リード獲得の成功事例5選|施策の種類や選び方、注意点も紹介
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リード獲得(リードジェネレーション)は企業の成長に欠かせません。
リードとは見込み顧客のことです。リード獲得を効果的に行うことで、企業の売上向上につながります。
現在、数多くのリード獲得施策が存在しています。そのため、自社に最適なリード獲得施策が選びきれないという企業の担当者も、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際にリード獲得に成功した企業の事例をご紹介します。リード獲得施策の選び方やリード獲得を取り入れる際の注意点もあわせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
関連記事:リード獲得とは?オンラインオフライン別獲得方法と事例について解説
なぜリード獲得が重要なのか
リード獲得の目的は、見込み顧客の情報を収集し、顧客のフェーズに合わせて最適なアプローチを継続的に行うことで、商談や受注の確度を高めることです。近年顧客の行動変化により、リード獲得の重要性が高まりつつあります。
その最も大きな理由が、インターネットの普及により顧客が自ら情報収集を行うようになったことです。つまり、顧客が情報収集を行う早い段階で接点を作り、継続的にアプローチをかけることが重要であると言えます。
なおリード獲得では、下記の各フェーズを踏んで最終的な「商談ないし受注の成立」を目指すのが効果的です。
- リードジェネレーション:ホワイトペーパーやお問い合わせなどで見込み客の情報を集める
- リードナーチャリング:メルマガやウェビナーなどで見込み客の興味関心を惹きつける
- リードクオリフィケーション:どの見込み客が商談に繋がりやすいかを選定する
リードジェネレーションやリードナーチャリングで用いられるホワイトペーパーやウェビナーなどの手法については、後の章で詳しく説明します。
関連記事:リードジェネレーションとは?手法や成果を出すポイント、事例を解説
関連記事:リードナーチャリングとは? 意味や効果的な7つの手法を解説
関連記事:リードクオリフィケーションとは?意味や方法、失敗しないコツを解説
リード獲得施策の種類
リード獲得施策の種類は、大きく2種類に分けられます。Webマーケティングを中心としたオンラインと、人が直接やりとりするオフラインです。
オンラインとオフラインの施策ではリーチする見込み顧客の傾向が異なるため、それぞれの強みも異なります。オンラインのリード獲得施策と、オフラインのリード獲得施策の種類と特徴を、詳しく見ていきましょう。
オンラインのリード獲得施策
オンラインのリード獲得施策には下記の手法があります。
- デジタル広告
- オウンドメディア
- ホワイトペーパー
- SNSマーケティング
- プレスリリース
- Webセミナー(ウェビナー)
- オンライン展示場への出展
- 外部Webメディアの活用
- リードジェネレーションサービス
デジタル広告
デジタル広告(web広告)は、Web上で表示される広告で、ユーザーにアプローチをかける手法です。一言にデジタル広告と言ってもその手法は様々で、アプローチできるターゲットも効果も異なります。
広告の種類 | 特徴 | 効果 |
リスティング広告 |
|
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SNS広告 |
|
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ディスプレイ広告 |
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純広告 |
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リターゲティング広告 |
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記事広告 |
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デジタル広告は、リード獲得の手法の中で最も早期に効果を実感しやすい手法の一つです。
成果を生み出しやすいデジタル広告を運用するために、下記の関連記事もチェックしてください。
関連記事:Web広告運用は何をする?具体的な運用方法や成果を出すコツを紹介
オウンドメディア・SEO対策
オウンドメディアとは自社独自のWebメディアを運営し、その中で記事公開や資料ダウンロードを展開し、リードを獲得する手法です。
またオウンドメディアの運営と同時にSEO対策も行うことで、さらに効果を発揮します。例えばオウンドメディアの記事を上位掲載させて検索ユーザーを集客できれば、継続的にリードを獲得することが可能です。
しかしオウンドメディアの運営は集客効果が出るまで時間がかかることや、良質なコンテンツを作り続けるのが難しいことなど、課題がたくさんあります。課題を解決するための施策については無料資料のオウンドメディアが失敗する5つの原因とその対処で解説しておりますので無料資料のオウンドメディアが失敗する5つの原因とその対処で解説しておりますのでぜひご活用ください。
またSEO対策についても下記関連記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:SEOとは何か? メリットやすぐにできる対策方法を初心者向けにわかりやすく解説!
