ホームページ制作会社の選び方のコツ11選!比較ポイントや注意点を解説
ホームページ制作会社の選び方のコツ11選!比較ポイントや注意点を解説
「ホームページ制作会社の選び方や選ぶ基準を知りたい」
「ホームページを作りたいが、制作会社が多すぎて違いがわからない」
このように悩む経営者やWeb担当者は多く、業者選びはホームページ制作の最初の壁となっています。しかし、選び方がわからないからと単に安い制作会社を選んでしまうと、自社の意図とは違うホームページが納品される場合も……。
そこでこの記事では、ホームページ制作会社の選び方を10のポイントに分けて解説します。ホームページ制作を外注するときの注意点も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、下記資料ではホームページ制作会社への発注で役立つRFP(提案依頼書)の書き方を解説しています。発注を円滑に行い、希望のサイトを納品してもらうための方法を詳しく解説してるため、ぜひ参考にしてください。
ホームページ制作会社を選ぶ前に行うべき5つのこと
どれだけ優れた制作会社に依頼しても、依頼側の準備が不十分であれば納得できるホームページは完成しません。制作会社を選ぶ前には、事前準備として次の5つを行いましょう。
ホームページの目的とターゲットを設定する
アピールポイントと強みを明確にする
納期・予算を明確にする
依頼する範囲を決めておく
参考サイトをリストアップする
RFP(提案依頼書)を作成する
1. ホームページの目的とターゲットを設定する
ホームページの目的とターゲットを設定することは、サイトのクオリティや成果を上げることにつながります。ホームページを作って何を達成したいのかを明確にしましょう。
■ホームページ制作の目的の一例
Webからの集客を増やしたい
ブランド力を強化したい
採用ページを作って人材を集めたい
ECサイトとして活用したい
たとえば同じコーポレートサイトでも、商品・サービスの見せ方にこだわりたい場合と求人に力を入れたい場合では見せ方が変わります。目的を明確にすれば、サイトの方向性やデザインの大枠も決定できるでしょう。
そして、ターゲットの設定も重要です。BtoBなら企業担当者、BtoCなら一般の消費者がターゲットとなりますが、これだけでは不十分。「20代女性」「独身」「一人暮らし」「趣味は○○」……というように細かくペルソナ設定を行い、カスタマージャーニーマップを作成することがスムーズなサイト制作のコツです。
■関連記事
BtoBカスタマージャーニーとは? メリットや作成方法を詳しく解説
なお、下記資料ではペルソナの設計方法を詳しく解説しています。100万PV以上を記録するメディアを運営している当社のペルソナ設計ノウハウを全て詰め込んだ資料となっているため、ぜひ参考にしてください。
2. アピールポイントと強みを明確にする
ホームページを通してアピールしたいポイントを明確にしましょう。
ホームページ制作会社はWeb制作に関する知見はありますが、自社の商品やサービスについて深く知っているわけではありません。自社の商材にもっとも詳しいのは社内のスタッフであり、積極的に制作会社に伝えることで提案の質が高まります。
またアピールポイントが明確になれば、ホームページの方向性も定まります。依頼前に社内で整理しておくとよいでしょう。
3. 納期・予算を明確にする
ホームページ制作会社としては納期・予算は明確に伝えてほしいポイントです。
「なるべく早くほしい」「いつでもいい」など曖昧な希望ではなく、「○月末までに納品してほしい」「サイト開設日を○月○日にしたい」と具体的に伝えましょう。
納期は余裕をもって設定することで、より円滑にプロジェクトを進められます。
予算に関しては上限金額を伝えたうえで最適な提案をしてもらう方法をおすすめします。
「大体の相場で決めたい」という方もいらっしゃいますが、ホームページの相場は100~600万円と幅が広く、相場から予算を決めるのは難しいでしょう。そのため、予算の範囲内でできることを提案してもらう方法が得策と言えます。
■関連記事
Webサイト制作の見積もりで気をつけるべき点は? 費用の内訳項目も
