Webサイト制作運用の内製化とは?メリット・進め方・成功事例まで解説|Webサイト制作 / CMS・MAツール|LeadGrid(リードグリッド)

Webサイト制作運用の内製化とは?メリット・進め方・成功事例まで解説

目次

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1,500社以上のサイト制作・マーケティング支援の経験から生まれた、専門知識がなくても簡単に使える国産CMS・マーケティングツールです。上場企業から中小・ベンチャーまで様々な企業にご利用いただいております。

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「Webサイトの更新を制作会社へ依頼するたび、調整に時間がかかる」
「軽微な修正でも費用が発生する」

外注中心の運用に課題を感じ、内製化を検討する企業も少なくありません。

Webサイト制作運用の内製化は、コスト削減だけでなく、更新スピードの向上やノウハウの蓄積にもつながります。一方、人材確保や品質維持などの課題もあるため、すべての業務を社内へ移す必要はありません。

本記事では、内製化のメリット・デメリットや外注との使い分け、具体的な進め方や成功のポイントまで解説します。

<本記事でわかること>

  • Webサイト制作運用を内製化するメリット・デメリット
  • 内製・外注・ハイブリッドの判断基準
  • Webサイトを内製化する6つのステップ
  • 内製化を成功させ、自走できる運用体制を作るポイント

Webサイト制作運用の内製化とは?外注との違い

Webサイト制作運用の内製化とは、制作会社へ任せていた企画や更新、コンテンツ制作などの業務を、自社の人材やリソースで担える体制へ移行する取り組みです。制作から保守まで、すべての業務を社内へ移す必要はありません。

Webサイトには、制作時に発生する業務と公開後に継続する運用業務があります。制作には設計やデザイン、コーディングなどが含まれます。一方、運用ではページ更新やコンテンツ制作、アクセス解析、保守などが中心です。自社の人材やスキルに応じて、内製化する範囲を決める必要があります。

経済産業省はデジタルガバナンス・コード3.0で、DX経営による企業価値向上を掲げています。デジタル人材の育成・確保も重要なテーマに位置付けられました。Webサイト運用を社内で担える体制づくりも、デジタル活用を自社主導で進める基盤の一つと考えられます。

Webサイト制作運用の体制を検討する際は、内製化だけを前提にする必要はありません。外注やハイブリッドも含め、自社に合った範囲を見極める視点が重要です。

以下では、Webサイトの内製化を検討する前に押さえたい3つのポイントを解説します。

  • Webサイトの内製化が注目される背景
  • 内製化・外注・ハイブリッドの違い
  • 内製化される主な業務範囲

出典:経済産業省|デジタルガバナンス・コード

Webサイトの内製化が注目される背景

Webサイトの内製化が注目される背景には、更新スピードへの要求とデジタル人材を自社で確保する重要性の高まりがあります。制作会社へ依頼する体制では、軽微な修正でも依頼や確認が必要です。公開までの時間が長くなれば、施策を実行する速度にも影響します。

加えて、ノーコードCMSや生成AIの普及により、Webの専門知識が少ない担当者でも担える業務が増えています。HTMLやCSSを直接編集せずにページを更新できるCMSを利用すれば、日常的な更新を社内へ移しやすくなります。

IPAは、国内のユーザー企業がITベンダーへ強く依存してきた状況を指摘しています。一方で、すべてを自社だけで担う方針を推奨しているわけではありません。ユーザー企業のIT自律性を高めながら、専門領域ではベンダーとの協力を続ける方向性も示されています。

Webサイトでも同様に、日々の更新まで外部へ依存する状態から、自社で担える領域を増やす発想が重要です。

出典:IPA|レガシーシステムモダン化委員会総括レポート

内製化・外注・ハイブリッドの違い

Webサイト制作運用の体制は、完全内製、完全外注、ハイブリッドの3つに大別できます。主な違いは以下のとおりです。

比較項目

完全内製

完全外注

ハイブリッド

対応範囲

原則として社内で対応

制作会社などへ委託

社内と外部で分担

外注コスト

抑えやすい

発生しやすい

委託範囲に応じて発生

更新スピード

高めやすい

外注先との調整が必要

日常更新は高めやすい

ノウハウ蓄積

社内に残りやすい

外部へ偏りやすい

担当領域の知見を蓄積しやすい

専門領域の品質

社内スキルに左右される

専門家へ任せやすい

専門領域のみ外部の知見を活用できる

完全内製は、Web専門部署を設けられる企業や、制作・マーケティングに必要な人材を社内で確保できる企業に適しています。完全外注は、高度な制作業務を社内で担いにくい企業に向く体制です。

