大規模Webサイトに適したCMS6選|選び方についても|Webサイト制作 / CMS・MAツール|LeadGrid(リードグリッド)

大規模Webサイトに適したCMS6選|選び方についても

目次

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大規模なWebサイトの制作ではセキュリティ対策、多言語対応、デジタルマーケティング機能など高度な要件が求められます。

本記事では、そんな大規模サイトに最適なエンタープライズ向けCMSの選び方について解説します。CMS選定の際の4つのポイントや、大規模サイトによく利用されるCMSを6つもご紹介。これからCMSを導入予定の企業は要チェックです。

大規模CMSとは

大規模(エンタープライズ向け)CMSとは、数百から数千ページ規模のWebサイトを管理するためのシステムです。多数のページを一元管理しつつセキュリティ、パフォーマンス、機能拡張性などの面で、中小規模のCMSよりも高度な対応力を備えています。大規模サイトの運営では、公開ページ数の多さに加えて、サイト運営に携わる人数や部署も多岐にわたるため、CMSには堅牢性とともに使いやすさも求められるのが特徴です。

大企業のWebサイトや多言語展開するグローバルサイト、アクセス数の多いメディアサイトなどでは、大規模CMSの採用が一般です。代表例としては、オープンソースのDrupalや商用のSitecore、Adobe Experience Managerなどが挙げられます。

小規模・中規模CMSとの違い

CMSは一般に、管理するページ数に応じて小規模、中規模、大規模の3つに分類されます。それぞれの規模で求められる機能は異なるため、自社サイトの規模を適切に見極めた上でCMSを選ぶことが重要です。

小規模CMS→中規模CMSで増える機能

小規模CMSと中規模CMSで違う機能は主に次の4つです。

  • カスタマイズ性
  • ユーザー/グループ権限管理
  • ワークフロー管理

これらの機能が不要な場合は小規模CMSで問題ない、ということになります。

小規模CMSはWixやStudioなどの自由度の低いCMS、もしくはWordPressなどのオープンソースが一般的です。初期費用を抑えられる一方、自社での運用保守が必要です。中規模になるとa-blog cmsや、BiNDupなどの商用CMSの採用が増えます。カスタマイズ性が高く、ソフトウェア保守によって安定運用できるのが特長です。

中規模CMS→大規模CMSで増える機能

中規模CMSと大規模CMSで主に異なる機能は次の4つです。

  • 多言語・マルチサイト管理
  • 高度なセキュリティ
  • デジタルマーケティング機能
  • 他システム連携

詳細は後述しますが、大規模CMSでは中規模の機能に加えて多言語サイトの一元管理やサイトの統廃合、デジタルマーケティング機能、基幹システム等との連携といった、よりハイレベルな要件に対応できます。

これらが必要な場合は、大規模CMSを選びましょう

大規模サイト向けCMSに求められる機能

続いて、大規模サイト向けCMSに特に求められる機能をご紹介します。自社の要件に合わせて、CMSを比較・検討する際の参考にしましょう。

セキュリティ

大規模サイトはハッキングの格好のターゲットになりやすいため、堅牢なセキュリティは大前提です。アプリケーションレイヤー、インフラストラクチャレイヤーの両面から、包括的なセキュリティ対策を施すことが重要です。

アプリケーションレイヤーでは、アカウント管理、アクセス制御、改ざん検知、WAFなどに加え、定期的な脆弱性検査とアップデートで安全性を維持します。インフラストラクチャレイヤーでは、ネットワーク分離、暗号化通信、DDoS対策、IPS/IDSなどが挙げられます。

参考:LeadGridのセキュリティ対策とサポート

多言語対応

グローバルサイトを展開する大規模サイトでは、多言語コンテンツを一元管理する仕組みが不可欠です。言語や地域ごとにサイトを分けつつ、コンテンツの内容を統一的に管理・配信できる多言語機能を備えているかがポイントになります。

また文字コードの違いによる文字化けなどの問題が発生しないよう、Unicodeに対応していることも重要です。

関連記事:多言語サイトの制作におすすめのCMSは?9の選び方とともに解説

関連記事:多言語サイトの制作事例10選|多言語サイトならではの制作のポイントも

デジタルマーケティング

大規模サイトではサイトを通じてリードを獲得し、ビジネス課題の解決につなげることが求められます。そのため単なるコンテンツ管理システムにとどまらず、デジタルマーケティングツールとしての機能を兼ね備えているかが選定の基準になります。

