採用サイトの作り方5ステップ|手順や必要なコンテンツも|Webサイト制作 / CMS・MAツール|LeadGrid(リードグリッド)

採用サイトの作り方5ステップ|手順や必要なコンテンツも

目次

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求職者の情報収集方法が多様化しています。自社に最適な人材を確保したいなら、採用サイトが欠かせません。

求職者は採用サイトから情報を取得し就職活動に役立てているため、求職者のニーズに合わせた採用サイトを制作・活用することが重要です。

今回は 採用サイトの目的から制作方法・手順、採用サイトに入れたいコンテンツや制作ポイントについて解説します。ぜひこの記事を自社の採用活動にお役立てください。

採用サイトとは

採用サイトとは、 採用情報に特化したWebサイトのことです。 募集要項や事業内容などの情報を伝える役割があります。

比較されやすいのがコーポレートサイトです。違いは以下のとおりです。

 

採用サイト

コーポレートサイト

目的

採用情報

企業情報

対象者

求職者

顧客・投資家・求職者など

Indeedやリクルートなどの求人サイトとは違い、採用サイトには情報の掲載量に制限がありません。さまざまな情報を掲載できるのが、大きな特徴です。

株式会社ONEの企業の「採用サイト」に関する意識調査によると、採用サイトを閲覧した40%の求職者が応募や志望度のモチベーションが高くなったと回答しています。

採用サイトが求職者に与える影響は、少なくないといえるでしょう。

採用サイトを作る目的

採用サイトを作る目的は以下の4つが挙げられます。

  • 求職者と会社のミスマッチを防ぐ
  • 企業の信頼性を高める
  • 掲載内容を自由に決められる
  • 採用スピードを上げる

関連記事:採用サイトを作る目的とは

求職者と会社のミスマッチを防ぐ

採用サイトには、 求職者とのミスマッチを防ぐ目的があります。

採用のミスマッチは、企業側と求職者側の「認識や価値観のズレ」によって起こります。「採用してもすぐに退職されてしまう」などのお悩みがある場合は、会社と求職者の間に認識の違いがあるかもしれません

認識や価値観のズレをなくすためには、求職者の知りたい内容を掲載する必要があります。具体的な内容は下記の「採用サイトに必要なコンテンツ」にて紹介しているので、参考にしてください。

企業の信頼性を高める

採用サイトは 企業の信頼性を高められます。採用サイトが存在する企業と存在しない企業では、どちらの信用性が高いかは言うまでもありません。

求職者の必要な情報を網羅した採用サイトを用意することで、安心感と信頼感を与えられます。

掲載内容を自由に決められる

採用サイトの掲載内容は自由に決められます。

求人サイトや求人票では紹介する内容や書式が決まっているなど、掲載での制約が多いものです。

一方、自社で作る採用サイトは 表現方法が自由です。また 掲載する情報量も自分たちで決められます

文章だけでは伝わりにくいコンテンツも、写真や動画を撮影するなどして、見せ方を工夫できます。

採用スピードを上げる

自社で運用する採用サイトは外部に依頼する必要がないため、 採用スピードが上がります

求人サイトを利用する場合は、原稿を出稿しても手続きが完了するまでに時間がかかり、自社が希望する時期に掲載できない可能性もあります。

採用スピードが遅いと、結果を待っている求職者の関心が他社へ流れてしまいます。せっかく興味を示してくれた良い人材がいても、対応が遅いと先に決まってしまった会社に決めてしまうかもしれません。

