Webサイトのリニューアル手順10ステップ|検討のタイミングや成功事例も解説|Webサイト制作 / CMS・MAツール|LeadGrid(リードグリッド)

Webサイトのリニューアル手順10ステップ|検討のタイミングや成功事例も解説

目次

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Webサイトは一度作ればずっと使えるものではなく、 どこかのタイミングでリニューアルが必要になります。大規模リニューアルともなれば新サイトを作るのと同じくらい費用がかかるため、失敗は避けたいところです。

そこでこの記事では、Webサイトのリニューアルの進め方、リニューアルにかかる費用の相場、事例について紹介します。

なおコーポレートサイトのリニューアルについては、わかりやすくまとめたマニュアルを無料配布しています。

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Webサイトのリニューアルとは?

Webサイトのリニューアルとは、 Webサイトのページ構成やデザイン、仕様変更を行い、機能性の向上やブランドイメージを一新することです。

Webサイトの一部を改修するだけでなく、Webサイトや構築しているシステム全体を変更して、自社が抱える課題を解決する役割があります。

Webサイトリニューアルの目的

Webサイトをリニューアルする目的としては、主に以下が挙げられます。

ユーザー体験の向上
  • サイト構造の整理による使いやすさの改善
  • スマートフォン対応の強化
ビジネス価値の向上
  • コンバージョン率の改善
  • ブランド価値の確立・向上
  • 競合他社との差別化
技術的な改善
  • SEO評価の向上
  • セキュリティ対策の強化
  • サイトの表示速度の改善

リニューアルはどれか一つを目的として行われるというよりも、複合的に取り組まれることが多いです。

Webサイトの改修や更新との違い

Webサイトの「改修」は、 既存のページの一部を変更したり、部分的に機能を追加したりすることです。

リニューアルと混同しやすいですが、Webサイト全体ではなく部分的に変更されることを改修と言います。

そしてWebサイトの「更新」とは、Webサイトのページの掲載内容を変更、追加することです。新着のお知らせを追加したり、ページ内容を新しくしたりするのが更新の例です。

