サイトリニューアルの失敗パターン10選|SEOで失敗しないための対策も解説
サイトリニューアルの失敗パターン10選|SEOで失敗しないための対策も解説
専門知識不要のCMS・MAツール「LeadGrid」
1,500社以上のサイト制作・マーケティング支援の経験から生まれた、専門知識がなくても簡単に使える国産CMS・マーケティングツールです。上場企業から中小・ベンチャーまで様々な企業にご利用いただいております。
サイトリニューアルを実施した後、アクセス数や問い合わせ数が減ってしまうケースがあります。大きな予算を投じたにもかかわらず成果が得られなければ、原因の説明や改善策の検討を余儀なくされるでしょう。
サイトリニューアルで重要なのは、デザインだけを新しくする発想ではありません。目的やKPIを決め、SEO評価を引き継ぎ、公開後も改善できるサイトを設計する必要があります。
LeadGridは、CMS開発とWebサイト制作に加え、BtoB企業のマーケティングを支援しています。本記事では、サイトリニューアルで起こりやすい失敗と対策を、SEOや公開後の運用まで含めて解説します。
<本記事でわかること>
- サイトリニューアルで起こりやすい失敗パターン
- SEOで失敗しないためにリニューアル前後で確認すべき項目
- サイトリニューアルを進める7つのステップ
- リニューアル後も成果を伸ばす運用体制の考え方
サイトリニューアルとは?
サイトリニューアルとは、既存サイトのページ構成やデザイン、機能などを見直し、新しいサイトへ刷新する取り組みです。見た目を変えるだけではなく、企業が抱える課題を解決し、集客や問い合わせなどの成果につなげる役割があります。
経済産業省が実施するマナビDX Questでも、企業がデジタル技術を活用して課題解決へ取り組む重要性が示されています。デジタル施策では、導入自体ではなく経営や業務上の成果へ結びつける視点が欠かせません。
サイトリニューアルで失敗を招きやすい要因は、大きく以下の4つに分けられます。
- 目的の曖昧さ
- 制作会社へ任せきり
- SEOへの配慮不足
- 公開後の運用不足
サイトリニューアルの基本的な進め方から確認したい方は「Webサイトのリニューアル手順10ステップ|検討のタイミングや成功事例も解説」も参考にしてください。
出典:経済産業省|令和7年度 地域デジタル人材育成・確保推進事業(デジタル人材育成プラットフォーム運営事業)事業報告書
サイトリニューアルで失敗する企業に共通する特徴
サイトリニューアルで失敗しやすい企業では、制作を始める前の目的設定や現状分析が不足しています。
代表的な例が、サイトが古くなった、デザインを新しくしたいといった理由だけでプロジェクトを開始するケースです。問い合わせ数や売上への貢献などのKGIが決まっていなければ、公開後に成功したのか判断できません。
既存サイトのアクセス状況を把握する作業も重要です。流入やコンバージョンに貢献しているページを確認しなければ、成果を生んでいたコンテンツまで変更する恐れがあります。
制作へ着手する前に、現状の課題、リニューアルの目的、評価指標の3点を明確にしましょう。
サイトリニューアルで発生する投資規模と失敗時の損失
サイトリニューアルの費用は、ページ数や必要な機能、デザイン、システム開発の有無などによって大きく変わります。
LeadGridの制作事例では、制作費用を30〜100万円、100〜300万円、300〜800万円、800万円以上に分類しています。実際に30〜100万円規模から800万円以上まで幅広い制作事例が掲載されており、企業サイトの刷新には大きな投資が必要になる場合があります。
リニューアルが失敗すると、制作費だけではなく以下の損失も発生しかねません。
- 検索順位低下による自然検索流入の減少
- 問い合わせやリード獲得機会の減少
- 修正や再リニューアルに伴う追加費用
- 担当部署の工数増加
- 投資効果を説明できない状態
制作費の大小だけではなく、公開後に生み出せる成果まで含めて投資判断を行う必要があります。
出典:LeadGrid|サイト制作事例|Webサイト制作 / CMS・MAツール|LeadGrid(リードグリッド)
サイトリニューアルでよくある失敗パターン10選
サイトリニューアルの失敗は、主に戦略、SEO、制作・運用の3領域で発生します。