例えばA/Bテストやパーソナライズ、レコメンデーション、フォーム、ソーシャル連携など、コンバージョンを高めるための機能は必須と言えるでしょう。

加えてマーケティングオートメーション、CRM、解析ツールなど、他のマーケティングツールとの連携力も大事なポイントです。

ワークフロー・承認機能

大規模サイトの運営には複数の部署が関わることが多く、Web担当者だけでは対応しきれないケースがほとんどです。

各部署からの情報をスムーズに集約し、コンテンツの作成・承認・公開をシームレスに行えるワークフロー機能があると、運用負荷を大幅に下げられます。

ワークフロー・承認機能では、ユーザーやグループごとに権限を設定できるロールベースのアクセス制御が重要です。

ステータス管理、メール通知、コメント機能などにより、関係者間の認識齟齬を防ぎ、スムーズな更新・公開を実現できます。

他システム連携

大規模サイトでは、CMSをデジタルマーケティングのハブと位置付け、他システムとの柔軟な連携が求められるケースが増えています。

特にSalesforceなどのCRM、Adobe Marketo Engage、Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)などのBIツールとのAPI連携が重要です。

また製品情報や企業情報など、基幹システム上のデータをCMSに同期する機能があれば、情報の二重管理を防げるほか、サイトの信頼性向上にもつながるでしょう。さらにECサイトとの連携によるオムニチャネル展開など、CMSを起点としたDXシナリオを描くケースではCMSが対応するかを確認する必要があります。

大規模サイト向けのCMSを選ぶ4つのポイント

ここまで大規模サイトに求められるCMS機能について説明してきました。ここからはそれらを踏まえ、実際にCMSを選定する際の判断基準を以下4つ挙げます。

  1. サイトの規模に見合っているか
  2. 運用管理のしやすさ
  3. サポート体制
  4. 費用対効果

1. サイトの規模に見合っているか

事前にサイトやシステムの規模感を整理した上で、適した機能を備えたCMSを選ぶことが大切です。判断基準としては次の4点が挙げられます。

  • ページ数、サイト数、言語数
  • 年間のページビュー(PV)数
  • 運用に携わるメンバー数
  • 求められるセキュリティレベル

大規模サイトの場合、ページ数は数百~数千規模、年間のPV数は数億といったケースが一般的です。メンバーも数十名以上が関わることが多いため、求められる機能やセキュリティレベルは中小規模とは段違いです。

そのため中小規模向けの安価なCMSを採用しても、すぐに問題が発生してしまうおそれがあります。後々の移行コストを考えても、最初から大規模向けのCMSを選んでおきましょう。

2. 運用管理のしやすさ

CMSの機能は、管理画面の使い勝手に大きく左右されます。直感的に操作でき、作業効率を高められるかどうかは、運用管理のしやすさを測る重要な指標といえるでしょう。

  • コンテンツ、アセットの一元管理
  • 多言語の切り替えとローカライズ
  • ドラッグ&ドロップ操作
  • プレビュー機能
  • マルチデバイスでの閲覧
  • 使いやすいユーザーインターフェース

大規模サイトの場合、運用に携わるメンバーの習熟度はまちまちです。それでも、直感的に使えて、効率的にコンテンツ制作・承認ができる操作性は必須の要件と考えられます。

デモ画面を実際に操作してみたり、ユーザー事例を集めるなどして、使い勝手を入念にチェックすることをおすすめします。

3. サポート体制

大規模サイトでは、障害発生時の影響が甚大になりやすいため、手厚いサポート体制が欠かせません。サポートの判断基準としては、次の3点を意識しましょう。

  • 平日の営業時間外対応
  • 休日や夜間の対応
  • サポート経験の豊富なエンジニアの在籍

システム障害は、休日や夜間に起こることも珍しくありません。そうしたときでも安心して任せられる24時間365日の手厚いサポート体制があるかどうかは、大規模サイト運営の成否に直結します。

ベンダーの顧客事例などで、大手企業への導入実績やサポート力をしっかりと見極めておくことが大切だと言えます。

4. 費用対効果

CMS選定で見逃せないのが費用対効果です。特に大規模サイトの場合は初期費用だけでなく、運用に伴って発生する保守費用も考慮に入れる必要があります。判断材料としては、次のような観点が挙げられます。

  • ライセンス体系
  • 同時アクセス数に応じた価格設定
  • バージョンアップ費用
  • カスタマイズの柔軟性
  • 他システム連携による運用コスト削減

コストを抑えたいからと言って、安易にオープンソースのCMSを選ぶのは危険です。脆弱性対策や機能アップデートに伴う保守費用、またトラブル時の復旧費用は別途かかってしまい、結局高額になる傾向にあります。

長期的な視点での費用対効果を見据え、自社に最適なCMSを選定することが重要といえるでしょう。

大規模サイトに適したCMS6選

ここからは大規模サイトに定評のある国内外のCMSを6つご紹介します。

1. LeadGrid

LeadGridは大規模サイトへの実績が豊富なCMSのひとつです。株式会社GIGが提供するLeadGridはリード獲得に特化した機能を備えており、Webマーケティングの実績が豊富なGIGの知見が詰まっています。

