IRサイト制作の費用相場は?納得感のある見積もりを得るコツも
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IRサイトを制作・リニューアルする費用は、おおよそ50万円〜が目安です。ほかのWebサイトと同様に、デザイン、機能、サイト規模(ページ数)などで制作費用は上下します。
本記事では、IRサイトの制作にかかる費用相場と内訳について詳しく解説します。納得感のある見積もりを得るコツも紹介しますので、適正な相場がわからずお悩みの方はご一読ください。
IRサイト制作費用の相場
IRサイト制作にかかる費用目安は、コーポレートサイトの制作費用とおおよそ同じです。
費用目安(制作期間) | サイトの内容 |
50万円〜200万円(1か月〜3か月) | デザインはテンプレート使用、またはデザインリニューアルのみ |
150万円〜300万円(1か月〜3か月) | オリジナルデザインでの制作 |
300万円〜(3か月〜) | フルオーダー対応 |
コーポレートサイトの制作費用の相場は、サイト規模や搭載したい機能、デザイン、依頼先となる制作会社の規模などで変動します。
費用相場別コーポレートサイト事例集を下記にご用意しておりますので、比較検討にご活用ください。無料でダウンロードいただけます。
IRサイト費用の内訳
IRサイト制作にかかる費用の内訳を紹介します。
費用項目 | 目安 |
ディレクション費用 | 30万円〜300万円 |
サイト設計費用 | 10万円〜80万円 |
デザイン費用 | トップページ:50万円〜 下層ページ:15万円〜 レスポンシブ対応:5万円〜 |
コーディング費用 | 20万円〜 |
システム開発費用 | 500万円〜 |
CMS・IRサービス導入費用 | 数万円〜 |
コンテンツ制作費用 | 5万円〜15万円 |
撮影費用 | 20万円/1日 |
サーバー・ドメイン設定費用 | 3万円〜 |
多言語対応費用 | 30万円〜 |
費用の内容はここから詳しく解説しますが、前提として上記はあくまで目安です。すべての項目が必要なわけではなく、また内訳の費用相場も依頼内容によって上下します。
なお、ここで紹介する内容は下記の無料ダウンロード資料にまとめてあります。お急ぎの方は資料をダウンロードしてご活用ください。
ディレクション費用
ディレクション費:30万円〜300万円
ディレクション費とは、IRサイト制作プロジェクトの指揮・進行管理にかかる費用です。
「見積もり金額 ✕ 10%〜30%」が目安ですが、制作会社によっては「作業日数 ✕ ディレクターの人日単価」で割り出すパターンもあります。
ディレクション費はプロジェクト内容やWeb制作会社の技術力などで変動し、提案力や企画力を強みとしている制作会社は高めになる傾向があります。
サイト設計費用
サイト設計費用:10万円〜80万円
IRサイト内のどこにどの情報を配置するかを設計する費用であり、ワイヤーフレームやサイトマップを作成する費用の総称です。サイト規模がおおきいほど作業が複雑になるため、サイト設計費用の相場も高くなる傾向があります。
IRサイトは比較的情報量が多いタイプのサイトです。サイト設計の良し悪しがサイトの使い勝手に直接影響するため、多少割高になってもサイト設計のスキルが高い制作会社への依頼をおすすめします。
デザイン費用
- トップページ:50万円〜
- 下層ページ:15万円〜
- レスポンシブ対応:5万円〜
Webサイトのデザイン制作にかかる費用です。デザインの内容やデザイナーのスキルで費用相場が変動します。
下層ページとはトップページ以外のページのことです。またレスポンシブ対応とは、ユーザーが使用しているデバイスの画面サイズに応じて表示を調整できるデザインを指します。
いまはIRサイトをスマートフォンやタブレットで閲覧する投資家・株主も多いため、IRサイトのレスポンシブ対応はほぼ必須と言えるでしょう。
コーディング費用
コーディング費用:20万円〜
サイトデザインをブラウザで表示できるよう変換する費用です。費用は「エンジニアの人日単価 ✕ 想定作業日数」で決まります。
複雑なデザインや機能のついたサイトは、作業時間が増えるため費用も高くなります。またレスポンシブデザインを使用する場合は、コーディングでも追加で費用が必要です。
システム開発費用
システム開発費用:500万円〜
独自システムを開発・実装する場合にかかる費用です。一般的なCMSやツールの導入のみであれば、この費用はかかりません。