公開後に修正できる問題もありますが、URL移行やコンテンツ削除などは検索流入へ影響する可能性があるため、制作前から対策が必要です。
目的・ゴールが曖昧なまま制作を開始してしまう
サイトリニューアルで避けたい失敗は、見た目を新しくする行為自体を目的にするケースです。
デザインの刷新は手段であり、事業上のゴールではありません。BtoBサイトなら、問い合わせ増加や商談創出など、Webサイトに期待する成果を先に定義する必要があります。
誰の課題を解決するサイトなのかも明確にしましょう。コンセプトが曖昧なまま制作すると、ページ構成やコンテンツ、CTAの判断基準まで曖昧になります。
Webサイトの目的については「ホームページを作る目的5つ!役割別の活用事例や作成ポイントを解説」も参考になります。
ターゲットとペルソナの設計が不十分
BtoBサイトでは、閲覧者の立場によって必要な情報が変わります。
たとえば、情報システム部門では機能やセキュリティが重要な判断材料になりやすい一方、経営層では導入効果や事業への貢献が重要になります。想定読者が曖昧では、誰にも強く響かないサイトになりかねません。
ペルソナを設定する際は、役職だけではなく、抱えている課題や検討時に必要な情報まで考えます。
ターゲットを踏まえたサイトコンセプトの作り方は「Webサイト制作におけるコンセプトとは?必要性や作り方・フレームワークも紹介」でも解説しています。
現状のアクセス解析・課題分析を行わずに進める
既存サイトのデータを確認せずにリニューアルすると、成果を生んでいるページまで変更する恐れがあります。
制作前にはGA4やGoogle Search Consoleを確認し、流入の多いページ、コンバージョンへ貢献するページ、検索表示されているキーワードなどを把握します。
アクセスが少ないページにも注意が必要です。閲覧数だけを理由に削除すると、商談前の比較検討など特定の段階で必要とされるコンテンツを失う場合があります。
既存サイトの課題を数値で把握してから、残す要素と改善する要素を決めましょう。
デザインの刷新が目的化してしまう
見栄えを優先しすぎると、Webサイト本来の使いやすさを損なう場合があります。
大きな画像や複雑なアニメーションを増やせば、ページ表示へ負荷がかかる可能性があります。CTAが見つけにくいデザインでは、訪問者を問い合わせへ誘導しにくくなるでしょう。
デザインを評価する際は、ブランドイメージだけではなく、情報の探しやすさや読みやすさ、問い合わせまでの導線も確認します。
BtoBサイトでは、担当者が必要な情報へ迷わず到達できる設計が重要です。
SEO評価を引き継ぐ設計ができていない
サイトリニューアルでSEOに失敗しないためには、既存ページが持つ検索評価を新サイトへ適切に引き継ぐ必要があります。
URLを変更したにもかかわらず301リダイレクトを設定しなければ、旧ページへアクセスしたユーザーや検索エンジンを適切な新ページへ誘導できません。titleや見出し、本文を大幅に変更した場合も検索順位へ影響する可能性があります。
SEO移行は公開直前に確認する作業ではありません。既存サイトの調査段階からURLやコンテンツを管理する必要があります。
具体的なSEO移行方法は次章で詳しく解説します。
コンテンツの棚卸しをせずに削除・統廃合してしまう
古いページを減らせばサイトが分かりやすくなるとは限りません。検索流入や被リンクを獲得しているページを削除すると、既存のSEO資産まで失う可能性があります。
リニューアル前には、既存ページを残す、改修する、統合する、削除するの4種類に分類します。
似たテーマのページが複数存在する場合は、検索意図が重複していないかも確認しましょう。複数ページが同じキーワードで競合するカニバリゼーションが発生している場合は、統合も候補になります。
削除の判断はURL単位で行い、検索流入やコンバージョンへの貢献も確認する必要があります。
公開後の運用体制・更新フローを決めていない
リニューアル後の担当者や更新方法が決まっていないと、公開直後からサイト更新が滞る恐れがあります。
誰がコンテンツを作成するのか、誰が確認するのか、誰が公開するのかを制作期間中に決めておきましょう。CMSを変更する場合は、操作方法の研修やマニュアルも必要です。
運用担当者が専門知識を持たない場合は、更新しやすいCMSを選ぶ方法もあります。
