CMSの仕組みとは?CMS提供会社がわかりやすく解説
CMSの仕組みとは?CMS提供会社がわかりやすく解説
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CMS導入をご検討中の担当者に向けて、60以上のCMSから32のサービスを厳選し、それらを表で比較した人気の資料をご用意しました。ぜひ社内の比較検討にご活用ください。
「CMSっていろいろあるけど、それぞれ結局どう違うのだろう」
「CMSがそもそもどんな仕組みで動いているのか知りたい」
この記事ではそんな悩みをおもちのWeb担当者に向けて、CMS提供会社であるLeadGrid編集部がCMSの仕組みについて図を用いてわかりやすく解説します。市場で使われているさまざまなCMSを仕組みごとに分類しての比較も行います。
なお、下記資料では 60個以上のサービスから厳選したCMSについて、それぞれの特徴や機能を表でまとめています。コーポレートサイトやオウンドメディア、サービスサイトなど各サイトで適切なCMSがすぐにわかる表になっているため、ぜひご覧ください。
CMSとは?
CMSとは「コンテンツマネジメントシステム」の頭文字を取った、ページの追加・変更などのWebサイトの更新作業を楽にするサービスを指します。
関連記事:CMSとは?導入によるメリットやデメリット、選び方を解説
CMSを使わない場合、ページの追加や更新をするためにはHTMLファイルを作成・変更しサーバーにアップロードしなくてはなりません。専門の業者や部署に依頼する必要があるため、サイトの更新に余計な手間や時間がかかってしまう問題がありました。
▲CMSによってサーバー周りの構成は異なりますが、あくまで一例です
しかし CMSを導入することで、専門の業者や部署といった外部への依頼なしでサイトの更新が可能となります。これは、CMSで文字や画像のデータからHTMLファイルを自動生成できることが理由です。
CMSの仕組みをわかりやすく図解
CMSの仕組みについて、イラストを交えながら解説します。
CMSは、以下の2つの要素でWebページを生成しています。
1. 画像や文字などの「コンテンツ」
2. レイアウト情報や各ページ共通のユニット情報が格納されている「テンプレート」
テンプレートにはスマートフォンでページを開いたときのレイアウト情報や印刷用のレイアウト情報など、様々な情報が入っています。
CMSはこれら2つの要素を、次の2つのステップでWebページとしています。
1. コンテンツをデータベースから抽出
2. テンプレートを適用して、ページの見た目を整える
CMSの種類を仕組みの違いから解説
CMSには大きく次の3種類の分け方があります。
1. ページの生成方法による違い
2. コンテンツの保管場所の違い
3. サーバーの種類による違い
これらの違いをCMSの仕組みの違いから解説します。
ページの生成方法による違い
ページの生成方法の違いによって、CMSの得意なこと、不得意なことが変わります。
1. 静的ページを表示するCMS
2. 動的ページを表示するCMS
2つの生成の仕組み違いや特徴について解説します。
静的ページを表示するCMS
「静的ページ」とは、CMSがあらかじめWebサーバーに保存したHTMLファイルを、ユーザーが閲覧する際にそのまま表示するページを指します。
CMSの管理者は基本的にはCMSサーバーを操作し、コンテンツを登録します。その後CMSサーバーからWebサーバーへ定期的にページ情報(HTMLファイル)が送信され、ユーザーはWebサーバーにアクセスして情報を閲覧します。
静的ページを表示する「静的CMS」の、動的ページを表示する「動的CMS」と比べた際のメリットは次の4つです。
- すでに完成されたページを表示するだけなので、表示速度が速い
- ユーザーは情報が格納されたCMSサーバーにアクセスできないので、セキュリティが高い
- CMSサーバーが落ちても、Webサーバーが生きていればユーザーは問題なくWebサイトにアクセス可能
- ユーザーが増えた際でもCMSサーバーに負担がかからないので、サーバーへの投資費用を抑えやすい
対して静的CMSの動的CMSを比べたデメリットは以下の2つです。
- 1ページでも更新をする際にはWebサーバー全体のページの更新を行うため、処理に時間がかかる