中小〜中堅企業では、日常的な更新やコンテンツ制作を内製化し、高度なデザインや開発を外注するハイブリッドも選択肢になります。内製か外注かの二択ではなく、業務ごとに担当範囲を決める発想が現実的です。

内製化される主な業務範囲

Webサイト制作運用には、専門性が異なる複数の業務があります。内製化を検討する際は、業務単位で自社対応の難易度を確認すると判断しやすくなります。

  • 企画・戦略立案:サイトの目的やターゲット、KPIを決める
  • デザイン:ページ構成やビジュアルを設計する
  • コーディング:HTMLやCSSなどを用いてページを実装する
  • CMS運用:文章修正や画像差し替え、新規ページ公開を行う
  • コンテンツ制作:ブログや導入事例などを企画・作成する
  • SEO・アクセス解析:検索流入やユーザー行動を確認して改善する
  • 保守・セキュリティ:システム更新や脆弱性への対応を行う

内製化の入口として取り組みやすい領域は、CMSを利用した文章修正や画像差し替えなどの日常的な更新業務です。たとえばLeadGridには、実際のページ表示を確認しながら文章や画像、ボタン文言などを編集できる機能があります。HTMLの知識を前提とせず、担当者が更新できる設計です。

一方、高度なUI/UX設計や複雑な開発などは専門スキルが求められます。最初から制作運用の全領域を社内へ移すのではなく、更新頻度が高く、社内で対応しやすい業務から内製化の範囲を広げる進め方が適しています。

Webサイトを内製化する5つのメリット

Webサイトの内製化には、費用面だけではなく、更新速度や社内の知見、事業との連携など複数のメリットがあります。主なメリットは以下の5つです。

  • コスト削減につながる
  • 更新・改修スピードが向上する
  • 社内にノウハウが蓄積される
  • 事業戦略との連動性が高まる
  • セキュリティ・情報管理を強化できる

内製化による効果を判断する際は、外注費の削減額だけを見るのではなく、Webサイトを自社で改善できる体制まで含めて評価する視点が重要です。

コスト削減につながる

Webサイト運用を内製化すると、制作会社へ継続的に支払っていた更新費や運用費を抑えやすくなります。

外注では、テキストの修正や画像の差し替えなど、規模の小さな作業にも費用が発生する場合があります。依頼回数が増えるほど年間の支出も膨らみやすくなるでしょう。

一方、CMSを使って担当者が更新できる環境を構築すれば、日常的な修正を社内で進められます。ただし、内製化にも人件費やCMS利用料などが必要です。外注費がすべてなくなるわけではないため、年間の総コストで比較する必要があります。

ホームページに必要な費用を詳しく確認したい方は「ホームページ費用の相場と内訳を徹底解説|会計処理・補助金活用まで網羅」もご覧ください。

更新・改修スピードが向上する

内製化の大きな利点は、更新したいタイミングで担当者が作業へ移れる点です。

外注では、修正内容の共有や見積もり、スケジュール調整、確認などの工程が発生します。社内で更新できれば、外注先との調整に要する時間を減らせます。

新商品の公開やキャンペーンの告知など、公開時期が重要な施策にも対応しやすくなるでしょう。アクセス解析から課題を発見した後、改善案をサイトへ反映するまでの期間も短縮できます。

更新速度の向上は、WebサイトのPDCAを速めたい企業にとって重要なメリットです。

社内にノウハウが蓄積される

Webサイトを自社で運用すると、施策の実行と検証から得た知見を社内へ残しやすくなります。

たとえば、反応を得やすいコンテンツや検索流入につながるテーマ、問い合わせにつながりやすい導線などを担当者自身が把握できます。継続的な運用によって、Webマーケティングに関する知識も蓄積されていくでしょう。

一方、担当者だけが手順や知識を持つ状態では、退職や異動によって運用が止まるリスクがあります。マニュアルや運用ルールを用意し、複数名で知識を共有する体制も必要です。