サイトリニューアルは公開日で終了するプロジェクトではありません。継続的に情報を追加し、改善できる運用環境まで設計する必要があります。
KPI・効果測定の設計が抜けている
成果指標がなければ、リニューアル後に改善すべきポイントを判断できません。
問い合わせ増加を目的とする場合でも、問い合わせ数だけを追う方法では原因分析が難しくなります。セッション数やCVRなど、成果へ至る途中のKPIも設定しましょう。
GA4やSearch Console、MAツールなどの計測環境も公開前に準備します。リニューアル前後で同じ指標を比較できれば、施策の効果を評価しやすくなります。
KPI設計について詳しく確認したい方は「WebマーケティングのKPIとは?考え方や施策別のKPI例を解説」もご覧ください。
モバイル対応・表示速度が不十分
PCで問題なく表示されるサイトでも、スマートフォンでは操作しにくい場合があります。リニューアル時には複数の画面サイズを想定した確認が必要です。
画面幅によるレイアウト崩れや、押しにくいボタン、読みづらい文字サイズはユーザー体験を損ないます。画像や演出を増やした結果、ページ表示が遅くなるケースにも注意しましょう。
表示速度はCore Web Vitalsにも関係します。デザインだけで判断せず、公開前に実際の表示環境を確認する必要があります。
アクセシビリティへの配慮が不十分
Webサイトでは、年齢や障害の有無、利用環境などにかかわらず、必要な情報へアクセスしやすい設計が求められます。
文字の読みやすさや色の使い方、画像の代替テキスト、キーボード操作など、確認すべき項目は複数あります。情報を画像だけで伝える設計も避ける必要があります。
サイトリニューアルは、アクセシビリティを見直す機会にもなります。デザイン制作や実装の段階から要件へ含め、公開前の検証対象に加えましょう。
サイトリニューアルで失敗しないためのSEOチェックリスト
サイトリニューアルのSEOで失敗しないために最も重要なのは、既存サイトが持つ検索評価を新サイトへ引き継ぐ設計です。公開直前だけSEOを確認するのではなく、リニューアル前から公開後まで時系列で対応しましょう。
主なSEOタスクは以下の流れで進めます。
時期 | 主なSEOタスク |
リニューアル前 | 流入URL・CVページ・被リンクの確認 |
リニューアル中 | URL設計・301リダイレクト |
リニューアル中 | meta・見出し・内部リンクの確認 |
公開直後 | サイトマップ送信・インデックス確認 |
公開後 | 順位・流入・AI検索露出の確認 |
リニューアル前:既存サイトの棚卸しと評価資産の可視化
最初に、既存サイトが持つSEO資産をURL単位で把握します。
Google Search Consoleでは、検索流入が発生しているページや検索クエリを確認できます。GA4では、コンバージョンにつながっているページを調べましょう。
被リンクを獲得しているページも確認対象です。外部サイトから評価されているURLを把握せずに削除すると、既存の評価を失う可能性があります。
重要ページを一覧化し、削除や大幅変更を避けるURLを制作チーム内で共有しておきます。
リニューアル中:URL設計と301リダイレクトを徹底する
既存URLを維持できる場合は、不要な変更を避ける方法が基本です。
URL変更が必要なページでは、旧URLと新URLの対応表を作成します。旧ページから適切な新ページへ301リダイレクトを設定しましょう。
トップページだけを転送先にするのではなく、内容が対応するページ同士を紐づける必要があります。下層ページやパラメータ付きURLも確認対象です。
サーバー変更を伴う場合は「サーバー移転のSEO影響とは|順位を下げないための対策・手順を解説」も確認してください。
ドメインについては「ホームページリニューアルでドメインはそのまま使える?引き継ぐ方法と注意点を解説」で詳しく解説しています。
リニューアル中:meta情報・見出し構造・内部リンクを引き継ぐ
URLだけではなく、ページ内のSEO要素も確認します。
titleやdescription、h1などは旧サイトと新サイトを比較しましょう。既存ページが検索流入を獲得している場合は、検索意図から大きく外れる変更を避けてください。
パンくずリストや内部リンクも再設計します。関連コンテンツ同士を適切につなげれば、ユーザーが情報を探しやすくなり、サイト内のテーマ構造も明確になります。