ホワイトペーパー
ホワイトペーパーとは、自社のノウハウや調査結果をまとめた資料のことです。先述したオウンドメディアにホワイトペーパーを掲載し、ダウンロードフォームに社名やメールアドレスを入力する仕様にすれば、リードを獲得できます。
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SNSマーケティング
SNSマーケティングとは、主に
- SNSへの投稿
- キャンペーン施策
- 広告出稿
の3つの方法でリードを獲得する手法です。またSNSにもそれぞれの特徴を持つため、期待できる効果も異なります。
- X(旧Twitter):幅広いユーザーが利用しているため、幅広い潜在顧客にアプローチできる
- Facebook:ビジネスパーソンの利用者が多いため、BtoB企業に向いている
- Youtube:動画を使ったナレッジ共有やお役立ちコンテンツの配信に適している
SNSを利用するメリットは、自社の商品やサービスについて投稿したユーザーに対して、直接コミュニケーションが取れることです。この方法は「アクティブサポート」と呼ばれるカスタマーサポートの一つで、特に「比較・検討」にある潜在顧客へのアプローチに効果的です。
プレスリリース
プレスリリースを発信するのも、リード獲得に効果的です。例えば、自社独自の調査レポートをプレスリリースにて発信することで、外部メディアに掲載されることもあります。これを機に自社サイトへの流入が生まれ、新規リード獲得に繋がるケースもあります。
Webセミナー(ウェビナー)
Webセミナーとは、ZoomなどのWeb会議サービスを用いてセミナーを行う手法です。ウェビナーとも呼ばれています。
Webセミナーを行うメリットは、
- 視聴登録の際に情報入力を依頼することで、リードを獲得できる
- 対面のセミナーと異なり、会場の人数制限を気にしなくて良い
の2つで、上手く活用すればオフラインのセミナーよりも多くのリードを獲得できます。さらに使用するツールによっては、視聴者ごとの視聴時間や関連資料のダウンロード状況などの分析も可能です。またアンケート機能や、配信中に質問に答えるQ&A機能を搭載したツールもあるため、その後のフォローアップも効率的に行えます。
オンライン展示会への出展
コロナ禍の影響で、対面ではなくオンラインでの展示会も普及しつつあります。Web上で企業のブースを出展したり、参加者に製品資料などの展示場を閲覧してもらったり、講演を視聴してもらえたりなど、対面での展示会と変わらないほど豊富に情報提供をすることが可能です。
一方で対面での展示会よりも手間や人的リソースを割かずに展示会に出展できるのも魅力の一つです。
また専門性が高いメディアが主催するオンライン展示会では、その分野に関心が高いリードを獲得できるのが大きなメリットです。
外部Webメディアの活用
業界専門のWebメディアでは
- タイアップ広告
- バナー広告
- メルマガ広告
など、様々な広告メニューを提供しています。また成果報酬型の広告もあるため、費用に応じてリードを獲得できます。
さらに業界に特化したWebメディアだからこそ、関心の高いリードを獲得できるのも魅力です。
リードジェネレーションサービス
リードジェネレーションサービスとは、BtoB向けのシステムやサービスが列挙され、他社製品と比較したり口コミを掲載したりできるサービスです。特に以下のサイトが、代表的なリードジェネレーションサービスです。
オフラインのリード獲得施策
オフラインの主なリード獲得施策は以下の4つです。
- 展示会への出展
- テレフォンアポイントメント
- セミナー
- DM
展示会への出展
オンラインの展示会と異なり、オフラインでの展示会は潜在顧客の顔色を伺いながら商品説明をしたり、名刺交換ができます。
顔を見ながら商品説明を聞きたい、または商品に関して質問したいという要望や、オンラインでの情報収集を得意としていない潜在顧客もいます。そのため、オンライン以外にも展示会に出展する機会を持つことも重要です。
テレフォンアポイントメント
テレフォンアポイントメントは「比較・検討」のフェーズにある顧客にアプローチできれば、商談・受注への可能性が高まります。
しかしテレフォンアポイントメントは、手当たり次第架電を続けていると成功率が低下します。さらに一度断られると、再アプローチは難しくなります。何度も断られていると、営業担当にも精神的負荷がかかるので、注意が必要です。
セミナー
対面でのセミナーでは、自社の製品やサービスを紹介することで潜在顧客が抱える課題の解決策への関心を喚起することができます。また「認知・情報収集・比較検討」の全てのフェーズの潜在顧客にアプローチでき、名刺交換ができるのも大きなメリットです。
