Webサイトの種類一覧|各サイトの目的・役割と制作のポイントを解説
Webサイトの種類一覧|各サイトの目的・役割と制作のポイントを解説
Webサイトにはさまざまな種類があり、目的に合ったサイト制作を行わなければ思うような成果を得られません。
そこで本記事ではWebサイトの種類と役割、制作のポイントを解説します。
サイト制作の目的やゴールについても触れていますので、Web制作の具体的な計画を立てていきたい方はぜひ最後までご覧ください。
Webサイトとは? 設定されやすい3つの目的例とゴール
Webサイトとはインターネット上で情報を発信するページやその集合体のこと。企業はWebサイトを制作することで下記3つの目的を達成できます。
信頼性・認知度の向上
顧客の獲得
人材採用
1. 信頼性・認知度の向上
Webサイト制作の第一の目的となりやすいのが信頼性・認知度の向上です。
どれだけ良い製品・サービスを提供していても、企業の信頼度や認知度が低ければ顧客を獲得できません。そこでWebサイト上で会社や製品・サービスの紹介を行うことでユーザーに見つけてもらい、認知度を高める狙いがあります。
ただし企業サイトは会社の情報を掲載するだけでは十分ではありません。デザインが古い、情報がわかりにくい、誤った情報を掲載しているWebサイトではかえって信頼性を失います。企業サイトは安全であることはもちろん、清潔感のあるデザインと読みやすい文章を心がけましょう。
2. 顧客の獲得
Webサイトを活用すれば新たな顧客を獲得することも可能です。ECサイトを開設すればユーザーは店舗に足を運ぶことなく商品を購入できるため、商圏を日本中、世界中に大きく広げられるでしょう。
またBtoB企業のように直接顧客を獲得できない場合でも、見込み顧客(リード)を獲得することで営業活動につなげられるケースもあります。ウェビナーの開催やユーザーのニーズを押さえた資料を用意することで企業名や連絡先を獲得し、営業を行うことも可能です。
関連記事:リード獲得とは?オンラインオフライン別獲得方法と事例について解説
なお、リード獲得についてより詳しく知りたい方に向けて無料資料「リード獲得ロードマップ」を用意しました。リード獲得のメリットや方法について初心者の方でもわかりやすく解説しています。ぜひ下記より無料でダウンロードし、オンライン上で新規顧客を獲得するための施策を検討する際にご活用ください。
3. 人材採用
人材採用のためにWebサイトを制作する企業も多く見られます。
あらゆる業界で人材難が加速しつつあるなか、Webサイトを通じた人材採用は今やスタンダードな取り組みです。またコロナ禍によりオンライン面接やオンライン説明会が活発化したこともあり、採用活動のオンライン化は今後さらに進んでいくでしょう。
今後はWebサイトに採用ページを設けるだけでなく、業務内容や社員・オフィスの紹介など、自社の魅力を上手く表現する工夫が求められます。
Webサイトの12つの種類と役割
Webサイトにはさまざまな種類があり、それぞれ目的や役割が異なります。ここではWebサイトの12つの種類の解説に加え、基本のコンテンツ・制作のポイントを紹介します。
コーポレートサイト
採用サイト
ECサイト
ランディングページ(LP)
オウンドメディア
サービスサイト
ブランドサイト
キャンペーンサイト
会員向けサイト
記念サイト
社内インフラサイト
ポータルサイト
1. コーポレートサイト
コーポレートサイトは企業の公式サイトとも呼ばれる「会社の顔」となるサイトです。会社概要や提供しているサービス・製品などの紹介を掲載し、企業の看板あるいは名刺としての役割を担います。そして時にはブログや広報まで、幅広い情報を載せられるサイトです。
特に創業したばかりの会社は、自社を広く知ってもらうためにもコーポレートサイトを制作することを推奨します。
関連記事:コーポレートサイトとは|必要な構成要素や失敗しないポイントを解説
基本のコンテンツ
基本情報
会社概要
サービス・製品紹介
企業理念・ビジョン
IR情報
お知らせ・ニュース
お問い合わせ先
個人情報保護方針
サイトマップ
採用情報
お客様の声・事例
よくある質問・FAQ など
追加したほうが充実するコンテンツ
- 代表あいさつ
- 社員紹介
- 沿革
- 企業理念・ビジョン
- プレスリリース
- 実績
- ブログ記事などのお役立ちコンテンツ
- 資料ダウンロード
- お客様の声・事例
- IR情報
- サステナビリティ
- CSR活動
制作のポイント