4. 依頼する範囲を決めておく
ホームページ制作会社は、サイト制作だけでなく公開後の運用代行も行ってくれます。
「運用は自社・制作会社どちらで行うか」「運用代行はどの業務まで任せるか」など、事前に依頼範囲を決めておきましょう。
制作会社に運用まで依頼すると当然月々の支払額は高くなります。トータルの支払額を算出してもらい、予算に合わない場合は運用業務の一部を自社で賄うなど調整を行いましょう。
5. 参考サイトをリストアップする
ホームページ制作会社を選ぶ前に、参考にしたいホームページをリストアップしましょう。
完成後のイメージを具体的に伝えることで、よりイメージに近いホームページを制作してもらいやすくなります。
ホームページ制作会社と双方がイメージを共有できなければ、失敗につながる可能性もあるでしょう。
また、他社のホームページを確認することで、どんなページが必要かが分かるのでページの不足や漏れを防ぐことができます。
5. RFP(提案依頼書)を作成する
ホームページ制作をスムーズかつ失敗なく進めるには、「RFP(提案依頼書)」を作成することをおすすめします。
RFPとはホームページ制作に関する要望をまとめた資料で、制作会社に提出することでサイトの方向性や目的を正確に伝えられます。RFPに記載する内容に決まりはありませんが、下記12項目を盛り込むと内容の充実したRFPになるでしょう。
背景
目的
方針(開発言語、開発環境、開発体制等)
予算
スケジュール
提案依頼範囲
ターゲット
サイトの内容
発注範囲
制作期間における希望
体制
競合
下記資料では、詳しくRFPの作り方を解説しています。それぞれの項目について記載例も含めて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【スキル別】ホームページ制作会社の種類3つ
ホームページ制作会社にどんな種類があるかも知っておくといいでしょう。
まずは、スキル別の種類について解説します。
1. デザインに強みがある制作会社
デザインに強みがある制作会社は、トレンドを取り入れた技術や表現力に長けており、ブランドイメージを上手く表現してもらえることが期待できるでしょう。
サイト訪問者の目を惹くようなアニメーションや動きを多く取り入れたホームページを制作することができます。
自社の魅せかたやデザインにこだわりがある場合や、ブランディングを図りたいという場合におすすめです。
2. システムや機能性に強みがある制作会社
システムや機能性に強みがある制作会社は、エンジニアによる対応が主体です。
システム開発といっても、CMSやECシステムなど会社によって得意分野は異なるので、会社選びの際はその点も確認しておくといいでしょう。
ただし、システム開発の実績が少ない場合は、セキュリティ面や要件定義に不安が残る場合があるので注意が必要です。
自社のオリジナルシステムを構築したい場合や、他サービスや基幹システムとの連携が想定される場合に向いています。
3. 総合的にバランスが取れている制作会社
デザインやシステム面において総合的なバランスが良い制作会社もあります。
ホームページ制作では、サイト設計やデザイン、コーディング、SEO、運用保守などさまざまな点に考慮する必要があります。
これらのクオリティが総合的に高い制作会社は、デジタルマーケティングなどに強く、多様な制作を依頼しやすいでしょう。
【組織体制別】ホームページ制作会社の種類2つ
ここからは、組織体制別のホームページ制作会社の種類を見ていきましょう。
すべて内製化している制作会社
業務の一部を外注している制作会社
1. すべて内製化している制作会社
1つ目は、デザインからシステム開発まで内製している制作会社です。
社内のディレクター、デザイン、エンジニアが制作を担当しているので、制作スタッフ間での連携が取りやすい環境であることが想定できます。
スタッフ間のコミュニケーションも円滑なので、スピード感を持って対応してもらいやすく、サポート体制が整っている会社が多いでしょう。
外部に情報を出さないため、セキュリティ面においてもリスクが低減できます。