Schema.orgによる構造化データを利用している場合は、新サイトでも正しく実装されているか確認が必要です。
より詳しいSEO上の注意点は「SEOでみるサイトリニューアルの注意点10選!外注の選定基準も解説」も参考にしてください。
公開直後:XMLサイトマップ送信とインデックスを確認する
サイト公開後は、検索エンジンが新しいページをクロールできる状態か確認します。
XMLサイトマップを更新し、Google Search ConsoleやBing Webmaster Toolsへ送信します。主要ページはGoogle Search ConsoleのURL検査からインデックス状況も確認しましょう。
公開時に特に注意したい項目は以下のとおりです。
- noindexが残っていないか
- robots.txtで重要ページをブロックしていないか
- canonicalが適切なURLを指しているか
- 301リダイレクトが動作しているか
- XMLサイトマップに新URLが含まれているか
- 主要ページで404エラーが発生していないか
サイトマップについては「サイトマップのデザイン8選|見やすい参考事例とHTML・CSS実装のコツ」が、インデックスについては「SEOでのインデックスとは?仕組みやインデックスされない時の対処法も」が参考になります。
公開後:順位・流入モニタリングとAI検索での露出を確認する
サイトリニューアルのSEOで失敗しないためには、公開後のモニタリングも欠かせません。
公開前の検索順位や自然検索流入を記録し、公開後の数値と比較します。1週間、1か月、3か月などのタイミングを決めて確認すると変化を追いやすくなります。
順位や流入が大幅に落ちた場合は、301リダイレクト、インデックス、コンテンツ変更などから原因を確認します。
Google AI OverviewsやChatGPT Search、Perplexityなど、AI検索で自社コンテンツがどのように扱われているかも確認対象になります。従来の検索順位とAI回答での露出は分けて評価しましょう。
<サイトリニューアルSEOで失敗しないための20項目チェックリスト>
- 既存URLを一覧化した
- 検索流入ページを確認した
- CV貢献ページを確認した
- 被リンク獲得ページを確認した
- 削除禁止ページを決めた
- URL変更を必要最小限にした
- 旧URLと新URLの対応表を作った
- 301リダイレクトを設定した
- titleを確認した
- descriptionを確認した
- h1を確認した
- 内部リンクを確認した
- パンくずリストを確認した
- 構造化データを確認した
- XMLサイトマップを更新した
- noindexを確認した
- robots.txtを確認した
- canonicalを確認した
- 主要URLのインデックスを確認した
- 公開後の順位・流入を記録した
チェックリストは社内用のスプレッドシートやプロジェクト管理ツールへ移し、担当者と完了状況を管理できる形式にすると運用しやすくなります。
【7ステップ】サイトリニューアルの失敗を防ぐ進め方
サイトリニューアルの失敗を防ぐには、目的設定から公開後の改善までを段階的に進め、各工程に判断基準を持つ必要があります。制作会社へ依頼する場合でも、自社が目的と評価指標を明確にしたうえでプロジェクトを進めましょう。
進行の全体像は以下の7ステップです。
- リニューアルの目的とKGI/KPIを定義する
- 現状分析とペルソナ・カスタマージャーニー設計を行う
- サイト設計とコンテンツ棚卸しを行う
- RFPを作成して制作会社を選定する
- 要件定義とCMS選定を行う
- デザイン・実装・SEO移行作業を進める
- 公開後の運用・改善サイクルを設計する
1.リニューアルの目的とKGI/KPIを定義する
最初に、サイトリニューアルで解決したい経営課題や事業課題を言語化します。
BtoBサイトなら、問い合わせ数の増加やリード獲得、営業活動への貢献などがKGIの候補になります。KGIへ至る途中の指標として、セッション数やCVRなどのKPIも設定します。
営業、広報、マーケティング、情報システムなど、サイトに関係する部署との認識合わせも必要です。制作開始後の大幅な方針変更を防ぐため、目的と評価指標はプロジェクト初期に合意しておきましょう。