企業について調べるユーザーが、まず最初に訪れるのがコーポレートサイトです。そして一般ユーザーだけでなく顧客や株主、求職者などさまざまな方が訪れます。したがって第一印象はとても肝心なため、常に最新の情報を掲載することで企業の信頼性を向上させることが重要です。
また、どのような立場の方でも求めている情報にすぐにたどり着けるよう、ユーザー目線のUI/UXデザインを実装しましょう。デザインを考える際は、自社のイメージに合ったカラーやフォントを選ぶのがポイントです。例えば、医療系の企業であれば清潔さがある白を基調にするのが良いでしょう。企業の独自性が反映されたデザインのコーポレートサイトは自社のブランディング強化と競合との差別化に繋がります。
なお、無料配布資料「失敗しない!コーポレートサイトリニューアル-費用、工期、制作の流れまで丸わかりマニュアル-」では会社の顔であるコーポレートサイトを刷新したい際に知っておくべき費用や制作フローを網羅しております。社内外の関係者に向けて自社の情報発信やブランディングを行えるサイトにしたいとお考えの担当者の方はぜひ下記より無料でダウンロードして参考にしてください。
2. 採用サイト
採用サイト(リクルートサイト)は採用活動に特化したWebサイトです。
採用サイトの目的はターゲットを求職者に絞り、企業の魅力を発信することです。求人サイトでは掲載しきれなかった企業の情報を伝えられるため、入社後のミスマッチを回避できるメリットがあります
中にはコーポレートサイトの中に採用情報を掲載している企業もありますが、本格的に採用活動を行いたい場合は独立した採用サイトを制作することが効果的です。
関連記事:【2022年】お手本にしたい採用サイトのデザイン事例20選
基本のコンテンツ
基本情報
募集要項(職種や待遇など)
選考フロー(求人スケジュール・求人に関するイベント)
企業情報
社風・カルチャー(自社の魅力、求める人物像など)
業務内容
職場の環境
個人情報保護方針
プライバシーポリシーなど
追加したほうが充実するコンテンツ
- 社員紹介・インタビュー
- キャリアアップのイメージ
- 職場の環境
- 福利厚生
制作のポイント
採用サイトを制作する際は、自社の魅力、求める人物像、待遇、そして応募要件はマストで記載しましょう。これらのコンテンツをリクナビやマイナビといった求人サイトからの転載にすると、ユーザーに「内容が薄いな」と思われてしまうため可能な限りオリジナルで制作するのが効果的です。
しかし採用サイトを開設しても、応募数が急に増えることはありません。採用サイトはあくまで「他の求人サイトで自社を知った候補者に応募をひと押しするためのサイト」だと認識しましょう。つまり下記のような流れを意識して採用サイトを設計することが重要です。
- 求人サイトで自社のことを知る
- 興味を持って会社のことを検索し、採用サイトを訪れる
- 自社の働き方や理念に共感し応募する
魅力的な採用サイトにするためには、仕事内容だけでなく、求職者が企業で働くイメージが湧く具体的な情報を掲載しましょう。たとえば仕事風景やオフィスの写真、先輩社員へのインタビュー、一日のスケジュール、そして研修制度の紹介などのは具体性があるコンテンツは候補者の応募への後押しとなります。
詳細な制作ポイントは無料配布資料「求職者からの応募が集まる採用サイトのつくりかた」にて解説しております。媒体掲載以外の採用経路を増やしたい、採用コストを抑え、自社と相性の良い人材を採用したいとお考えの担当者の方はぜひ下記より無料でダウンロードして参考にしてください。
3. ECサイト
ECサイトとはインターネット上で商品を販売するためのWebサイトのことです。
Eコマースやネットショップとも呼ばれます。検索流入に加え、他のWebサイトやSNSと連携することで外部からの流入も見込めます。さらにECサイトは24時間365日取引できるのも大きなメリットです。
基本のコンテンツ
商品情報
ショッピングカート
決済フォーム
顧客レビュー
よくある質問
プライバシーポリシー
免責事項(特定商取引法など) など
制作のポイント
掲載商品はカテゴリ分けし、ユーザーが商品を見つけやすいようにしましょう。さらにユーザーの離脱を防ぐために、商品ページから会員登録、そして購入までスムーズに行えるように導線を設計することが肝心です。
またECサイトではクレジットカード番号などの個人情報を扱うため、万全なセキュリティ対策も重要です。これらの機能を搭載したサイトを作るには費用も時間もかかります。そのため、コストを抑えたい場合は楽天やAmazonなどのモールサイトを利用することも手段の一つです。