セミナーでは潜在顧客と直接コミュニケーションが取れるため、購買意欲の向上だけでなく、自社へのイメージアップも図れます。
DM
郵便物やFAXで自社のサービスや商品の案内を送付するのがDMの施策です。DM施策では「受け取る人」と「中身を読む人(決裁者や担当者)」が異なるのを意識することが重要です。この2者に対して「この商品・サービスは自社にとって有益だ」と思ってもらえるような内容のDMにしましょう。
例えば無料トライアルや資料請求の問い合わせ先をQRコードにして、DMに記載するのも効果的です。
リード獲得施策の選び方
リード獲得施策の種類がわかったところで、気になるのは自社にあったリード獲得施策がどれかということではないでしょうか。
どれが最適なリード獲得施策かというのは、自社のサービス内容や、リード獲得に求めるスピード感によって異なります。
ここからは、リード獲得施策の選び方の一例をご紹介します。ぜひ自社のサービスや製品に照らし合わせて、読み進めてみてください。
オンラインかオフラインか
まず、オンラインとオフラインどちらのリード獲得施策がふさわしいか、考えてみましょう。
オンラインの最大のメリットは、多くのユーザーに情報を届けられることです。今までは足が伸ばせなかった遠方の企業に対してでも、オンラインであれば接点を持つことができます。比較的に安価で実施できるのも、オンラインでのリード獲得施策の魅力です。
一方で、その手軽さゆえにリードの質が落ちてしまうリスクをはらんでいます。丁寧にコンテンツを作りこんでも、内容の理解は受け取り側にゆだねられてしまうのです。
オフラインのメリットは、なんといっても1対1の対話ができることです。リアルタイムで見込み顧客の疑問を解決し、クロージングにつなげることができます。
また、展示会やセミナーに参加している人はすでに興味を持った状態で訪問しています。そのため、顧客になる可能性が非常に高いのも魅力です。
しかしながら、オフラインの施策には時間と費用がかかります。また場所や参加人数の上限設定など、様々な制約がある場合も多いです。
インバウンドかアウトバウンドか
リード獲得施策がインバウンドかアウトバウンドかというのも、施策の選び方の基準のひとつです。
インバウンドは顧客やユーザーから企業に対して行うアプローチを意味します。コンテンツマーケティングや資料請求がこれにあたるでしょう。
インバウンドは成果が出るまで時間がかかることもあり、即効性の高い施策ではありません。しかしSEO対策を適切に行ったホームページやコンテンツであれば、ゆくゆくは検索結果の上位に表示される可能性もあります。
上位表示されるまでコンテンツが育てば、継続的にリードを獲得し続けてくれるようになるのです。
一方でアウトバウンドは、企業から顧客やユーザーに対して行うアプローチのことです。テレマーケティングやメールマガジンは、アウトバウンド施策の代表例といえます。
アウトバウンドはリード獲得に即効性があります。ターゲットに対し電話やメールで直接連絡が取れるので、短期間で一気にリードを獲得したいときにおすすめです。
しかし、効果が単発的な点がアウトバウンド施策のデメリットです。そのため、リードを獲得するにはアウトバウンド施策を継続し続ける必要があります。
リード獲得単価を考慮する
リード獲得の手法を選択する際に検討すべきなのは、リード一件あたりの獲得単価です。CPL(Cost per Lead)とも呼ばれますが「施策にかかったコスト÷リード獲得数」で算出できます。
当然ですが、施策によってリード獲得単価の相場は異なるため、定められた予算内でいかに効率よくリードを獲得できるかを検討しましょう。例えばデジタル広告の中でもリスティング広告やSNS広告では出稿額が異なるため適正なCPLも異なります。
しかし、CPLを気にするあまり精度の低いリードを獲得しても本末転倒です。自社のサービス・商品と手法との相性も加味しつつ、リード獲得単価を一つの指標にして、施策を選択しましょう。
効果的なリード獲得のための注意点
リード獲得施策の種類と、選び方の基準について解説してきました。ここまで読み進めていただいたならば、自社に合ったリード獲得施策はどれか見えてきたのではないでしょうか。
しかしながら、リード獲得施策はただ導入すれば必ず成功するものではありません。リード獲得施策で成果を出した企業は、注意すべき点を抑え、常にPDCAを回し施策の改善に努めています。
ここからは、より効果的なリード獲得をおこなうための注意点を3つ解説します。
リード獲得の定義を明確にする
まずは自社において、リード獲得の定義を明確にしましょう。
資料請求なのか会員登録なのか、ユーザーのどの行動をリード獲得にするのか、担当者の中ではっきりと定義するのです。ゴールがはっきりすることで、取るべきリード獲得施策も判断しやすくなります。