費用面においても、改修や更新に比べてリニューアルには大きなコストがかかります。

Webサイトのリニューアルを検討すべきタイミング

Webサイトのリニューアルを検討すべきタイミングは、以下のとおりです。

  • Webサイトのアクセス数やお問い合わせを増やしたい

  • ブランディングを向上したい

  • 古いデザインを刷新したい

  • ユーザビリティを改善したい

  • サイト運用を効率化したい

Webサイトのアクセス数やお問い合わせを増やしたい

自社サイトへの流入数が減少してきたときに、SEOに強いサイトへとリニューアルを行えば、アクセス数の改善が期待できます

デザインやシステムなどの利便性が低いサイトは、SEOの観点から見ても不利になりやすいといえるでしょう。

そのためユーザビリティの向上やシステムの改善、コンテンツの追加など適切な施策を行えば、検索エンジンにおける上位表示が見込めます。

検索エンジンでコンテンツを上位に表示させることで、より多くのアクセスを獲得することができるでしょう。

またサイトの導線設計やCTAボタンの配置・デザインを見直すことで、お問い合わせ数の改善も見込めます。

ブランディングを向上したい

企業のブランドイメージを向上したいときや、リブランディングを実施するときも、Webサイトリニューアルが効果的です。

自社サービスのターゲットに訴求したいブランドイメージを定めて、キャッチコピーやクリエイティブなど、あらゆるコンテンツに統一感を持たせます。

サイトを訪問した人や既存顧客に対して自社の印象を強めることで、ブランドの認知度や信頼度を高めることができます。

関連記事:リブランディングとは?目的や実施タイミング、進め方やポイントを解説

関連記事:リブランディングの成功事例13選|実践して成果を出すポイントも解説

古いデザインを刷新したい

Webサイトのデザインが古く感じられる場合や、時代に合わせてイメージを刷新したい場合にもサイトリニューアルは有効です。

自社サイトが古いデザインのままでは、ターゲット層のニーズや好みに合わなくなります

また、「このサイトは長い間更新されていない」「こだわりや強みを感じられない」という印象を持たせてしまい、ビジネス上の機会損失を招くリスクがあります。

自社サイトのデザインは他社からの信頼性に影響することもあるので、デザインが古い場合はサイトリニューアルを検討するといいでしょう。

ユーザビリティを改善したい

ユーザビリティの改善を図る場合もサイトリニューアルが有効です。

ユーザビリティとは、「使いやすさ」を意味します。Webサイトをユーザーがストレスなく簡単に操作できることを「ユーザビリティが高い」と表します。

たとえば、Webサイトの運用年数が長く、サイト構造を変えないままコンテンツが増加してしまった場合、サイトの構造が複雑になる傾向があるでしょう。

そのため、定期的にサイトリニューアルを行い、サイト構造を見直してユーザーが求める情報にスムーズに辿り着けるようにすることが大切です。

サイト運用を効率化したい

Webサイトをリニューアルすることで、サイト運用を効率化することもできます。

たとえば、サイトの更新作業を簡略化するために、CMS(コンテンツ管理システム)を導入する方法などが挙げられます。

また、サイトの運用に必要な機能を追加することで、業務の効率化を図ることもできます。

Webサイトのリニューアルの進め方10ステップ

Webサイトのリニューアルは、以下の手順で進めます。

  1. リニューアル目的の明確化
  2. 現Webサイトの課題抽出
  3. サイトコンセプトの再設定
  4. 目標(KGI)と指標(KPI)の設定
  5. コンテンツの設計
  6. サイトマップの再設計
  7. 各ページのワイヤーフレーム作成
  8. デザインの方針決定
  9. Webサイトの制作
  10. 納品・検収・公開

なおWebサイトリニューアルにおいては、どこかの工程でWeb制作会社へ依頼するケースが多いはずです。リニューアルの相談はどのタイミングでも可能ですが、依頼範囲が広いほど予算が必要になるので注意してください。

Web制作会社へ相談する際は、RFP(提案依頼書)を作っておくと制作側との認識のズレを防止できます。BtoB企業向け RFPの書き方とはでRFPに必要な項目や書き方を紹介していますので、ぜひお役立てください。


BtoB企業向け RFPの書き方とは|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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リニューアルを依頼するWeb制作会社を比較検討する際は、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事:リニューアルに強いWeb制作会社4選|選び方やトラブルの事例も

関連記事:おすすめの大手Web制作会社18選|同業者が一覧で紹介

step1:リニューアル目的の明確化

まずやるべきはリニューアル目的の明確化です。Webサイトのリニューアルは、以下の目的で行うことが多いでしょう。

  • リブランディング
  • ユーザビリティの向上
  • 複雑化したサイト構造の整理・変更
  • CMSやデータベースの変更・導入

デザイン変更やシステム変更がメインなのか、サイト構造からすべて抜本的に変更したいのかでリニューアルの範囲が変わってきます。

目的と現Webサイトの状況によっては改修だけで済む場合もあります。予算を無駄にしないためにも 「なぜリニューアルが必要なのか」をきちんと整理しましょう。

step2:現Webサイトの課題抽出

現Webサイトの課題や不満を洗い出します。

  • PVが増えない
  • CV率が悪い
  • デザインが古く感じる
  • スマホで使いにくい
  • テキストの色が見にくい
  • 更新や編集がやりにくい
  • 外部ツールと連携できない

など、 利用者・運営管理者の両方の目線で現Webサイトの気になる部分をすべて抽出し、まとめておきましょう。はじめにしっかり課題を把握しておけば、リニューアル後に不満が続出してしまうような失敗を避けられます。

step3:サイトコンセプトの再設定

サイトコンセプトとは、どのようなWebサイトにするかという方針のこと。サイトコンセプトを設定する際は以下の3つを明確にします。

  • Webサイトのターゲット
  • Webサイトがユーザーへ提供できるもの
  • サイト閲覧後にユーザーに期待する行動

たとえば「Webサイト運営に悩む担当者に、便利なサービスや活用方法を紹介し、サービスを利用してもらう」のような形です。

現Webサイトの制作時にサイトコンセプトを設定していても、リニューアルに際して一度コンセプトを見直しましょう。 途中でWeb戦略に変更があったり、初期コンセプトと現状にズレがあったりする場合は、コンセプトの再設定が必要です。

