社労士事務所に有効なデジタルマーケティング施策｜課題や成功事例も｜Webサイト制作 / CMS・MAツール

Webマーケティング

社労士事務所に有効なデジタルマーケティング施策｜課題や成功事例も

# Webサイト

# Webマーケティング

# オウンドメディア

# コンテンツマーケティング

# リード獲得

2024.06.19

士業に特化した
サイト制作事例集、無料配布中！

弁護士・税理士・社会保険労務士など、士業のためのWebサイト制作に特化した事例集を無料で配布しております。この資料では、成功事例を通じて、効果的なWebサイトの設計や運営方法を具体的な事例を通してご紹介しています。

無料でダウンロードする

インターネットの普及により、潜在顧客は社労士を選ぶ際にオンラインで情報収集するようになりました。つまり、デジタル施策を怠ればビジネスチャンスを逃してしまう可能性があるのが現状といえます。

そこで本記事では、社労士事務所に有効なデジタルマーケティング施策と、具体的な成功事例を解説します。デジタルマーケティング成功のためのポイントについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

社労士事務所におけるデジタルマーケティングの課題

はじめに、社労士事務所におけるデジタルマーケティングの課題について下記3点より解説します。

施策が多すぎて何から始めるべきかわからない

社労士事務所がデジタルマーケティングに取り組む際、SEOやSNSマーケティング、Web広告など選択肢が多岐にわたるため、どの施策から着手すべきか判断に迷われるケースが少なくありません。

限られたリソースの中で効果的なマーケティングを行うためには、自社の強みや目的に合致した施策を見極め、優先順位をつけて実行に移すことが重要となります。まずは事務所の特色を活かせる分野に的を絞り、試行錯誤を重ねながら徐々に施策の幅を広げていくアプローチが賢明でしょう。

社労士ならではの専門性を前面に打ち出したコンテンツマーケティングなどは、差別化を図るうえで有力な選択肢の一つといえます。

人的リソース・予算が不足している

社労士事務所の多くは、人員体制や予算規模の制約からデジタルマーケティングに十分なリソースを割けない状況にあります。とくに小規模な事務所では社労士業務とマーケティング業務を並行して行わなければならず、時間的・体力的な負担が大きくのしかかります。

こうした課題を克服するには、得意分野に特化したマーケティング戦略を立て、無理のない範囲で着実に実行していくことが大切です。外部リソースの活用も視野に入れつつ、費用対効果を見極めながら、長期的視点に立った取り組みが求められます。

目的に応じたデータ蓄積・活用ができていない

デジタルマーケティングの基盤となるのがデータの蓄積と分析です。しかし多くの社労士事務所では、アクセス解析などの基本的なデータ収集は行っているものの、戦略的な活用方法が確立できていないケースも少なくありません。

潜在顧客のニーズや行動を可視化し、マーケティング施策の改善に役立てるには、明確な目的意識を持ったデータ運用が不可欠です。社労士事務所に適したKPI（重要業績評価指標）を設定し、PDCAサイクルを回しながらデータドリブンな意思決定を行うことが求められます。

社労士事務所に有効なデジタルマーケティング施策

続いて、社労士事務所に有効なデジタルマーケティング施策を紹介していきます。

SEO

SEOとは検索エンジン最適化のことで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示されるよう、Webサイトのコンテンツや構造を最適化する施策です。

社労士事務所のSEOでは、地域や専門分野に合わせてターゲットを明確にすることが重要です。たとえば東京の助成金専門事務所なら、「東京都助成金申請」「助成金申請東京」など地域に関するキーワードと、「助成金申請代行」「助成金コンサルティング」などサービスに関するキーワードを組み合わせて対策を行います。

またSEOでは、コンテンツSEOとテクニカルSEOの両面を対策することが求められます。どちらかが欠けていると成果が出にくいため、コンテンツの最適化とともにWebサイトの整備も必要となるのです。