リード獲得と一口にいっても、企業によって何をリード獲得と定義するかは千差万別です。また、リード獲得の定義は、サービスの成熟度や企業成長に伴い変化していくことがあります。さらに獲得したリードにどのような行動を取ってもらいたいかも設計する必要があります。
仮に短期的な収益増加が目的である場合は「すぐにでも購入したい」という潜在顧客をリードとして絞り、リードを獲得した後に架電してアプローチすることで成果に繋げることもできるでしょう。
一方で長期的に安定したリードを獲得したい場合は、以下のように段階を踏んだ施策の実行も考えられます。
- 低関心(非認知)層を幅広く獲得する
- 関心の低い層の関心を高めてもらう
- 最終的に顧客になってもらうためのナーチャリング施策を考える
実例を挙げれば、新サービスを発表したばかりであれば、まずはサービスの知名度を上げるのが適切です。そうした時期にはリード数を追うのではなく、特設サイトへのアクセス数を伸ばすことがリード獲得への最短ルートと考えるのが最善策でしょう。
サービスの認知が拡大したら、次は自社サービスへの理解を深めてもらい、比較検討してもらうことが目的に変わるでしょう。このときはじめて重視すべきKPIがサイトへのアクセス数からサービスの資料請求数に変わります。
サービスの成熟に伴いリード獲得の定義を見直すことも、念頭に置いておきましょう。
ターゲット分析を行う
リード獲得の定義が明確になったら、次はターゲットの分析を行いましょう。特に、質の良いリードとなりえるターゲットを見極めることが大切です。
ターゲット分析の方法としては、以下の手法が有効的です。
- 既存顧客のデータを分析する
- 既存顧客や営業担当にヒアリングする
- 市場調査を行う
綿密なターゲット分析を行うことで、どんなターゲットをリードとして定義すれば収益に繋がるのか、そしてターゲットはどのような悩みを持ち、どのような行動を取るのかを理解できます。
またターゲット分析にとどまらず、ペルソナ設計をすることもおすすめです。無料資料ペルソナ設計入門ガイドは、LeadGridチームが実際にペルソナを設計するために実施するワークショップの方法をまとめて紹介しております。ぜひ社内でペルソナを設計する際に参考にしてみてください。
ターゲット分析が適切にできていると、そのターゲットが利用する媒体を適切に選定できるため、効率よくアプローチできるようになります。たとえばリスティング広告やSNS広告は、配信対象の年齢や世帯収入など配信対象の設定が可能です。
また設定したターゲットにどのような行動を取って欲しいかを設計するためにカスタマージャーニーを策定しましょう。詳細な策定方法は下記関連記事をぜひ参考にしてみてください。
関連記事:BtoBカスタマージャーニーとは?メリットや作成方法を詳しく解説
ターゲットに合わせたコンテンツを用意する
ターゲット分析を行う過程で「ターゲットが自社にどの程度の興味関心があるのか」を理解できるようになります。このようなターゲットの関心度、検討フェーズなどの前提知識が分かれば、どのようなコンテンツを用意するのかも自ずと明確になるでしょう。
当然ですが、コンテンツの内容が適切で充実していれば、リード獲得の可能性は高まります。例えばすでに関心の高いリードには、競合他社との比較や導入事例などのコンテンツが効果的です。
一方で未だ関心が低く、業界課題の認識が薄いターゲットには市場動向コラムなどで課題を換気させる必要があるでしょう。
このようにターゲットの関心度に合わせて適切なコンテンツを用意することが、リード獲得の鍵になります。
ゴールとKPIを設定する
リード獲得を効率的に進めるためにも、ゴールに至るまでの過程のKPIも設定しましょう。KPIを設定することで、良質なリードを逃さないことはもちろん、各過程で必要なアクションの量や質を落とすことなく、社内のモチベーションを保ちながらリード獲得の施策に取り組めます。
KPIの設定方法については、以下の関連記事も参考にしてみてください。
関連記事:WebマーケティングのKPIとは?考え方や施策別のKPI例を解説
コンバージョンポイントを設計する
リード獲得を行う際は、手法だけでなくコンバージョンポイントをどこに定めるかも決めなければなりません。コンバージョンポイントには以下のものが挙げられます。
- トライアルの申し込み
- 見積もり依頼
- お問い合わせ
- 資料請求(サービス詳細や導入事例など)
- ホワイトペーパー請求
しかしコンバージョンポイントによってリードの獲得数や商談化率・受注率が異なるので注意しましょう。
コンバージョンポイント | 獲得数 | 商談化率・受注率 |