たとえばIRサイトによく導入されるTDnet/EDINETとの自動連携機能も、既存サービスを利用するのであればシステム開発費用は不要です。
CMS・IRサービス導入費用
CMS・IRサービス導入費用:数万円〜
CMSやIRサービスといったシステムをIRサイトに実装するための費用です。利用するシステムの個数に応じて費用は上下します。
コンテンツ制作費用
コンテンツ制作費用:5万円〜15万円
IRサイトに掲載する文章や画像などのコンテンツ制作にかかる費用です。制作会社に任せずに内製する場合は不要です。
社長メッセージなど、取材やインタビューが必要なコンテンツ制作の場合は費用が加算されます。
撮影費用
撮影費用:20万円/1日
会社の外観やインタビュー風景の撮影など、プロのカメラマンが撮った写真の用意にかかる費用です。1日で撮影が終わらない場合は「日数 ✕ カメラマンの人日単価」で加算となります。
サーバー・ドメイン設定費用
サーバー・ドメイン設定費用:3万円〜
サーバーやドメインの設定を制作会社に任せる場合にかかってくる費用です。自社で設定する場合はかかりません。
多言語対応費用
多言語対応費用:30万円〜
IRサイトを多言語対応にする費用です。言語によってサイト設計やデザインを変えたい場合は、別途料金が加算されます。
海外投資家をターゲットに見据えるならIRサイトの多言語対応は必須と言えますが、スタンダード市場とグロース市場では多言語化していないサイトもあります。企業のIR活動方針や運用リソースから要否を判断すると良いでしょう。
多言語サイトへの制作フローや既存サイトの多言語化については、以下の記事をご覧ください。
関連記事:多言語サイトの制作費用相場は?料金に関連する要素についても
IRサイト維持費の内訳
IRサイトは制作したあともランニングコストがかかります。サイトの維持にかかる費用について内訳を紹介します。
費用項目 | 目安 |
CMS・IRサービスの月額利用料 | 1万円〜20万円/月 |
サーバー・ドメインの利用料 | 1万円〜3万円/年 |
障害対応費用 | 5,000円〜5万円 |
その他 | コンテンツの追加費用:5万円〜 アクセス解析費用:数千円〜 |
CMS・IRサービスの月額利用料
CMS・IRサービスの利用料:1万円〜20万円/月
CMSやIRサービスなど、IRサイトへ導入したシステムの月額利用料です。システムによって料金が異なります。また項目名が「更新費用」となっている場合もあります。
サーバー・ドメインの利用料
サーバー・ドメインの利用料:1万円〜3万円/年
サーバーやドメインの維持にかかる年間費用です。サーバーの利用料はスペックや容量で異なります。
ドメインは種類によって更新費用が異なり、一般的に使用される「.com」や「.jp」は1,000円〜3,000円/年ほどです。
障害対応費用
障害対応費用:5,000円〜5万円/月
IRサイトに何らかの障害が発生したときの対応にかかる費用です。保険のような月額制と、トラブルが発生した際に1回◯万円〜で対応してもらうパターンがあります。自社で障害対応する場合は不要です。
その他
- コンテンツの追加費用:5万円〜
- アクセス解析費用:数千円〜
IRサイトに新しいコンテンツを追加したり、アクセス解析の分析を外注したりする場合にかかる費用です。こちらも自社で対応する場合は不要な項目になります。
IRサイト制作で納得感のある見積もりを得るコツ
Webサイト制作にあたり、適正金額を把握することは非常に大切です。IRサイト制作で納得感のある見積もりを得るコツを紹介します。
目指すサイトイメージを明確にしておく
Web制作会社へ依頼する前に、下記を明確にしておきましょう。
- IRサイトのターゲット
- 掲載したい情報
- 導入したいIRサービス
- 実装したい機能
なにも決めずにすべて制作会社へ丸投げするのはおすすめしません。必要な機能が備わっていないIRサイトや、逆に運用体制に対してオーバースペックすぎるIRサイトを納品されるおそれがあります。
制作会社と認識をすり合わせるツールとして、提案依頼書(RFP)の用意をおすすめします。書き方を以下の資料にまとめていますので、ぜひご活用ください。
IRサイトに掲載するコンテンツやIRサービスについては以下の記事をご覧ください。
関連記事:IRサイトとは?IRの意味やコーポレートサイトとの違い、掲載コンテンツを紹介