step4:目標(KGI)と指標(KPI)の設定

リニューアル後の効果測定で見るべき値をあらかじめ決めておきます。まずは目標(KGI)を設定し、そこから指標(KPI)を逆算して考えるとスムーズです。

「毎月の新規契約数10件→商談15件→問い合わせ30件→CV数50件→PV5000×CV率1%」のように具体的な数値目標を設定します。この例だと、PV数とCV率の達成が最初に狙うべきWebサイトの目標になるでしょう。

step5:コンテンツの設計

Webサイトに掲載すべきコンテンツを決めます。とはいえリニューアルなので、以下の流れで考えましょう。

  • 現Webサイトのコンテンツを整理する
  • 削除・リライトすべきコンテンツはないかチェックする
  • 追加すべきコンテンツをリストアップする

このとき カスタマージャーニーマップを作成すると、現状のコンテンツの過不足を把握しやすくなります。

なお現Webサイトから削除するページについては後でリダイレクト設定が必要です。抜けが出ないよう、削除予定のページもメモに残しておくことをおすすめします。

参考:ペルソナ・カスタマージャーニーマップの策定

step6:サイトマップの再設計

サイトマップもコンテンツにあわせて再設計します。サイトマップは「どこに、どのページを配置するか」「そのページにはどんなコンテンツを掲載するか」を一覧でまとめたものです。

step2の課題抽出で「情報が見つけにくい」などの意見が出ている場合は、ここで改善が必要です。

サイトマップに入れたページが、リニューアル公開時点でWebサイトに入るページになります。

step7:各ページのワイヤーフレーム作成

ワイヤーフレームは、ページの構成(レイアウト)です。どこに画像やテキストが配置され、どこにボタンを設置するかというページの設計図を指します。

コンテンツ共通のワイヤーフレームを使用できるページもあれば、トップページのように専用のワイヤーフレームが必要なページもあります。

「ワイヤーフレームの数=デザインが必要なページの数」であり、デザイン費用に直結する部分です。Web制作会社へ作成を任せるにしても、依頼側の担当者としてしっかりチェックすることをおすすめします。

step8:デザインの決定

コーポレートサイトのデザインを決定します。Web制作会社や社内デザイナーからいくつかデザイン案を出してもらい、それをもとに細かい部分を詰めていきます。

とはいえ、一度フィックスしたデザインの変更は簡単ではありません。外注している場合は原則として追加料金となるため、 デザインのチェックは慎重に行い、関係者間でも合意を得ておきましょう。

step9:Webサイトの制作

デザイン制作、コーディング、機能追加などを行います。Web制作会社や社内デザイナー・エンジニアが担当する工程であり、担当者としては素材を提供する以外にとくに作業はありません。

Webサイトができあがるまでの間に以下を進めておきましょう

  • 運用体制の構築
  • 運用方針や保守管理を外注する場合の範囲決定
  • リニューアル告知の準備
  • 追加コンテンツの用意

step10:納品・検収・公開

出来上がったWebサイトをチェックし、問題がなければ検収・公開します。本番環境で公開してから不備が見つかるケースもあるため、公開後の動作確認もしっかり行ってください。

また、1カ月ほどしたら リニューアルで期待した効果が出ているかのチェックも必要です。解析ツールを使用し、KPIやKGIで設定した指標を分析しましょう。もしここで予想外に悪化した数値があれば、対処が必要になります。