事業戦略との連動性が高まる

社内の担当者は、自社の商品や顧客、営業活動について日常的に情報を得られる立場にあります。事業への理解をWebサイトへ反映しやすい点は、内製化ならではの強みです。

営業部門から寄せられる顧客の質問をFAQへ反映したり、新しい事業方針に合わせてサービスページを更新したりできます。広報やマーケティングとの連携も進めやすくなるでしょう。

Webサイトを事業戦略と連動させれば、企業情報を掲載するだけの場所ではなく、集客やリード獲得を担うマーケティング基盤として活用しやすくなります。

セキュリティ・情報管理を強化できる

Webサイトの内製化では、外部へ共有する情報やアカウントを限定しやすくなります。公開前の製品情報や採用情報などを扱う際にも、情報へのアクセス範囲を社内で管理できます。

一方、内製化すれば自動的に安全性が高まるわけではありません。CMSやサーバーの管理、アカウント権限の設定、脆弱性への対応などを担う主体も明確にする必要があります。

専門的なセキュリティ対応まで社内で担えない場合は、CMS事業者や専門会社の支援を受ける方法も有効です。内製と外部支援の境界を明確にすると、運用負荷と安全性のバランスを取りやすくなります。

Webサイト制作運用の内製化で起こりやすい5つのデメリット

Webサイト制作運用の内製化には、人材や品質、業務負荷に関する課題もあります。メリットだけを見て全面的な内製化へ移行すると、外注時より運用効率が下がる場合もあるため注意が必要です。

主なデメリットは以下の5つです。

  • 人材確保・育成に時間とコストがかかる
  • 高度なデザイン・開発では品質を担保しづらい
  • 運用方法によってはノウハウが蓄積されない
  • 適切な戦略がなければ成果が出にくい
  • 担当者が兼務するとWeb運用まで手が回らない

人材確保・育成に時間とコストがかかる

Webサイトを内製化するには、担当者の確保と育成が必要です。CMSの操作だけではなく、コンテンツ制作やアクセス解析など、担当範囲に応じた知識も求められます。

既存社員を担当者にする場合は、研修や実務を通じてスキルを身につけてもらう期間が必要になるでしょう。経験者を新たに採用する方法では、採用費や人件費が発生します。

外注費だけを基準に内製化を判断すると、人材に必要な費用を見落としかねません。人件費や教育工数も含めた総コストで判断する必要があります。

高度なデザイン・開発が必要な場合、品質が担保しづらい

専門性の高い制作業務まで社内だけで対応すると、品質面で課題が生じる場合があります。

独自性の高いUI/UXデザインや複雑なシステム開発には、専門的な知識と実務経験が必要です。担当者がCMSを操作できても、同じ水準のデザインや開発まで担えるとは限りません。

日常更新は社内で担当し、高度な制作や開発は専門家へ依頼する方法もあります。内製化の範囲を担当者のスキルに合わせれば、品質低下を防ぎやすくなるでしょう。

ノウハウが貯まらない

社内で作業していても、担当者だけが知識を持つ状態では組織としてのノウハウは蓄積されません。

更新方法や判断基準が共有されていなければ、担当者の異動や退職によって運用が滞る恐れがあります。後任者が一から操作方法を学ぶ状態では、内製化の利点も薄れてしまいます。

更新手順や公開フローを文書化し、複数名が参照できる環境を用意しましょう。定期的に運用方法を共有する場を設ける方法も有効です。

成果が出にくい

Webサイトを更新できる体制と、Webサイトから成果を生み出せる体制は同じではありません。

アクセス解析やSEO、コンテンツ企画などの知識が不足している場合、更新作業だけが目的になりやすい傾向があります。ページ数や記事数を増やしても、問い合わせや商談などの成果につながるとは限りません。

内製化では、作業方法と合わせてマーケティングの知識も身につける必要があります。社内に知見が不足している段階では、外部の専門家から助言を受けながら自走を目指す方法も選択肢です。

他の業務もあり手が回らない

Web担当者が営業や広報などを兼務している企業では、運用時間を確保できない問題が起こりやすくなります。

更新作業を社内へ移しても、担当者の業務量が増えすぎれば公開が遅れます。コンテンツ制作やアクセス解析まで追加すると、日常業務との両立が難しくなる場合もあるでしょう。