2.現状分析とペルソナ・カスタマージャーニー設計
目的が決まった後は、既存サイトの課題とユーザー像を明確にします。
GA4やSearch Console、MAツールなどを確認し、流入から問い合わせまでの状況を把握しましょう。数字だけではなく、営業部門へ寄せられる質問などもサイト設計の材料になるでしょう。
BtoBでは、サービスを知る人と最終的に意思決定する人が異なる場合があります。認知、検討、比較、問い合わせの各段階で、誰がどんな情報を必要とするのかを設計します。
3.サイト設計とコンテンツ棚卸し
現状分析をもとに、サイトマップやワイヤーフレームを作成します。既存コンテンツは以下の4種類に分類すると判断しやすくなります。
分類 | 対応 |
残す | 内容とURLを基本的に維持 |
改修する | 検索意図や情報鮮度に合わせて更新 |
統合する | 重複するページをまとめる |
削除する | 必要性とSEO影響を確認して廃止 |
検索流入やコンバージョンに貢献しているページは、安易に削除しない判断が重要です。
サイト設計の詳しい手順は「Webサイト設計とは?5つの手順や成功のコツについて解説」も参考にしてください。
4.RFP(提案依頼書)を作成し制作会社を選定する
制作会社へ依頼する場合は、RFPを用意すると提案内容を比較しやすくなります。
RFPには、リニューアルの目的、KGI・KPI、必要な機能、予算、スケジュールなどを記載します。複数社へ同じ条件を提示すれば、提案内容や体制、費用を共通の基準で比較できます。
価格だけで依頼先を決めるのは避けましょう。SEO移行や公開後の運用まで支援できるかも重要な判断材料です。
RFPについては「サイトリニューアルのRFPとは?作成の流れや記載すべき項目・ポイントを解説」が、依頼先の比較については「Web制作会社の選び方|失敗しないための7つのポイントと依頼前の準備」も参考になります。
5.要件定義とCMS選定
制作会社を決めた後は、サイトに必要な要件を具体化します。
問い合わせフォームや検索機能などの機能要件に加え、表示速度、セキュリティ、SEOなどの非機能要件も決めます。MAやCRMと連携する場合は、必要なデータや接続方法も確認しましょう。
CMSは公開後の運用効率を左右します。更新頻度や担当者のスキルを踏まえ、実際に運用する社員が扱いやすい製品を選ぶ必要があります。
要件定義について詳しく知りたい方は「Webサイト制作に必要な『要件定義』とは?必要項目や進め方についても」をご覧ください。
CMS選定については「CMSの選び方5つのポイント|種類の分類軸から目的別の比較まで」も参考になります。
6.デザイン・実装・SEO移行作業
要件が決まったら、デザイン制作やコーディング、CMSへの実装を進めます。
制作と並行してSEO移行も進めましょう。旧URLと新URLの対応、301リダイレクト、meta情報、内部リンク、構造化データなどを確認します。
公開前にはステージング環境で動作確認を行います。PCとスマートフォンの表示、リンク切れ、問い合わせフォーム、計測タグなどを確認対象に含めます。
制作工程の全体像は「【制作会社が解説】Webサイト制作の流れと進め方8ステップ!」でも確認できます。
7.公開後の運用・改善サイクルを設計する
公開後は、設定したKGI・KPIをもとに成果を確認します。
コンテンツを更新する担当者や承認フロー、アクセス解析を行う頻度なども決めておきましょう。更新性の低いCMSでは、軽微な改善にも制作会社への依頼が必要になり、PDCAの速度が落ちる場合があります。
LeadGridは、Web制作の専門知識が少ない担当者でも更新しやすいCMSです。公開後に自社で情報更新やマーケティング施策を進めながら、必要な領域で支援を受ける運用も検討できます。
制作会社を比較する際は、「リニューアルに強いWeb制作会社4選|選び方や費用、トラブルの避け方も解説」も参考にしてください。
<各ステップで用意したい成果物>
ステップ | 主な成果物 |
1 | 目的・KGI/KPIシート |
2 | 現状分析資料・ペルソナ・カスタマージャーニー |
3 | サイトマップ・コンテンツ棚卸し表 |
4 | RFP・制作会社比較表 |
5 | 要件定義書・CMS選定表 |
6 | URL移行表・公開前チェックリスト |