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Webサイトのリニューアル後にするべきこと

Webサイトはリニューアルして終わりではなく、いくつかすべきことが存在します。下記の3つについても事前に把握しておくことで、スムーズに取り組めるでしょう。

  • サイトリニューアルを告知する

  • ページの表示速度を確認する

  • SEOへの影響をチェックする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

サイトリニューアルを告知する

Webサイトのリニューアルが完了したら、自社サイトやSNSで「ホームページをリニューアルしました」と告知しましょう。

告知することで、 ユーザーに新しいサイトを知ってもらい、アクセス数の向上につなげることができます。

告知方法としては、SNSやメールマガジン、プレスリリースなどを活用する方法があります。

プレスリリースなどで周知する場合は、なぜリニューアルしたのか、どのような変更があったのか、今後の展望などを書き配信するといいでしょう。

ページの表示速度を確認する

Webサイトのリニューアルによって、コンテンツや画像などが増えることで、サイトの表示速度が低下することがあります。

ページの表示速度が遅い場合、ユーザーのストレスや離脱の原因となります。そのため、 ページの表示速度を確認し、遅い場合は原因を特定して改善することが大切です。

表示速度を確認するには、Googleの「PageSpeed Insights」などのツールを利用する方法があります。

SEOへの影響をチェックする

Webサイトリニューアル後は、 SEO(検索エンジン最適化)への影響をチェックすることも重要です。

リニューアル前と比較して、検索エンジンでの順位に変動はあったかを確認しましょう。順位が下がっている場合は、SEO対策を見直す必要があります。

たとえば、サイトリニューアルでURLが変更した、SSLを導入した、ページを削除・追加したという場合は、リダイレクトの設定ミスがないか必ず確認しましょう。

Webサイトをリニューアルする費用の相場

ここからは、リニューアルをWeb制作会社へ外注する場合の費用相場について紹介します。

リニューアル費用はWebサイトの種類、リニューアル範囲、依頼する制作会社の規模などでも変動するため、あくまで目安と考えてください。

Webサイト全体のリニューアル費用

Webサイトの種類ごとに、全体をリニューアルする場合の費用相場と制作期間を紹介します。

<コーポレートサイト>

  • 会社情報の掲載が中心の小規模サイト:150万円〜300万円/1カ月〜3カ月
  • ブランディングや集客を重視した中規模サイト:300万円〜600万円/3カ月〜
  • DXコンサルなども含めて依頼する大規模サイト:600万円〜/3カ月〜

<メディアサイト>

  • はじめてWeb集客を狙うような中小規模メディア:100万円〜300万円/1カ月〜3カ月
  • Web中心の本格的な集客とブランディングを狙った大規模メディア:300万円〜1,000万円/3カ月〜

<ECサイト>

  • ASPやオープンソースを利用した簡易的なECサイト:50万円〜200万円/1〜2カ月
  • カスタマイズ性のあるECサイト:200万円〜600万円/2〜5カ月
  • フルスクラッチ対応のECサイト:600万円〜/4カ月〜

<採用サイト>

  • テンプレートを利用したサイト:100万円〜200万円
  • オリジナルデザインのサイト(20ページ未満):200万円〜300万円
  • オリジナルデザインのサイト(20ページ以上):300万円〜

<ランディングページ>

  • テンプレートを利用したページ(アフターサポートなし):10万円〜30万円
  • テンプレートを利用したページ(アフターサポートあり):30万円〜60万円
  • Webマーケティングなどのサポート付きの本格的なLP:60万円〜100万円

デザイン関連

デザイン部分だけWeb制作会社へ依頼したい場合は、以下の費用相場を参考にしてください。

  • デザインコンセプト設計:20万円〜50万円
  • デザインガイドライン設計:15万円〜50万円
  • ログ制作:70万円〜150万円
  • バナー制作:3万円/枚
  • 写真撮影(1日):45万円〜80万円
  • 動画制作(プロモーションビデオ):150万円〜
  • コーディング(トップページのみ):15万円〜50万円

UX設計/調査・コンサルティング

Webサイトリニューアルの戦略立案を依頼したい場合にかかる費用です。

  • リニューアルプロジェクト設計:30万円
  • ペルソナ設計:140万円
  • カスタマージャーニーマップ設計:100万円
  • サービス設計:300万円

セキュリティ関連

  • 脆弱性診断:100万円〜200万円
  • 外部SSL証明書対応:10万円〜30万円

コンテンツ制作関連

リニューアルのタイミングでコンテンツの追加やリライトを外注したい場合は、以下の費用が目安です。

  • 表記ガイドライン制作:30万円〜
  • SEOキーワード設計:45万円〜70万円/30キーワード
  • SEO記事制作:5万円〜15万円/本
  • 記事リライト:5万円〜10万円/本
  • 記事監修:3万円〜10万円/本
  • アイキャッチ・記事挿入画像の制作:1〜3万円/枚
  • 記事内写真の撮影:20万円〜40万円