内製化を始める前に、担当者がWeb運用へ使える時間を確認する必要があります。業務量に応じて外注を残せば、無理のない運用体制を作りやすくなります。

Webサイト制作運用の内製化における外注との使い分けの判断基準

Webサイト制作運用では、社内で対応したほうが効率的な業務と、専門会社へ任せたほうが成果を得やすい業務があります。全面的な内製化を前提にせず、サイト規模や人材、必要な専門性から担当範囲を決めましょう。

判断する際は、以下の2つの観点が重要です。

  • Webサイト制作運用の内製化に向いている企業の特徴
  • 外注のままがよい業務・領域

Webサイト制作運用の内製化に向いている企業の特徴

中小〜中規模のWebサイトを運営しており、社内にWebやマーケティングを担当する部署がある企業は内製化を進めやすい傾向があります。

自社が内製化に向いているか、以下の項目から確認してみましょう。

  • Webサイトの規模が中小規模である
  • Webやマーケティングを担当する部署がある
  • Webサイトの更新頻度が高い
  • 外注先との調整に時間がかかっている
  • Webサイト運用の知識を社内へ蓄積したい
  • 中長期的にDXやマーケティングの自走を進めたい
  • 担当者がWeb運用へ使える時間を確保できる

該当項目が多くても、すべての制作業務を内製化する必要はありません。自社で対応する価値が高い業務から移行すると、負担を抑えながら内製化を進められます。

外注のままがよい業務・領域

専門性が高く、発生頻度が低い業務は外注を残す選択が適しています。

代表的な領域は以下のとおりです。

業務

外注が適している主な理由

大規模リニューアル

設計・制作・進行管理に幅広い専門性が必要

高度なUI/UXデザイン

専門的なデザイン知識や経験が求められる

複雑なシステム連携

開発やセキュリティに関する技術力が必要

専門的なSEO戦略設計

調査・分析を含む専門知識が求められる

日常更新やコンテンツ入稿は社内で進め、専門領域のみ外部へ依頼するハイブリッド体制も現実的な選択肢です。

内製と外注を詳しく比較したい方は「Web制作を外注する方法|内製との比較やメリット・費用相場も解説」も参考にしてください。

【6ステップ】Webサイト制作運用を内製化する進め方

Webサイトの内製化は、対象業務を段階的に広げる進め方が適しています。最初から制作や戦略まで社内へ移すのではなく、目的を決めたうえで更新業務などから着手すると、担当者の負担を抑えやすくなります。

内製化は以下の6ステップで進めます。

  1. 内製化の目的とゴールを明確にする
  2. 内製化する業務範囲を切り分ける
  3. 体制と人材を確保する
  4. CMS・ツールを選定する
  5. マニュアル整備と運用ルールを策定する
  6. 効果測定と改善サイクルを回す

1.内製化の目的とゴールを明確にする

最初に決めたい項目は、Webサイトを内製化する目的です。

コスト削減、更新速度の向上、社内へのノウハウ蓄積など、優先する目的を明確にします。目的が曖昧な状態では、内製化する業務や必要なツールを判断しにくくなるためです。

目的を決めた後は、更新頻度や運用コスト、リード獲得数などのKPIを設定します。経営層とも目標を共有し、内製化へ割ける人員や予算について合意を得ておきましょう。

2.内製化する業務範囲を切り分ける

Webサイトに関わる全業務を一度に社内へ移す必要はありません。担当者が対応しやすく、発生頻度の高い業務から始める方法が現実的です。

たとえば、担当範囲は以下のように分けられます。

業務

内製

外注

ハイブリッド

テキスト・画像更新

-

-

ブログ入稿

-

-

コンテンツ企画

-

高度なデザイン

-

システム開発

-

SEO・アクセス解析

-

最初は更新・運用を中心に担当し、社内のスキルが高まった段階で制作や戦略へ範囲を広げる方法があります。専門性の高い領域は外部パートナーとの分担も検討しましょう。

3.体制と人材を確保する

内製化する業務が決まったら、必要な役割を明確にします。

Webサイト運営では、企画や進行を担うWeb担当者のほか、デザイナー、エンジニア、マーケターなどが関わります。すべての職種を最初から専任で配置する必要はありません。

