弁護士・法律事務所におすすめのSEO対策8つ|取り組むメリットも解説|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

弁護士・法律事務所におすすめのSEO対策8つ|取り組むメリットも解説

目次

弁護士・法律事務所にとって、検索エンジンからのWebサイト流入は重要な集客経路の1つです。

しかし、ただ事務所のWebサイトを用意しただけでは十分な集客効果は得られません。SEO対策(Search Engine Optimization)によって、検索画面での露出を高める必要があります。

本記事では、弁護士・法律事務所がSEO対策に取り組むメリットと、おすすめのSEO対策を8つ紹介します。SEO対策をはじめる前に必要な準備についても解説しますので、ぜひご一読ください。

また「そもそもWebサイトがない」「集客効果が高いサイトへリニューアルしたい」といった場合は、下記の記事も参考にしてください。

関連記事:弁護士のホームページ制作が得意な制作会社9選|事例から制作ポイント

SEO対策とは?簡単に解説

SEO対策とは、検索エンジン(とくにGoogle)において、あるキーワードで検索したときにWebサイトを上位表示させる取り組みを指します。

たとえば東京で弁護士を探している人は、検索エンジンで「弁護士 東京」などのキーワードで検索するはずです。SEO対策によって事務所のWebサイトを検索上位に表示できれば、依頼者の目に止まりやすくなり、事務所の集客につながります。

SEOの詳細は下記の記事をご覧ください。

関連記事:SEOとは何か? メリットやすぐにできる対策方法を初心者向けにわかりやすく解説!

弁護士・法律事務所がSEO対策に取り組むメリット

弁護士・法律事務所がSEO対策に取り組むメリットは以下の3つがあげられます。

  • 見込み客と接触しやすい
  • 長期的な費用対効果が高い
  • 大手事務所に対抗できる

見込み客と接触しやすい

SEO対策はWeb集客方法の1つであり、Webサイトを利用して弁護士を探している人(見込み客)との接触を増やす取り組みです。

2019年に公開された弁護士ドットコムの調査によると、弁護士を探している人のうちの40.2%が「インターネットで検索して探す」と回答しています。

依頼者が検索しそうなキーワードで上位表示を実現できれば、 検索エンジンからWebサイトへの流入数が増加し、有力な集客経路にできるのです。

長期的な費用対効果が高い

Googleをはじめとする検索エンジンは、独自のランキングシステムによってWebコンテンツを評価・順位付けします。SEO対策によってWebサイトが検索1位になったとしても、検索エンジン側に費用を支払う必要はありません。

つまり SEO対策でWebサイトが検索上位を取れば、数ヶ月〜数年スパンで無料集客が可能なのです。

コンテンツ制作費やメンテナンス費はかかるものの、継続して広告費用がかかるWeb広告などと比べると、SEO対策は長期的な費用対効果が高い集客方法と言えるでしょう。

大手事務所に対抗できる

大手事務所のように大々的な広告を打てる予算がなくても、SEO対策なら対抗できます。なぜならば、Googleをはじめとする検索エンジンは「ユーザーの検索体験」を最優先して検索順位を決定するためです。

たとえば「札幌市 弁護士」と検索した場合、札幌にない弁護士・法律事務所はいくら大手事務所でも表示されません。

エリアやサービスなど大手と差別化できる領域を戦略的に攻めることで、十分に集客が狙えます

弁護士・法律事務所におすすめのSEO対策8つ

ここから、とくに弁護士・法律事務所におすすめのSEO対策を8つ紹介します。

  1. titleタグを最適化する
  2. descriptionタグを最適化する
  3. 分野ごとにページをまとめる
  4. 所属弁護士の経歴・実績を公開する
  5. E-E-A-Tを意識したコンテンツを制作する
  6. MEO対策を実施する
  7. 業界の最新情報を載せる
  8. 良質な被リンク(バックリンク)を獲得する

1. titleタグを最適化する

まずはWebサイトのtitleタグを最適化しましょう。titleタグはHTMLタグの1つで、ページタイトルを設定する役割があります。

設定したタイトルは検索画面で下図のように表示されます。

法律事務所の名称をそのままタイトルに設定するのではなく、 SEO対策で狙いたいキーワードをタイトルに含めることが重要です。たとえば事務所名が「◯◯法律事務所」なら、トップページのタイトルは「◯◯法律事務所|(地域名)で離婚に強い弁護士」のようになるでしょう。

競合との差別化のため、地域名やサービス内容など複数のキーワードを組み合わせて設定するのがおすすめです。ただし、設定するキーワードはWebサイトの内容に沿ったものを選んでください。タイトルとページの中身が合致していないとSEO対策にはなりません。