LeadGridの大きな特徴は、シンプルでわかりやすい操作性です。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップで直感的にサイトを構築・編集できます。またSEOに必要な機能を標準で搭載しているため、SEO効果の高いサイトを作ることが可能です。

さらにLeadGridは純国産のCMSであり、セキュリティ面でも安心して利用できます。専門的な知識がなくても使いこなせる使いやすさと、手厚いサポート体制も魅力のひとつといえるでしょう。

費用対効果としても、アクセス数に応じて費用が変わるオートスケール対応で経済的です。

大規模サイトを運営する企業にとってLeadGridは集客力を高め、リード獲得を効率化できる頼もしいCMSといえるでしょう。

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Movable Type

▲出典:シックスアパート株式会社

Movable Typeは、大規模サイトに人気のCMSのひとつです。国内導入実績が5万サイト以上あり、日経平均株価構成銘柄の59%、東証プライム上場企業の38%、国立大学の81%に採用されています。

Movable Typeは静的CMSなのでアクセス負荷に強く、アクセスが集中してもページ表示速度が低下しにくいのが特徴です。またセキュリティ性が高く、1つのデータベースに複数サイトの構築が可能なので、大規模サイトや複数サイトの一括管理に適しています。

関連記事:Movable Typeとは?特徴やWordPressとの違いを解説

関連記事:静的CMSとは?動的CMSとの違いや選び方についても

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Drupal

▲出典:Drupal




Drupalは非常に柔軟で拡張性の高いオープンソースのCMSで、世界中の大企業や国際機関に採用されています。

Drupalの最大の強みは多言語対応にあります。最新バージョンのDrupal 10では、標準で100近くの言語に対応しており、サイト内のあらゆるコンテンツや要素に対して翻訳を追加できます。またページやURL単位での多言語化にも標準で対応しているため、複数の言語で展開する大規模サイトに最適です。

さらにDrupalは、優れたセキュリティ対策や拡張性の高さ、デジタルマーケティング機能など、大規模サイトに必要な機能を備えています。ユーザーごとに細かな権限設定やワークフローのカスタマイズも可能です。

関連記事:Drupalとは?メリット・デメリットや導入に適したサイトも解説

Drupalの詳細はこちらから

Sitecore

▲出典:Sitecore

Sitecoreは大規模サイトに人気のCMSのひとつです。多言語対応はもちろん、CRMなどの外部システムと連携し、ユーザーの属性や行動に応じて最適化されたコンテンツを配信できます。

コンテンツ管理だけでなく、キャンペーン管理やマーケティングオートメーション機能も充実。アクセス解析やA/Bテストなど、Webマーケティングに必要な機能がオールインワンで揃っています。

Sitecoreの詳細はこちらから

ShareWith

▲出典:ShareWith

ShareWithは、大規模サイトの運営に最適なクラウド型CMSとして人気を集めています。

直感的な操作性と強固なセキュリティを兼ね備え、ページの編集から公開までをひとつのプラットフォームで完結できます。マニュアルレスな設計で機能面が優れており、TDnet連携による自動更新機能なども初期実装されているため、IRサイトの構築にも強みを発揮します。

また、ShareWithは複数サイトを一元管理できる「ShareWith群」ソリューションを提供しており、多言語展開を含むグローバルサイトの運用にも適しています。24時間365日の監視体制とサポートデスクにより、運用負担を大幅に軽減できるのも魅力です。

関連記事:ShareWithとは?特徴や評判、料金と導入がおすすめなケースを解説

ShareWithの詳細はこちらから

Adobe Experience Manager

▲出典:adobe.com

Adobe Experience Managerは生産性とユーザー体験の向上に強みがあり、エンタープライズ向けCMSとして高い人気を誇っています。

DAM(デジタルアセット管理)とCMSを組み合わせた先進的なプラットフォームにより、膨大なデジタルコンテンツを効率的に一元管理できます。

AIを活用した自動化されたワークフローとdobe Marketing Cloudをはじめとするアドビ製品との連携により、統合されたデジタルマーケティング基盤を実現できます。

関連記事:Adobe Experience Managerとは?価格や評判、料金と導入がおすすめなケースを解説

Adobe Experience Managerの詳細はこちらから

大規模WebサイトならLeadGridまでご相談を

本記事ではCMSの選び方と大規模サイトに最適なCMS6選を紹介しました。

大規模CMS選定のポイントはセキュリティ、運用管理のしやすさ、サポート体制、費用対効果の4つです。自社の要件にマッチしたCMSの比較検討に役立てていきましょう。

株式会社GIGではCMS「LeadGrid」の提供を通じて、大規模Webサイトのリプレイスや運用設計のお手伝いをしています。

リリース後のマーケティングのサポートも行っているため、コーポレートサイトやサービスサイト、多言語サイト構築などのご相談は、ぜひLeadGridまでお問い合わせください。

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記事を書いた人

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LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。

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