- 会員制サイトなど、ユーザーに合わせた動的なコンテンツを表示するサイトには利用不可能
静的CMSにおける動的なコンテンツの表示については、別のツールを導入することで実現も可能です。しかしサイトの構成が複雑になるうえに、別ツールを入れた部分は動的なコンテンツとなる仕様上、表示速度の低下を招き、静的CMSのメリットが一部失われてしまいます。
動的なコンテンツの表示を考えている場合は、次に紹介する動的CMSを選択しましょう。
動的ページを表示するCMS
「動的ページ」とは、Webサイトのユーザーがページを閲覧する直前に生成されるページをいいます。
動的CMSにはWebサイトの管理者が事前に入れておいたコンテンツと、もともとサイトに設定されたテンプレートをかけ合わせてページを直前に生成される性質があります。また静的CMSと違いCMSサーバーのみの構成です。
動的CMSの静的CMSと比べたメリットは、次の5つです。
- 会員制サイトや広告など、ユーザーに合わせた動的なコンテンツの表示が可能
- ユーザーの行動データによって同一ページでも内容の変更が可能
- 検索機能など、都度ページを生成するコンテンツも実装可能
- 都度Webページを生成する方式のため、ページ更新の際にWebページ全体の更新が不要
- サイト全体の更新が不要なので、サーバーが1つなどの理由で運用がシンプル
対して動的CMSの静的CMSに対するデメリットは以下の3つです。
- 仕組み上、表示速度が遅い
- ユーザーが情報を格納しているCMSサーバーに直接アクセスするため、構造的なセキュリティの弱みがある
- CMSサーバーにユーザーがアクセスするため、アクセス数によってサーバーの増強が必須となる
しかし1と2のデメリットについては「静的CMSと比べた場合」です。速度やセキュリティに関する対策は進んでおり、実際大手企業や公的なサイトにも動的CMSの利用実績もあるため 現実的には問題となりづらいでしょう。
とはいえ、WordPressなどのオープンソースの動的CMSを利用する際は、定期的なセキュリティ状況のチェックは欠かさないようにする必要があります。
コンテンツの保管場所による違い
コンテンツの保管場所によっても、CMSを以下の2つに分けられます。
1. PCアプリケーションタイプ
2. Webアプリケーションタイプ
PCアプリケーションタイプ
PCアプリケーションタイプとは、パソコンにCMSをインストールして、WebサーバーにHTML情報を送信することでWebサイトを更新する方式のCMSです。
パソコンに情報があるので、サーバー内のデータがなくなったとしても復旧が可能なメリットがあります。他の方針ではサーバーのバックアップを定期的に取ることが重要であり、この点はPCアプリケーションタイプの強みといえるでしょう。対してPCアプリケーションタイプのデメリットは、PCにインストールする性質上、複数人での同時編集が困難なことです。
一部ホームページビルダーなどでこの方針が採用されていますが、執筆段階にて採用は少数となっています。
Webアプリケーションタイプ
Webアプリケーションタイプは、サーバーにCMSをインストールして、管理者はWebブラウザを介してCMSを操作する方式のCMSです。
CMS自体はサーバーにあるので複数人での同時アクセスが可能で、動的なコンテンツの配信が可能な点がメリットです。
PCアプリケーションタイプに対して特筆する弱点がないこともあり、 執筆段階では主流のタイプです。
サーバーの種類による違い
サーバーを自社が用意するか、ベンダーが用意するかによってもCMSは分類されます。
オンプレミスorレンタル(自社が用意するサーバー)
Movable Typeやa-blog cmsをはじめとする「パッケージ型」や、WordPressやbaserCMSなどの「オープンソース型」と呼ばれるCMSを利用する場合は、 自社でサーバーを用意する必要があります(CMSによっては制作会社やベンダーのサポートを受けることができます)。
サーバーの調達方法は主に次の2つです。
- 自社(オンプレミス)サーバー
- レンタルサーバー
自社サーバーは開発の自由度の高さがメリットです。用途を限定されることなく、サーバーの拡張なども自由。またサーバーの利用が自社のみとなるので、セキュリティの高さも特徴です。