キーワード選定で悩む場合は、以下の方法で考えてみると良いでしょう。

  • 競合事務所のWebサイトのHTMLを表示し、<title> </title>で囲まれた部分を探して参考にする
  • ラッコキーワード」のサジェストキーワードなどで需要のありそうな検索キーワードを探す

2. meta descriptionタグを最適化する

meta descriptionタグの最適化も行いましょう。meta descriptionタグは、ページの概要を検索ユーザーとクローラー(検索エンジンが巡回させている情報収集プログラム)に伝える役割があるHTMLタグです。

設定したページ概要は検索画面で下図のように表示されます。

meta descriptionタグでは、タイトルに入らなかった関連キーワードを含めるのがおすすめです。meta descriptionタグに直接的なSEO効果はありませんが、 ページの詳細をわかりやすく表示することでクリック率を上がり、間接的にSEOへの良い影響が期待できます。

ただし、タイトルタグと同様に、meta descriptionタグもページ内容に沿ったものを入れましょう。概要と実際のページ内容に相違があると、クローラーも検索ユーザーも混乱して逆効果になる恐れがあります。

3. 分野ごとにページをまとめる

Webサイトで複数の専門分野を扱う場合は、分野ごとにページをまとめましょう。たとえば離婚と遺産相続の2分野でWeb集客したい場合、以下のように関連するページをまとめます。

  

第1階層

第2階層

第3階層

トップページ

サブページ「離婚」

  • 離婚関係の解決事例ページ
  • 財産分与の解説記事
  • 慰謝料の解説記事

サブページ「遺産相続」

  • 遺産相続手続きの解説記事
  • 遺産分割の解説記事
  • 遺留分の解説記事

分野ごとにページをまとめることで、検索ユーザーが求める情報へ到達しやすくなります。また クローラーもWebサイトの専門性を把握しやすくなり、SEOにも効果的です。

関連するページ同士は内部リンクでつなぎ、Webサイトの回遊性を高めるとなお良いでしょう。内部リンクの設定については下記の記事をご覧ください。

関連記事:内部リンクはSEOに必要?リンクの貼り方や注意点についても

4. 所属弁護士の経歴・実績を公開する

弁護士・法律事務所のWebサイトはYMYLに属します。よって 所属弁護士の経歴や実績を詳しく掲載し、Webサイトの信頼性と権威性を示すとSEOで有利です。

YMYLは「Your Money Your Life」の略で、Googleの検索品質評価ガイドラインにて「人々の健康、経済的安定、安全、または社会の福祉や幸福に重大な影響を与える可能性がある」とされるジャンルを指します。

法律に関する情報は、それを閲覧した人の人生を大きく左右する恐れがあるものです。誤った知識の拡散を防ぐため、GoogleはWebサイトが信頼できるか厳しくチェックします。したがって、運営者の詳細不明なWebサイトよりも、弁護士が情報発信を行っているとわかるWebサイトのほうが評価されやすくなるのです。

また弁護士ドットコムの調査でも、多くの人が相談前にWebサイトで弁護士情報を確認すると回答しています。見込み客に安心感を与える意味でも、弁護士のプロフィール公開はしたほうが良いでしょう。    

5. E-E-A-Tを意識したコンテンツを制作する

Googleの検索品質評価ガイドラインにて、GoogleはE-E-A-Tという指標を重視していると明記しています。よって、Webサイトに掲載するコンテンツでもE-E-A-Tを意識する必要があります。

E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativenes(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の4つの頭文字を取った用語です。

  • Experience(経験):コンテンツに制作者の実体験や経験が含まれているか
  • Expertise(専門性):コンテンツ制作者はその分野に精通した専門知識やスキルを有しているか
  • Authoritativenes(権威性):コンテンツ制作者やWebサイトがその業界の情報源として評価されているか
  • Trustworthiness(信頼性):Webサイトの発信者が信頼できるか

弁護士・法律事務所のWebサイトでは、たとえば 以下のようなコーナーがE-E-A-Tを意識したコンテンツとして挙げられるでしょう。

  • 取り扱い分野に関連した専門用語の解説
  • 法律に関する疑問に弁護士が答えるQ&Aコーナー
  • 専門分野に関するブログ記事

関連記事:E-E-A-Tとは?E-A-Tからの変更点や対策についても

6. MEO対策を実施する

MEO対策とは、Googleマップやyahoo!プレイスに事務所の情報を登録し、ローカル検索で上位表示を狙う取り組みを指します。 WebサイトのSEO対策との相乗効果も期待できるため、情報更新などの運用リソースがある場合にはおすすめの施策です。

具体的には、オーナーとして以下の3つを実施します(Googleマップの場合)。

  • Googleビジネスプロフィールに登録する
  • Googleビジネスプロフィールの登録情報を充実させる
  • 事務所の写真や動画、最新情報を掲載する

なお登録するNAP情報(事務所名、住所、電話番号)の表記は、Webサイトなどの他媒体と統一しましょう。表記が異なると同一の事務所と認識されず、正当な評価が得られない可能性があります。    