2. 業務の一部を外注している制作会社
システム開発のみを内製している、デザインのみ内製しているなど、業務の一部を外注化している制作会社もあります。
この場合は、自社で制作できない範囲は外部に委託するので、外注しているパートナーの技術やスキルによってクオリティが左右されます。
専門分野に特化しているパートナーに委託している場合は、クオリティの高い納品物が上がってくることが期待できるでしょう。
外部委託にあたって、セキュリティ面の対策について十分確認することが大切です。
ホームページ制作会社の選び方のポイント11個
ホームページ制作会社の選び方を10のポイントに分けて紹介します。
得意分野が制作して欲しい分野と一致しているか
打ち合わせは対面やWeb会議で行えるか
コミュニケーションが取りやすいか
双方向でコミュニケーションできるツールを利用しているか
発注側が進行を確認できるツールを利用しているか
見積書・提案書はわかりやすいか
同業他社の実績はあるか
サイト公開後のフォローも行ってくれるか
運用保守も対応してくれるか
Web集客やSEOに対しての知見はあるか
制作会社のホームページはわかりやすいか
1. 得意分野が制作して欲しい分野と一致しているか
ホームページ制作会社を選ぶ際は、制作会社の得意分野が制作して欲しい分野と一致しているか確認しましょう。
制作会社には次のように得意分野が存在するため、自社の目的に合わせて最適な会社に制作依頼をしましょう。
得意分野 | 向いている企業 |
デザインが得意な制作会社 | 他社との差別化を図りたい、会社のイメージを大切にしたい企業 |
システム開発が得意な制作会社 | ECサイト開発やWebアプリケーション開発、CMS構築などを想定している企業 |
マーケティングが得意な制作会社 | ホームページを活用したWebマーケティングを行いたい企業 |
制作会社の得意分野は制作実績から確認できます。各社の制作実績を比較し、自社の希望に合う会社を選びましょう。
2. 打ち合わせは対面やWeb会議で行えるか
制作会社の打ち合わせの形式を確認しましょう。会社によってはメール・電話などの非対面形式でしか打ち合わせを行っていない場合もあります。
近年ではWeb会議ツールの性能も高まっており、非対面でもホームページ制作を進めることは可能です。
しかし、「非対面の打ち合わせしか対応してくれない」「打ち合わせ回数に制限がある」など、明らかに打ち合わせの経費を削減している会社には要注意。
ホームページ制作はオーダーメイドで行われるため、制作前のヒアリングによってクオリティが大きく左右します。打ち合わせの経費を削減する会社ではヒアリングが十分に行われない可能性があり、最悪の場合自社のイメージに合わないサイトが納品されることも……。
打ち合わせは対面もしくはWeb会議ツールで行い、こちらの要望をきちんとくみ取ってくれる制作会社を選びましょう。
3. コミュニケーションが取りやすいか
ホームページ制作ではサイトの方向性の共有や細かいデザインの修正など、依頼主と制作会社の間で何度もやりとりが行われます。
担当者のコミュニケーション能力に問題がある場合、自社の思いがホームページに反映されない可能性も……。
意思疎通がスムーズにできることはもちろん、レスポンスが速い担当者だと緊急時の対応も安心して任せられます。
4. 双方向でコミュニケーションできるツールを利用しているか
ホームページ制作では、発注側の担当者と制作会社との連携が不可欠です。双方向でコミュニケーションできるツールを利用している制作会社なら、密に連絡を取り合うことができるでしょう。
連絡がメールや電話のみの制作会社だと、急ぎの修正や仕様変更に対応してもらいにくかったり、発注側の意図が伝わりにくかったりと不都合が生じます。
自社が使用しているチャットツールやビデオ通話ツールを利用できるかを事前に確認しておけば、制作開始後のコミュニケーションも安心して行えます。
5. 発注側が進行を確認できるツールを利用しているか
ホームページ制作の現場はチームで進行しているため、スケジュール通りに納品するにはプロジェクト管理が重要となります。