関連記事：コンテンツSEOとは？やり方やメリット、効果を出すコツについても

関連記事：SEOの内部施策ですべき16のこと｜目的とやり方を合わせて解説

なお、Webサイトを作ってから5年以上経過しているなら、掲載情報やデザインを刷新するためのリニューアルを検討しましょう。LeadGridでは士業のWebサイト事例を資料化しています。ぜひ下記よりダウンロードして比較検討の際にご活用ください。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、ブログやSNS、メールマガジンなどを通じて有益な情報を発信し、潜在顧客との信頼関係を構築する手法です。社労士事務所の場合、労務管理や助成金活用に関する専門知識を活かした記事やQ&A形式のコンテンツが効果的でしょう。

コンテンツマーケティングは、デジタルマーケティングの中核をなす施策の一つです。自社の専門性や強みを訴求することで、ブランディングや認知度向上に大きく貢献します。さらにSEOやSNSマーケティングとも密接に関連しており、それらの施策の基盤となるコンテンツを提供する役割も担っています。

関連記事：社労士のコンテンツマーケティング手法6選｜成功事例や成功のポイントも

関連記事：コンテンツマーケティングとは？種類やメリット、成功事例を徹底解説

Web広告

Web広告には、リスティング広告やディスプレイ広告などの種類があります。リスティング広告はGoogleやYahoo!の検索結果ページに表示される広告で、関連するキーワードで検索したユーザーに対して訴求できます。一方のディスプレイ広告は、Webサイトやアプリ上に表示されるバナー広告などを指します。

Web広告は即効性のある集客手段として活用できます。適切なキーワードやターゲティング設定により、興味関心の高いユーザーにアプローチすることが可能です。

デジタルマーケティングにおいて、Web広告はコンテンツマーケティングやSEOなどの施策と相互に関連しています。たとえばコンテンツマーケティングで作成した記事をSEOで最適化し、Web広告で集客を図るといった具合です。

関連記事：Web広告運用は何をする？具体的な運用方法や成果を出すコツを紹介

MEO

MEOとは、Googleビジネスプロフィールを活用した地域SEO対策のことです。Googleビジネスプロフィールに事務所情報を登録し、サービス内容や所在地、営業時間、写真などを充実させることで、Googleマップでの露出を高められます。

MEOは、地域密着型のビジネスである社労士事務所にとって特に重要な施策といえます。地域名と関連キーワードで検索した際に自社がGoogleマップ上で上位表示されることで、ローカルユーザーからの問い合わせ増加が見込めます。

MEOに加え、地域を絞ったSEOも有効です。たとえば「東京港区社労士事務所」「横浜助成金申請代行」などのロングテールキーワードを意識し、地域に特化したコンテンツを作成することで地元企業からの集客が期待できるでしょう。

SNSマーケティング

SNSマーケティングは、FacebookやX（旧Twitter）、Instagramなどのソーシャルメディアを活用したマーケティング手法です。事務所の公式アカウントを開設し、フォロワーとのエンゲージメントを高めることで、信頼関係の構築と見込み客の獲得を目指します。

SNSは、潜在顧客との直接的なコミュニケーションが可能なチャネルです。事務所の日常やスタッフの人となりを伝えることで親しみやすさを演出したり、専門的な情報を発信して顧客の悩みを解決したりと、多様なアプローチが可能です。

デジタルマーケティングの文脈では、SNSはコンテンツ拡散の起点としても重要な役割を果たします。作成したコンテンツをSNSで発信・共有することで、より多くの潜在顧客にリーチできるためです。

動画マーケティング

動画マーケティングは、YouTubeに代表される動画共有サイトやSNS上で動画コンテンツを配信し、視聴者の関心を引き付ける手法です。社労士事務所の場合、就業規則の解説動画や、社労士の1日の業務内容を紹介する動画などが考えられます。

