広報とマーケティングが連携すべき理由は?役割の違いや連携方法も|Webサイト制作 / CMS・MAツール|LeadGrid(リードグリッド)

広報とマーケティングが連携すべき理由は?役割の違いや連携方法も

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広報とマーケティングの連携が取れておらず、両者を上手く活かせていない会社は多いのではないでしょうか。両部門は共に情報発信に携わるため、役割が曖昧になりがちです。広報は企業のイメージとブランド価値の構築を、マーケティングは製品やサービスの市場展開と顧客獲得を目指します。しかし互いの戦略を深く理解していないと、統一されたメッセージの発信が困難になり、結果として意見の対立が生じることも。

広報とマーケティングが連携すれば、さまざまな相乗効果を生むことが可能です。両者が単独で行う取り組みの効果を上げることにもつながるため、企業の成長スピード向上に貢献できるでしょう。

本記事では広報とマーケティングが連携すべき理由や、それぞれの役割を解説。広報とマーケティングの連携方法や相乗効果を生む場面も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

広報とマーケティングが連携すべき理由4つ

広報とマーケティングが連携すべき理由は次の4つです。

  1. SNSを効果的に活用するため
  2. リード獲得を意識した広報活動をするため
  3. メディアを意識したマーケティング活動をするため
  4. 良質なリードを営業へ渡すため

1. SNSを効果的に活用するため

SNSの発達にともなって、SNSが企業に対して与える影響が増大してきています。たとえばSNS上で自社の商品について言及された場合、内容によっては短期間のうちに大多数に拡散されるケースが起こり得ます。

またSNSによりユーザーとのコミュニケーションや、詳細にターゲティングされた広告出稿なども可能となりました。そのためSNSの発達により、企業自体がユーザーに対して与える影響も大きくなっているといえるでしょう。

SNSの運営は、広報とマーケティングの両方に関係のある取り組みです。そのためSNSを効果的に運用するためには広報とマーケティングが連携し、取り組みに一貫性をもたせることが重要となります。

関連記事:Webマーケティングとは? 簡単に誰でもわかるように方法や始め方を解説!

2. リード獲得を意識した広報活動をするため

広報活動においてはマーケティングが重要視する、「リード獲得」を見越した情報発信を行っていないケースが多いでしょう。しかし経営目標として「売上や利益の確保」を掲げている企業は多いため、広報活動において「リード獲得」を意識することで企業の成長につながる取り組みが可能となります。

リード獲得においてはマーケティングの知見を活用できます。たとえばマーケティングが保有する市場ニーズや動向などを入手することで、広報活動におけるターゲットメディアの精度を高めることにもつながるでしょう。このように広報がマーケティングと連携すれば、リード獲得を効率的に行えるようになります。

関連記事:リード獲得とは?12のリード獲得方法や効率的に増やすポイントを解説

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3. メディアを意識したマーケティング活動をするため

マーケティング活動においては、広報が保有する各種外部メディアとのコネクションを活用可能です。顧客のなかにはメディアの記事をきっかけに商品やサービスの導入を決めた、というケースも多くなります。そのためリード獲得を目指すマーケティングにとっては、広報による各種メディアへの発信も重要な要素となるでしょう。

広報とマーケティングが連携することで、マーケティングが宣伝したい商品やサービス、イベントなどをより広い範囲に拡散できるようになります。また読み手との信頼構築が得意とする広報活動のノウハウを取り入れることで、マーケティング活動においても見込み顧客との関係構築を強化可能となるでしょう。

4. 良質なリードを営業へ渡すため

広報とマーケティングが保有しているデータを連携させることで、良質なリードを営業へ渡すことが可能です。なぜならリードに関する情報量が多いほど、受注確度の高いリードの選別がしやすくなるためです。

また営業活動においてリードに対してアプローチする際にも、リードの情報量が非常に重要となります。たとえばリードの企業名や連絡先だけしか渡されていない場合、営業がどのように訴求すべきか判断できません。そのためリードが「どんな悩みや課題を抱えているのか」や「どういう経緯で自社のリードとなったのか」などを知ることで、各リードに適したアプローチができるようになるでしょう。このように広報とマーケティングの連携は営業に対してもメリットをもたらします。

関連記事:リード獲得施策の成果を上げる10の方法|リード獲得方法の一覧表付き

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広報とマーケティングの役割

広報とマーケティングは両者とも「情報発信」に関わる業務を行っています。それでは具体的に広報とマーケティングの役割にはどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは広報とマーケティングの役割について詳しく解説します。

広報の役割

広報は企業活動や商品、サービスに関する情報発信による、認知度や企業価値の向上を目的としています。発信先はテレビや新聞、雑誌、Webニュースサイト、SNSなどの外部メディアや、自社で保有するオウンドメディアとなります。またターゲットは取引先や株主、従業員などのステークホルダーがメインとなり、場合によっては地域社会などの広い範囲にアプローチすることも。