その点、採用サイトなら自社で運用できるため、すぐに対応可能です。

成果を上げる採用サイトの要素3つ

採用サイトを作る前に、どのようなサイトが成果を上げるか、必要な要素について把握しておきましょう。次の3点が満たされている採用サイトを作りましょう。

  • ユーザーの興味関心を引くトップページ

  • 欲しい情報がすぐに見つかるサイトデザイン

  • 求職者のニーズを満たすコンテンツ

それぞれの要素について順に解説します。

ユーザーの興味関心を引くトップページ

トップページは、求職者が最初に目にするページであり、第一印象が企業イメージを大きく左右します

インパクトのあるデザインにしたり、目を惹くキャッチコピーを全面に出したりすれば、「企業について知りたい」「働きたい」と興味関心を持つきっかけになるでしょう。

反対に、トップページの印象が良くないと、興味を持ってもらえずサイトを離脱してしまいます。

サイトのコンテンツが充実していても、トップページで離脱してしまっては意味がありません。

トップページは簡潔で分かりやすく、かつ企業の雰囲気や文化を伝えるための魅力的なビジュアルコンテンツを用意しましょう。

欲しい情報がすぐに見つかるサイトデザイン

多くの求職者は、知りたい情報があって採用サイトにアクセスしています。そのため、欲しい情報がすぐに見つかるサイトに設計することが重要です。

どこにどんな情報があるかが一目見て分かるようナビゲーションを整えたり、見出しやアイコンを使って簡単にアクセスしたりできるようにしましょう。

情報が分かりづらいサイトは、求職者にとってストレスになり、離脱の原因となるため注意が必要です。

サイト内の巡回を快適に行えるようになり利便性が高まれば、企業理解度の向上や志望度の向上にもつながるでしょう。

常に求職者視点で考え、使い勝手の良い採用サイトを目指しましょう。

求職者のニーズを満たすコンテンツ

求職者が知りたい情報が掲載されており、実際に働くときのイメージが湧きやすい採用サイトを作りましょう。

求職者は「企業が自分に合っているか」「どんな企業なのか」と、企業理解を深めるために採用サイトを訪問します。そのため、求職者が求める情報が掲載されていなければ、応募までつながりません。

最もニーズのある業務内容や労働環境、福利厚生などを中心に、情報を発信しましょう。

また、自社のミッションや企業理念、企業文化など、自社の魅力が伝わるコンテンツを用意し、競合との差別化を図れば、求職者に強く印象付けられるでしょう。

採用サイト3つの制作方法

採用サイトを制作するには3つの方法があります。

  • ホームページ作成サービスを使った自社制作
  • ホームページ作成ツールを使った自社制作
  • Web制作会社への外注

ホームページ作成サービスを使った自社制作

ホームページ作成サービスを利用して、自社で採用サイトを制作する方法です。

ホームページ作成サービスでは、WixやJimdoなどが有名です。テンプレートを利用することで、 Webの知識がなくても採用サイトを制作できます。年間数万円程度で利用可能のため「採用サイトを制作したいが、開発コストが許容できない」といった場合に有効です。

関連記事:Wix・Jimdo・WordPressを7項目で比較!ホームページ作成におすすめのツールは?

なおWordPressなどの無料CMSを使うとライセンス費用がかからないため維持費が抑えらる点や更新作業が簡単な点がメリットとしてことが挙げられます。

しかし、多種多様なサービスの中から自社に適切なものを選ぶのは難しいもの。そんなお悩みをお持ちの方は「BtoB企業向けCMSカオスマップ」を活用すると、自社サイトにマッチしたCMS選びが円滑に進むでしょう。


BtoB企業向け CMSカオスマップ|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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実装したい仕様や運用における必要機能が明確な場合は「BtoB企業向けCMS比較一覧表」を合わせて見ることでより詳細な比較が可能です。特徴や実装可能な機能を基準にサービス比較ができる一覧表をご活用ください。


BtoB企業向けCMS比較一覧表|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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しかし、開発には初期費用がかかるため、結局はWeb制作会社に依頼する場合の料金とほぼ変わらない場合がある点を注意しましょう。

ホームページ作成ツールを使った自社制作

採用サイトは採用サイト制作に特化した「採用サイト作成ツール」でも自作可能です。

汎用的なサイト制作が可能なホームページ作成サービスとは違い、採用サイト作成ツールは採用サイトに必要な機能に絞って用意されているので、サイトの作成にかかる学習コストが低めな点が特徴です。デザインもテンプレートから選択する形になっており、Web担当者に専門知識がなくても問題ありません。費用も無料から利用可能です。

しかし手軽に採用サイトを制作できる反面「こだわったデザインにしたい」「自社の方向性やブランディングをきちんと打ち出したい」といったオーダーへの対応がなかなか困難なデメリットも。