自社サーバーのデメリットは「費用が高額である」こと。初期投資だけでも数百万円がかかり、また自社でメンテナンスをし続ける必要もあります。自社サーバーにする際は、事前に見積もり出してもらい、採算に合うのかどうかを確認しましょう。
またサーバー会社の運営するサーバーをレンタルする 「 レンタルサーバー」は、サーバーの維持管理が不要で手軽に利用でき、かかる費用も自社サーバーと比べると低いことがメリットです。
ひとことで「レンタルサーバー」といっても、以下のように様々な種類があります。
1. 共用サーバー:他のWebサイトと同じ、ひとつのサーバーを間借りする方針。他のサイトの影響を受けやすいが、最も安価
2. 専用サーバー:1つのサーバーをまるごとレンタルする方針。他のサイトの影響は受けないが共用サーバーと比べると高価
3. VPS:CPUやメモリを仮想的に割り当てられ、独立して使用できるタイプのレンタルサーバー。従量課金制のサービスが多く、アクセス数によっては高価になることも。
どのレンタルサーバーがWebサイトに適しているのか、RFPなどを作成の上、制作会社やベンダーに事前に相談しましょう。
クラウド(ベンダーが用意するサーバー)
弊社開発のCMSであるLeadGridをはじめとする「クラウド型」のCMSを利用する場合は、ベンダー側でサーバーが用意されます。そのため 自社でサーバーを選定し、運用管理する必要がありません。
クラウドサーバーの特徴はベンダーによって異なり一概には言えませんが、たとえばLeadGridを載せるサーバーには次の特徴があります。
1. 負荷に応じて自動で転送量を変更するオートスケール対応
2. 改ざん検知やWAF、SSLの常時対応などのセキュリティ対策済
3. CDNやキャッシュプログラムなど、コンテンツの高速表示対策が利用可能
さまざまなCMSを仕組みで比較
ここまでさまざまなCMSの種類について解説しました。しかし重要な点は「CMSがどの種類に当てはまるのか、それによって得られる効果はなにか」ですよね。
そこで、ここでは実際のCMSが仕組み上どの種類になるのかについて解説します。
なお、下記資料ではより詳しくCMSを比較しています。60個以上あるサービスから厳選したCMSについて、 CMSごとの得意、不得意、特徴をまとめているので、あわせてご覧ください。
LeadGrid
LeadGridは、リード獲得に特化したCMSです。
関連記事:リード獲得とは? 12のリード獲得方法や効率的に増やすポイント解説
顧客管理機能やフォーム作成、ホワイトペーパー管理、MAツール連携などリード獲得に必要な機能を多数搭載しています。デザインの自由度も評価されているため、 Webサイトのデザイン性とマーケティング機能の両立を実現できるでしょう。
LeadGridのCMSタイプについては、以下のとおりです。
・ページの生成方法:動的
・コンテンツの保管:Webアプリケーションタイプ
・サーバーの種類:クラウド
LeadGridは動的コンテンツを配信するので、さまざまなタイプのWebサイトに汎用的に利用ができます。またWebアプリケーションタイプなので、複数人での同時アクセスも可能。クラウド型なので、サーバーの選定や維持管理などのわずらわしさもありません。
CMSのセキュリティや機能追加などのアップデートも自動で適用されます。
下記資料では詳しくLeadGridについて解説しています。あわせてご覧ください。
なお、今なら 無料デモを提供中です。「まずは使ってみてから、今後の利用を検討したい……」という方は、 14日間の無料デモをお試しください。
a-blog cms
a-blog cmsは700社以上の企業に採用されている国産CMSです。
プランが多数あり、小規模サイトから大規模サイトまで幅広く対応できる点が魅力的。エンタープライズにうれしい承認機能もあり、効率的なWebサイト運営をめざす企業にも向いています。
a-blog cmsのCMSタイプは以下のとおりです。
・ページの生成方法:動的
・コンテンツの保管:Webアプリケーションタイプ
・サーバーの種類:オンプレミスorレンタル
サーバーはオンプレミスorレンタルなので、想定されるWebサイトの使い方に合ったサーバーを選定しましょう。