7. 業界の最新情報を載せる

検索エンジンは新鮮な情報を好みます。つまり、数ヶ月更新されないWebサイトより、毎月更新しているWebサイトのほうが検索エンジンから高評価を得やすいのです。

法律のように 最新情報の提供がユーザーの利益に影響するジャンルでは、とくに情報の鮮度が重視されます。また専門家として業界の最新動向を掲載できると、E-E-A-Tが高められ、サイト全体の評価も上がりやすくなるでしょう。

8. 良質な被リンク(バックリンク)を獲得する

被リンク(バックリンク)の獲得も有効なSEO対策の1つです。被リンクとは、外部のサイトからリンクを貼られることを指します。

たとえば外部のブログでWebサイトの内容が引用元や参考元として紹介されると、被リンクを獲得したことになります。 ユーザーに役立つ良質な情報を掲載しているWebサイトとして検索エンジンからの評価が上がり、上位表示されやすくなるでしょう。

ただし、無作為にリンクを集めただけのサイトや、関連性が低いページからの低品質な被リンクは効果がないので注意してください。

被リンク獲得の王道は、他サイトから参考にされるような良質なコンテンツの提供です。また、より能動的に被リンクを獲得する方法として以下のような施策も考えられます。

  • プレスリリースの発行
  • 弁護士・法律事務所を対象とした情報サイトへの登録

被リンクについては以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:被リンクとは?SEOへの効果や調べ方、獲得方法についても

SEO対策をはじめる前に必要な準備3つ

SEO対策に際して必要となる準備について紹介します。Webサイトの状態を確認し、 もし下記3つが整っていない場合は優先して対応しましょう。

  • サイトデザインをスマホ対応にする
  • 解析ツールの設定をする
  • 集客後を見据えたコンテンツを用意する

サイトデザインをスマホ対応にする

Webサイトはスマートフォンに対応したサイトデザインを採用しましょう。なぜならば、2018年よりGoogleはWebサイトの評価軸をスマホ基準に変更しているためです。

PC画面で見やすく表示できていても、スマホ画面でデザインが崩れるWebサイトはSEOで評価が上がりにくくなってしまいます。

Webサイトをスマホ対応にする方法については以下の記事をご覧ください。

関連記事:ホームページをスマホ対応にする方法は?6つの方法を解説!

解析ツールの設定をする

Webサイトには以下2つの解析ツールを設定しておきましょう。どちらも無料で利用できます。

  • Googleアナリティクス(GA4):Google提供のアクセス解析ツール。Webサイト内でのユーザー行動を分析する際に必要となる
  • Googleサーチコンソール:Google提供の検索パフォーマンス分析ツール。各ページがインデックス登録されているか、どのキーワードで検索表示されているかなどがわかる

導入方法は下記で詳しく解説しています。

関連記事:GA4の設定方法は?UAから移行する方法や新たに導入する方法を画像付きで解説

関連記事:Googleアナリティクス(GA4)の見方を徹底解説|設定やデータの活用方法も

関連記事:Googleサーチコンソールの設定方法|使い方や見方についても

集客後を見据えたコンテンツを用意する

SEO対策で実現できるのは、あくまでWebサイトへの集客です。もしページ閲覧後にCV(相談やお問い合わせ)が発生しなければ、集客だけで終わってしまいます。

そこでSEO対策とは別に、Webサイトの閲覧者が「ここに相談してみよう」と思えるような、集客後のCVにつながるコンテンツを用意しておきましょう。法律事務所の場合、以下のようなコンテンツが効果的です。

  • 依頼者の声ページ
  • 依頼に際してのFAQページ
  • 解決事例の紹介ページ

SEO対策しやすいWebサイト制作ならLeadGrid

弁護士・法律事務所向けのSEO対策について紹介しました。SEO対策を実施したからといってすぐに検索上位を取れるわけではありませんが、 SEOの視点でWebサイトを運用することで、中長期で集客効果が得られま

紹介した8つの対策のうち「titleタグの最適化」「meta descriptionタグの最適化」「所属弁護士の経歴・実績を公開する」はすぐに取り組める対策です。できるところから少しずつ実施してみてください。

また「そもそも法律事務所のWebサイトがない」「スマホ対応していない」とお困りの場合は、ぜひ実績豊富な株式会社GIGまでご相談ください。サイト制作からサイト運用まで、一気通貫でWeb集客をご支援いたします。


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なお、「LeadGrid」を使った士業のサイト制作事例集は下記より無料でダウンロードいただけます。ぜひ比較検討の際にお役立てください。


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記事を書いた人

LeadGrid BLOG編集部

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