採用サイトを作成する上で手軽さを重視するか、より戦略的に成果を狙うかが、ホームページ作成サービスを含む自社対応で作成するか、制作会社に依頼するかの境目になるでしょう。

Web制作会社への外注

Web制作会社に採用サイト制作を依頼する方法です。自社対応となる他2つの方法とは違い、デザインへのこだわりや自社の方向性やブランディングを採用サイトに反映させやすく、最も求職者に対し効果的にアプローチしやすい方法と言えるでしょう。

そのためWeb制作会社を選ぶ際は 採用サイト制作の実績とノウハウがあるかどうかを確認することが重要です。また制作から情報発信までサポートできる制作会社なら、運用で困った際にも相談できますし、より効果的なサイトにするためのアドバイスももらえるでしょう。

またWeb制作会社の使用する CMS(コンテンツマネジメントシステム)についても確認しておきましょう。Web制作会社は一般的に、あくまでサイトの公開までが対応範囲となります。公開後のページ追加、Web記事追加は自社で行うケースも多いです。使いやすいCMSでサイトが制作されていると、 サイトの編集や修正が簡単になります。

またCMSには記事投稿・編集以外にも様々な機能があります。採用サイトのCMSにあると便利な機能を紹介するので、制作会社のCMSにこれらの機能があるのかどうかを事前に確認しておきましょう。

  • イベント、セミナーの申し込み管理機能
  • 資料ダウンロード機能
  • ソーシャル連携
  • セキュリティ対策

サイトの内容によって費用は異なります。費用の目安は以下のとおりです。

 

内容

費用

小規模サイト

  • テンプレートを利用したサイト制作
  • アフターサポートなし

100〜200万円

中規模サイト

  • オリジナルデザイン
  • 20ページ未満

200〜400万円

大規模サイト

  • フルオーダー
  • 20ページ以上

300万円〜

社員インタビューを依頼したい場合は、1本あたり10〜15万円ほどかかります。

Webサイト制作の外注についてもっと詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

関連記事:Web制作を外注する方法|メリットやデメリット、相場も解説

採用サイトの作り方・手順

採用サイトの作り方・手順を紹介します。

  1. 採用サイトのコンセプトを明確にする
  2. 採用サイトのターゲットを明確にする
  3. 採用サイトに掲載する内容を決定する
  4. サイトマップを作成する
  5. 採用サイトのデザインを決める

ステップ1. 採用サイトのコンセプトを明確にする

まずは 採用サイトのコンセプトを明確にしましょう。採用コンセプトとは、採用活動に一貫性を持たせるための指針のことです。

採用コンセプトをはっきりとさせることで採用方針が明確になり、採用の担当者間で共通認識が持てるようになります。よって 採用方針の軸がブレなくなるため、自社に必要な人材を採用できます。

採用コンセプトを決めるには、企業理念や事業内容を今一度振り返り、企業の活動内容を明確にすることが重要です。

ステップ2. 採用サイトのターゲットを明確にする

採用コンセプトを決めたら、次は 採用のターゲットを明確にします。求める人材の定義を決めていく作業です。

採用ターゲットを明確にすることで、 サイトの方向性やコンテンツ、デザインなどのイメージがはっきりします。ターゲット設定する際は具体的な人物像をイメージしましょう。そうすることで求職者の抱えている悩みや、サイトに必要な情報が見えてくるものです。

反対に採用ターゲットがぼやけていると、自社が必要とする人材の心に響かないサイトができあがり、人材確保の失敗につながることも。採用を成功させるためにも、ターゲットの設定は欠かせません。

ターゲットを明確に設定するにはペルソナの設計が必要です。「ペルソナ設計入門ガイド」を活用して、そもそもの定義やペルソナとターゲットとの違いなどの基盤となる考え方や知識を得ることで、精度の高いペルソナ設計ができます。


ペルソナ設計入門ガイド|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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また、カスタマージャーニーと関連づけたWebサイト制作におけるペルソナ設計については次の記事をご覧ください。