7 | 運用ルール・レポートフォーマット |
サイトリニューアルの成功事例
サイトリニューアルで成果を出した事例を見ると、デザインだけではなく、SEOや情報設計、公開後の運用まで含めて改善している点が共通しています。
4社の事例を、課題・打ち手・成果の順に紹介します。
自然検索流入を約13倍に伸ばした無臭元工業株式会社の事例
無臭元工業株式会社では、Webマーケティングを強化するうえで、検索ユーザーが求める情報の把握や社内の制作体制に課題がありました。
項目 | 内容 |
課題 | SEOキーワードの把握、コンテンツ制作体制 |
打ち手 | キーワード設計、SEOコンテンツ制作 |
成果 | 自然検索流入が最大約13倍、月71件の問い合わせを記録 |
サイトリニューアルを担当した支援会社とSEO施策も継続し、検索意図を踏まえたキーワード選定やコンテンツ制作を進めています。
2025年1月との比較では、自然検索からの月間アクセス数が最大約13倍まで増加しました。問い合わせ数は月間平均30〜40件となり、月71件を記録した時期もあります。
公開後のSEO施策まで継続した点が、リニューアルを集客成果へつなげたポイントです。
出典:コンマルク|サイトリニューアルから10ヶ月で自然検索からの流入数が約13倍!月71件の問い合わせを獲得した無臭元工業様の取り組み
ページ表示速度改善で訪問者数3倍・問い合わせ1.5倍を達成した事例
ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社では、サービスサイトのリニューアルとページ表示速度の改善を進めました。
項目 | 内容 |
課題 | サイト基盤や表示速度の改善 |
打ち手 | サイトリニューアル、ページスピード改善 |
成果 | 訪問者数3倍、問い合わせ1.5倍 |
サイトの見た目だけを刷新せず、ユーザーがページを閲覧する際のパフォーマンスまで改善対象に含めた事例です。
表示速度は、ユーザー体験と検索エンジンへの対応を考えるうえでも確認したい要素です。リニューアル時に技術面まで見直す重要性が分かります。
出典:コンマルク|サイトリニューアルとページスピード改善で訪問者数3倍・問い合わせ1.5倍を達成した事例
SEO施策を実行できる体制を構築し、成果を伸ばした株式会社ゼロボードの事例
株式会社ゼロボードでは、既存CMSのセキュリティや、サービスの訴求方法に課題を抱えていました。
項目 | 内容 |
課題 | セキュリティ、更新性、サービス訴求 |
打ち手 | LeadGrid導入、コーポレート・サービスサイトの役割分担、SEO強化 |
成果 | リード獲得数がリニューアル前の2倍以上 |
コーポレートサイトではブランディングを担い、サービスサイトではマーケティングを担う役割分担を行いました。LeadGridによって更新しやすい環境も構築しています。
リニューアル後には社内でPDCAを回せる運用体制も作られました。担当者がサイトを更新しながら改善できる環境が、継続的なマーケティング施策を支えています。
出典:LeadGrid|セキュリティと更新性を強化し効率的なSEO施策ができる体制を構築 流入数の2倍増を実現した事例
情報設計とSEOを含めて刷新した三菱商事ロジスティクス株式会社の事例
三菱商事ロジスティクス株式会社では、リブランディングやデザイン刷新に加え、Web活用を進めるための更新性にも課題がありました。
項目 | 内容 |
課題 | 更新時の外注依存、メンテナンス性 |
打ち手 | 情報設計、SEOキーワード設計、LeadGrid導入 |
成果 | 自社更新領域を新設、SEO流入も増加 |
リニューアルでは、企業の強みや信頼性を伝える情報を見直し、お知らせやコラム、サービス紹介を自社で更新できる環境を構築しました。
LeadGridの公式事例では、リニューアル後にSEO流入が増加した事例として紹介されています。デザインだけではなく、情報設計やSEO、更新環境まで含めて刷新した点が特徴です。
出典:LeadGrid|三菱商事ロジスティクス株式会社 コーポレートサイト制作事例
サイトリニューアルに関するよくある質問
サイトリニューアルを検討する企業から挙がりやすい疑問をまとめました。費用やSEO、実施時期などを判断する際の参考にしてください。
サイトリニューアルの費用相場はいくら?