一方で自社のECサイトを持つことで、自社の雰囲気に合わせたデザインを適用できたり企業情報とつながりを持てたりと、メリットもたくさんあります。あるいは顧客レビューやおすすめ商品の提案、特典などのコンテンツを充実させる事で、顧客のエンゲージメントやロイヤリティを高められます。さらに顧客の行動データや購買履歴などのデータを収集・分析できるためマーケティング施策にも効果的です。
4. ランディングページ(LP)
ランディングページ(LP)とは、商品やサービスの販売、お問合せ獲得などユーザーからのアクションを得るために、商品・サービスの紹介を1ページにまとめたWebサイトのことです。
ランディングページの特徴はユーザーのアクションに特化しているため、申し込み・お問い合わせ以外のリンクを排除している点です。サービスサイトが「Web版のカタログ」とするなら、ランディングページは「Web版のチラシ」と考えてください。
ランディングページは、インターネット広告(リスティング広告やSNS広告)と一緒に活用されるケースがしばしばあります。そのため、
- インターネット広告を経由してランディングページを訪問
- ランディングページで商品やサービスをアピール
- 購買・問い合わせ
という導線設計が一般的です。つまり「広告を使って、短期集中で集客をしたい」という場合に効果的なサイトと言えるでしょう。
関連記事:ランディングページ(LP)とは?作り方やホームページとの違いについて解説
基本のコンテンツ
商品情報
利用者のメリット
エントリーフォーム
問い合わせフォーム
利用者の声
公式SNS など
制作のポイント
ランディングページ(LP)ではユーザーが申し込みをしやすいよう、入力フォームを最適化しましょう。項目の数やエラーが多いフォームでは成約率が大幅に下がってしまうため、なるべく手軽に入力できる内容にまとめることが大切です。
またランティングページは、たったの1ページでユーザーにアクションを起こすよう促さなくてはなりません。そこで重要なのが正確なターゲット設定です。年代・性別はもちろん、どのような悩みを持っているかなど、ターゲットのペルソナを細かく落とし込みましょう。ここで綿密にターゲット設定ができれば、より刺さるキャッチフレーズを生み出すことができます。
さらにユーザーのアクションを後押しするには、下記の内容を入れると効果的です。
- 商品・サービスの魅力
- 利用することで得られるメリット
- 実際の顧客の声
- 価格・利用の流れ
なお、より詳しくランディングページの作り方を知りたい方に向けて無料配布資料「ランディングページ制作・最適化マニュアル」を用意しました。ランディングページに最適な構成やコンバージョンをより獲得するための改善点について網羅的に解説しているので、ぜひ下記より無料でダウンロードし、売上に直結するランディングページの制作、運用にお役立てください。
5. オウンドメディア
オウンドメディアは企業が情報発信を行うメディアのことです。
集客が目的であるという点ではランディングページと同じですが、オウンドメディアは中長期的な集客効果が期待できます。またランディングページとは異なり、広告費用が不要です。ユーザーに有益な記事コンテンツをオウンドメディアで発信することで検索エンジンからのユーザーを獲得でき、リード獲得につながります。
そして コンテンツが積み上がっていくと、継続的な集客効果を出すことも可能です。また、ユーザーに向けてしっかりした情報発信を行うため、質の高い顧客を獲得することができます。ただし、検索数の多いキーワードで上位表示するにはSEOを意識したコンテンツ制作が不可欠です。
なおオウンドメディアは、採用にも効果的です。自社の雰囲気を伝えるためにメンバーの紹介などをブログで発信することで、候補者に自社の魅力を理解してもらえます。
関連記事:オウンドメディアとは|作り方や運用のコツを解説【事例についても】
関連記事:オウンドメディアのSEO対策|制作から運用まで徹底解説
基本のコンテンツ
記事コンテンツ
記事検索
おすすめ記事特集
商品・サービス紹介
ホワイトペーパー・資料のダウンロードなど
制作のポイント
オウンドメディアの目的はユーザーとの関係性を構築し、自社への信頼性や愛着を高めてもらうことです。つまりユーザーが求めている情報を提供することが重要です。商品の過剰な宣伝・売り込みは避け、ユーザーファーストの情報を発信しましょう。
例えばユーザーの悩みを解決する記事も良いコンテンツの一つです。このようにユーザーのインサイトに刺さるコンテンツを制作するためにも、しっかりターゲット設定を行いましょう。またWebサイトの評価を上げるためにも、コンテンツ発信は継続的に行うことが求められます。