関連記事:Webサイト制作で重要なペルソナ・カスタマージャーニーマップとは

ステップ3. 採用サイトに掲載する内容を決定する

サイトコンセプトとターゲットが決まったら、 掲載する内容を決めましょう。

掲載内容を決める際に注意したいのは、 自社が発信したい情報に偏りすぎないことです。自社が求職者に伝えたい情報と、求職者の知りたい情報が一致しているとは限りません。求職者の知りたい情報については、下記の「採用サイト制作のポイント」で紹介しています。

また画像や動画などを使って、視覚的にわかりやすい内容にすることも大切です。

ステップ4. サイトマップを作成する

サイトマップとは、サイト構成をリスト化して表したページのことです。 サイトマップを作ることで、サイトの全体像が把握できるようになります。

サイトマップ作成では、まず掲載するコンテンツを書き出し、カテゴリーごとに分類します。カテゴリーが分類できたら階層ごとに分けて、コンテンツが重複しないようにさらに分類していきます。

サイトマップは見やすさが重要です。階層は多くても、3つ程度にしましょう。

ステップ5. 採用サイトのデザインを決める

最後に 採用サイトのデザインを決めます。注意点は、デザイン性ばかりにこだわりすぎないことです。

おしゃれなデザインでも、情報にたどりつきにくい採用サイトはユーザーの離脱につながってしまいます。デザインを決める際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。

  • 情報が探しやすいデザインにする
  • 企業イメージを大切にする
  • デザインのトレンドを意識する

また採用サイトをスマホで閲覧する求職者も多いので、 レスポンシブ対応させることも忘れないようにしましょう。

関連記事:レスポンシブ対応とは? 5つの対応方法や注意点をWeb制作会社が解説

採用サイト制作についてもっと理解を深めたい方のためにLeadGridでは「採用サイトのつくりかた」のホワイトペーパーを無料配布中です。コーポレートサイトや求人サイトとの違いを明確化させて、求める人材を集める採用サイトを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。


採用サイトのつくりかた|Webサイト制作・CMS開発|LeadGrid

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採用サイトに必要なコンテンツ

採用サイトに掲載したいコンテンツを紹介します。

  • 募集要項
  • 事業内容
  • 代表あいさつ・社員紹介
  • 福利厚生
  • 研修制度
  • 他社と差別化できるコンテンツ
  • よくある質問

募集要項

募集要項は新卒・中途採用を問わず、どの求職者も必ず目にするコンテンツです。採用サイトの目的やターゲット、業種によっても内容は異なりますが、以下の情報を記載すると良いでしょう。

  • 待遇
  • 職種(仕事内容)
  • 休日
  • 勤務時間
  • 雇用形態
  • 勤務地

事業内容

事業内容には、 具体的な内容を記載しましょう。

コーポレートサイトに書かれている内容よりも、さらに具体的な内容がおすすめ。なぜなら求職者は顧客よりも、より詳しく事業内容を知りたいと考えているからです。

事業内容は企業のイメージ・規模感を求職者へ伝える役割があります。

代表あいさつ・社員紹介

代表あいさつは 企業の熱意、経営ビジョンを伝えられるコンテンツです。求職者が企業に親しみを持て、共感できるようなあいさつ文にしましょう。

たとえば代表が業界に入ってからの心境の変化や、現在の課題などを掲載することで求職者の共感を得られやすくなります。

社員紹介では具体的なエピソードを加えると、入社後のイメージがしやすくなります。

福利厚生

福利厚生は社員やその家族に提供される、給料以外の報酬です。企業にとって、 働きやすさをアピールできるコンテンツでもあります。

▲出典:エンジャパン株式会社福利厚生は求職者の80%以上が重視しており、採用サイトに欠かせません。

まず自社の福利厚生を洗い出し、採用サイトにもれなく掲載しましょう。実際に利用した社員の声の挿入や、制度の利用率を数字で解説することで、企業への信頼性が高まります。