関連記事:IRサイトで活用できるIRサービスを紹介!サービス導入時の注意点も
また、デザインイメージが近い参考サイトを伝えることも、適正なデザイン費用を知るために有効です。以下の記事で市場区分別にIRサイトのデザイン事例を紹介していますのでご活用ください。
関連記事:IRサイト制作で参考にしたいデザイン9選!投資家から評価されるポイントも解説
複数社から相見積もりを取る
ほかのWebサイト制作と同じく、2、3社から見積もりを取って費用相場を確認することをおすすめします。ただし、見積もりを見るときはトータル金額だけでなく、必ず内訳を確認してください。
- 必要な項目が記載されているか
- 他の見積もりと乖離がおおきい項目がないか
この2点をチェックし、もし「他社の見積もりにある項目がない」または「項目はあるが他社と金額が違いすぎる」場合は理由を問い合せると良いでしょう。納得感のある回答が返ってくれば、信頼できる制作会社だと判断できます。
IRサイトの制作費用が不明瞭な理由
IRサイトの制作費用をネット検索で調べても、なかなか金額が出てきません。この理由は以下の2つがあげられます。
- IRサイトはコーポレートサイトの一部として制作することが多い
- そもそもWebサイトの費用相場にかなり幅がある
よくあるのが、コーポレートサイトのリニューアルのタイミングで、IRサイト(IRページ)も一緒に制作するケースです。コーポレートサイトとデザインコンセプトを統一して制作できるため、プロジェクトにかかる手間と費用の両方でメリットがあります。
逆に言うと、1つのWebサイトとして新規でIRサイトを作るケースが少ないため、単体での費用算出が難しいのです。加えてWebサイトの費用相場が、サイト規模、デザイン、機能、依頼先などで変動することもおおきいでしょう。
とはいえ「IRサイトだから制作費用が高額になる」とは考えにくいため、同規模のコーポレートサイトと制作費用の相場は同じと考えて問題ありません。
関連記事:Web制作の料金相場を紹介!サイト別・依頼先別でわかりやすく解説
IRサイトのみ別のCMSで制作もできる
コーポレートサイトとあわせて制作する場合、IRサイト部分だけCMSを変更することも可能です。
IRサイトに特化したCMS(IR CMS)を導入すれば、更新負担と情報漏洩リスクの両方を軽減できます。またコーポレートサイトとIRサイトで運営・管理部門がわかれている企業では、CMSをわけたほうが管理しやすくなるでしょう。
ただ、コーポレートサイトと同じCMSでIRサイトも管理できれば、ランニングコストは節約できます。四半期に1回程度の更新頻度で済むのであれば、同じCMSを導入するのも一案です。
金額別!コーポレートサイト+IRサイトの事例
株式会社GIGがコーポレートサイトと一緒に制作したIRサイトの事例を制作費用の相場別に2件紹介します。制作物と金額のイメージを捉える参考にしてください。
300万円〜800万円|株式会社jig.jp 様
株式会社jig.jp様の事例では、コーポレートサイト制作にあたりIRページを含めてご依頼いただきました。制作費用の相場は300万〜800万円です。
IRページにはIR CMS『IR ポケット』を、コーポレートサイトのGIGの独自CMSは『LeadGrid』を導入しています(LeadGridは各IR CMSと連携可能)。
株式会社Jig.jp様の制作事例はこちら
800万円以上|株式会社BeeX 様
株式会社BeeX様の事例では、IRページも含めたコーポレートサイトのリニューアルをご依頼いただきました。制作費用の相場は800万円〜です。
IRページにはIR CMS『E-IR』を、コーポレートサイトにはCMS『LeadGrid』を導入しています。
株式会社BeeX様の制作事例はこちら
IRサイト制作をお考えならLeadGridへ!
IRサイトの制作費用はサイト規模、機能、デザイン、依頼先となる制作会社の規模などで変動します。一律でいくらといった回答が難しいため、適正な相場目安を知りたい場合はWeb制作会社に見積もり依頼をする必要があります。
IRサイトの制作・リニューアルをお考えなら、ぜひLeadGridにご相談ください。LeadGridは株式会社GIGがコーポレートサイト制作などで使用するクラウド型CMSです。企業サイトに必要となる十分なセキュリティ対策を備え、各IR CMSとも連携可能です。
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