Movable Type
Movable Typeは 国内5万サイト以上の導入実績がある老舗CMSです。セキュリティ対策を強化しており、国内の大企業や大学の利用率が高い点も特徴的。サポートも充実しているため安全性を重視する企業におすすめです。
Movable TypeのCMSタイプは以下のとおりです。
・ページの生成方法:静的
・コンテンツの保管:Webアプリケーションタイプ
・サーバーの種類:オンプレミスorレンタルorクラウド
Movable Typeは静的コンテンツを配信するので、利用範囲は制限されやすいものの高速な表示が可能です。さらに、オンプレミスやレンタルといったサーバーインストール型だけではなく、クラウド型も提供しています。手軽にCMSを導入したいケースから、予算をかけてサーバーから作り込みたいケースまで、幅広い対応ラインナップが魅力です。
SITEMANAGE
SITEMANAGEは直感的な操作が可能な商用CMSです。
専門知識不要で誰でもサイト管理を行えるうえに、 必要な機能をプラグインとして選択できます。使わない機能に発生する費用を抑えられるため、開発コストを抑えたい企業におすすめです。
SITEMANAGEのCMSタイプは以下のとおりです。
・ページの生成方法:動的(静的配信可能)
・コンテンツの保管:Webアプリケーションタイプ
・サーバーの種類:オンプレミスorレンタル
SITEMANAGEは動的CMSながら、静的コンテンツの配信にも対応しています。サイトの性質を考えた上で、表示が高速な静的なサイトも製作可能です。
WordPress
世界中のWebサイトの43%がWordPressで制作されています。世界でもっとも利用されているCMSといえるでしょう。 WordPressは対応可能な制作会社が多く、拡張性が高いのがポイント。
WordPressのCMSタイプは以下のとおりです。
・ページの生成方法:動的
・コンテンツの保管:Webアプリケーションタイプ
・サーバーの種類:オンプレミスorレンタル
WordPressは動的コンテンツを配信します。プラグインにより静的サイトの生成も可能ですが、制作会社に対応の可否をあらかじめ問い合わせる必要があります。
なお、無料で利用できることが魅力のWordPressですが、セキュリティ面に不安があるなどデメリットもあります。下記資料では、WordPressの得意・不得意を詳しくまとめているので、あわせてご覧ください。
CMSごとの機能も重要
CMSの仕組みや、ページの精製方法やコンテンツの他場所、サーバーの種類によってCMSが分類されることを解説しました。制作予定のWebサイトの種類や、求める条件によってCMSを選びましょう。
ただ CMS選びで本当に重要なことは「Webサイトの求める機能がCMSに備わっているか」です。内部の仕組みも重要ですが、CMSの開発が進んだ結果、表示速度やセキュリティの面では大差がなくなってきています。
機能面に着目して、Webサイトの目的を達成できそうか検討するようにしましょう。
Webサイトを通じてリード獲得を目指すなら、CMSはLeadGridがおすすめです。
LeadGridはWebサイトを通じて得たリードを一括管理できるほか、リードの獲得経路を分析できるため各リードに対して適切な営業施策を走らせることができます。
またWeb制作・運用の初心者でも安心の設計です。ページは見たまま編集でき、ダウンロードフォームの編集や写真の追加はドラッグ&ドロップで完結します。
すでに100社以上の企業で導入されており、リード獲得が必要なコーポレートサイトやオウンドメディア、サービスサイト、採用サイトなどで活用されています。
▼下記資料では、LeadGridの制作事例を詳しく紹介しています。LeadGridの活用方法を、具体的にイメージしたい方はぜひご覧ください。
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LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。
Interview
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