研修制度

研修制度を紹介することで、 人材育成にも力を入れているとアピールできます。どのような研修制度が受けられるのかを具体的に紹介しましょう。

研修制度と共に、キャリアアップのステップの紹介も効果的です。求職者は入社後の自分の姿をイメージできるようになり、応募意欲につながりやすくなります。

他社と差別化できるコンテンツ

自社に必要な人材を確保するためには、 他社との差別化も必要です。求職者は複数の企業の採用サイトを比較しています。他社と同じような内容のサイトでは、自社の魅力を伝えられず、必要な人材が確保できません。

たとえば写真や動画、インタビューなどは、自社にしか作れない差別化コンテンツとなります。ほかにも社員同士の座談会や、1日の流れを漫画風にしてみるなど、ユニークな目線でのコンテンツ作りも効果的です。

求職者が他社と比較しても自社に応募したいと思えるような、差別化コンテンツを用意しましょう。

よくある質問

過去に求職者から多く寄せられた質問を紹介します。よくある質問をサイト内に設置し、求職者の不安や疑問を少しでも取り除きましょう。

「よくある質問」には以下のような内容が挙げられます。

  • 必要な資格
  • 応募方法
  • 未経験でも応募できるか
  • 年齢制限

採用サイト制作のポイント2つ

採用サイトを制作するポイントを2つ紹介します。

  • 求職者のニーズに合わせる
  • 会社データを数値で表す

求職者のニーズに合わせる

採用サイトは求職者の疑問や不安を取り除けるよう、 求職者のニーズに合わせて制作することが重要です。

しかし就職白書2022の調査結果では、情報開示に対する認識が企業と求職者の間で大きくズレていることがわかります。

「社内研修・自己啓発支援の有無」「求めている具体的な能力・人物像」に関しては約8割の企業が「情報提供した」と回答したのに対し、「知ることができた」と回答した学生は20~25%  

(引用:就職白書2022)

また求職者はネガティブな内容も含めた企業情報を必要としているため、企業側には 誠実な情報開示が求められています

これらの結果から、求職者の必要とする情報を提供することが採用を成功させるポイントと言えます。求職者のアンケート結果などを踏まえ、求められている情報を提供しましょう。

会社データを数値で表す

企業の 情報を 具体的な数値で表すことで、求職者にとってよりわかりやすく親しみのわく採用サイトが作成できます。

▲出典:株式会社GIGたとえばGIGINC.の採用サイトでは、上記のようにさまざまな情報を数値で表現しています。グラフやアイコンを使ったインフォグラフィックスで表現し、より親しみやすいサイトに仕上げています。

企業によっては育休取得者や入社前の業界の割合、好きなお酒の種類やフルマラソン完走率など、ユニークなデータを掲載しているところも。

インフォグラフィックスなら視覚的に情報を伝えられるので、求職者に情報を認識されやすくなります。自社にあるさまざまなデータを、数値化してみましょう。

採用サイト制作における注意点

採用サイト制作において注意すべき項目をご紹介します。

1. エントリー数の増加だけで満足しない

採用サイトの制作における目的は、エントリー数の増加ではなく、応募してくる人材のクオリティーを上げることです。

たとえば、採用サイトへのアクセス源は主に求人媒体です。このとき、幅広いユーザーに対するアプローチとして有効なSEOに注力をしても、求めるユーザーではないエントリー数ばかりが増える場合も。

採用サイトの効果を発揮させるには、流入源である求人媒体の内容をブラッシュアップするなど、応募者の質を上げる施策を検討する必要があります。

2. 全媒体の内容を共通にする

求人媒体やコーポレートサイトなど複数媒体を利用する場合は、募集要項などの内容に相違がないかを入念にチェックしておきましょう。メディアによって内容が異なると、ユーザーはどの情報が正確なのかが判断できず、エントリーを逃してしまう可能性があります。

しっかりと全ての媒体で内容が一致しているかを確認しましょう。

3. 運用中の分析を加味した機能を検討する

採用サイトは制作して終了ではありません。サイト制作の効果を最大限に発揮するためには、運用中の効果測定が重要です。一定期間計測をし、

  • 注目してほしい項目をユーザーが見ているか
  • あまり見られていない項目が何か

などを把握して、求められている情報を精査していくことが大切です。収集した情報に基づいて、効果的なサイトに改善をしていきましょう。

4. 外注先やサービスは実績を見て選ぶ

採用サイト制作で利用する企業やサービスを選ぶ際は、採用サイトの制作実績をしっかりと見て選びましょう。実績の数や自社に類似した案件があるかを見て選ぶことで、クオリティ担保や制作イメージのしやすさにつながります。