動画は、テキストや画像よりも強いインパクトを与えられる点が特徴です。短時間で事務所の雰囲気や専門性をアピールできるため、潜在顧客に対する訴求力は非常に高いといえます。また、YouTubeは検索エンジンとしての側面も持っており、SEOとしても有効に機能します。

動画マーケティングは、コンテンツマーケティングの一環として位置づけられます。作成した動画コンテンツをSNSで発信したり、Webサイトに埋め込んだりすることで認知度向上やリード獲得につなげることができるでしょう。

ウェビナー

ウェビナーとは、オンライン上で開催するセミナーやイベントのことです。社労士事務所の場合、助成金や労務管理に関する勉強会などが適しているでしょう。

ウェビナーは、コロナ禍で注目度が高まったデジタルマーケティング施策の一つです。対面式のセミナーと比べて場所の制約がなく、より多くの潜在顧客にアプローチできる点が魅力です。また参加者のリストを獲得できるため、見込み客のリードナーチャリングにも活用できます。

ウェビナーは、コンテンツマーケティングやSNSマーケティング、メールマーケティングなどの施策と連携して実施することで、より高い効果が期待できます。たとえばSNSで事前告知を行い、ウェビナー実施後にアンケートやメール登録を促すなどの運用が考えられます。

メールマーケティング

メールマーケティングは、見込み客や既存顧客に対してメールを配信し、エンゲージメントを高める施策です。事務所からのお知らせやコラム配信、セミナーの案内などを行うことで、継続的な関係性の維持と深化を図ります。

メールはプッシュ型の情報発信が可能なチャネルであり、顧客とのコミュニケーション頻度を高められる点が特徴です。デジタルマーケティングの文脈では、リードナーチャリングやカスタマーサクセスの要として位置づけられます。

メールマーケティングを効果的に行うには、適切な配信頻度の設定やコンテンツの内容設計が欠かせません。一方的な情報発信に終始するのではなく、顧客のニーズを捉えたうえでタイムリーかつ有益な情報を提供することを心がけましょう。

関連記事：メールマーケティングとは？BtoBにおける重要性や具体的な方法を解説

社労士事務所のデジタルマーケティング成功事例

ここからは、LeadGridが支援させていただいた社労士事務所のデジタルマーケティング成功事例を紹介します。

SATO社会保険労務士法人｜SATO MAGAZINE

▲出典：SATO社会保険労務士法人

1979年の創業以来、BPO事業を先駆けて行ってきたSATO社会保険労務士法人。新規顧客獲得を目指してオウンドメディア「SATO MAGAZINE」を立ち上げました。

LeadGridではSEO戦略の策定を重視。ターゲットである人事担当者に対し「経理や人事系の社内業務が発生したタイミングで検索したくなる情報」をテーマにトピックや記事カテゴリを決定し、キーワード選定に落とし込んでいます。

さらにLeadGridのテンプレート機能を活用したことで、企画からわずか1カ月という短期間でのリリースを実現。オウンドメディアを通じて、SATO社会保険労務士法人の認知度向上とリード獲得に貢献しています。

SATO MAGAZINEの詳細はこちらから

SATO MAGAZINEの制作事例はこちらから

株式会社エスティワークス

▲出典：株式会社エスティワークス

IPO（上場）を目指す企業を中心に、労務サポートを行う株式会社エスティワークス。リブランディングの一環としてオフィスリニューアルとコーポレートサイトのリニューアルを実施しました。リブランディングのテーマは「Be Professional」で、社会保険労務士事務所としての専門性と、主要顧客であるベンチャー企業のスピード感を表現することが課題でした。

そこでコーポレートサイトでは、オフィスの内装写真やマイクロドローンで撮影した動画をサイトで活用し、「プロフェッショナル」で「スピード感」のあるエスティワークスのイメージを演出。さらにサイトのデザインにおいても「斜めのライン」や「立体感のある重ね合わせ」など、トレンドを取り入れたモダンなデザインを採用することで、同様のイメージ付与を図っています。

