ホームページ運用にスマホ対応は必須!その理由や方法、外注のポイントなど
ホームページの運用にはスマホ対応が必須です。日本では、ユーザーがスマホやタブレットを使ってホームページを見ている割合が、およそ75%といわれています。
この記事では、スマホ対応の意味やスマホ対応が必要とされる理由についてまとめました。さらに、自社のホームページをスマホ対応に変換する方法や、スマホ対応への変換を外注する際の注意点についても解説していきます。
ホームページの運用を成功させたいと考えているWeb担当の方は、ぜひ参考にしてください。
ホームページのスマホ対応とは
ここでは、スマホ対応の定義について、わかりやすくお伝えします。スマホ対応が必要な理由についても、今一度確認しておきましょう。
ホームページのスマホ対応とはレスポンシブデザイン化すること
ホームページのスマホ対応とは、以下の2つを満たしている状態を指します。
ホームページがスマートフォンでも見やすく表示されている(ページの拡大、縮小の必要がないなど)
スマートフォンの操作が快適(ボタンなどの要素を押し間違えることがない)
たとえばスマートフォンで見られるけれど、文字が小さくて読みにくいWebサイトを見たことはありませんか? また文字を読むため拡大すると、コンテンツが画面からはみだしてしまって見にくいという経験はないでしょうか。
このようなWebサイトは、スマホ対応できていない状態です。
スマートフォンでの閲覧や操作に最適化されたホームページを作るには、以下の2つの方法が考えられます。
ひとつのホームページをさまざまなデバイスから見られるようにする
デバイスごとに別々のホームページを用意する
ひとつのホームページを、スマートフォンやタブレット、パソコンなどさまざまなデバイスから見られるような手法を、レスポンシブデザインといいます。
スマートフォンに最適化されたホームページを作成できるという意味では、上にあげたどちらの方法でも構いません。
ただ検索エンジンのほとんどを占めるGoogleはレスポンシブデザインを推奨しているので、理由がない限りレスポンシブでスマホ対応させるのが無難でしょう。
ホームページにスマホ対応が必要な理由
ホームページにスマホ対応が必要なのは、ユーザーに「見やすい」「操作しやすい」と感じてもらうためです。
ユーザーがストレスを感じることなくWebサイトを閲覧できれば、そのWebサイト内に長時間滞在してくれる可能性が高まります。そうなると、商品やサービスを購入するといったアクションにつなげやすくなるでしょう。
逆にスマートフォンで見にくいWebサイトでは、せっかくそのWebサイトに訪れてくれたユーザーがすぐに別のWebサイトに移動してしまうかもしれません。
そうなるとアクションにつなげることは難しいでしょう。
実際、Googleの調査によると「スマホ対応のWebサイトから商品やサービスを購入する可能性が高い」と回答したユーザーは67%でした。スマホ対応のWebサイトを閲覧した多くのユーザーが見込み顧客となる可能性があることがわかります。
いっぽう「探しているものがすぐに見つからなければ別のWebサイトに移動する」と回答したユーザーは61%でした。この結果から、スマートフォンで表示されるWebサイトの利便性が悪いと、見込み顧客を逃してしまうリスクがあることがわかるでしょう。
このように、スマホ対応はユーザーにとってだけでなく自社にとっても効果があるため、ぜひ積極的に対応すべきなのです。
自社のホームページがスマホ対応になっているかチェックしよう
すでに運用を開始している自社のホームページは、スマートフォンに対応しているでしょうか。Googleでは、ホームページがスマホ対応になっているかどうかを簡単に調べられる無料ツールを公開中です。
モバイルフレンドリーテストにアクセスし、調べたいWebサイトのURLを入力します。そうすると、そのWebサイトがスマホ対応しているかどうかを、通常1分以内に判断してくれる仕組みです。
もしスマートフォンに対応していない場合は、どのような点が問題となっているのか一覧で表示されます。現在の問題点を把握できることで、今後の対応策を検討できるでしょう。
既存のホームページをスマホ対応にする方法
ここからは既存のホームページをスマホ対応に変換する方法についてお伝えします。
スマホ対応にする方法として、以下の4つを紹介します。
変換ツールを活用する
WordPressの機能を活用する
CSSを調整する
外注する
変換ツールを活用する
既存のホームページをスマホ対応にするには、変換ツールを活用する方法があります。変換ツールとは、既存のホームページを簡単にスマホ対応に変換するものです。
変換ツールは、プログラミングの知識がなくても利用できます。また、変換ツールを活用して自社でスマホ対応させることができれば、コストを抑えることもできるでしょう。
ここでは3つの変換ツールを紹介します。どのように変換ツールを使いたいかなどを検討し、自社に合うものを選んでください。
flamingo

引用元:アイスリーデザイン
デジタルサービスをサポートする「アイスリーデザイン」が提供している「flamingo」は、規模の大きなホームページのスマホ対応に適した変換ツールです。
特徴として、デザインの自由度が高いことや管理機能が豊富なことがあげられます。そのいっぽうで、利用にはホームページ制作に関する専門知識が求められますので、自社に対応できるスタッフがいない場合にはおすすめできません。
ホームページの規模が大きいケースや、ホームページの運用を自社で活発に行いたいと考えている企業には役立つでしょう。
スマートフォン・コンバータ
引用元:ショーケース・ティービー
企業のWebマーケティングをサポートする「ショーケース・ティービー」が提供している「スマートフォン・コンバータ」は、ホームページの表示をリアルタイムで確認しながらスマホ対応に変換できるツールです。
