましょう。

  • 自然(オーガニック)検索経由のセッション数

  • 自然(オーガニック)検索経由のコンバージョン数

  • キーワード別の検索順位

これらの指標を確認することで、施策実施前後の変化や傾向を把握できます。

ただし、指標の数値確認だけでは十分ではありません。変化が認められた場合、その原因を分析する必要があります。たとえば、指標が上昇したことが確認できた場合は、それがどのような施策によって引き起こされたのかを明確にし、次の施策に活かさなければ継続的な改善は見込めないでしょう。

データ分析と改善策の策定

各指標の傾向を分析し、どのページやキーワードでアクセスやコンバージョンが増えているか、または減少しているかを確認しましょう。その上で、改善策を策定します。改善策としては以下の通りです。

  • コンテンツの充実:アクセスやコンバージョンの増加が見込めるページに対して、情報量や品質を高めることで、ユーザーのニーズに合わせたコンテンツ提供を行います。 

  • キーワードの見直し:検索順位が低いキーワードを見直し、対象キーワードに対するページの最適化を行うことで、検索順位の向上を目指します。 

  • ページ構成の改善:ユーザーがアクセスしやすいように、ページ構成を見直すことで、アクセス数の増加を目指します。 

  • ユーザー体験(UX)の向上:ユーザーが快適にサイトを利用できるよう、ページ読み込み速度の改善や、ナビゲーションの改善などを行い、ユーザー体験を向上させます。

改善策の実施後は再度データ分析を行い、効果を確認しましょう。

SEOの効果測定のポイント

SEOの効果測定のポイントとして以下の3つが挙げられます。

  • 目的に合わせた指標の設定

  • 正確なデータの収集

  • 定期的な効果測定の実施

目的に合わせた指標の設定

SEOの効果測定を行うためには、まず目的に合わせた指標の設定が必要です。目的によってどの指標を重視するかが異なるため、明確に目的を定めてから設定することが重要となります。たとえば新規顧客獲得を目的とする場合には、自然検索からのセッション数やコンバージョン数を重視することが適切です。一方でリピート顧客の維持を目的とする場合には、サイト内ページ閲覧数や滞在時間などの指標が重要となります。

また設定した指標が適切であるかどうかを確認するために、目的に対してどの程度の影響を与えているかを調べる必要があります。たとえば、特定のキーワードで上位表示されることが目標である場合には、そのキーワード別の検索順位の変化を確認することが重要です。

さらに一つの指標だけではなく、複数の指標を組み合わせて考えることが重要です。自然検索からのセッション数が増加しても、コンバージョン数が同時に増加していなければ、それは本来の目的達成には繋がっていないことを意味します。目的に合わせた指標の設定と、複数の指標を総合的に考えることが、正確なSEOの効果測定につながります。

アクセス解析ツール以外のデータも収集する

アクセス解析ツール以外のデータも収集することで、より正確なデータを収集できます。たとえばSEOにおいては、Googleサーチコンソールからキーワード別検索順位の確認が可能です。またサイト内での行動データなど、アクセス解析ツール以外のデータも収集することで、全体像を把握しやすくなります。

正確なデータ収集は、SEOの成果を正確に測定するために欠かせません。設定漏れや誤った設定、目的に合わせた指標の設定、アクセス解析ツール以外のデータも収集するなど、細かな部分にも注意して取り組むことが大切です。

定期的な効果測定の実施

SEOの効果測定を行う上で非常に重要なポイントの一つが、定期的な効果測定の実施です。一度の効果測定だけでは、サイトの状況変化を把握できません。特に競合サイトのSEOの強化や検索エンジンアルゴリズムの変更などがあった場合、定期的な効果測定を行わなければ、改善策を立てられずサイトのSEOは不十分となります。

ただサイトによってSEOへの取り組み方や競合状況は異なるため、周期については一概には決められません。ただ大幅な改修がない限り、2週間に一度キーワードごとの検索順位を見ながら、1ヶ月程度の周期でセッション数やコンバージョン数を確認するような効果測定を行うことを目安としましょう

SEOの効果測定にはスピーディーな効果検証を実現するCMSが必須

SEOの効果測定にはアクセス解析ツールを使った指標の数値確認が必要ですが、それだけではSEO施策の効果検証としては不十分です。アクセス解析ツールで得られた指標をもとに、スピーディーな効果検証を実現するCMSの導入が必須となります。

CMSにはスムーズなリード獲得施策を進める上で必要な以下の機能が備わっていることが理想です。

  • 外部アクセス解析ツールとの連携機能

  • 記事コンテンツの管理機能

  • ランディングページ設置・制作機能

  • フォーム最適化機能

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記事を書いた人

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