コンテンツSEOとは?やり方やメリット、効果を出すコツについても
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コンテンツSEOは良質なコンテンツを継続的に公開することで流入増加を狙うSEO施策の一つです。
ただ「コンテンツSEOは大事らしい」ということはわかっても、「どうしてコンテンツSEOが重要なのか」「どのように進めるのか」「失敗しないためのコツはあるのか」など、不明な点が多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事ではコンテンツSEOについて、必要とされている背景からメリットやデメリット、手順について紹介します。成功のためのコツについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
関連記事:SEOとは何か? メリットやすぐにできる対策方法を初心者向けにわかりやすく解説!
コンテンツSEOとはコンテンツを充実させて上位を狙うSEO
コンテンツSEOとはSEO施策の一つで、ユーザーの問題を解決できるような「お役立ちコンテンツ」を継続的に発信することで、検索結果からの集客を目指す手法です。
ちなみにコンテンツSEOとコンテンツマーケティングでは、カバーする領域に違いがあります。
関連記事:コンテンツマーケティングとSEOの違いは? 集客効果を最大化するWeb戦略の立て方
関連記事:コンテンツマーケティングとは?種類やメリット、成功事例を徹底解説
ここではコンテンツSEOがなぜ重要なのか、どうしてコンテンツSEOが検索エンジンから評価されやすいのかについて解説します。
SEOには3種類ある
SEOは検索エンジンに対して特定のアプローチを仕掛け、Webサイトの評価を向上させ目標の検索キーワードでの上位表示を狙う、という集客施策です。
SEOには、そのアプローチ方法によって3種類に分けられます。
- 内部SEO:Webサイトの内部構造をGoogleが閲覧しやすいよう、コーディングレベルで理解しやすいように整理すること。内部SEOによりGoogleが正確にサイト内のコンテンツを読み込めるので、コンテンツが正当に評価される土壌を整える役割がある。
関連記事:SEOの内部施策ですべき16のこと|目的とやり方を合わせて解説
- 外部SEO:Webサイトに外部からのリンク(被リンク)を集めること。Googleは外部リンクにより「サイト外部からの評価」やサイトのカテゴリ、位置づけを判断しているため、被リンクの量も大事だが「どこからもらうか」も重要になる。
関連記事:SEO外部対策とは?必要性や具体的な15の施策についても
- コンテンツSEO:内部構造や外部指標ではなく、サイト内での「コンテンツ」を対象としたSEO
コンテンツSEOは比較的最近、具体的には2012年あたりから注目され始めたSEO手法です。2012年以前はGoogleの検索エンジンには「被リンクを過大評価する」という性質があり、その性質をついた小手先のテクニックを用いてSEOを行う「ブラックハットSEO」が横行しました。
SEOを行いたいサイトに対し、自分でプログラムにより自動生成した偽のサイトからリンクを送る、といった被リンク獲得で検索上位が取れたのです。
ただ2012年の「ペンギンアップデート」以降、Googleはアルゴリズムを修正し続け、自演サイトからのリンクや内容のないページ、コピーコンテンツなどの低品質なサイトを生成してリンクを送るような対策は無効となりました。
代わって評価されたのが、読者の役に立つ「お役立ち記事」を継続的に公開していたサイトでした。こうして今はコンテンツSEOがSEO中心となり、コンテンツの内容を正当に評価してもらうための内部SEOや、サイトの内容を保証するための外部SEO、という位置付けとなっています。
コンテンツSEOは幅広い検索ニーズに合致できる
次にコンテンツSEOがどうして評価されるのか、について解説します。
LeadGrid編集部が思うに、コンテンツSEOがGoogleに評価される理由は次のふたつです(「思うに」といっているのは、Google自身は直接答えを公開していないからです)。
- コンテンツSEOは幅広い検索ニーズに対応できるから
- コンテンツSEOは「経験・体験」のアウトプットと相性がよく、「専門性」や「信頼性」も向上しやすい
まず「コンテンツSEOは幅広い検索ニーズに対応できるから」について解説します。
そもそも検索エンジンのユーザー(検索ユーザー)が検索するときは「何かを解決したい」から検索する場合が多く、「何かを買いたい」とは思っていません。実際、Googleからは「モバイルユーザーの96%は、購入に関するリサーチを始めた段階では、まだどのブランド・製品を購入するか決めていない」というデータも出ています(参考)。