主な業務はプレスリリースですが、商品やサービス発表のための記者会見や謝罪会見も広報の役割です。その他にも社内広報の発行など、社内に対しての情報を発信も行います。

関連記事:BtoB企業における広報の重要性|戦略の立て方や施策、成功事例も

関連記事:Web社内報の成功事例5選|目的・役割やネタの例、ツールも解説

ここでは広報と混同されやすい用語である、以下との違いを説明します。

  • 広報とPRの違い
  • 広報と広告の違い
  • 広報と営業の違い

広報とPRの違い

広報とPRはもともと同じ外来語「パブリック・リレーションズ」が由来のため、両者が「同じ意味」という考えは間違いではありません。しかし近年はPRの方がより広範囲を指すと解釈されるケースが多く、PRに広報だけでなく「広聴」も含むとする考えもあります。そのためPRは広報のように一方向に発信するだけでなく、広聴にて社会の声に「耳を傾ける」ことで双方向のコミュニケーションを行う違いがあるともいえるでしょう。

ただしPRは「自己PR」のように、宣伝やプロモーションを意味する使われ方も浸透してきています。そのため文脈や使用場面によって意味が変わる可能性があることに注意しましょう。

広報と広告の違い

広報と広告の大きな違いは情報発信の目的です。広報は「認知度や企業価値の向上」を目的としているのに対し、広告は「商品やサービスの販促」を目的としています。

そのため取り上げている商品が同じであっても、広報はその商品の名前や性能、機能などの基本情報を伝える文章となり、広告は商品がもたらすベネフィットを伝える文章になるでしょう。

関連記事:Web広告運用は何をする?具体的な運用方法や成果を出すコツを紹介

広報と営業の違い

営業はマーケティング活動や引き合いをとおして獲得したリードに対して、受注につなげるためのアプローチを行う役割をもちます。そのため「情報発信」を行う広報とは役割がまったく異なることに注意しましょう。

目的に関しても営業は「売上や利益を高める」ことにありますが、広報は「認知度や企業価値の向上」です。そのため広報で企業を知った消費者が、のちにリードとして営業に渡るといった関係性となります。

関連記事:参考にしたい営業戦略の具体例7つ|成功のポイントと役立つフレームワーク

マーケティングの役割

マーケティングの役割は商品やサービスを売るための仕組みを構築し、リードを獲得することです。そのために自社や競合、市場分析などを行い、ニーズの見込めるターゲットに対してアプローチを実施。このアプローチの際に広告やオウンドメディア、SNSなどで情報発信するため、広報と役割が混同されやすくなっています。

しかし広報が行う情報発信とは目的やターゲットが異なります。マーケティングは商品やサービスへのニーズの見込めるターゲットに向けて、購買意欲を高めるために発信。一方で広報はマーケティングよりも広範囲であるステークホルダーに対して、企業の認知度や価値向上のための発信を行うという違いがあります。

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広報とマーケティングを連携させる方法5つ

広報とマーケティングを連携させる方法は次の5つです。

  1. 互いの役割・専門性を理解する
  2. 共通の目標を設定する
  3. データを共有できる体制を構築する
  4. コミュニケーションの場を設定する
  5. 活動状況を定期的に相互評価する

以下の記事では営業とマーケティングにおける連携のコツが解説されています。広報とマーケティングの連携においても参考になる情報が記載されていますので、ぜひあわせてご覧ください。

関連記事:営業とマーケティングが連携して成果を生み出すコツは?違いから解説

1. 互いの役割・専門性を理解する

まず大切なのが広報とマーケティングで、互いの役割や専門性を理解することです。互いの役割を知ることで情報発信における住み分けができ、意見がぶつかることがなくなります。また互いの専門性を理解することで相手が有するスキルの活用方法に気づきやすくなるため、どんな場面で連携できるかのアイデア出しがしやすくなるでしょう。

たとえば広報はステークホルダーとの関係構築を得意としているため、読み手からの共感を生むようなメッセージやストーリーを発信するスキルを保有。そのため広報のスキルを活かせれば、マーケティングが出稿する広告に共感してくれる人を増やせる可能性があります。

このように互いの役割や専門性を理解することで、広報とマーケティングが連携できる場面を把握することが重要なポイントとなります。

2. 共通の目標を設定する

広報とマーケティングで共通の目標を設定することで、両者が連携しやすくなります。なぜなら広報とマーケティングとの方向性をあわせることで、両者の取り組みに一貫性をもたせることが可能なためです

目標の例としては「ユーザーの満足度向上」や「市場シェア拡大」、「新商品やサービスの認知度向上」などが考えられます。これらの目標達成に向けてそれぞれの視点から施策を打つことで、相乗効果を生むことにもつながるでしょう。目標だけでなく施策も共有すれば、お互いにブラッシュアップできるメリットもあります。