なおSEO対策を考えるならユーザーが検索するであろうワードを分析し、そのワードで検索順位の上位に掲載されるようなコンテンツを制作するのも手段の一つです。あるいは連載企画やインタビュー記事を制作して、ユーザーにファンになってもらう方法もあります。
また、自社でコンテンツを更新し、運用したいと考えている企業向けに無料配布資料「オウンドメディア運用インハウス化マニュアル」もご用意しています。社内でどのような体制を整備すべきか、実際の業務フローなどを解説しています。ぜひ下記より無料でダウンロードし、失敗例を参考に、貴社にあった運用方針を検討することをおすすめします。
6. サービスサイト
サービスサイトとは商品・サービスなど企業の事業内容のPRに特化したWebサイトのことです。
特にマーケティングを強化したい特定の商品・サービスがある場合や、企業の事業内容が多岐にわたる場合に効果的なサイトです。商品・サービスごとにサイトデザインを用意することで、ターゲットに最適なデザインや情報を用意できます。
場合によってはコーポレートサイトと統合して運用していることもあります。商品・サービスの内容とターゲット層を見極めつつ運用方法を決めるのが適切でしょう。
関連記事:サービスサイトを作るメリットや必要な構成、事例などを紹介
基本のコンテンツ
商品・サービスの紹介
機能/スペック
導入実績/制作実績
料金プラン
お役立ち資料
相談・問い合わせフォーム
ニュースリリース/最新情報
ブログ/オウンドメディア
セミナー/ウェビナー情報
よくある質問/FAQ
個人情報保護方針/プライバシーポリシー
利用規約 など
制作のポイント
サービスサイトを作成する際に重要なのは、どんなターゲットにどの商品を提示してどのようなアクションを取ってもらいたいかを明確にすることです。ターゲットを絞る際は性別や年代の他にも、どのようなインサイトをもった人物かまで落とし込みましょう。
そしてターゲットとなるユーザーにどのようなアクションを取ってもらいたいかについては、例えば下記のような内容が挙げられます。
- 来店促進
- お問い合わせ
- 資料請求
- セミナーの参加
- 商品やサービスの購入
商品・サービスの購入までつなげるためには、サービスサイトに購買ページやお問い合わせフォームを用意しておきましょう。また商品やサービスの特徴やメリットや、他社との比較表やお客様の声などの「ユーザーが知りたがっている内容のコンテンツ」は、購入を後押しする材料として効果的です。
サービスサイトもSEO対策をしたりやリスティング広告を出稿すれば、より広い集客効果が期待できます。また製品やサービスについて最新情報がある場合は、積極的に掲載しましょう。これにより、頻繁に更新されているサービスサイトであることをアピールできます。
なお、より詳しくサービスサイトの作り方を知りたい方に向けて、無料配布資料「サービスサイトのつくりかた」を用意しました。こちらの資料ではサービスサイトの役割や集客力を高める方法、必要なコンテンツについてより詳細な解説をしています。ぜひ無料でダウンロードし、制作時のマニュアルとしてご活用ください。
7. ブランドサイト(ブランディングサイト)
ブランドサイト(ブランディングサイト)は特定の商品・サービス・ブランドの紹介に特化したWebサイトです。
サービスサイトと異なる点は、会社の魅力やコンセプトを重視する点です。ブランドサイトを開設する理由は、消費者の中には「商品やメーカーに対するイメージが良い商品を選ぶ」という方もいるからです。そのためサービスサイトは印象的なコピーライティングや目をひくビジュアルを用いることで、イメージ戦略にもよく活用されます。
基本のコンテンツ
基本情報
商品・サービスの紹介
企業理念
商品・サービスによって得られる価値
機能/スペック
導入実績/制作実績
料金プラン
商品・サービスのコンセプト
個人情報保護方針/プライバシーポリシー
利用規約 など
追加したほうが充実するコンテンツ
- ブランドメッセージ
- コンセプトコンテンツ
- ストーリーコンテンツ
制作のポイント
ブランドサイトの目的はブランドの価値を高めることです。そこでブランドメッセージや、コンセプトコンテンツ、ストーリーコンテンツでユーザーなど、ユーザーの情緒に訴えかけるコンテンツがおすすめです。あるいは商品やサービスによって得られる価値やライフスタイルの変化などを訴えかけるとよいでしょう。
また企業のコンセプトや理念などを落とし込むことで、企業のブランディング力向上にもつながります。
関連記事:ブランドサイトとは? 目的と制作手順、コーポレートサイトとの違いを解説
8. キャンペーンサイト