つまり「お役立ち記事」ではない、企業が売り込みたいセールスページやサービスページが検索結果に並んでも、検索ユーザーからすると「知りたい情報が出てこない」となってしまいます。
そこでコンテンツSEO。
ユーザーに役に立つ情報を継続的に発信することで、「何かを解決したい」ユーザーの目に留まり、サイトに訪れてもらえるのです。
しかし「売り上げに直結しないボランティアの記事では意味がない」と思うのは早計といえます。
Googleは『何か課題を解決しようと思って検索をした後、42%の人が「関連する場所に行きたくなった」「関連する製品やサービスを購入したくなった」と答えている』とも述べており、モバイルユーザーの96%を取りこぼしてしまうのも考えものではないでしょうか。
E-E-A-Tを高めるコンテンツSEO
またGoogleが重要視している指標として「E-E-A-T」という考え方があります。
- 経験・体験(Experience):独自の経験や体験(企業であれば自社の事例やナレッジ)
- 専門性(Expertise):Webサイトやサイト運営者の特定ジャンルでの専門性
- 権威性(Authoritativeness):Webサイトやサイト運営者の特定ジャンルでの市場の評価
- 信頼性(Trustworthiness):Webサイトやサイト運営者の透明性や安全性
これらの頭文字をとったもので、この4つが高い次元にあるとサイトの評価も上がりやすい、というものです。
関連記事:E-E-A-Tとは?SEOで重要なGoogleの4つの評価基準や対策法を解説
そしてこれらはコンテンツSEOにより向上が見込めます。
例えば「経験・体験」は事例ページやノウハウ記事を公開することで、専門性は自社のカテゴリについての情報量が増えることで担保されます。同一カテゴリで数十記事も記事が書ける、それだけの知識や専門性があるということをGoogleに教えることが重要なのです。
また情報発信を継続することで、他の新規のサイトと比べて運営歴も長くなり信頼性が向上し、その間に被リンクを受けることで権威性にもつながります。
このようにして、コンテンツSEOを続けることでGoogleの示している指標であるE-E-A-Tを高めることにつながるのです。
結果的に、記事単位では「ボランティア」のような成約を生まないお役立ち記事でも、サイト全体で見れば収益性の高い記事群が上位表示するための、Googleからの評価のベースになっている可能性も往々にしてあります。
コンテンツSEOの7つのメリット
コンテンツSEOのメリットには、次の7つのポイントが挙げられます。
- 潜在的な顧客層をターゲットにできる
- 顕在顧客層もターゲットにできる
- 広告費削減が可能
- 長期的に集客が可能
- サイトが資産になりやすい
- 自社のブランディングになる
- コンテンツの横展開も可能
1. 潜在的な顧客層をターゲットにできる
潜在的な顧客層とは現在は購入や利用をしていないが、将来的にその可能性がある消費者のことを指します。先述した「96%のモバイルユーザー」がこれにあたります。
コンテンツSEOを通じて、これらの顧客層が検索するであろうキーワードやトピックに焦点を当てることで、彼らの検索結果に自社のサイトを表示させることが可能です。
ユーザーは「自分で選んだ」と納得して商品やサービスを決めたい性質があるため、自然な形でアプローチできるコンテンツSEOは大きなメリットがあると言えるでしょう。
2. 顕在顧客層もターゲットにできる
顕在顧客層とは、具体的な購入意欲を持って商品やサービスを探している消費者のことを指します。
対策するキーワードを選ぶことにより、コンテンツSEOでも購買意欲の高い顧客が検索するであろう「具体的な商品・サービスに関する質問」に答える形のコンテンツを提供することができます。
潜在層、顕在層の両方ともにアプローチできるのがコンテンツSEOの強みです。
3. 広告費削減が可能
コンテンツSEOによりトラフィックが獲得できるようになると、広告費の削減も可能です。
一度上位表示すると測定やメンテナンスを続けていれば簡単には順位が下がらない上に、サービスページが競合性の高いキーワードで上位表示されているような場合に比べると、メンテナンスも比較的続けやすいといえます。
4. 長期的に集客が可能
コンテンツSEOの大きなメリットの一つは、一度作成したコンテンツが長期にわたってトラフィックをもたらす可能性があることです。
ユーザーから選ばれた高品質なコンテンツは時間が経過してもその価値を失いづらく、検索結果ページで上位に表示され続けることができます。これにより継続的な訪問者の流入を確保し、一時的なWeb広告に依存しない持続可能な集客方法を実現できます。