Webサイトをリニューアルするデメリット

Webサイトのリニューアルにはさまざまなメリットがありますが、デメリットがあることも把握しておきましょう。

  • リソースや費用がかかる

  • URLを変更すると順位が下がることがある

  • サイトへの流入数が減る可能性がある

それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

リソースや費用がかかる

Webサイトのリニューアルには、時間や人的リソース、費用が必要です。とくに、 大規模なリニューアルを行う場合は、多くの人員や予算が必要になるでしょう。

そのため、リニューアルを進める際は、自社のリソースを確保した上で、スムーズに作業を進められる体制を整えることが大切です。

また、リニューアル後も、運用や保守にコストがかかることもあります。

リニューアルを進める前に予算感を確認し、費用対効果を考慮することが重要です。

URLを変更すると順位が下がることがある

 WebサイトのURLを変更する場合、検索エンジンのクローラーが新しいページを正しくインデックスするために、 一時的に検索順位が下がることがあります。

リニューアルの際には、なるべくドメインを引き継いでURLを変更しないことがおすすめです。

万が一URLを変更しなければならない場合は、301リダイレクトを設定するなどの対策を施しましょう。

関連記事:ホームページリニューアルでドメインをそのまま使うメリット・デメリット

サイトへの流入数が減る可能性がある

Webサイトのリニューアル後、サイトへの流入数が減少することもあります。これは、 検索エンジンのインデックスから外れたり、改悪となったりする可能性があるためです。

そのため、リニューアル後は、アクセス数の低下に対する対策を考える必要があります。

また、改悪につながる原因は、できる限り無くすように心がけましょう。

  • スマホ向けのデザインになっていない

  • フォームの必須項目が多い

  • 顧客が欲しい情報を載せていない

  • サイト速度が低下した

改悪を防ぐためにも、リニューアル前にホームページの問題点と改善したいことについて明確にしておきましょう。

リニューアル後も状況に応じて、改良を重ねることが必要です。

Webサイトのリニューアルを進める際の注意点

Webサイトのリニューアルを進める際は、以下の点に注意しましょう。

  • 目的や目標を曖昧にしない

  • デザインのみにこだわらない

  • リニューアルして終わりではない

それぞれの注意点について解説します。

目的や目標を曖昧にしない

Webリニューアルを行う前に、目的や目標を明確にすることが重要です。

目的や目標が曖昧なままリニューアルを進めても、Webマーケティング戦略とリニューアルの方向性がブレてしまい、成果が出ない可能性があります。

たとえば、ユーザビリティ向上、ブランドイメージの改善、売上増加など、具体的な目標を設定し、逆算して計画するのがおすすめです。

単に「サイトが古くなってきたからリニューアルしよう」ではなく、リニューアルで何を達成したいのか事前に検討しておきましょう。

デザインのみにこだわらない

Webサイトのデザインは重要ですが、デザインだけにこだわらないよう注意しましょう。

デザインにこだわりすぎると、ユーザーが求める情報を見つけにくくなったり、サイトの操作性が低くなったりする恐れがあります。

見た目だけでなく機能性や使いやすさも重視しつつ、ユーザーが求める情報を探しやすく、スムーズにアクションできるUI/UXにしましょう。

リニューアルして終わりではない

Webサイトはリニューアルして終わりではありません。しかし、その後も継続的にコンテンツを追加・更新したりしないと、望むような成果が得られません。

とくに、オウンドメディアやブログ記事などの仕組みを作ったのにも関わらず、一切更新されていないというケースもあります。

せっかく費用をかけたのにもかかわらず放置すると、制作費用も無駄にしてしまいます。

リニューアルが完了した後も、サイトの更新やコンテンツの追加を行ったり、分析やフィードバックを受けて定期的に改善することが必要です。

Webサイトのリニューアル事例3つ

ここでは、LeadGridを利用したWebサイトのリニューアル事例を紹介します。

他の制作事例についてはこちら

1. 株式会社エスティワークス:コーポレートサイトのリニューアル

▲出典:株式会社エスティワークス 労務管理のサポートを行う株式会社エスティワークスでは、リブランディングの一環でコーポレートサイトのリニューアルをスタート。リブランディングのテーマ「Be Professional」にもとづき、「プロフェッショナル」「スピード感」を表現できるデザインを、との希望でした。