キャンペーンサイトとは、新しい商品やサービスが発売される際のキャンペーン用のWebサイトです。店舗だけのキャンペーンよりも広くユーザーに商品やサービスを認知させることができます。またキャンペーン期間中にインターネット広告やSNS広告と連動させる事で、高い集客効果を出せます。
基本のコンテンツ
- 製品・サービスの紹介
- キャンペーンの詳細
- 参加フォームやエントリーの詳細
- プロモーションビデオ
- SNSとの連携
- 個人情報保護方針/プライバシーポリシー
- 利用規約 など
制作のポイント
キャンペーンサイトのメリットは充実した製品・サービス紹介やプロモーションビデオなどでキャンペーンを盛り上げられることです。例えばテキストだけでなくアニメーションを用いたり、ページを遷移する際に見栄えの良いエフェクトを施すと、サイトを訪れたユーザーにワクワク感を与えられます。
なおキャンペーンサイト公開期間は限定されているため、リリース日を厳守するために綿密なスケジュール管理をしましょう。
9. 会員向けサイト
会員向けサイトは、会員登録したユーザー向けのWebサイトです。会員サイトを開設する目的は会員ユーザーとのエンゲージメントやロイヤリティ向上です。なぜなら会員が自社のファンになってくれれば、製品やサービスの継続利用に繋がるからです。例えば会員特典を提供して会員に特別感を与えたり、コミュニティの場を提供して会員同士のコミュニケーションを活性化したりすることもできます。
基本のコンテンツ
- ログイン・ログアウト機能
- マイページ機能
- 記事コンテンツ
- 会員限定コンテンツ
- コミュニティやフォーラム
- お知らせ
- 会員登録フォーム機能
制作のポイント
会員向けサービスで重要なのは、会員ユーザーが自社の製品やサービス、ブランドを好きになってくれるコンテンツを提供することです。そこで会員ユーザーがどんな人物なのかペルソナを作成し、彼らが求めるコンテンツを発信しましょう。
また、会員ではないユーザーに対して会員向けのメリットを伝えることも重要です。そのためにログインしないで閲覧できるコンテンツを設けるのが、会員を増やすコツです。
10. 記念サイト
記念サイトとは、製品やサービスの周年記念を知らせるためのWebサイトです。記念サイトを制作すれば、これまでの感謝の想いをユーザーや取引先、従業員に伝えられます。
これにより記念サイトは顧客ロイヤリティの向上にも繋がります。周年イベントをWeb上で盛り上げることで、ユーザーとの繋がりも強固になるでしょう。
基本のコンテンツ
- 代表メッセージ
- 企業の未来に向けてのビジョン
- 周年記念ロゴ
- 特集コンテンツ
- 記念動画やアニメーション
- 企業年表
- キャンペーン
制作のポイント
記念サイトは、いかに周年記念を盛り上げるかが重要です。そこで、企業のあゆみを振り返り、未来に向けたビジョンを提示することで、今までの業績をアピールしましょう。
11. 社内インフラサイト
社内インフラサイトとは、社内の告知やツールの活用方法を集約した社内の社員用Webサイトです。制限がかかっているため、外部からは閲覧できません。
社員インフラサイトの目的は社内情報です。例えば、人事異動や社内連絡事項など重要なお知らせを掲載します。あるいは掲示板を設けて、社員同士のノウハウ共有にも活用する場合もあります。
基本のコンテンツ
- ログイン・ログアウト機能
- 社員情報
- 社員検索
- ドキュメントやファイル共用機能
- 社内コミュニティ
- お知らせ
- 社内ヘルプデスク
制作のポイント
お知らせ機能やヘルプデスクへの窓口があると、社員の業務効率化に繋がります。また従業員が求める情報に簡単にアクセスできたり、円滑なコミュニケーションが取れるようにサイト設計をすることが重要です。
12. ポータルサイト
ポータルサイトとは、Webページにアクセスする前に訪問するホームページのことです。GoogleやYahoo!などの検索エンジンがこれに該当します。その他に、飲食店なら「食べログ」や「ぐるなび」、美容院ならホットペッパービューティーもポータルサイトです。
基本のコンテンツ
- 検索窓
- 検索結果のコンテンツ
- タグ機能
- おすすめ機能
制作のポイント
ポータルサイトは検索機能が肝心です。キーワードで検索する以外にも絞り込み機能を搭載すれば、よりユーザーが使いやすいWebサイトになります。
ホームページのコンテンツのタイプ8つ
ホームページのコンテンツには下記のようなタイプがあります。
コンテンツのタイプ | 内容 |
単発タイプ | ・1記事で完結するコンテンツ ・速報記事やニュースのまとめ記事など |