既存社員をリスキリングする方法と、経験者を採用する方法を比較し、自社に合う人員配置を選びます。小規模な運用から始める場合は、少人数で複数の役割を担いながら、必要に応じて体制を拡大する進め方も可能です。

人材面に課題がある場合は「マーケティング人材が不足している企業が行うべき対策|採用・人材育成・外注のポイントも」も参考にしてください。

4.CMS・ツールを選定する

Webサイト運用を内製化する企業では、担当者のスキルに合ったCMS選びが重要です。Web制作の専門知識が少ないチームでは、HTMLやCSSを直接編集せずに運用できるCMSが候補になります。

CMSを比較する際は、主に以下の項目を確認します。

  • 担当者が扱いやすい操作性
  • 導入後のサポート体制
  • 将来的な拡張性
  • セキュリティへの対応
  • 初期費用と継続費用

LeadGridは、Web制作やデジタルマーケティングの支援経験をもとに開発された国産CMSです。ページを確認しながら文章や画像、ボタン文言などを変更できる見たまま編集機能を備えています。ブログも管理画面から作成できるため、日常的な更新を自社へ移したい企業と相性のよい設計です。

さらに、フォーム設置や資料ダウンロード、リード管理など、BtoBサイトのリード獲得に関わる機能も用意されています。サイトを更新できる状態だけを目指すのではなく、マーケティング活動まで社内で進めたい企業にも選択肢となります。

LeadGridはCMSの提供だけではなく、Webサイト制作や運用面の支援にも対応しています。更新は社内で担当しながら、専門性が必要な領域ではプロの支援を受ける運用も可能です。完全内製へ一気に移行するリスクを抑えたい企業にも適しています。

CMS選定について詳しく知りたい方は「CMSの選び方5つのポイント|種類の分類軸から目的別の比較まで」とCMSならホームページ更新が自分でできる!おすすめのCMS」もご覧ください。

5.マニュアル整備と運用ルールを策定する

CMSを導入した後は、担当者ごとに異なる方法で更新しないよう、運用ルールを決めます。

文書化したい項目は、更新手順や画像サイズ、デザインルール、公開前の確認項目、承認フローなどです。NotionやConfluenceなどのナレッジ共有ツールを利用すれば、複数名から参照しやすくなります。

担当者の異動や退職も想定し、別の社員がマニュアルを見ながら基本的な更新を進められる状態を目指しましょう。運用方法を個人ではなく組織へ残す視点が、長期的な内製化では重要です。

6.効果測定と改善サイクルを回す

内製化は、社内でWebサイトを更新できるようになった時点で完了する取り組みではありません。運用後の成果を確認し、改善を継続する必要があります。

Google Analytics 4やGoogle Search Consoleを活用すれば、アクセス数や検索流入などを確認できます。設定したKPIに応じて月次や四半期単位で成果を振り返りましょう。

運用が安定した後は、社内で対応する業務を徐々に増やす方法もあります。更新からコンテンツ制作へ進み、社内の知見に応じて分析や戦略へ担当領域を広げる流れが考えられます。

Webサイト制作運用の内製化を成功させる4つのポイント

Webサイトの内製化は、社内で更新を始める段階よりも、運用を継続できる体制を維持する段階で課題が生まれやすくなります。担当者の負荷やスキル不足を踏まえ、無理なく続けられる仕組みを作る必要があります。

成功へ近づけるポイントは以下の4つです。

  • スモールスタートで段階的に進める
  • ノーコードCMSや生成AIを積極活用する
  • 外部パートナーとハイブリッド体制を組む
  • ノウハウの属人化を防ぐ仕組みをつくる

スモールスタートで段階的に進める

内製化では、更新頻度が高く、比較的難易度の低い業務から始める方法が適しています。

最初から企画、デザイン、開発、SEO、保守まで社内へ移すと、多数のスキルが同時に必要になります。担当者の教育や業務量も増え、運用が続かなくなるリスクがあります。

文章修正や画像変更、ブログ更新などから始めれば、担当者もCMSの操作に慣れやすくなります。小さな成果を積み重ねた後、社内の人材や知見に合わせて担当範囲を広げましょう。

ノーコードCMSや生成AIを積極活用する

ノーコードCMSを利用すれば、プログラミングの知識がない担当者でもWebサイトの更新を進めやすくなります。

代表的な選択肢にはLeadGrid、STUDIO、ferret Oneなどがあります。各サービスで機能や得意領域が異なるため、自社サイトの目的や担当者のスキルに合わせて比較しましょう。