5. サイトが資産になりやすい
コンテンツSEOを通じて構築されたコンテンツは、Webサイトの重要な資産となります。
優れたコンテンツはインターネット上でユーザーに情報を提供し続けるだけでなく、他のサイトからのリンクを集めることもあります。これらの被リンクは検索エンジンによるサイトの評価を高める要因となり、さらに高い検索順位を実現する材料となります。
結果としてサイト全体の権威性が向上し、長期的に安定したトラフィックの基盤を築くことにもつながります。
6. 自社のブランディングになる
コンテンツSEOは企業やブランドのイメージ構築にも貢献します。
有益で関連性の高いコンテンツを提供することで、検索エンジンだけでなくユーザーに対しても、自社がその分野の専門知識を有していることを示すことができます。信頼性の高い情報源と思われると、ブランドの信頼性と権威性を高めることに繋がり、最終的に売り上げ向上につながります。
7. コンテンツの横展開も可能
作成したコンテンツを様々な形式やプラットフォームで再利用し、横展開できることもコンテンツSEOの重要なメリットです。
例えば、あるトピックについての詳細なブログ記事を書いた場合、その内容を基にしたインフォグラフィックをSNSに投稿する、メルマガで流すといったことが可能です。セミナーを行った際も、ホワイトペーパー化や動画コンテンツ化など、さまざまなフォーマットに変換できます。このメリットにより、異なるタイプのプラットフォームのターゲットに対して、同じメッセージを効果的に伝えることができます。
コンテンツSEOの5つのデメリット
コンテンツSEOには多くのメリットがあるものの、覚えておくべき注意事項も存在します。コンテンツSEOのデメリットにもなる注意事項は次の5つです。
- 施策に一定のリソースが必要
- 効果が出るまでは時間がかかる
- 上位表示が続くわけではない
- 流入が成約に結びつかないこともある
- 改善を続ける必要がある
1. 施策に一定のリソースが必要
コンテンツSEOを成功させるためには人的リソースや、お金が必要になります。
全て内製にて行うと、その分社員の工数を多く割くことになります。また社内に十分なノウハウがない場合はSEOが得意な制作会社や代理店、専門知識を持ったライターへの依頼が必要です。
また内製するとしても競合や市場を調査しキーワードを分析するために、SEOツールへの投資も必要となります。
2. 効果が出るまでは時間がかかる
コンテンツSEOは即効性のあるWeb集客手法ではありません。質の高いコンテンツを作成し、検索エンジンに評価されるまで、そして目に見える形でトラフィックやランキングに影響を与えるまでには、短くても半年以上の時間がかかります。
そのため短期間での成果を期待する場合、コンテンツSEOだけでなくWeb広告を回す必要があり、ここでも費用がかかります。
関連記事:Web集客とは?主要な8つの施策の概要やメリット、成功のためのコツを解説
3. 上位表示が続くわけではない
検索エンジンのアルゴリズムは常に変化しており、また競合他社も同じキーワードへの対策を進めています。そのため何とか検索結果の上位に表示されたとしても、それが永続的に維持される保証はありません。
そのため上位表示を維持するためには、継続的なページ内容の更新やサイト全体でのSEOが必要となります。
4. 流入が成約に結びつかないこともある
コンテンツSEOによってWebサイトへの流入やトラフィックを増加させることは可能ですが、その全てが成約や目的のアクションに結びつくわけではありません。訪問者が求めている情報やサービスとWebサイトの内容がマッチしない場合、高い離脱率やコンバージョン率の低さを招く可能性があります。
また導線設計としてコンバージョンに結びつかない設計となっている場合、訪問者を制約に導くことが困難になることもあります。
関連記事:Webサイトの導線設計とは?動線との違いや作り方、改善施策を解説
したがってただ流入を追いかけるのではなく、初期の段階でコンバージョンから逆算した導線設計を行い、効果測定をしながら改善していく必要があります。
5. 改善を続ける必要がある
コンテンツは一度公開して終わるものではありません。
検索エンジンのアルゴリズムの更新や競合の動向、ユーザーの行動の変化など外部環境の変化に応じて、継続的な改善と最適化が必要です。具体的にはコンテンツの更新(リライト)やキーワード戦略の見直し、内部・外部リンクの最適化など、多岐にわたる作業が含まれます。
半年経過時点で測定したデータをもとに、定期的に分析と改善のサイクルを実施するようなワークフローを構築する必要があります。