連載タイプ | ・1話、2話と続けていくコンテンツ ・リピーター獲得向き |
追記タイプ | ・既存の記事に新しい情報を追記していくタイプ ・リピーター獲得やSEO対策が期待できる |
季節・歳時タイプ | ・バレンタインやクリスマスなどのイベントに合わせたコンテンツ ・高い集客効果が定期的に期待できる |
永続タイプ | ・情報更新しないコンテンツ ・教科書のような内容なので、自己啓発サイトに向いている |
辞書タイプ | ・特定のテーマに対して専門用語を解説していくコンテンツ ・網羅性が高いほど、安定した集客効果が期待できる |
インタビュータイプ | ・Q&A方式のコンテンツ ・読みやすいため、会社の商品に対する理解が深まる |
データタイプ | ・一つのテーマに関する調査結果を報告するコンテンツ ・サイトの専門性が高まる |
コンテンツのタイプは、どんなWebサイトを制作するかによって変わります。まずはWebサイトを制作する目的を明確化してから、どのようなコンテンツを制作するか決めるのが賢明でしょう。
Webサイトの種類を選ぶコツ2つ
どのWebサイトを制作すれば良いか迷う……という際は、以下の視点を参考にしてみてください。
- 自社の課題に合わせる
- 事業の優先度を考える
1.自社の課題に合わせる
どのWebページを制作するかは、事業目的によって変わります。例えば採用に課題を感じている際は、採用サイトを制作するのがおすすめです。あるいは集客に課題がある場合は、サービスサイト、商品サイトやECサイトを制作すべきでしょう。
このように、まずは「今自社が抱えている課題は何か」を抽出すると、自ずと最適なWebサイトは何かがわかります。
2.事業の優先度を考える
仮に複数のWebサイトを制作したい時は、事業の優先度に合わせて制作するWebサイトの順番を考えましょう。なぜならWebサイトの制作はコストも時間もかかるため、制作したいWebサイトに優先順位をつけることが肝心だからです。
例えばサービスサイトとブランドサイトの両方を作りたいとしましょう。ここで重要なのが、企業の成長段階です。もし製品やサービスの売り上げが伸び悩んでいる場合は、まずサービスサイトを作りましょう。あるいは製品・サービスの認知度はあるので、ブランディングに力を入れたい場合は、ブランドサイトの制作が優先です。このように現状の企業の成長段階を見極めることで、課題解決に適したサイトが選べます。
Webサイト(企業サイト)の作り方3つ
Webサイト(企業サイト)を制作する際、下記の3通りの方法があります。どの方法も一長一短のため、自社に合う方法を検討しましょう。
すべてオリジナルで制作する
ホームページ作成サービス(CMS)を利用する
Web制作会社に依頼する
1. すべてオリジナルで制作する
HTML・CSSなどのコードを書き、オリジナルのWebサイトを制作する方法です。自由度が高く価格を抑えられます。
ただしCMSを使わず自分でコーディングするWebサイト制作は難易度が高く、更新作業に比較的手間がかかるというデメリットもあります。
2. ホームページ作成サービス(CMS)を利用する
ゼロからWebサイトを制作するスキルや時間がない場合、ホームページ作成サービス(CMS)を利用するのも一策です。
関連記事:CMSとは?導入によるメリットやデメリット、選び方を解説
CMSには「オープンソース型」「パッケージ型」「クラウド型」の3種類があるため、それぞれのメリット・デメリットで使用するCMSを検討しましょう。
■オープンソース型CMS
代表的なCMS | WordPress、Drupal、Joomla! |
メリット |
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デメリット |
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■パッケージ型CMS
代表的なCMS | Movable Type、ecbeing、Commerce21 |
メリット |
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デメリット |
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■クラウド型CMS
代表的なCMS | LeadGrid、ShareWith、BlueMonkey |
メリット |
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デメリット |