生成AIは、コンテンツのアイデア出しや文章作成の補助にも活用できます。ただし、生成された文章には誤った情報が含まれる可能性があります。公開前には担当者が事実関係や表現を確認する運用が必要です。

ノーコードCMSについて詳しく確認したい方は「ノーコードCMSとは?できることや選び方、制作事例までわかりやすく解説」も参考にしてください。

外部パートナーとハイブリッド体制を組む

内製化を成功させるために、外部パートナーとの契約をすべて終了する必要はありません。

日常的な更新や情報発信は社内で担当し、大規模な改修や高度なデザイン、戦略設計は専門家へ任せる方法があります。社内に不足する知識だけを外部から補えば、品質を維持しながらノウハウを蓄積しやすくなります。

Webマーケティングの知識が不足している場合は、施策を代行してもらうだけではなく、担当者が自走できる状態を目指す伴走型の支援も候補です。

支援内容を詳しく知りたい方は「Webコンサルティングとは?支援内容やメリット、外注時のポイントを解説」もご覧ください。

ノウハウの属人化を防ぐ仕組みをつくる

内製化では、特定の担当者しか更新できない状態を避ける必要があります。

更新手順を文章や動画で残し、複数名が同じ手順で作業できる環境を作りましょう。デザインや文章表現に関するルールも共有すれば、担当者による品質の差を抑えやすくなります。

社内勉強会や定期的なレビューを実施する方法も有効です。個人が得た知識をチームへ共有する運用を続ければ、人員変更が発生してもWebサイトを維持しやすくなります。

Webサイト制作運用の内製化の成功事例

Webサイトの自走運用を目指す際は、社内だけで完結させる方法に限らず、外部の専門家から知識を得ながら運用力を高める方法もあります。

株式会社ナレッジリーンは、Webマーケティングの知見不足などを課題としていました。GIGによる伴走支援では、SEOコンテンツ制作やアクセス解析と合わせて、社内へのノウハウ共有も行われています。

項目

内容

企業

株式会社ナレッジリーン

課題

訪問者数の伸び悩み、Webマーケティングの知見不足、リード獲得

施策

SEOキーワード設計、コンテンツ制作、アクセス解析、ノウハウ共有

成果

セッション数が昨対比4倍、問い合わせ・商談数も増加

セッション数が昨対比4倍に増加した株式会社ナレッジリーンの事例

株式会社ナレッジリーンでは、サイトリニューアル後も訪問者数が伸び悩み、Webマーケティングに関する社内知識にも課題を抱えていました。

GIGはSEOキーワードの設計やSEOコンテンツ制作、アクセス解析、改善施策を支援しています。運用スキル向上を目的としたノウハウ共有も行い、自走できる体制づくりを進めました。

継続的な改善を進めた結果、サイトのセッション数は昨対比4倍へ増加しました。問い合わせや商談数の増加にもつながっています。

内製化を目指す企業にとって重要なポイントは、最初から専門家の支援をなくす発想ではありません。必要な知識を外部から取り入れながら、社内で扱える領域を増やす方法も自走化への有効なアプローチです。

出典:コンマルク|「セッション数が昨対比4倍に」実行・効果検証まで伴走したマーケティング支援の事例

Webサイト制作運用の内製化に関するよくある質問

Webサイトの内製化を検討する際は、費用や必要人数、担当者に求められるスキルなども判断材料になります。

よくある5つの疑問について回答します。

  • Webサイト制作運用の内製化にかかる費用はどのくらい?
  • 内製化するのに必要な人数は?
  • HTML・CSSの知識がなくても内製化できる?
  • 内製化に失敗する企業の共通点は?
  • DX推進と内製化の関係は?

Webサイト制作運用の内製化にかかる費用はどのくらい?

Webサイトの内製化に必要な費用は、人件費、CMS利用料、周辺ツール費などによって変わります。CMSによって初期費用や月額費用も異なるため、一律の金額では判断できません。

外注費が減っても、担当者の人件費や教育費は発生します。CMS導入時にも初期費用が必要になる場合があります。

内製化前後の費用を比較する際は、外注費だけではなく年間の総コストを確認しましょう。LeadGridも初期費用、月額費用、オプション費用で料金が構成されており、利用条件に応じて見積もりが提示されます。

内製化するのに必要な人数は?