コンテンツSEOの手順10ステップ
コンテンツSEOの進め方の手順は以下の10ステップです。
- 製品・サービスのペルソナ像を策定する
- カスタマージャーニーを描く
- 各ポイントでのペインポイントを洗い出す
- 解決するべき検索ニーズを洗い出して整理する
- 着手する対策記事作成の順番を決める
- 導線設計を行う
- リードマグネットをある程度作成しておく
- 記事コンテンツの設計を作成する
- 記事コンテンツの作成を行う
- 効果測定し、必要に応じて改善する
計画的にこれらを進め、コンテンツSEOを成功させましょう。
1. 製品・サービスのペルソナ像を策定する
成功するコンテンツマーケティング戦略の第一歩は、ターゲットとなる顧客のペルソナを明確にすることです。ペルソナとは、理想的な顧客像を具体的に描いたもので、その人物の年齢、性別、職業、興味関心、課題感などを詳細に設定します。このペルソナ像をもとに、ターゲットとなる顧客が求める情報や解決策を考えていきます。
「ペルソナの策定方法がわからない」という方のために、ペルソナを設計するためのワークショップ手法を公開した無料配布資料「ペルソナ設計入門ガイド」もご用意しています。数多くの企業のWebマーケティング支援を担当したGIGのノウハウをまとめたものになるため、ぜひ下記から無料でダウンロードして貴社のペルソナ設計時のマニュアルとしてご活用ください。
またこのフェーズで社内で過去に作成したコンテンツ(オンライン・オフライン問わず)を確認しておくと、車輪の再開発のような「今あるものを再び作成する」手間がなくなります。
2. カスタマージャーニーを描く
次に複数のペルソナに対し、カスタマージャーニーマップを作成しましょう。カスタマージャーニーとは、顧客が製品やサービスを知り、購入に至るまでのプロセスを示したものです。
関連記事:BtoBカスタマージャーニーとは?メリットや作成方法を詳しく解説
カスタマージャーニーを作成し顧客の理解を深めることで、顧客がどの段階でどのような情報を必要としているか、またどのような疑問や課題を抱えているかを洗い出し、それに合わせたコンテンツを計画することができます。
3. 各ポイントでのペインポイントを洗い出す
カスタマージャーニーの各段階で顧客が抱える問題点や課題、いわゆるペインポイントを特定します。これらのペインポイントを理解し、それに対する解決策や情報を提供するコンテンツを作成することで、顧客の信頼の獲得に繋がります。
4. 解決するべき検索ニーズを洗い出して整理する
ペインポイントを踏まえ、ターゲットがどのような情報を求めているか、どのキーワードで検索しているかを調査します。SEOツールを使用して、関連キーワードの検索ボリュームや競合のコンテンツを分析しましょう。
またこの段階で競合他社が解決しているターゲットのペインポイント、具体的にはコンテンツで対策している検索キーワードを調査しましょう。
これらの情報を基に自社が解決するべきペインポイントを洗い出し、記事のテーマとして整理します。
5. 着手する対策記事作成の順番を決める
分析した検索ニーズやペインポイントに基づいて優先度をつけ、記事作成の順番を決定します。片っ端から全ての記事を書いていては、時間ばかりがかかってしまいます。
記事テーマには収益性の高いものと収益性の低いものがあります。収益性の高いKWの優先度を上げることで、流入を効率よくコンバージョンに繋げることができます。
6. 導線設計を行う
コンテンツを通じて、サイト運営側が望む購買や個人情報の登録など顧客が取るべきアクション、つまりコンバージョンへの導線を設計します。
導線設計では、読者が興味や関心を持つトピックから始まり、次第に購買意欲を高め、最終的には自社の商品やサービスを購入するという、カスタマージャーニーを想定します。このカスタマージャーニーに沿って、読者が記事からどこに遷移するか、どんなCTA(コール・トゥ・アクション)を設置するかを考えます。
例えば特定のキーワードに対して作成されたブログ記事からリードマグネットへ、リードマグネットからLP(ランディングページ)へ、フォームを埋めてリード獲得へと誘導するなどです。導線設計をすることで、読者の離脱を減らし、コンバージョン率を向上させることができます。
関連記事:リード獲得とは?15のリード獲得方法や効率的に増やすポイントを解説
関連記事:リードマグネットとは|種類、作り方、効果を最大化するポイントを紹介
7. リードマグネットをある程度作成しておく
コンテンツSEOを行う際、記事を作ることばかりに意識がいき、リード獲得のためのホワイトペーパーや動画などのリードマグネット実際のコンバージョンに必要な要素が後回しになりがちです。