【成功事例】参考にしたい採用サイト

参考にしたい採用サイトを次の目的順にご紹介します。

  • 新卒向け
  • 中途向け

新卒向け採用サイト「株式会社ニトリ」

▲出典:株式会社ニトリ

株式会社ニトリの採用サイトは、ユーザーが気になる情報の豊富さとデザインの見やすさが特徴です。

企業情報や事業紹介のほかにも、社員の働き方や人材育成、求職者からのよくある質問など、ユーザーの知りたいさまざまな情報が掲載されています。一方で、わかりやすく整理されているため、見ずらさを感じません。

また、各種SNSとの連携や採用案内デジタルブックの掲載など、さまざまな媒体を繋げた仕組みも参考にできるポイントです。

そのほか、新卒向け採用サイトの成功事例や求職者目線の乾燥などについて詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

関連記事:新卒向け採用サイトの成功事例10選!好感度ランキング順に解説

中途向け採用サイト「Chatwork株式会社」

▲出典:Chatwork株式会社

Chatwork株式会社の採用サイトは、採用コンセプトである「野心と確信。」を元に制作されています。

印象的なメッセージである「日本でジャイアントキリングをおこす」の文字を打ち出すことで、会社の方向性の表現や意欲のある求職者へのアピールを同時に行なっています。

また、Chatwork株式会社ならではのユニークな人材や社内制度を発信し、人材・カルチャーに注力している点が特徴的です。

そのほか、参考にできるデザインやターゲットに合わせた採用ブランディングに必要な制作ポイントなどを知りたい方は、次の記事をご覧ください。

関連記事:採用サイトのデザイン事例30選|採用ブランディングを強化するポイントも解説

採用サイトの制作にかかる費用

採用サイト制作にかかる費用は、自社で制作するか外部に委託するかによって大きく変動します。下記では、それぞれの費用について順に解説します。

自社で制作する費用

Webサイトやデザイン制作会社では、Webサイト制作の人員にかかる人件費程度の費用で抑えられるため、比較的コストは少ないでしょう。

一方で、Webサイト制作やデザインに関する知識やノウハウが少ない場合は、外注費などで想定以上にコストが発生することがあります。

また、ソフトやツールを導入する場合は、初期費用や運用コストがかかるため、あらかじめ見積もりを立てながら計画を進めましょう。

外部委託する際の費用

採用サイトの制作を外部委託する場合は、制作会社やサイト規模、作業範囲などによって料金が変わります。

必要最低限のコンテンツが揃った採用サイトは、10~50万円程度で委託できます。

オリジナルコンテンツを1から作成し、インタビュー記事や採用動画の作成を委託したい場合の費用相場は、50~150万円程度です。

また、採用管理ツールと連携したり、大規模な採用サイトを構築する場合には、150万円以上の費用がかかると想定しておきましょう。

LeadGridで自社の魅力が伝わる採用サイトを作ろう

効果的な採用に、採用サイトは不可欠です。求職者が必要としている情報を提供しつつ、自社の魅力が伝わる採用サイトを制作しましょう

制作後も自社でサイト編集していきたいとお考えであれば、弊社開発のCMSであるLeadGridを使って採用サイトを制作してみてはいかがでしょうか?

LeadGridには、採用サイトに必要な機能が多くあります。セキュリティ対策はもちろん、採用サイトには欠かせない資料ダウンロード機能、イベント情報や申し込み者等の一元管理機能なども標準搭載されています。

見たまま編集ができるので、サイト更新のたびに外注を挟むことなく担当者自身でサイトの編集が可能です。

LeadGridの詳しいサービス紹介資料はこちらから無料でダウンロードできるので、ぜひご検討ください。

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LeadGrid BLOG編集部
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LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。

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