小規模なWebサイトであれば、1〜2名から内製化を始める方法があります。企画、制作、運用を必ず別々の担当者へ割り当てる必要はなく、サイト規模に応じて兼務も可能です。

重要なのは人数だけではありません。担当者がWebサイト運用へ使える時間と、社内で担う業務範囲も確認する必要があります。

最初は少人数で日常更新を担当し、コンテンツ制作や分析などへ業務を広げる段階で人員を追加する方法もあります。

HTML・CSSの知識がなくても内製化できる?

ノーコードCMSを活用すれば、HTMLやCSSを扱えない担当者でもWebサイトの日常的な更新を内製化できます。

LeadGridには見たまま編集機能があり、実際のページを確認しながら文章や画像、ボタン文言などを変更できます。ブログ記事も管理画面から作成可能です。

一方、複雑なレイアウト変更や独自機能の開発では、HTMLやCSSを含む専門知識が必要になる場合があります。担当者が担う範囲と専門家へ任せる範囲を分ければ、Web制作経験が少ない企業でも内製化を進めやすくなります。

内製化に失敗する企業の共通点は?

内製化がうまく進まない企業では、目的が曖昧なまま始める、人員を確保しない、広い業務範囲を一度に社内へ移すといった問題が起こりやすくなります。

失敗を防ぐためには、以下の対応が重要です。

失敗しやすい状態

回避策

内製化の目的が曖昧

目的とKPIを先に設定する

担当者の時間が不足

必要工数を確認して役割を決める

全業務を一度に移行

更新などから段階的に始める

専門知識が不足

CMSや外部パートナーを活用する

担当者へ知識が集中

マニュアル化して複数名で共有する

内製化そのものをゴールにせず、継続的に成果を生み出せる運用体制を目標にすると判断がぶれにくくなります。

DX推進と内製化の関係は?

Webサイトの内製化は、デジタル技術を活用した業務改善や人材育成という面でDX推進と関係があります。重要なのは、制作会社への依頼をなくす行為だけをDXと捉えない点です。

経済産業省のDX関連指針では、デジタル技術を前提とした経営や人材確保・育成の重要性が示されています。Webサイト運用でも、社内に知識を蓄積しながら改善を続けられる環境は、デジタル活用を自社主導で進める基盤になります。

専門領域で外部企業と協力しながら、自社が主体となって判断できる体制を目指す視点が重要です。

出典:経済産業省|デジタルガバナンス・コード

Webサイトの内製化を進めて自走できる運用体制を構築しよう

Webサイト制作運用の内製化では、外注費を減らすだけではなく、更新速度を高めながら社内へ知識を蓄積できる体制を目指す視点が重要です。

<本記事で解説した内容まとめ>

  • 内製化では制作・運用の全業務を社内へ移す必要はない
  • 更新頻度が高く、難易度の低い業務から始めると進めやすい
  • 高度なデザインや開発は外注を残すハイブリッド体制も有効
  • CMS選定では操作性、サポート、拡張性、セキュリティ、費用を確認する
  • マニュアルや複数名体制によって属人化を防ぐ
  • アクセス解析と改善を続け、社内で担える領域を段階的に広げる

Webサイトを事業成長へ活用するには、担当者が必要なタイミングで情報を発信し、結果を確認しながら改善を続けられる環境が欠かせません。完全内製だけを目指さず、自社で担う業務と専門家へ任せる業務を分ける方法も有効です。

Webサイト運営の内製化におけるCMS選定は、LeadGridがおすすめです。

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LeadGridは、Web制作の専門知識が少ない担当者でも更新しやすい国産CMSです。見たまま編集やブログ機能に加え、フォーム、資料ダウンロード、リード管理など、BtoBサイトの運用やリード獲得に必要な機能を備えています。

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  • 支援実績 1,500社以上
  • 年間継続率 98.2%(2025年度実績)
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Webサイト運用をどこまで内製化できるのか判断したい場合は、LeadGridのサービス資料や無料相談を活用して、自社に必要なCMS機能と運用体制を確認してみてください。

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記事を書いた人

LeadGrid BLOG編集部
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LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。

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