先に記事コンテンツを作って流入を獲得しても穴の空いたバケツのようになってしまうので、先の導線設計を振り返りながら必要なリードマグネットを先に用意し、顧客に違和感なくリードを提供してもらうようにしましょう。
8. 記事コンテンツの設計を作成する
ターゲットのニーズとペインポイントに基づいて、各記事コンテンツの大枠を設計しましょう。この段階では記事の目的、カバーするべきポイント、使用するキーワード、呼びかけるアクション(CTA)などを明確にします。コンテンツの設計は、その後の記事作成をスムーズに進めるための土台となります。
適切な設計により、一貫性のある質の高いコンテンツを生み出すことができます。
なおLeadGridチームではテンプレート「SEO記事構成案」を無料で公開しています。穴埋め形式でリサーチ・構成を進めていくことで、方向性にブレのないコンテンツ作成ができます。記入用シートと記入例がセットになっており今すぐ使用可能です。SEO執筆記事の質を担保したい方はぜひダウンロードしてご活用ください。
9. 記事コンテンツの作成を行う
コンテンツ設計に基づき、実際に記事を作成します。ターゲットにとって価値のある情報を、人間にも検索エンジンにも読みやすく、を心がけましょう。
記事は基本的に結論ファーストで、適切な見出しタグやリストタグ、画像などを用いて記事を作成しましょう。
10. 効果測定し、必要に応じて改善する
記事公開後は、その効果を定期的に測定し、必要に応じて改善を行います。
記事単位では獲得KWや流入の数、サイト全体ではトラフィックの量や滞在時間、コンバージョン率など、様々な指標を用いてコンテンツのパフォーマンスを評価します。
これらのデータを基にコンテンツの更新(リライト)や戦略の見直しを行い、継続的にコンテンツの質を高めていきましょう。
コンテンツSEOを効果的に進めるコツ
コンテンツSEOを成功させるためのコツは次の5つです。
- 検索ニーズを理解する
- 重複コンテンツに気をつける
- タイトルと構成を重視する
- 「必要な最低限の文字数」はない
- 文章の綺麗さよりもオリジナリティ
検索ニーズを理解する
コンテンツSEOを成功させるには、検索ニーズの理解が必要不可欠です。
検索ニーズとは検索ユーザーが「何を目的に検索をしているか」といった、検索キーワードの上位概念です。Googleには膨大な検索ユーザーの行動データをもとに立てた「このキーワードで検索する人にはこの要素が含まれている記事を表示させると検索行動が終わりやすい(ユーザーのニーズを解決しやすい)」といった指標(以降、「ベクトル」と表現します)があるといわれています。
コンテンツSEOでGoogleの検索結果に上位表示するには、このベクトルを満たすような記事を作成するのが一番近道です。
そこで記事の構成を作成する前に、狙っているKWですでに上位表示しているページの内容を確認しましょう。どの記事でも触れられている内容は、上位表示するためのベクトルをクリアするには欠かせない「課題曲」のような要素です。「自社としては書きたくない」と思っても、書いた方が上位表示はしやすいでしょう。
重複コンテンツに気をつける
検索ニーズがわかると、「重複コンテンツ」についてもわかってきます。Webサイト内で同じ、または非常に似た内容のコンテンツが複数存在する「重複コンテンツ」の状態になると、検索エンジンがそれらのコンテンツを正しく評価しにくくなる可能性があるのです。
重複コンテンツの基準は、Googleの検索結果を確認することでわかります。キーワードを変えても同じような顔ぶれのWebページが上位表示している場合は、キーワードの上位概念である「検索ニーズ」が同じとわかるので、ひとつの記事で両方のキーワードで上位表示が可能と判断できるのです。
タイトルと構成は重要
Googleが目の前の記事がベクトルに沿っているのかについて判断するときは、まずタイトルや記事構成などの重要なタグ(タイトルタグ、見出しタグ)だけが読み込まれます。そのためタイトルと構成はベクトルに沿っていることを精一杯アピールしましょう。タイトルと構成は重要、とよく言われるのはそういった理由があります。
「必要な最低限の文字数」はない
「ブログは何文字くらい書くものなのでしょうか」というご質問をいただくことがありますが、「最低これだけ、最長でもこれくらい」という基準はキーワードごとに異なるので、一概には言えません。
ざっくりと答えるなら「1500字以上、8000字以内くらいが多い」となりますが、Googleが「このキーワードで検索する人にはこの要素が含まれている記事を表示させると検索行動が終わりやすい(ユーザーのニーズを解決しやすい)」といった指標(ベクトル)をもっている以上、きちんと答えるなら「そのベクトルを網羅できてかつ既存の上位表示記事を上回れる何らかの要素が追加された文字数」が答えとなります。