3. データを共有できる体制を構築する

広報とマーケティングがデータを共有できる体制を構築することも、連携のための重要な方法となります。広報とマーケティングの連携はお互いのスキルを活用することで成り立つため、広報とマーケティングが保有するデータを共有できなければ連携しづらくなります。そのためデータを共有できる体制を構築し、お互いが任意のタイミングで参照できるようにしましょう。

データの共有方法としては、たとえば共有フォルダ、情報共有ツールなどが考えられます。ふだんの業務で使用しているツールが活用できないか検討するのもおすすめです。

4. コミュニケーションの場を設定する

広報とマーケティングにてコミュニケーションの場を設定することで、円滑に情報をやり取りできる効果が期待できます。たとえば定期的にミーティングを設定することや、チャットツールでのグループ作成などが有効となるでしょう。

ポイントとしてはミーティングでの業務に関するやり取りだけでなく、チャットツールなどでよりフランクなコミュニケーションができるようにすることです。相手の人柄がわかれば、広報とマーケティングの連携をより密接に行いやすくなるでしょう。

5. 活動状況を定期的に相互評価する

広報とマーケティングを連携させるためには、活動状況を定期的に相互評価することも大切です。相互評価することで連携における課題の洗い出しができるため、取り組みの改善につなげられるでしょう。

ミーティングにて相互評価できればその場で質疑応答もしやすいため、相互理解を深める効果も期待できます。このように相互評価の方法も工夫することで、広報とマーケティングの連携における効果を高めることもおすすめです。

広報とマーケティングが相乗効果を生む場面4つ

広報とマーケティングが相乗効果を生む場面は次の4つです。

  1. SNSの運用
  2. プレスリリースの配信
  3. メディアへの掲載
  4. キャンペーン・イベントの実施

1. SNSの運用

同じSNSを活用した取り組みにもかかわらず、広報とマーケティングがバラバラの方針で施策を実行しているケースは多いのではないでしょうか。広報と広告は役割が違うため必ずしも方針をあわせる必要はないのですが、連携できれば一貫性のあるSNS運用が可能となります。

また広報としてはマーケティングがもつ市場ニーズのデータを共有してもらうことで、自社へのニーズが見込めるターゲットを意識した投稿を行えます。リード獲得を意識した広報活動ができれば、売上や利益向上に貢献できるようになるでしょう。

関連記事:ホームページとSNSの連携メリットは?目的や埋め込みの方法を解説

2. プレスリリースの配信

プレスリリースは報道関係者に対し、商品やサービスのリリース情報などを発表するための公式文書です。プレスリリースの発信自体は広報の役割ですが、商品やサービスの認知度拡大はマーケティングにも影響します。

そのためプレスリリースの発表タイミングや内容について広報とマーケティングと連携を取ることで、相乗効果を生むことが期待できます。

3. メディアへの掲載

各種メディアへの掲載においても、相乗効果を生むことが可能です。たとえば広報が商品やサービスに関する情報をメディアへ発信する際、マーケティングが保有している市場ニーズを活用すればより効果の高いメディアを選定できるようになるでしょう。

またマーケティングとしても広報のアプローチ先のメディアを把握することで、広告出稿先などをメディアにあわせて設定できるようになります。

4. キャンペーン・イベントの実施

マーケティングにてキャンペーンやイベントを企画した際は、できるだけ多くの人に宣伝したいと考えるでしょう。しかしマーケティングだけだと発信できる媒体が限られてしまう問題があります。

そこで広報と連携することで、広報がもつコネクションによりさまざまな外部メディアにも拡散できるため、より多くの人に知ってもらえる効果が期待できます。

関連記事:キャンペーンサイトのデザインの特徴|事例や作り方を解説

広報とマーケティングの連携により、効果を最大化させよう

広報とマーケティングはどちらも「情報発信」に関わる取り組みを行っています。しかし両者の役割や保有スキルは異なるため、広報とマーケティングが連携することで互いの取り組みの効果を最大化させることが可能です。まずは広報とマーケティングの相互理解を深めて、どのような場面で連携できるかを洗い出しましょう。


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またLeadGridはリード獲得に強い特徴をもつため、広報のKPIとしてリード獲得数を設定している企業にもおすすめです。LeadGridはリード獲得に必要な以下のような機能が標準で備わっているため、施策をスムーズに実行できます。

  • リード管理機能
  • 資料ダウンロード機能
  • お問い合わせや資料請求などのフォーム管理機能

さらにWebページの「見たまま編集機能」など、直感的に操作できる工夫がされているのも魅力の一つ。そのためWebサイトの制作や運用に関する専門知識がない方にも、安心してご利用いただけます。

以下の資料ではLeadGridのサービス詳細が確認できますので、興味のある方はぜひご覧ください。


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LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。

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