制作会社が発注者も閲覧できる管理ツールを導入していれば進捗を都度確認できるため、発注側としても安心です。
さらにツールによって対応項目が可視化されていれば、言った言わないのトラブルも未然に防げます。管理ツールの導入は発注者・制作会社の両者にとってメリットが大きいため、制作が進行する前に確認しておきたいポイントです。
6. 見積書・提案書の内容はわかりやすいか
ホームページ制作会社から提示された見積書・提案書のわかりやすさも判断材料になります。
それぞれのチェックポイントは以下の通りです。
見積書 |
|
提案書 |
|
特に提案書はサイトの出来にかかわる非常に重要な資料です。ホームページ制作の目的や自社の課題が提案書に落とし込まれているかしっかり確認しましょう。
7. 同業他社の制作実績はあるか
制作会社に同業他社の制作実績があると、業界のルールやターゲットのニーズを細かく説明する必要がなくスムーズに制作に移行できます。
たとえば化粧品や健康食品、健康器具などを扱う会社のホームページを制作する場合、制作会社は薬機法について理解している必要があるでしょう。
薬機法とは正式名称を「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」といい、医薬品や医療機器に関する不適切な広告を規制しています。
もし制作会社が薬機法を理解していない場合、制作したホームページが薬機法に違反しているとして罰金や処罰を与えられるおそれも。同業他社の制作実績がある場合、広告の規制が多い業界でも安心して任せられる証拠となります。
8. サイト公開後のフォローも行ってくれるか
ホームページ制作はサイトを公開したら終わりではなく、公開後の運用もとても重要です。制作会社で運用フォローを行っているか、また運用の実績があるかを確認しましょう。
「運用は自社で行ってコストを削減したい」と考える担当者の方もいらっしゃいますが、ホームページ運用は思ったより時間がかかり、また思ったような効果がなかなかでないものです。
Webでの集客を目指すのなら、ホームページの更新やドメイン・サーバーの管理に加えて下記の施策の検討が必要です。
ランディングページ施策
運用型広告
コンテンツSEO
リード獲得コンテンツ制作
メールマガジン/リードナーチャリング施策
自社にWebマーケティングの知識がある人員が在籍しているならまだしも、そうでない場合は運用代行を利用するほうがはるかに効率的と言えます。
9. 担当者にWeb集客やSEOの知見はあるか
ホームページを活用して本格的にWeb集客を行いたいと考えている場合、担当者にWebマーケティングやSEOの知見があるかも確認したいところ。
Web集客に強いサイトを作るには、ホームページ制作の段階からディレクトリ構造やサイト表示スピードなどの内部SEO設計を施す必要があります。担当者にマーケティングの知識がなければWeb集客に最適なサイト構築ができないうえに、公開後に実践的なアドバイスを受けることも難しいでしょう。
依頼前は実績を尋ねるだけでなく、SEOなら実際に上位表示しているキーワードやそのボリュームまで細かく確認することをおすすめします。
なお、Web集客については外部頼りになるのではなく、どのような考えで運用していくのか知っておくべきです。後々の内製化や依頼時の効果的な提案に役立つので、ぜひ下記資料を参考に集客ノウハウを取り入れてください。
9. 運用保守も対応してくれるか
ホームページは制作後に公開したら終わりではありません。公開後には、次のような運用保守の作業が必要不可欠です。
障害が発生しないようにシステムを監視する
障害の原因究明や復旧を行う
ホームページの訪問者のアクセスを解析する
SEO対策やコンテンツ制作を行う
テキストや画像などのデータを更新する
ホームページの制作を依頼した会社にそのまま依頼すればスムーズに対応してもらえるでしょう。依頼前に運用・保守について確認するのがおすすめです。
10. 制作会社のホームページはわかりやすいか