トライアル・見積もり | 少 | 高 |
問い合わせ | やや少 | やや高 |
資料請求 | やや多 | やや低 |
ホワイトペーパー請求 | 多 | 低 |
上記の図から分かるように、トライアルなどはリード獲得数が少ない一方で商談化率・受注率が高いことが特徴です。一方でホワイトペーパーは効率的にリードが獲得できるものの、商談までに至らないことが多いようです。
言い換えれば、短期間で売り上げを伸ばしたい場合は、見積もりや問い合わせなどをコンバージョンポイントに設定し、数多くのリードを獲得することが効果的でしょう。
このように、どの程度の成果をどのくらいの期間で出したいかによってコンバージョンポイントは異なるため、熟考した上で選択しましょう。
社内連携を強める
またどのように創出されたリードであるかも、しっかり把握する必要があります。主に3つの種類のリードがあることを理解しましょう。KPIの設定はプロセス目標と考えると整理しやすいです。
種類 | 定義 |
MQL(Marketing Qualified Lead) | マーケティング活動によって創出され、営業へトスアップすべきと判断されたリード |
SAL(Sales Accepted Lead) | 営業部門が対応すると決めたリード |
SQL(Sales Qualifed Lead) | 営業部門が対応して、商談や案件化に繋がったリード |
社内では「何がMQLあるいはSQLなのか」を明確にし、営業チームと共有しておきましょう。というのも、部署間で共通理解がないとMQLとして営業チームに共有したリードが見過ごされてしまうことがあるからです。
ここで、MQLとして認識されるリードの例を確認しましょう。
- 見積もり依頼
- 無料トライアル
- フォームからの問い合わせ
- サービス資料のダウンロード
- 商談率の高いホワイトペーパーのダウンロード
定期的にリード獲得施策を見直す
リード獲得の定義が定まり、ターゲット分析ができたら、リード獲得施策の選定にうつります。ここまで適切な対応ができていれば、最適なリード獲得施策が見えてくるはずです。
リード獲得のPDCAを回す際、以下のことに注意しましょう。
- リード獲得数の確認は週単位など短いサイクルで行う
- MQL(マーケティング活動が創出したリード)が営業担当によって受注に繋がったかを確認する
- 先ほど決定したKPIを元に、施策の貢献度を計る
- 受注効率が最も良い施策を選択し集中する
リード獲得施策の内容や種類を見直す必要があれば、積極的に改善を進めていきましょう。成果が出ない施策は、思い切って止める決断も重要です。
CVRに伸び悩んだ時は、課題点の洗い出しと改善点があわせてチェックできる無料配布資料CVR改善チェックシートをお役立てください。
リード獲得に役立てられるツール
リード獲得のために、各種サービスを利用するのも効果的です。サービス内容も異なるため、比較しながら導入をご検討ください。
サービス名 | サービスの特徴 |
SATORI(サトリ) | リード獲得をトータルにサポートするMA(マーケティングオートメーション) |
HubSpot | CMS(カスタマーリレーションサービス)が充実しているMA |
Pardot(パードット) | セールスフォースと連携することで、リードの状況に合ったコンテンツを配信できるMA |
リード獲得の成功事例4選
実際の企業は、どのようなリード獲得施策を行って、企業成長につなげているのでしょうか。
ここからは、リード獲得に特化したCMS「LeadGrid」を導入し、リード獲得に成功した事例をみていきましょう。すべての企業に共通しているのが、現状の問題分析をしっかりと行い、そこから目標までPDCAを回していることです。
オンラインのリード獲得施策が中心となりますが、ぜひ自社の課題と照らし合わせて参考にしてください。
株式会社タイミー:メディア立ち上げから半年足らずでPVが約9倍に成長。スポットワークの認知度向上に
株式会社タイミーは「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービス「タイミー」を展開しています。バイトや派遣とは異なり、スポットワークと呼ばれる新しい働き方での求人サービスのため、その仕組みや特徴を世に広く認知してもらうことが課題となっていました。
LeadGridではタイミーらしさが伝わるオウンドメディアの立ち上げを全面的に支援。「すでにタイミーを使用している人」と「スポットワークの存在すら知らない人」と属性の違う2つのペルソナを想定し、それぞれに向けた情報設計や導線を作ることで適切なコンテンツに誘導できるようにしました。