リリース後は社外から好評を博し、新規案件への問い合わせも寄せられるなど、成果を上げています。

株式会社エスティワークスの詳細はこちら

株式会社エスティワークスの制作事例はこちら

株式会社エスティワークスの導入インタビューはこちら

社労士事務所のデジタルマーケティングを成功させるポイント

最後に社労士事務所のデジタルマーケティングを成功させるポイントについて下記3点から解説します。

ターゲットを明確にする

社労士事務所のデジタルマーケティングを成功させるためには、まずターゲットを明確にすることが重要です。社労士事務所が提供するサービスは多岐にわたりますが、すべてのサービスをすべての企業にアピールすることは難しいでしょう。そこで、特定の業界や企業規模、あるいは特定のニーズを持つ顧客層に焦点を当てることが有効です。

たとえば中小企業をおもな顧客とする場合、経営者や人事担当者をターゲットに設定し、彼らが直面する労務管理の課題や法改正への対応などに特化した情報を発信します。このようにターゲットを絞ることで、より具体的で有益なコンテンツを提供することができ、顧客の信頼を得やすくなります。

また、ターゲットを明確にするためには、ペルソナを作成することが有効です。LeadGridチームでは、実際にクライアント向けに開催しているワークショップの内容をベースにした「ペルソナ設計入門ガイド」を無料で公開しています。ぜひ下記よりダウンロードしてご活用ください。

目的に応じたデータを蓄積し、戦略的に活用する

デジタルマーケティングでは、Webサイトのアクセス解析データやSNSの投稿へのリアクションデータ、メールマーケティングの開封率・クリック率など、多くのデータを収集・蓄積することができます。これらのデータを戦略的に活用することで、より効果的なマーケティングが可能になります。

たとえばWebサイトのアクセス解析データから、どのようなキーワードで訪問者が流入しているのか、どのページが人気なのかを把握できます。人気のあるコンテンツを分析し、さらに魅力的なコンテンツを作成することで、リピーター獲得やリード獲得につなげられるでしょう。

このようにデータを戦略的に活用することで、ターゲットのニーズをより深く理解でき、適切な施策を立案できるようになります。

専門性を活かしたコンテンツを作成する

社労士事務所の最大の強みは、その専門性にあります。専門性を最大限に活かしたコンテンツを作成することが、デジタルマーケティングの成功につながります。顧客は社労士事務所に対して労務管理や法務に関する高度な知識と信頼性を求めているため、専門的でかつ実践的な情報を提供することが重要です。

具体的には法改正に関する解説記事や労務管理のケーススタディなど、実務に直結するコンテンツは注目度が高いといえます。また動画やウェビナーを活用し、専門知識をわかりやすく伝えることも効果的です。成功事例や顧客の声を紹介することも専門性をアピールできるコンテンツです。

見込み顧客が求めている情報を的確に捉え、それをわかりやすく解説することが、信頼性や認知度の向上につながるでしょう。

社労士事務所のデジタルマーケティングならLeadGridにおまかせ

社労士事務所がデジタルマーケティングを導入する際は、SEOやコンテンツマーケティング、Web広告、SNSマーケティングなどさまざまな施策が選択肢となります。事務所の強みや特性に合わせて施策を組み合わせることで、認知度向上、新規顧客獲得、顧客との継続的な関係構築が期待できるでしょう。

なおデジタルマーケティングを導入するなら、まずWebサイトの構築・リニューアルから始めるべきです。Webサイトは社労士事務所のデジタルマーケティングの基盤となる存在であり、訪問者が求める情報をすぐに見つけられるように、サイト構造をシンプルかつ直感的に設計することが重要です。また運用者にとっての使いやすさも更新を継続するうえでは大切な要素となります。

そこでおすすめなのが、更新性とデザイン性の両面に強みを持つクラウド型CMS「LeadGrid」の導入です。