導入方法は、既存のホームページに専用の変換タグをはるだけ。このオリジナル技術のおかげで、ホームページを簡単にスマホ対応に変換できます。
コストを抑えつつ、ホームページをスマホ対応させたいと考えている企業におすすめです。
モバイルコンバート
引用元:エムティーアイ
コンテンツプロバイダ「エムティーアイ」が提供している「モバイルコンバート」は、BtoB向けの変換ツールです。
カスタマイズもできるので、自社に最適なスマートフォン向けホームページに変換できます。ホームページのプログラムなど基幹部分には触れずに変換するため、余計な手間も必要ありません。
時間やコストを抑えた運用をしたいケースや、実績が豊富な変換ツールを使いたいと考えている企業におすすめです。
WordPressの機能を活用する
WordPressのみで既存のホームページを作成している場合、スマホ対応にするプラグインをインストールすれば簡単にスマホ対応させることができます。
プラグインとは、WordPressに標準装備されていない追加機能のこと。WordPressを自由にカスタマイズできるようにと、さまざまなプラグインが用意されています。
引用元:WordPress
その中には、「WPtouch(WPタッチ)」のような、ホームページをスマホ対応にさせるためのものがあります。WPtouchは、初心者でも使える簡単な操作や、iOSとAndroidのどちらにも対応できる機能性が特徴です。
WordPressで作成したホームページをスマホ対応にする場合は、WPtouchなどのプラグインを活用してみてはいかがでしょうか。
CSSを調整する
CSSの知識があるなら、メディアクエリを活用してホームページをスマホ対応に変換できます。メディアクエリとはWebデザインのコードのひとつで、レスポンシブデザインを作成する際に必要なものです。
メディアクエリを活用すれば、さまざまなデバイスに応じたデザインをひとつのCSSに記せたり、複雑な表を見やすい状態でレイアウトできたりします。ハイレベルなスマホ対応ホームページを作成できるでしょう。
外注する
現在ホームページの管理を外注しているのなら、その外注先のホームページ制作会社にスマホ対応を依頼する方法があります。
またホームページの管理を自社で行っている場合は、新たな制作会社と契約しスマホ対応を行ってもらうのもひとつの方法です。
外注するときのポイントについてはのちほど紹介します。
新規でスマホ対応のホームページを作る方法
新規でスマホ対応のホームページを作るには以下の2つ方法があります。
レスポンシブデザインのホームページを作成する
スマホ専用のホームページを作成する
とくにおすすめなのは、レスポンシブデザインのものを作成することです。その理由として運用のしやすさやGoogleがレスポンシブデザインを推奨している事が挙げられます。
レスポンシブデザインのホームページ制作は工数が多いため、スマホ専用のホームページを作成するのに比べ、時間がかかる傾向があります。
外注する場合は、スマホ専用のホームページの作成よりも費用がかさみますので注意が必要です。
ホームページのスマホ対応を外注するときに知っておきたいこと
ホームページのスマホ対応を自社で行えない場合、外注することもあるでしょう。外注するときに失敗しないためには、どのようなことを知っておくとよいのでしょうか。
ホームページ制作会社の選び方
ホームページ制作会社を選ぶときには、実績などを参考に、スマホ対応の技術力やクオリティについて納得できる会社を選びましょう。
スマホ対応のホームページを制作した実績が豊富な会社や、スマホ対応の事例を公開している会社がおすすめです。
自社の業績に関わる大切なホームページですので、制作会社選びに妥協せず、複数の制作会社を比較しながら検討するようにしましょう。
また、ホームページ制作会社が提案をしてくれるか、コミュニケーションをとりやすいかといったことも選ぶときのポイントです。
ホームページのスマホ対応を外注する場合の費用
既存のホームページをレスポンシブデザインでスマホ対応させる場合の相場は、1ページあたり1万~3万円程度。画像調整は1点あたり2,000〜6,000円程度です。
中には安さを売りにしているホームページ制作会社もあり、魅力的に感じるかもしれません。しかし、不自然に安いケースでは、オプション費用として追加料金を請求されることもあるようです。
ホームページのスマホ対応を外注する際は、複数の制作会社に見積を依頼したり、費用に含まれる作業範囲についてくわしく質問したりすることが大切です。
関連記事:格安ホームページ制作の裏側を解説|サービスの仕組みと落とし穴
ホームページをスマホ対応させて効果的に運用しよう
スマートフォンユーザーが増えている現代、ホームページを効果的に運用するためには、ホームページをスマホ対応させることが必須です。
まずは自社のホームページがスマホ対応しているかどうか確認しましょう。
まだスマホ対応していないなら、早急に対応することが求められます。自社で対応できるのか外注するのか検討しましょう。
ホームページをこれから作る場合や、ホームページのリニューアルを考えている場合は、レスポンシブデザインのスマホ対応ホームページを作成することをおすすめします。
また、新規でホームページを作成する場合は、さまざまなツールを検討する必要があります。その中でも、CMS(コンテンツ管理システム)選びは非常に重要です。
CMSでありながらマーケティングにも役立つ「LeadGrid」は、ホームページを効果的に運用できるツールです。
「ホームページ制作の専門知識がないけれど、低コストでおしゃれなホームページを作成したい」「ホームページを業績アップにつなげたい」と考えているWeb担当者様はぜひLeadGridをご検討ください。

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