結果、メディアリリースから約5ヶ月でPV数が9倍に成長。ステークホルダーからの反響も良く、タイミーの新入社員研修ではオウンドメディアを読み込む時間を設けるほど分かりやすくサービスの理念やスポットワークの事例がまとまったメディアになりました。
(参考:タイミーラボ)
銀座ナチュラルタイム:予約フォームと導線の見直しでリード獲得
サイトのリニューアルがリード獲得につながった事例をご紹介します。
会員制美容サロン「銀座ナチュラルタイム」では、既存サイトに予約フォームが存在せずWebの集客に課題がありました。また、当時導入していたCMSツールの更新作業が複雑化しており、自社の担当者で更新できる項目が少ないため、自分達で満足のいくSEO対策を実施することもできませんでした。
そこで、自社の担当者でも操作しやすいCMSツール「LeadGrid」を導入しました。高級感のあるデザインながら、ユーザーが迷子にならない情報設計を実現しました。さらに、紹介しているコースごとに予約の問い合わせフォームの設置や新規顧客向けクーポンを用意したりと、そのままサイト内で予約が完結するように設計しました。
その結果、Web上で新規顧客との接点を増やすことに成功し、デジタルマーケティング施策のPDCAを迅速に回せるようになりました。既存顧客や取引先からも好評で、信頼性がより高まるといった効果もありました。
(参考:銀座ナチュラルタイム)
株式会社GRUST:企業ブランディングを通し採用強化を実現
オフィスサポートやメディケアサービス、エージェント事業の3領域を手掛ける株式会社グラストは各領域のさらなる成長を促進するため、コーポレートサイトのリニューアルを通して企業ブランディングの一新と採用強化を目指しました。
LeadGridでは撮影した動画を用いたサイトデザインを採用し、企業コンセプトを全面的に演出しました。また、掲載コンテンツやキャッチコピーも新たに制作し、サイト訪問者に伝えたいことをわかりやすく発信することとブランディングの両立を重視したリニューアルを実施しました。
その結果、実際に「フィロソフィー」や「社員インタビュー」といったグラストらしさが分かるコンテンツを読んで求人に応募する方が増え、自社とマッチする人材との接点獲得に寄与しました。同時に社員のインナーブランディングにもつながっており、組織拡大の一翼を担うコーポレートサイトになりました。
(参考:株式会社グラスト)
株式会社スターシア:前例のない領域のメディアで日韓のビジネスマンとの接点を獲得
日本と韓国の経済交流のサポートを目的に、日韓の公認会計士によって設立された会計事務所系コンサルティングを事業とする株式会社スターシア。事業拡大を考えた際に、勢いのある韓国のスタートアップ業界のトレンドを日本語で発信するメディアがないことに気づき、韓国のIT&スタートアップ業界専門メディア「KORIT」の立ち上げを決定しました。
前例のないニッチな領域での情報発信になるため、LeadGridでは20代〜60代という幅広い年齢層のターゲットに受け入れられ、読みやすいサイトデザインを重視しリリース。直感的に操作できるCMSのため、メディア運営のない担当者の方がリリース後のコンテンツ更新も簡単にできる点も大きなポイントでした。
結果、リリースから2ヶ月で日本と韓国のスタートアップ業界の人との接点が増加。一般的な営業や広告施策ではリード獲得が難しい領域であっても、自発的な情報発信を可能にするオウンドメディアを運用することで事業拡大のきっかけとなる接点を獲得できる事例でした。
(参考:KORIT)
まとめ
この記事では、リード施策を成功に導くためのポイントと、企業の成功事例をご紹介してきました。
リード獲得施策は、企業のサービスや企業の成長タイミングによって最適なものが異なります。また、オフライン・オンラインそれぞれにメリットデメリットが存在します。
実際の企業の導入事例を参考に、自社に最適なリード獲得施策を見つけていきましょう。
自社サイトやオウンドメディアで効果的なリード獲得を行うなら、複数のリード獲得施策が実施できるLeadGridがおすすめです。
LeadGridはランディングページやWebページ制作など、運用に必要な機能を備えたCMS(コンテンツ管理システム)です。LeadGridではランディングページの要素をブロック化しており、ブロックをドラッグ&ドロップすることで簡単に要素の入れ替えを試せます。
またページを見たまま編集できる「ページ編集機能」やドラッグ&ドロップで簡単にフォームを作成できる「フォーム管理機能」など、Webの知識がなくても担当者ベースで施策が可能です。
機能詳細をまとめたサービス資料はこちらからどうぞ。
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