制作会社のホームページが魅力的でわかりやすいサイトであるかも重要な選定基準です。どれだけ「集客に強い」「実績が豊富」と謳っていても、自社のサイトのデザインが古かったり、コンテンツの配置がわかりにくかったりすると信頼性に欠けるからです。
制作会社のホームページはいわばポートフォリオ。見た目のきれいさも重要ですが、ユーザビリティを考えて構築されているかを確認しましょう。
知りたい情報をすぐに見つけられるか
専門用語ではなく誰にでもわかる言葉が使われているか
コピーは適切で魅力的か
実際にホームページを訪れたとき、発注したいと思えたなら魅力的なサイトと言えるでしょう。なお掲載されている制作事例が少ない場合も制作会社のホームページが判断材料となります。
ホームページ作成を制作会社に依頼する際の注意点5つ
ホームページ作成を外注する際は以下の5つの注意点を押さえておきましょう。
価格を重視しすぎない
デザインだけで選ばない
必要以上のシステムを構築しない
複数のホームページ制作会社を比較検討する
やり取りの記録を残す
1. 価格を重視しすぎない
ホームページ制作では、価格を重視しすぎないようにしましょう。
ホームページ制作会社には格安を謳う業者もありますが、料金が極端に安い業者への依頼はリスクが伴います。
格安ホームページは基本的にオリジナルデザインではなくデザインテンプレートを使用しており、内部構造が弱い傾向にあります。また、格安業者のなかには初期費用がかからないと宣伝しながら途中解約のできないリース契約を結ばせる悪徳業者も。
安いホームページが必ずしも悪いわけではありませんが、安すぎる制作費を提示する会社は避けたほうが賢明です。
関連記事:格安ホームページ制作の裏側を解説|サービスの仕組みと落とし穴
関連記事:ホームページのリース契約に注意|詐欺の手口と契約解除の方法
2. デザインだけで選ばない
ホームページ制作会社はデザインだけで選ぶと後悔するかもしれません。なぜなら、ホームページのデザインは集客力に直結しないからです。ホームページはデザイン以上に、テキストコンテンツや内部のシステム、ユーザーの使い勝手が重要なのです。
デザインがかっこいいからとホームページ制作会社を選ぶと、せっかくホームページを作っても「使いにくい」「検索順位が上がらない」といったことが起きてしまいます。それではホームページ制作の目的を達成できないため、制作会社を選ぶ際はデザイン以外の部分にも目を向けるべきです。
制作事例のなかで気になるサイトがあれば「このサイトで(デザイン以外で)工夫した点はどこですか?」「このサイトの運用はどのようにされていますか?」と聞いてみると、制作会社の力量を判断できるでしょう。
3. 必要以上のシステムを構築しない
ホームページを制作する際、必要以上のシステムを構築しないよう注意しましょう。
「のちに使うかもしれないし……」と不要なシステムを構築してしまうと、ホームページが重くなり表示速度が低下する要因にもなります。ホームページの表示速度が遅いとSEOで良い評価を受けられないため、まずは使う機能だけを構築し、必要になったら機能を追加することをおすすめします。
またホームページにどんなシステムを構築するかは、事前にしっかりと定義するべきです。公開後に「あの機能が足りなかった」と悩まないよう、要件定義は慎重に行いましょう。
ホームページの要件定義については下記の記事でも解説しています。
関連記事:Webサイト制作に必要な「要件定義」とは?必要項目や進め方についても
4. 複数のホームページ制作会社を比較検討する
制作会社を選ぶときは複数の会社を比較検討しましょう。
ホームページ制作は会社によって対応範囲や費用にかなり差があり、A社では予算オーバーで実現できなかったことが、B社では予算内で実現できた……ということも十分に起こり得ます。
制作費だけでなく、クライアントの課題解決へのアプローチも各社で異なります。複数の制作会社から提案を受けることで課題の最適な解決方法が見つかり、よりよいホームページを制作できるでしょう。
関連記事: 【強み、制作サイト別】おすすめWeb制作会社24選|選び方や相場も
5. やり取りの記録を残す
ホームページ制作会社に制作を依頼する際、やりとりの記録を残すようにしましょう。