まずは上位ページの文字数の傾向を調べてみましょう。
文章の綺麗さよりもオリジナリティ
SEOにおいて文章が文法的に完璧であることや、言葉遣いが洗練されていることも大切ですが、それ以上にコンテンツのオリジナリティが重要です。いくらベクトルを網羅できていても、それだけでは既存の上位ページにとって変わることは困難といえます。
上位表示されているページは、すでに検索ユーザーの検索ニーズを解決してきた実績があるため、Googleからすると同じ情報量であれば後出しのWebページにわざわざ入れ替える必要がないためです。
オリジナリティの一例としては、自社の事例や独自のノウハウを写真付きで追記する、などが挙げられます。そのため記事を外部のライターや制作会社に依頼する場合でも、自社のナレッジや事例を積極的に提供し入れ込んでもらいましょう。
コンテンツSEOの事例
コンテンツSEOの成功事例として、LeadGridが関わった二つのサイトを紹介します。
LeadGridは株式会社GIGが独自に開発したCMSで、デザイン性の高さや更新性の良さに定評があります。コンテンツSEOでは、簡単に更新できるCMSを利用することは非常に重要です。
継続的に情報を発信することが重要なコンテンツSEOにおいて、操作が難しいCMSでは更新が滞りがちになり、成果につながらないからです。
こちら以外の成功事例については下記の記事をご覧ください
関連記事:コンテンツSEOの成功事例5選|失敗する原因や成功のポイントも
タイミーラボ
タイミーラボは、「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービス『タイミー』のオウンドメディアです。「スポットワーク(雇用型かつ単発で仕事を受発注する働き方)に対するポジティブな世論形成」を目指すため、LeadGridにてサイトの情報設計から担当しました。
制作の際「すでにタイミーを使っている人」と「スポットワークの存在すら知らない人」という属性の違う2つのペルソナを扱う必要があったため、異なる導線を作り、適切に誘導しています。
Web集客としてはキーワード設計から企画・記事制作についても担当し、メディアサイトリリース後は、約5ヶ月でPV数を9倍まで伸ばすことができました。
現在でも直感的に操作可能なLeadGridにより、スムーズなコンテンツの更新ができています。
スマートスタジオ
スマートスタジオは、短時間で効率的にエクササイズできるパワープレート専門の20分フィットネスです。自然検索流入の少なさによる、広告費の増加が会社として大きな課題として依頼をいただきました。
LeadGridにてサービスサイトをリニューアル、店舗ごとにブログ記事で情報発信ができるように管理画面をカスタマイズしました。またそれぞれの店舗の強みを打ち出したり、店舗ごとにコラムを作成したりなど、見た人がその店舗に行きたいと思ってもらえるようなページになるよう、リニューアル。
リニューアルから半年、コンテンツ数は140を超えました。その効果もあり、月間の自然検索流入数は、リニューアル前の2,000から50倍以上伸び、現在では10万を超えているとのこと。顧客獲得単価も、前年から35%削減できました。
コンテンツSEOならLeadGridにご相談を
この記事ではコンテンツSEOについて、必要とされている背景から手順、成功のためのコツについて紹介しました。長くなってしまいましたが、この記事を必要に応じて読み返し、コンバージョン獲得に役立てていただければと思います。
ただ先述の通り、コンテンツSEOを進めていく上でCMSの使いやすさは非常に重要です。
そこでコンテンツSEOを進める際には、まずLeadGridでサイトをリニューアルし、コンテンツSEOを進めやすい基盤を整えることがおすすめです。
LeadGridは株式会社GIGが開発・提供しているクラウド型CMSであり、操作性の高さに定評があります。コードの編集が不要なブログサービスのような使い勝手なので、担当者ベースでのコンテンツ制作・投稿もスムーズです。
またLeadGridはリード獲得に特化したCMSで、BtoBの業態にも適しています。下記のように豊富なマーケティング機能を備えており、貴社のコンテンツSEOをアシストします。
- 顧客管理機能
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- フォーム最適化機能
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