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なお、当サイトでは60個以上の主要CMSの中から厳選した42個のCMSをまとめたカオスマップを無料でご用意しました。こちらの表を見れば、自社の目的や課題に最適なCMSを選択することができます。ぜひ下記より無料でダウンロードし、貴社が制作したいサイトに適したCMS選定にお役立てください。
3. Web制作会社に依頼する
専門知識を持った人員が自社にいない場合や、プロに制作を依頼したい場合はWeb制作会社へ外注しましょう。Web制作会社に依頼した場合、簡易的なWebサイトならhtmlで構築するケースが、20ページ以上ある大規模サイトや日々の更新を前提としたWebサイトではCMSを導入して制作されるケースが多く見られます。またWeb制作会社がサーバーとドメインも設定してくれるので、大変便利です。
実績豊富なWeb制作会社であれば、サイト制作の目的・ターゲットのヒアリングから行ってくれるので、制作段階で方向性がブレることもありません。またWebの専門家に相談できるため、企業の課題解決に最適なWebサイト制作を任せられる点が最大のメリットです。
Web制作会社(ホームページ制作会社)の選び方は下記の記事でも解説しています。
関連記事:ホームページ制作会社の選び方|業者選びの後悔を防ぐ4つのポイントと注意点
おすすめのWeb制作会社は下記の記事で紹介しています。
関連記事:おすすめの大手Web制作会社18選|同業者が一覧で紹介
なお、制作会社に依頼する場合、制作するサイトの種類や規模、また制作会社の規模感によって必要な費用が左右されます。無料配布資料「サイトの種類・規模別の制作費用相場と事例まとめ」では詳細な費用相場とそれぞれの費用感で制作したサイト事例を紹介しています。
ぜひ下記より無料でダウンロードし、貴社の予算内で満足のいくサイトが制作できそうか、依頼前にイメージするためにご活用ください。
制作するWebサイトの種類は目的から選ぶことが重要
Webサイトは下記7種類に分類できます。それぞれの役割や得意分野を理解し、自社の目的を達成できるサイトを制作しましょう。
コーポレートサイト
採用サイト
ECサイト
ランディングページ(LP)
オウンドメディア
サービスサイト
ブランドサイト
キャンペーンサイト
会員向けサイト
記念サイト
社内インフラサイト
ポータルサイト
また、ホームページでリード獲得を目的としているなら、リード獲得に特化したCMS「LeadGrid」の活用がおすすめです。LeadGridでは資料ダウンロード機能やリード管理機能を搭載しているため、獲得したリードに対して適切な営業施策を走らせることができます。
さらにページを見たまま編集できるため、Web制作の専門知識は不要です。写真の追加などもドラッグ&ドロップの直感的な操作で完結するので、誰でもすぐに使うことができます。
すでにコーポレートサイト、サービスサイト、オウンドメディアなどさまざまなサイト制作実績があり、機能性だけでなくデザイン性の高さも強みです。
制作実績について詳しく知りたい方は下記無料配布資料をご覧ください。
現在、LeadGridでは無料デモも受付中です。「まずは使ってから検討したい……」という方は、14日間の無料デモをお試しください。
LeadGrid BLOG編集部は、Web制作とデジタルマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル集団です。Webの専門知識がない企業の担当者にも分かりやすく、実践的な情報を発信いたします。
Interview
お客様の声
-
採用力強化を目的に更新性の高いCMSを導入し、自社で自由に情報発信できる体制を実現した事例
株式会社ボルテックス 様
- # 採用サイト
- # 採用強化
- # 更新性向上
Check -
直感的な操作性・自由に構成を変更できる柔軟性により、理想のサイト運営が可能になった事例
株式会社フォーカスシステムズ 様
- # コーポレートサイト
- # 更新性向上
- # 採用強化
Check -
ロゴ・サイト・モーション、すべてのデザインに世界観を込めたリブランディング事例
circus株式会社 様
- # コーポレートサイト
- # 更新性向上
- # リブランディング
- # 採用強化
Check -
物流DX企業として信頼いただけるようなサイトデザインに刷新し、SEO流入も増加した事例
三菱商事ロジスティクス株式会社 様
- # コーポレートサイト
Check
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