そこで、先にリニューアルしていたオフィスの内装写真をふんだんに使ったデザインを導入。スピード感のある労務管理の精鋭部隊であることを印象付けられるコーポレートサイトへリニューアルしました。

リリース後は、社外から好評を得られただけでなく、インナーブランディングにもつながったとのことです。

株式会社エスティワークスのリニューアル事例はこちらから

2. 株式会社jig.jp:コーポレートサイトのリニューアル

▲出典:株式会社jig.jpライブ動画配信サービス「ふわっち」などさまざまなtoCサービスを開発してきた株式会社jig.jp。採用候補者への信頼感をアピールするため、コーポレートサイトのリニューアルをスタートしました。

複雑化したサイト構造を整理し、わかりやすさとトレンド感を両立させるデザインを導入。また、将来的な新サービスの追加を想定して拡張性を持たせるとともに、信頼感を印象づけるシンプルで落ち着きのあるコーポレートサイトへリニューアルしました。

リリース後は社内メンバーからも好評で、問い合わせも増えたとのことです。

株式会社jig.jpのリニューアル事例はこちらから

3. XTech Ventures株式会社:コーポレートサイトリニューアル

▲出典:XTech Ventures株式会社

シード・アーリー期を主な投資対象とする独立系ベンチャーキャピタルのXTech Ventures株式会社は、インバウンドでの問い合わせ増加を目的に、コーポレートサイトのリニューアルに着手しました。

目指したのは、起業家の方々が「この人に相談しよう」と思えるような、メンバーをしっかりと見せていくサイト。起業家視点で知りたい情報をわかりやすくまとめたことにより、起業家からの問い合わせ数は2倍に増加したとのことです。

XTech Ventures株式会社のリニューアル事例はこちらから

Webサイトリニューアルに関するよくある質問

ここからは、Webサイトをリニューアルする際のよくある質問について回答します。

サイトリニューアル時のCMSの選び方は?

CMSには「クラウド型」「オープンソース型」「パッケージ型」などの種類があります。

CMSを選ぶときは、以下のポイントを意識しましょう。

  • CMSを導入する目的や目標を明確にする

  • Webサイトリニューアルの要件定義を行う

  • 要件定義に合ったCMSの種類を選ぶ

CMSを選ぶときは、使いやすさやセキュリティ面を考慮することも大切です。

ただし、機能が豊富だからと言って良いわけではありません。単純に機能が多いCMSだけを選ぶと、使いこなせないといった事態を招きがちです。

また、CMSを導入する際は、初期費用だけでなくランニングコストもかかります。運用にかかる費用についても考慮しつつ、予算に合ったものを選びましょう。

サイトリニューアルにかかる期間を知りたい

Webサイトのリニューアルにかかる期間は、最低でも2~3ヶ月程度です。

サイトの規模にもよりますが、Webサイトの課題や競合分析から、サイトマップの整理、デザイン・コンテンツ制作などで、余裕を持って3~4ヶ月を見ておくといいでしょう。

公開時期が決まっている場合は、早めにCMSや制作会社を選び、打ち合わせをスタートさせましょう。

手順を把握してWebサイトのリニューアルを成功させよう

Webサイトのリニューアルは、「なんとなく」で行っても成功しません。まずはリニューアル目的を設定し、課題の整理やコンセプト設計を進めながら、 どのようなサイトを目指すのか明確にしていきましょう。

また、リニューアルに際してCMSの変更を検討するケースも少なくありません。CMSを比較したBtoB企業向けCMS比較一覧表を無料配布していますので、ぜひご活用ください。


BtoB企業向けCMS比較一覧表|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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SaaS型CMS「LeadGrid」でも、Webサイトのリニューアルをトータルで支援しています

  • SaaS型のためサーバーの保守管理が不要
  • 各外部ツールとの連携が可能
  • 担当者ベースでコンテンツ制作やフォーム作成が可能
  • セキュリティは運営者GIGが担保
  • マーケティング全般のコンサルティングの相談可能

将来的なWeb環境の変化にも対応できる、拡張性のあるサイトリニューアルを実現します。

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LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。

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