ホームページ制作では、デザインや仕様の変更、修正などを制作会社に依頼することが多くあります。その際に電話やビデオ通話などの口頭で依頼してしまうと「変更が反映されていない」「意図と違う修正をされた」などのトラブルが起こってしまいます。
言った・言わないを避けるためにも、やりとりの記録はテキストで残すようにしましょう。
ホームページ制作会社の依頼時に確認すべきポイント
ホームページ制作会社に依頼する際は、次の2点も合わせて確認しましょう。
納品物の取り扱い方法
ホームページの納品物や納品方法は、制作会社によって異なります。
納品物は、PhotoShopやIllustratorなどのPSDデータや、制作会社が独自に開発したデータなどが挙げられます。
納品方法としては、制作会社がデータをサーバーにアップロードして納品する形と、DVD-Rなどにデータを記録して納品する形が主です。
システムの運用に影響が生じる場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
公開後のランニングコスト
前述の通り、ホームページ公開はあくまでもスタートとなり、公開後には運用保守のためのランニングコストが必要になります。
ランニングコストと言っても、最低限の運用保守から情報発信、アクセスを増やす施策など、求める範囲は企業によってさまざまです。
あらかじめ維持費についての見積もりを取り、自社で賄える業務はあるか、どの部分を制作会社に依頼するかを話し合いましょう。
たとえば、費用を抑えつつ円滑にサイトを運営するためにも、簡易的なサイト更新は自社で行えるようにするのがおすすめです。
ホームページ制作のコンペには失敗のリスクがある
ホームページ制作会社を選定するにあたって、コンペを実施するか決めかねているという方も多くいるでしょう。
ホームページ制作会社のコンペは、複数の業者からの提案を受けて吟味できるため、不安を払拭しつつ社内の合意を得たうえで会社を決められるのがメリットです。
一方で、綿密なRFP(提案依頼書)を作成したり、開催のためには時間や労力がかかります。また、優秀なホームページ制作会社ほど撤退しやすい傾向にあることも認識しておきましょう。
ホームページ制作は自社でやる選択肢も
制作会社を選ぶ際にもっとも重要なのは、その会社が自社のホームページ制作の目的や用途に合ったサイトを作れるか判断することです。今回解説した10のポイントを軸に、自社の課題を解決し要望を叶えられる制作会社を選定しましょう。
得意分野が制作して欲しい分野と一致しているか
打ち合わせは対面か
コミュニケーションが取りやすいか
双方向でコミュニケーションできるツールを利用しているか
発注側が進行を確認できるツールを利用しているか
見積書・提案書はわかりやすいか
同業他社の実績はあるか
サイト公開後のフォローも行ってくれるか
Web集客やSEOに対しての知見はあるか
制作会社のホームページはわかりやすいか
なお、ホームページ制作は全て依頼するのではなく、自社である程度内製化してしまう方法もあります。
自社での内製化を検討しているなら、CMSはLeadGridがおすすめです。
LeadGridはリード獲得に特化したCMSで、ホームページを通じて得たリードを一括管理できます。リード獲得経路の分析も可能なため、各リードごとに適切な営業施策を走らせることも可能です。
さらにホームページ制作・運用の初心者でも安心の設計となっています。コーディングの知識がなくてもページを見たまま編集でき、ダウンロードフォームの編集や写真の追加もドラッグ&ドロップで行えます。
ホームページ制作を請け負い、その後の運用については内製化支援も可能で、すでに100社以上の企業がLeadGridを活用しています。
▼下記資料は、LeadGridの制作事例集です。LeadGridの活用方法を具体的にイメージしたい方は、ぜひご覧ください。
今なら無料デモを提供中です。「まずは使ってから、今後の利用を検討したい……」という方は、ぜひ14日間の無料デモをお試しください。
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