サイトリニューアルの費用は、サイト規模や必要な機能によって大きく異なります。LeadGridの制作事例では、30〜100万円、100〜300万円、300〜800万円、800万円以上の価格帯で事例が掲載されています。
ページ数に加え、CMSやシステム連携、オリジナルデザインなども費用を左右します。価格だけで判断せず、リニューアルの目的から必要な要件を決めて見積もりを取りましょう。
出典:LeadGrid|サイト制作事例|Webサイト制作 / CMS・MAツール|LeadGrid(リードグリッド)
サイトリニューアル後にSEO順位が下がった場合の対処法は?
順位が大きく下がった場合は、301リダイレクト、noindex、canonical、コンテンツ削除などを優先して確認してください。Google Search Consoleでは、主要URLのインデックス状況も調べましょう。
リニューアル前後でURLやコンテンツを比較すると、順位低下につながった変更を探しやすくなります。原因を確認せずにページを大量修正する方法は避けたほうが安全です。
サイトリニューアルの適切な頻度は?
サイトリニューアルの時期は、年数だけではなく、サイトが抱えている課題から判断します。デザインの陳腐化、CMSの使いにくさ、スマートフォン対応、事業内容とのずれなどが検討材料です。
大規模な刷新を待たず、コンテンツや導線は日常的に改善する方法が適しています。
詳しくは「サイトリニューアルの頻度は何年?検討のタイミングや改修との判断基準も解説」と「ホームページリニューアルのタイミングは? メリットや手順を解説!」も参考にしてください。
ドメインは変更したほうがよい?
SEOへの影響を抑えたい場合、明確な理由がなければ既存ドメインを維持する方法が候補になります。
ドメイン変更が必要な場合は、旧URLから新URLへのリダイレクトなど、検索評価を引き継ぐための対応が必要です。CMS変更も伴う場合は、コンテンツやURLの移行計画を事前に作成しましょう。
CMS変更も伴う場合は「CMS移行を成功させよう!タイミングや手順をわかりやすく解説」も参考にしてください。
制作会社を選ぶときに最も重視すべきポイントは?
制作会社を選ぶ際は、サイトリニューアルの実績、SEO移行に関する知見、公開後の支援内容を確認します。BtoBサイトなら、リード獲得やマーケティングまで理解しているかも重要です。
見積金額だけでは、公開後に成果を伸ばせる会社か判断できません。要件定義から公開後の改善まで、必要な範囲を支援できる会社を比較しましょう。
失敗を防いでサイトリニューアルを成果につなげよう
サイトリニューアルでは、目的を明確にしたうえで既存サイトを分析し、SEO評価を引き継ぐ準備を進める必要があります。公開後に成果を測定し、継続的に改善できる運用体制まで設計しておけば、リニューアル後の失敗リスクを抑えやすくなります。
<本記事で解説した内容まとめ>
- 目的とKGI・KPIを制作前に決める
- 既存ページのSEO評価を調査してから移行する
- URL変更時は301リダイレクトなどの移行対応を行う
- 公開後もSEOやコンテンツ、CV導線を改善できる環境を作る
BtoB企業にとって、サイトリニューアルはデザインを新しくするためだけの施策ではありません。見込み顧客との接点を増やし、問い合わせや商談へつなげるための投資として設計する視点が重要です。

LeadGridは、Webサイト制作から公開後の運用までを支援するCMS・マーケティングツールです。Web制作の専門知識が少ない担当者でも更新しやすいCMSを活用し、公開後も社内でコンテンツやサイト改善を進められる環境を構築できます。
サイト運用のためのCMS・CRM・メール配信などをひとつにまとめたオールインワン設計で、固定ページを含め誰でもノーコードで更新可能。
1,500社以上の支援実績をもとにプロが伴走するため、属人化せず「成果につながる運用」が続けられます。
- 支援実績 1,500社以上
- 年間継続率 98.2%(2025年度実績)
- ASPICクラウドアワード 先進技術賞 受賞
サイトリニューアルの進め方やCMS選定に悩んでいる場合は、LeadGridの資料で機能や制作事例を確認してみてください。具体的な課題が決まっている企業は、Webサイト制作や運用について相談する方法もあります。
専門知識不要のCMS・MAツール「LeadGrid」
1,500社以上のサイト制作・マーケティング支援の経験から生まれた、専門知識がなくても簡単に使える国産CMS・マーケティングツールです。上場企業から中小・ベンチャーまで様々な企業にご利用いただいております。
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